『神様だけが知っている』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
神様だけが知っている秘密
人間達には理解してはいけない秘密
唇らしき部位を動かし
言葉を発した
選ばれた人間だけがその言葉を聞ける
脳が認識し 心で理解する
選ばれた人間は深く、深くお辞儀をした。
満足そうで、これからを生きようと心に決めた顔を見せ、神に背を向け帰路につく。
「良かった」
人間は雨粒のようにぽつりと呟いた
首にぶら下げているネックレスを握りしめ
神の地を離れた
人間が聞いた言葉は
神が教えた言葉は
神様だけが知っている
お題『神様だけが知っている』
【神様だけが知っている】
神様だけが知っていることってあるのだろうか
そもそも、神様っているのかな
誰にも言えない秘密も
誰にも見られたくない涙も
神様だけが知っているならば
その神様は自分自身かもしれない
神さまは
お母さんから産まれてきたわけじゃないから
泣いたり
笑ったり
人を好きになったり
そういうことを
知る機会もきっと無かったのね
もしかしたら
神さまは
恵まれなかった人なのかもしれない
なにも知らなかったから、
なにも教えてもらえなかったから、
うれしいことや
かなしいことを
感じる機会すら与えられなかったのね
私と神様だけが知っている、本当の私。
何をして、何を思い、どうしたいのか。
他人にはわからない、本当の私。
他人には、私の発言・行動から私のことを理解するらしい。
おそらく、本当の私は他人には伝わっていないだろう。
きっと、愛される人はそのあたりの自己表現が上手なんだろうと思う。自分のことを他人に伝えるのが上手い。
他人は、その人のことが理解できるから、好感を抱きやすい。
きっと自己表現が上手い人は、頑張った人なんだろうと思う。
私よりも前に自己表現の大切さに気づき、何かしらの行動をしてきたんだろう。
そう思うと、周りの人の凄さに気づく。それと同時に、人それぞれなんだなということを改めて痛感する。
『神様だけが知っている』
私が生まれたときのこと
私が喋りだしたときのこと
私が歩き出したときのこと
私が友達を作ったときのこと
私が学校に通ったときのこと
私が恋をしたときのこと
私が結婚したときのこと
私に子供が生まれたときのこと
私に子供が尋ねたときのこと
「ねえ、こどものころにもどりたい?」
その瞬間、
私と子供が入れ替わったときのこと
東京のど真ん中の多くの人々が行き交う大通りから少し入った裏通りの館で、それはそれは多くの方々の人生を覗かせて頂いて来た者でございます
世の中には本当に様々な、大小それぞれの悩みを抱えた方が多くいらっしゃるもので、そんな方々のお蔭で私の商売も繁盛させていただいておりますことは、本当に有難いことでございます
こんな事申し上げるのは何でございますが、他人の不幸は蜜の味とは良く言ったものでございます…
さてさて、今日も朝からいろいろなお客様がいらしております
朝一番にいらした男性は、まあそれは横柄な態度の方で
「ここの占いは良く当たるそうじゃねーか 俺はこれから宝くじを買いに行くのよ どこの売り場の何番あたりが良さそうか占ってみてよ」
と、まあ何と図々しいことを!
こちらは預言じゃございませんので、
そんな質問の方には決まってこう申して差し上げますの
「運というのは一生に与える量が決っていると申します ですから、万が一宝くじ1等なんぞ当たった日にゃあ、一生分の運を使い切りますわよ
どんな事もほどほどがようござんすわよ」
と
もちろん、その方はプリプリ怒って帰られましたよ(笑)
(そんな事が分かれば、私が真っ先に買いに行くってーの)
次の方は、大変深刻な面持でいらっしゃいましたねぇ
何事も思い悩む質の方のようで
「先生、私はあと何年生きられるでしょうか? それが分からないと先へ進むのが恐ろしくて… 分かっていれば、色々とやり様があるじゃないですか?」
こういう方、結構多いんですの
ご自分の寿命を知りたがる方
でも、これは分からないから生きていけると言うものです
昔から、知らぬが仏と言うじゃありませんか
だから、そういう方には必ずこう申し上げますのよ
「あと、どれくらい生きられるではなくて、命尽きるその日までただひたすらにお生きなさい やりたい事があったら先延ばしにせず、とっととおやりなさい そうしている間にそんな事は気にならなくなるし、気がついたら、こんなに生きちゃったわ!って思えるようになりますよ」
(あんたがどれくらい生きるかなんて、私の知ったぁこっちゃない
それこそ、神様のみぞ知るってもんでしょ)
とかく世の中は皆悲喜こもごもいろいろなものを背負って生きているもので、
お陰さまで私の商売も今日も満員御礼でございます
『神のみぞ知る』
神様だけが知っている
私と貴方の一瞬の物語
貴方はあの時言ったわ
『ずっとそばにいる』って
約束、守ってよ…
どこにいってしまうの?
私は、貴方とそっちにいってはいけないの?
