『神様だけが知っている』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
命は短し恋せよ乙女、か
確かに人間の生命は短い
長くて100年ってところ
私みたいに
何千年も生きられないから
愛おしい
私が今まで見下ろし見ていた
数々の告白や逢瀬などは
もうすっかり過去の出来事になり
土へ還ってしまった
いや 今は土へ還らず
灰になって天へ昇るのだったっけ
風習がころころ変わるのも大変ね
思えば 色々な恋模様があった
華やかであったり
いじらしかったり
切なかったり
あの時の皆はもういないけど
足跡は確かに繋がっている
人は一人の生命は儚いけれど
全体の歩みは著しい
少年と少女が
四角い薄い板を持って
楽しそうにしている
100年前とは 全然違う
でも 似たような光景もある
今 この瞬間に
少年が少女へ
想いを伝えたそうにしている
その度に私は
風に花びらをのせて
想いが実るようにと 祈る
それが私
花の神の
存在理由だから
ある街の話。
この街には神や妖怪といった所謂「人ならざるモノ」が存在していた。霊感のある者は勿論、とりわけ霊感の無い人間も神や妖怪の存在を認識しており、図書館や公民館で閲覧出来る郷土史にもたびたび神妖が登場する。
樹齢は推定千年ほど。
傍で告白をすると、春でなくても桜の花びらが舞い、告白が成功するという伝説。
そんな樹に宿る神の、独り言。
【神様だけが知っている】
神様だけが知っている
神様がちゃんといるってことを
だとしたら
それを知ると言う人間を
信じてもいいと思いますか
これからの未来で
嬉しくて泣いてますように
みんなが幸せな未来を掴みたい
なくならない争いも
なくなるときがくる
幸せはつまらないのかな
悲しみはスパイスなのか
それでも願う
みんな幸せであれ
みんなで笑い合いたい
神様だけが知ってる。
神様だけが知ってるのは
誰が好きか?
本当に好きなのは
誰なんだろ?
神様だけが知ってる。
心にも無いことを願う祈りとか
/お題「神様だけが知っている」より
段差がなく、凹凸もない。
坂もなければ、死角もない。
そんな平坦な道を歩いている時、誰にも見られてない場面で日に何度も躓いていること。
『神様だけが知っている』
私の未来は神様だけが知っている。
人間である私は時の流れに囚われている。私には過去と今しか見えない。
神様に聞けば私の未来を教えてくれるだろうか。
理性では神様の存在を信じていないのに、心のどこかで神様に縋ろうとしている。
私達"人"の運命は多分神様だけが知っているんだろう、。
いや、もしかしたら神様も知らないかもしれないね、
そんなクラスの陽キャ共の会話を聞いていた。
私はそうは思わないけどね。
私達それぞれの運命はそれぞれが決める。
だからこそ神様だって知るはずがない。
だって言うでしょ?私たちの人生絵と同じ。
一日一日が自分の好きなようにだんだん描かれていくんだから。
そしてその下書きに夜色を塗る。
過去を振り返ってそれに対して笑ってるんだから。
笑えない日でも人はそこに色を塗ってカラフルな世界を見る。
悲しくても人は人らしく笑わないといけない。
神様がいたとしても、何も変わらない。平和なんかない。
いじめに遭う人は毎日泣いてしまう子だって居るでしょ?
でも泣いたとしても夜一人になると今日を振り返る、だから色が塗られるんだ。神様が私達の人生を知っているならいじめになんか遭ったりしないと思うし、そもそも犯罪だって起きないと思うもの。
でも、もし。もしだよ、?
神様が私達人の人生を知っているなら何であの時、
私の両親を殺したの、?
何で助けてくれなかったの?
何で今この屋上に居る私を止めてくれないの?
