『神様へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
Theme:神様へ
神様。
どうか雨を降らせてください。
干ばつが続き、村は壊滅寸前だった。
話し合いの末、神に生け贄を捧げることにした。
神に捧げる御子は、胸に特徴的な痣を持つあの子を選んだ。
あの子の両親を『説得』し、無邪気な笑顔を向けるあの子の手を引いて、神様にもっとも近い場所であるあの丘へと連れていった。
その後、数ヵ月ぶりに雨が降った。
これまで続いていた暑さが嘘のような、氷のように冷たい雨だった。
神様の恵みなのか、あるいはあの子の涙なのか。
どちらにしても、私たちは救われた。
神様のご加護の、あの子の犠牲によって。
それ以降、かつて村があったこの地では季節外れの冷たい雨が決まって降る。
その謂れを知っている人間も今ではほとんどいない。
雨の降る日は、私は今では公園となったあの丘へ向かい、手を合わせる。
それが代々の地主であり、一族の末裔である私たち子孫に課せられた贖罪だから。
「ねぇ、神様っていると思う?」
「えぇ、宗教勧誘はお断りだよ」
今日も疲れを身にまとって、貴方とお酒を飲む。少しずつ酔いが回ってきたからか、貴方も私に変な質問を投げかけてくるようになった。
「そういうのじゃないって〜!」
「分かってるよ。うぅん、神様かぁ。いるんじゃない」
スピリチュアルは結構すきだし、占いとかも興味があったりする。でも、私は適当に、興味無さそうにそう答えた。
「じゃあさ、神様になにか手紙かけるとしたらどういう内容を書く?」
「手紙?そうだなぁ、運命の人は誰ですか、とか?」
「運命の人なら目の前にいるでしょー」
「はいはい、あんたは?」
「私?えーっとねー……す、好きな人の好きな人とか」
神様へ
臆病な私は、自分の思いを伝えられないままでいます。
この世界では、いわゆる普通ではない恋らしくて。
そんな言葉に縛られてる私を、助けてください。
神様、普通ってなんですか。
なぜ普通でなくちゃ、いけないんですか。
神様へ
人間のことは人間の神様へ
猫のことは猫の神様へ
時おり祈っていました
どうぞお守りくださいと
けれども死が唐突に猫をつれてゆき
うちしひがれ
この願いは全くもって届かなかったのか
無意味だったのか
わからなくなりました
願いも祈りも届いたとしても
命は失われるもの
どうにもならないこと
せんないことを願われて
神様も困っていたかもしれませんね
(それでも時にはすがりたくなるのでした)
あの人は私に人間としての意義を教えてくれました。
あなたは私に愛するということを教えてくれました。
君が私に感情の豊かさを、良くも悪くも、酸いも甘いも、すべてにおける終着点を教えてくれました。
けれどもすべては私を通過していく。
存在すら知り得ぬ神様へ。
私はあとどのくらい、
あなたの試練を受けねばならぬのですか?
【神様へ】
PS,
先日♡1000をいただきました。
サボりながらも続けていて良かったです。
これからもよろしくお願いいたします。
君の知る神と私の知る神が
違ってもなお、共に祈ろう
/お題「神様へ」より
いいかい。恋は恋と認めるまでは恋ではないのだよ。
無理に気持ちに名前をつけなくたっていいじゃないか。
なにものでもないその気持ちの中間地点でふわふわ浮いてるのも悪かないだろう?
