『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あぁ、やっぱり
すごいなみんなは
どんどん置いてかれる
みんな前に、未来に
着々と進んでるのに
私だけ私だけが止まったまんま
いつまでもずっと
同じところにいる
どんどん差が開いて
いつかは見えなくなる
おいてかないでって言っても
誰も止まってはくれない
自分が進まないと
でも
踏み出すのはとっても勇気がいる
怖い、進めない
あぁ、やっぱり進めない
私だけが過去にとらわれている
私だけ
(本稿を下書きとして保管)
2024.7.18 藍
「次のお便りです。埼玉県の匿名希望さん。
【えっ待っマジウソちょっ信じられんのだけど!!
と最近テレビよりもSNS見た方が驚くニュースが飛び込んできます。
衝撃を受けるあまり、良いニュースも悪いニュースも関係なく目が潤んでしまいます。
これって私だけでしょうか?】
これは難しい問題ですね〜。そうですね〜。えーっと、多分、多分ですよ。
今日はもう早く寝てください。
そして明日からも早く寝てください。
リフレッシュして明日からもお仕事頑張ってね〜!」
『私だけ』
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ドラマや映画でみる登場人物の記憶はセピアかモノクロ。
ストーリー軸と過去軸を視聴者に分かりやすく示すためなんだろうか。
私はどんなに古い記憶でも、色も言葉も表情もカラフルに思い出せるんだけど。
いや、うん。普通か。
『遠い日の記憶』
私だけの口で息を吸って、
私だけの肺に空気が入って、
肺で吸収された酸素が、
食べたものを水と二酸化炭素に分解して、
そのとき生まれる私だけのエネルギーで、
私はこの瞬間を生きています。
なんて尊いのでしょうか、あなたも。
私だけ?
嘘つき
嘘だった。
優しさも
自分に向けられた笑顔も
優しい声も
何もかも
他の子にもそうなんでしょう
私は知ってる。
でも言わないよ
私、いい子だもん。
いい子は放ったりしないでしょ
知ってる。
だからいい子でいる。
だから、だからずっとこのままでいさせて
そして、
あなたが私だけを愛している
そんな夢を見させて
私だけHzが誰とも合わせられない話せる人などいない教室
みんなと同じじゃないと烈火のごとく怒って排斥するくせに、みんなが特別扱いをされることを願っている。
平均的で、一般的で、フラットな世界の中で、自分だけが選ばれるのを心の中で望んでいる。
みんなが不平不満や日々の愚痴をこぼす中、いつか誰かが自分を見つけて、「あなたは特別だ」「あなたはすごい」と賞賛してくれるのを待っている。
SNSやネットのツールがこれだけ流行っているのもきっとこれが理由だろう。「私だけに向けられる」賞賛が目に見える形で表れる。承認欲求を満たすのに、こんなに便利なツールは無い。
かくいう私も。
毎日同じような業務の繰り返し、ストレスだらけの人間関係。それらから逃げるようにネットの世界に飛び込んで、自分の好きな世界を、好きなものを表現する。そこで貰う「いいね」は私だけのものだ。
顔も見えない世界で送られる小さなハートのマーク。
顔も知らない誰かがくれた、小さな、けれど尊い気持ち。この通知が来るだけで、私は多分明日も生きていけるのだろう。
END
「私だけ」
どうして私だけ
どうして私だけ
何度思ったかわからない
わかってる
自分しだいだって
もっと みんな がんばってる
でも
私はみんなにはなれない
みんなも私にはなれない
私らしく生きるために
降りかかるものさえ味方にして
今日を生きよう
私だけ
この物語は、私だけの秘密の物語
毎日少しづつ書いては色をつけていく
まだまだ人に見せられるものではない
だから今はまだ、私だけのもの
いつか他人に見せられる日が来たら
この物語はみんなのものになるのかな?
それとも結局誰にも見向いてもらえず
知ってもらうこともできないのかな?
今はまだ、私だけが楽しければいい
だけどいつかは
私だけじゃない
みんなが楽しめる物語を書きたい
私だけあるものはほとんどない
私だけないものはたくさんある
いつもないものばかりをねだってしまう
ないものは羨ましく思うし輝いて見える
でも私が持っているものを本気で愛せているだろうか
ないものに目を向けているということは
あるものに目を向けてないということだ
私の持っているものを愛そう
他の人が持っていたっていい
何を持っているかじゃなくて
持っているものに向き合えているかどうかだ
私だけ
私は君が私にだけ見せる姿が大好きなの
みんなの前では強く当たるけれど2人きりの時はとても甘えん坊
私だけが知ってる特別な君
こんなに可愛い君は私だけのもの
私だけ独りぼっちだ。クラスからもネットからも家族からも社会からも。
みんなみんな、私を避けて通る。
ノリがわからないとか話しにくいとかそんなんなんだろうなとは思っているけれど、きっと僕は大きな大きなゴキブリのようで。
誰からも理解されず独り生きている。
ねぇ、あなたは私を美しいといってくれる?