もう、いいや。
バイバイ私。
バイバイ神様。
神様だけが知っている
神様だけが知っている、
この、世界という物語の結末を。
神様だけが知っている、
この、人生という物語の結末を。
教えてほしい、
とても気になって気になって考えてしまうから。
答えのない問題。
その答えを探してる。
神様だけが知っている。それはこの世界の真実だ。
私たちが何気なく過ごしているこの地球、「宇宙はどうやってできたのだろう」、「宇宙はどうなっているのだろう」「なぜ地球だけ空気があるのだろう」など様々な疑問が飛び交う中で神様はそんな人間たちを見て笑っていた「我ながらなんとかわいい生き物を作ってしまったのだろう」と。そう、この世界は神様たちが作った模型のようなものなのだった。
あなたが好きな人も
あなたの頭の中にいる人も
あなたの聞きたい声も
あなたが過ごしたい人も
全部全部神様だけが知っている
僕を裏切ったあの子を殺して僻地に埋めたことを神様だけが知っている。暗く冷たい土の中に居るあの子をいつまでも思い続けているのは禊じゃない。ただずっと片思いをしている。最後まで僕を好きだと言ってくれなかったから、あの子の最期をもらったんだ。これでおあいこでしょ。
神様だけが知っている
産まれてから今までの私の悪行、どこまでご存知なのだろう。
なんたって相手は“知らぬ存ぜぬ”が言い通せないお方です。
もう隠れることも言い逃れも出来ない。どーする?
ここは腹を括って素直に謝りましょう。
全身全霊で心を込めて。
「産まれてから今日までの悪行すべて申し訳ありませんでした。これからは心を入れ替え、人助けに精進します。どうぞお許しください。
でも聞いてください、あの時は仕方なかっ、」
アウトーend
神様だけが知っている
神様は知っているこれから起こることを
神様は知っている過去何があったのかを
神様は知っている犯した罪の数を
神様は知っている何もかもを知り尽くしている
神様はすべてを見ている
神様は悪行を善行をすべて見ている
だが神様は観るだけ
助けを乞うものを見ても何もしない
悪行を犯すものを見ても何もしない
善行なものを見ても何もしない
何も
#05 神様だけが知っている
あなたなんて大嫌い、だと口にした。その裏に隠した本音なんて、神様だけが知っていればいい。
強がりの意地っ張りなんてちっとも可愛くないのにね。
私には似合わないくらい、彼は優しい人だった。
ごめん、なんて今更だけど。
ほんの少し悔しいけれど、ちゃんと幸せになってね。元気で。
1000年後の地球に人類はまだいるのだろうか?
そもそも地球はまだあるのだろうか?
1000年後も世界がまだ続いているとして、人類がまだ生きているとして、それはどんな姿だろう?
地球はどんな星になっているのだろう?
それこそ神様だけが知っている、人類全体の命運なんだろうと思う。
人類が滅びる神話はあちこちにあるけれど、そのあと世界がどうなってるかの描写はあまり無いもんな。
神様、そろそろ教えてくれませんかー?
END
「神様だけが知っている」
お題「神様だけが知っている」(雑記)
キリスト教でもイスラム教でも神道でもない一応仏教徒なので、ととりあえず言いたくなってしまう。
神様だって所詮人間、とミクちゃんが歌うもので。
お天道様が見ている、なんて慣用句もありますし。
……キリスト教圏の人が「日本は宗教観があやふやなのになぜ殺人事件が少ないんだ」と疑問を抱いたという話を思い出した。出典不明。
「神はいない」という積極的な無神論者ではなくて、「触らぬ神に祟りなし」みたいな感覚だと思う。
「神はいないなんて論文を書いた覚えはない」が本音かもしれないけど。
江戸時代だったかに、キリスト教信者を炙り出す踏み絵ってのが行われていたと習ったけど、信者じゃなければ宗教的に大切にされているもの(磔刑のイエスの絵だっけ?)を普通の人は踏んづけたりするのか? が近年の疑問……。
……本題の「神様だけが知っている」で今思いついたのは「イエスも人間という事実」もしくは「イエスの本当の誕生日」だった。
まずイエスも人間という話。
どこかで「イエスは元々ただの伝道者。その発言は神の意志として重要視されたけれど、本人はあくまでも預言者で人間だった。神と同一視されるようになったのは後年の話」と聞いて驚いた記憶がある。(真偽不明)