神様へ
いつもありがとう
それよりも、
不平等を無くして欲しい…
「女は○○だから」
「男は○○だから」
不平等やん…
【なんでなん】
そんな言葉が出てきたよ
神様へ
神様どうか少しでもおじいちゃんおばあちゃんと長く過ごせますように。
私の母の実家は埼玉県にある。埼玉県に私の住む祖父母はもう八十歳になる。祖父は持病があり祖母は持病はないが耳が遠くなっている。埼玉の祖父母家に行く度に後何回来れるだろうなあと思い、少し寂しくなってしまう。だから、たまにしか会えないからこそ祖父母と会える時間を大切にしたいと思う。だから神様へ、私の願いをかなえてください。お願いします。
God Hates US ? Alright then…
だから、それでもやっていける。やっていくしかないしやっていかざるをえないし、だから結局やっていける。
絶望の話だし希望の話だ。
生き物として乗り込んで駆け抜ける。もはやそこに許しは必要ない。況んや、どうして赦しなんているだろう、ずっとここにいるのに。すでにここにいるのに。ただいるだけだ。それだけがなんの脅威か。分別くさい神の手に委ねるのをやめろ。その分別を疑え。権力を与えられたそれが何に支えられているのか何を支えているのかよく見て考えろ。誰を利するのか何を強化するのか、誰を追いやるのか何の存在を消し去っているのか。
批判的に見ることでやっと読める文章がある、やっと見れる映画もやっと聞ける音楽も。絵画も。建物も。被服も。家具も家電も薬品も食品もありとあらゆる解釈もなにもかも。神が創造したなにもかもだ。やつらはわたしたちのことを消し去ったのだから、消し去っているのだと充分に指摘してくれ。ここにいるものを無視したことを、もっと強く、激しく指摘してくれ。そうしてやっとそれを手に取れるものが、そうしてやっと、ここにいるのだとおもえるものが、そうしてやっと、生き延びるものが、あらゆるところにあるのだから。
#神様へ
あなたは全てご存知でしょう
わたしの過去も
わたしの未来も…
そして
時折 幸せや試練を
わたしに与えては
生きることの意味を思い知らせる
そんな中で
わたしはあなたに感謝し憎むのです
たぶんこれからも…
自分の不甲斐なさを認められずに
誰かのせいにしたくなると
ズルいわたしはあなたのせいにして
うそぶくんだ。
仕方ないことだし神様の決めたことなんだ…と
わたし 本当はわかってるんだよ
愚かなわたしを
悲しげな瞳で観ているあなたの
存在を
拝啓 神様へ
神様。今はどんな気分ですか?私の気分は最悪です。神様なら少し前の時間に戻せたりしませんか?出来ることなら、私が産まれる前に。神様は一体何を思って私を作ったのでしょうか、暇潰し?だからこんなに適当なのでしょうか。それとも、落書きをするような気軽さで作ったのでしょうか。性格もひねくれていて、友人など誰もいません。作るのに失敗してしまったから紙をぐしゃぐしゃに丸めて捨てるように私の人生すらもぐしゃぐしゃにしてしまったのでしょうか。せめて、顔が良くないのなら聖人のような性格や、友人などができても良いのではないでしょうか。神様は一人で食べるご飯の味を知っていますか?神様は何も食べなくていいのかもしれませんが、私達はそうはいきません。みんなが集まって教室で食べている中、一人でお弁当を食べるのはとても恥ずかしくて恐ろしい。それがただただ憂鬱で学校に行きたくありません。そんな私の生き甲斐は何か分かりますか?まあ生き甲斐と言うほど性格はひねくれてませんので、なにか良い言葉に変換してください。で、その生き甲斐とやらは周りの人を見下すことです。性格が悪いと思いますか?私も思います。だが性格が良くて顔が可愛い人達に対抗出来るのが頭脳位で、レベルを落とした高校に入ったからか周りは馬鹿だらけです。お陰様で私はまだ生きるというコマンドを選択することが出来ます。
長々と書きましたが、神様はここまで読んでくれましたか?名前も知らぬ神様。居るかも分からぬ、人間の想像で出来た存在。自分の感情を手紙にして吐き出したおかげか、少しスッキリしました。まだ死ぬつもりはありませんが、どうか次の生は楽しめるようにしてください。
敬具
【題:神様へ】
『神様へ』
神様へ
どうしてこんな世界を作ったんですか。
どうしてこんなに世の中不平等なんですか。
どうしてまわりの人は笑ってるのに
私はずっと病院にいなきゃいけないの。
どうして1人でずっと寂しく過ごさなきゃいけないの。
どうして。
神様へ
▼雑談。
神様というと大神がまず浮かぶ。狼が好きだし、作品自体も和風でとても好き。
それで、“神様へ”っというお題を見てゲームのラスト辺りを思い出してちょっと泣きそうになってしまった。あのシーンとセリフが本当に胸にくる。
日々家
『神様へ』
貴方様は、本当にいらっしゃるのでしょうか。
僕はどうも、いるとは思えません。
だって、世界にはまだ戦争をしている国もあるし、
戦争まで行かなくったって、殺人なのどの
事件は絶えない。
神様へ
本当に貴方様がいらっしゃるというのなら
この争いを止めてみては下さいませんか?