私は愛するよ
「私とあなたふたりぼっちだ。」
私だけ
私だけがいいの。
サファイアの表面がぎらりと光る。
それの周りにはヒトツバタゴを形どって硝子で作られたアーチがかかる。
私だけがいいの。
それを纏うのは私だけがいいの。
それが似合うのは私だけがいいの。
私だけ。
私だけがいいの。
美しいそれを身にまとって快楽にしたるのは、私だけがいいの。
水面に指を少しだけ触れさせるのも私だけがいいの。
美しさを独占して噛み締めてみて。
誰にもこの気持ちをあげたくないはずなの。
私だけがいいの。
私だけ。
#12
作品No.109【2024/07/18 テーマ:私だけ】
何もかも
うまくいかない
何をやっても
うまくいかない
ずっとずっと
そんな感じなのは
私だけ?
私だけ
優しすぎるあなたがイヤ…誰にでも親切で、さり気なく気遣い出来て、言葉も優しい…
本当は、私以外の誰かに、優しくして欲しくない…全て、私にだけ向けて欲しいから…
でも、あなたを好きになったのは、その、誰にでも優しいところ…
でも、知らない誰かが、勘違いして、あなたに恋してしまうのが、怖い…
奇跡の出逢いなのに、あなたが他の誰かと付き合うなんてイヤだから…
私だけかも知れませんが、、
座禅をしてから目をつぶり、血液を頭頂葉に
集中する様にイメージし、両手を挙げ息を
ゆっくりと吸って吐いて、3回繰り返すと、
、、、
1センチ位、宙に浮く事が出来ます。
宙に浮いている間は宇宙と交信する事ができ
て、自分が今後何をしたらよいか、メッセー
ジが届きます。
ただ、私が宙に浮かぶ姿は誰も見た事が無く
動画とかを撮ろうとすると失敗します。
私だけ
初めて会った時、この世にこんなタイプの人がいるんだと驚いた。
彼は私と同じ人見知り。だけど誰よりも優しくて話してると癒されてた。
唯一2人きりで話せる掃除の時間。
でも今日は邪魔が入った。
隣のクラスの佐藤さん。彼にコソコソと顔を少し赤らめながら伝えてる。
(あーあ、彼を好きなのは私だけでいいのに。)
お題 〈私だけ〉
〝━━くんって少し変わってるよね、〟
〝授業もよく参加していないし…〟
〝授業中寝てるよね〟
彼は変わっている
˹私だけ˼が本当の彼を知っている。
〝いつも人を睨んでいて怖い〟
それは彼は緊張しているから。
〝授業に参加していない〟
体が弱い妹ちゃんの世話をしているから。
〝授業で寝ている〟
家事育児をしていて疲れているから。
彼は強面な見た目に反して甘いケーキが好きなことも
猫が好きなことも、
勉強が出来ることも、
本当は皆と仲良くしたいことも、
優しいことも。
私だけが知っている。
私だけが知っていればいい。
『私だけ』
僕は昔から他人の様子を伺う癖がある。手を力強く握っている人は、もしかしたら肩に力が入って緊張しているのかもしれない。逆に、大きく足を開き、胸を張っている人は少し横柄な性格なのかもしれない。そういう風に他人を観察する癖がある。
この癖を持った理由は自分でも正直分からないが、もしかしたら生い立ちに関係しているのかもしれない。小さい頃に僕の父親と母親は離婚をした。幼かった僕は戸惑った。しかし、別に悲しいとは思わなかった。離婚の理由は父親の暴力だった。僕は四人兄弟の三番目で、離婚した当時は小学一年生になったばかりだった。暴力は基本的に僕と僕の兄が標的だった。涙を流す日々が続いた。なので、離婚を聞いた日は正直に言うと嬉しかった。あの人ともう会わなくて済む、と。
それ以来、僕は他人の顔色や仕草を伺う癖が身についた。
ある日、僕は派遣バイトをした。その時に、少し横柄で怖そうな男の人が仕事を教えてくれた。僕は仕事を聞くのにも躊躇うほど恐怖を感じた。しかし、意を決して話しかけてみることにした。すると、案外笑顔の絶えない愛嬌のある人だった。人物像とは一見の印象だけでは分からないと、その時に思った。
「私だけ」
最近、車でラジオを聴くようになった。
一人ぼっちだった時間がふいに繋がるのが心地よい。