だから『We are the world』で「We are the children」と歌う通りに人はすべからく神の子、というならともかく、イエスは神でもないし、イエスだけが神の子なのでもない。
イエスの本当の誕生日について。
昔、クリスマスの由来を創作の参考に調べた事がある。その時の記憶によると、当時欧州で広く信仰されていた宗教の、一年で最も重要な祭りが冬至だった。だからイエスの誕生日をその冬至の祭りと同じ日にした、という話。今でも欧州の一部では年明けにイエスの誕生日を祝うらしい。
……聖徳太子と同じ、馬小屋で生まれたと逸話が残っている辺りも眉唾物だと思っている。
ちなみに冬至は二十二日か二十三日頃。念のため。
キリスト教って「左の頬を叩かれたら右の頬を差し出せ」とかいう割に割と平気で戦争するから好きじゃない。交戦的な人が多く感じるのもきっと気のせいじゃない。
中学の時、歴史の試験で「参戦国を書け」と問題がよく出たのだけど、友人から「とりあえずイギリスとフランスを書いておけば間違いない」と教えてもらったのを思い出す。通知表に10と9が並んでいた幼馴染。(そして私を同人とBLの道に引き摺り込んだ仲の良かった友人)
近代史ならアメリカ一択だよね。フランスの信仰宗教は寡聞にして知らないけど、イギリスはイギリス正教会じゃなかったっけ。アメリカはカトリックとプロテスタントのどっちか知らない。
イスラム教でも神道でもないと書きつつキリスト教の話ばかりなのは、私の知識が偏っているせい。
古事記も日本書紀も興味はあるものの読んだ事がない。どちらかが史実に近くてもう片方は神話で、記紀(二冊まとめてこう呼ぶ)同士では内容に矛盾がある、らしい。
……日本には記述言語がなかったから、中国から借字するまで歴史が記録されなかった、と習った思い出。
「神様だけが知っている」で、天皇家の系譜から欠けた天皇が判明するのでは、と思った。昔の天皇には在位が二百年だか崩御が御年二百歳だかがいるらしいのだけど、間にいるはずの天皇が欠けた故の事態だと思っている。
間(はざま)天皇って名前の天皇がいた記憶がある。飛鳥時代だか奈良時代の話。
……キリスト教由来ゆえに西暦表記が死ぬほど嫌いなのだけど、皇紀元年っていつだ。また調べよう。初代である神武天皇の即位年か?
江戸時代辺りは元号がコロコロ変わっているけど、一人の天皇の御世は一つの元号と定める一世一元制が導入されたのは明治維新後だと知らない人がいて驚いた。
長寿の亀が献上されて縁起が良いとか天災が起きて縁起が悪いとかで変えていたらしい。パッと思い浮かんだのは安政の大地震だった。
さすがに貨幣の鋳造に不便だったのが理由の一つにあるのだろうけど。(明治時代にそれまで使われていた方法ではなく西洋から技術者と機械を丸ごと輸入している)
一分銀って江戸時代だったはずだし、貨幣の裏表を決めたのは昔から裏面に鋳造年を刻印していたから、と聞いたのはいつの時代の話なんだろう。
……神道と言いつつ天皇家の話に偏ってしまった。新約聖書も旧約聖書も古事記も日本書紀も読んでみたい。
イスラム教は本当に知らない。入信時に男性の信者二人が証人として必要なのってイスラム教だっけ?
コーランは本当に読んだ事ないし欠片も知らない。
……全体的にまさかの歴史の話で終わってしまった笑
#6『神様だけが知っている』
神様だけが知ってる。
悲しかったこと。
嬉しかったこと。
悔しかったこと。
頑張っていること。
たとえ誰かが認めてくれなかったりしても神様と私だけは自分のことを認めてくれると信じてる。
ナツキとフユト【31 神様だけが知っている】
ナツキがフユトの部屋にやって来た本当の理由も、インコがどこから飛んで来たのかも、フユトが忘れてしまっている遠い日のあのことも、神様は全部知っている
なんなら将来フユトが開くことになるカフェの店名も
だって神様だからね
神様の姿形なんか僕たちは知らない。
男なのかも知らないし。
そもそも人間の形をしているのかも知らない。
僕等の勝手な解釈で描いているだけ。
「その目も鼻も口も耳も眉毛も髪も輪郭も眼球も首も首筋も腕も指も胸も腹も肩も太腿もすねも足の指も背中も何もかも僕等の想像の範疇な訳で。まぁそれは致し方ないというか仕方ないというかもう何だというのか欠陥だらけの馬鹿な人間どもにそんな人間と同じような姿で描かれちゃってとんだ迷惑で侮辱されているような不名誉なことですね。そんなんだからこちらは大厄災でも大災害でも起こせるわけでありまして…」
本当の神様は神様しか知り得ない。