…答えてよ……
『神様だけが知っている』
神様だけが知っている、
私が死んだ理由。
生まれ変わるときに置いて来たけれど
覚えておけば良かったかもしれない。
私がこんなにも
あなたのことで頭を悩ませているなんてこと
多分神様しか知らない
『神様だけが知っている』
神様は存在するが
干渉できない
崇拝されるが
手は出せない
神様だけが知っている
あなたの行動が全てであることを
あなたが招いた現実であることを
#神様だけが知る
ふと将来の事を考える時がある。
未来の自分はどんな仕事をしているのだろう。
幸せなのだろうか。
大切な人に出逢っているだろうか。
これは神様と未来の自分だけの秘密だ。
神様だけが知っている
神様だけが知っていることってなんだと思う?
やっぱり生死のこと、好きな人と結ばれるとかって神様しか知らないよね。
そう思ったり思わなかったりするけど、
神様ってほんとに実在するの?
無神論者なんて言葉もあるし、神様はいるってそんなきっぱりとは言えないけど、私は信じてる。
だって、川の向こうにいたんだもん。
I'll write on my day off.
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「神は賽を振らない」といったのは誰だったか。
振りますよ。本人が言うのだから間違いない。
だってそうでしょう。
人間特にオスは戦争が大好きな生き物になってしまった。私はここまで欲望のための殺戮が好きな生き物になることを読めていなかった。
今日に至っても、楽園を追われた後のアダムとイブの2人にも、もっと干渉すべきだったのかと悩むこともしばしばだ。
今も戦争による大量虐殺によって、同時に最後の審判に送られてくる死者たちの順番を決めるため、神の力をセーブしてサイコロやクジを駆使しているのだ。
お題「神様だけが知っている」
神様だけが知っている 詩
君が将来仕事をするうえで
失敗が続いてしまっても
神様だけは知っている
君の諦めない姿を
挑戦し続ける姿勢を
神様だけは知っている
君が人一倍努力している事
自分を信じて突き進んでいる事
神様は今日も空から見てる
君の頑張る姿を
空からそっと
応援しているよ
[神様だけが知っている]
神様だけが知っている。未来の姿を、
私はいつ死ぬのだろうか?
早く死にたいと思った。今でも、たまに思う。
だけど、今は楽しくて面白い。
未来の姿の私もみてみたい。
今を楽しみながら、将来のことも考える。
神様だけが知っている
神のみぞ知る、というやつ。サンデーでそんな漫画があったな…えっちだった。それはともかく。
よくあるのは運命、というやつだろう。つまりこの先の未来で起こることがわかるってこと、なんだけど…僕は運命ってやつを信じていない。それってそもそも神様を信じてないってことなんじゃ?と思うかもしれないがそういうわけでもない。アマテラスやらキリストやらは信じていないけど。
僕が信じている神は心という神様だ。僕が今この瞬間の状況を理解して、そこになんらかの意識や感情があるということ。小さな細胞の集合体が、物理法則というシステムに縛られた中での活動で、ここまで多様な人々の心を生み出していること。人の心というシステムが知りたくて生物系の日本最先端の大学に入ったけれど、これには神の存在を認めてもいいかなと思わざるを得なかった。
人は自身の理解を超えているものに神と名をつける。僕にとっての「神のみぞ知る」とは、人の心という複雑怪奇なシステムのことをいうのだ。
神様だけが知っている
いや
俺も知っている
神様だけが知っている
神は俺に言った。
『勉強を沢山するべきだ』と。
俺は勉学に励んだ。頭の良い大学に行った。
神は俺に言った。
『人々の意見を世の中に反映させるべきだ』と。
俺は世界中を旅した。総理大臣になった。
神は私に言った。
『世界を平和にするべきだ』と。
私は世界各国の政治を整えた。世界は丸くなった。
「つまり私は、神のお告げを実行したのみであり、
…私という人間は何も無いのです。」
それを聞いた少女はすぐさま叫んだ。
「ねぇ、ママー!!?テレビのこの日本人、
やっぱり人間じゃないって!!」
“その神が一体何者なのか”については、
神様だけが知っている
いつどこで会えるのか
知りたいと思っていたけど
知ったところで
無理にその通りにするのも
なんとなく運命感が薄れそう
神様だけが知っている演出を
ただ楽しみにしていよう
『神様だけが知っている』
生まれて1ヶ月経つか経たないかの頃のわが子の写真が遺影として写真立てに収まっている。誰の手によるでもなく眠るようにしてまた神様の元へと帰っていったあの子のことと、普段はいるかどうかすら思ってもいなかった神様のことをいろいろと、ほんとうにいろいろと考えて、うちの子があんまりにもかわいいから神様は手放すのが惜しくなったのだろう、と私と妻は結論づけた。そうでもしなければ、前に進めないほどにふたりとも悲しみで疲れ果てていた。
誰のせいでもないことの理由は神様だけが知っている。遺影に向かってこっちもなんとか元気でやっている、と呟くと遠くに無邪気な笑い声が聞こえた気がした。