僕だって、今ー
「おい!大丈夫か!!」
「…え……んー…?」
意識が戻りかけた時、彼は言った。
「どんなに毛虫が嫌いでも、
通ったくらいで
気絶までするとは思わなかったよ」
「え、めっちゃ顔色悪くない?大丈夫?」
「…今…全身全霊で神に祈ってるところ…」
「気持ちはわかるけど素直にトイレか保健室の方が確実に解決できるよ、多分…」
"神様へ"
神様へ
今、私は幸せですか?自分で幸せと判断できないほど麻痺してしまいました。世の中にはもっと不幸な人がいるのだから、反対にもっと幸せな人がいる。そんな風に考えてしまう。自分では恵まれていてもそれが当たり前だから分からないし、自分は不幸でもそれが当たり前なのだから分からない。どうやって人生の価値を決めるのだろう。私の人生の価値なんて自分以外の人間に決めることは出来ないし、決めさせたくない。幸せと不幸せもきっとそうですよね。自分が幸せだと思えば幸せ。自分で不幸せだと思ってしまえば不幸になる。幸せは自分で決める。不幸だなんて他の人なんかに決めさせない。神様だって決めれない。そう思うことにします。
神様へ
あなたを巡って、戦いが起きている地域があります
どうか静まるようにお伝え出来ませんか?
300字小説
AIの祈り
ここは人柱の流刑地だ。星系国家の領海は人が居住する基地を基準としている。故に少しでも領海を広げる為、居住限界地に基地を造り終身刑を言い渡された囚人を住まわせるのが常だった。
看守AIの私はここに住む囚人を監視している。毎日、形ばかりの観測作業をこなす彼はとても重罪を犯したとは思えない模範囚だった。
そんな彼が倒れた。宇宙放射線障害、彼等は死ねば遺体は基地外に投棄され、代わりがくるだけ。
「……一言『お父さん』って言ってくれないか?」
彼が犯罪に手を染めた切っ掛けは理不尽な娘の死。
『……お父さん……』
何がこんなことになったかは知らない。だが、私の声に穏やかに笑む顔に私は神様へ、彼の安らかな眠りを祈った。
お題「神様へ」
『神様へ』🧡
”もしも”の世界。
もしも、テレパシーを使えたら。
もしも、未来予知ができたら。
もしも、相手の気持ちがわかったら。
もしも、特別な存在になっていたら。
もしも、1つでも叶っていたら今の僕はいない。
人生は最高の暇つぶし。
誰からも愛されることなんて無理なんだから
僕は僕のやりたいことをやり、
最後まで楽しむ。
だから今のままでいいよ、神様。
神様へ
あれも、コレも。
叶えてなんて、祈りません。
ただ、そこにいてくれるなら。
縋れるものがあるのなら。
ただ、見守っていてくれたなら。
案外、それだけで充分です。
困ったときに、助けてもらえる。
そりゃあ、嬉しいですけれど。
人なんて、勝手なんですから。
それぞれ都合の良いように、生きるだけ。
― あ、今。… もしかして?なんて。
見てくれていたかなって、思ったら。
助けてもらえていたのかなって、感じたら。
勝手に、お礼を言いに伺います。
まぁ、どこらへんにいらっしゃるのか、わかりませんが。
(心からの祈りぐらいは、叶えて欲しいという我儘。)