七海 和美

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お題「神様だけが知っている」(雑記)

キリスト教でもイスラム教でも神道でもない一応仏教徒なので、ととりあえず言いたくなってしまう。
神様だって所詮人間、とミクちゃんが歌うもので。

お天道様が見ている、なんて慣用句もありますし。
……キリスト教圏の人が「日本は宗教観があやふやなのになぜ殺人事件が少ないんだ」と疑問を抱いたという話を思い出した。出典不明。
「神はいない」という積極的な無神論者ではなくて、「触らぬ神に祟りなし」みたいな感覚だと思う。
「神はいないなんて論文を書いた覚えはない」が本音かもしれないけど。
江戸時代だったかに、キリスト教信者を炙り出す踏み絵ってのが行われていたと習ったけど、信者じゃなければ宗教的に大切にされているもの(磔刑のイエスの絵だっけ?)を普通の人は踏んづけたりするのか? が近年の疑問……。

……本題の「神様だけが知っている」で今思いついたのは「イエスも人間という事実」もしくは「イエスの本当の誕生日」だった。
まずイエスも人間という話。
どこかで「イエスは元々ただの伝道者。その発言は神の意志として重要視されたけれど、本人はあくまでも預言者で人間だった。神と同一視されるようになったのは後年の話」と聞いて驚いた記憶がある。(真偽不明)
だから『We are the world』で「We are the children」と歌う通りに人はすべからく神の子、というならともかく、イエスは神でもないし、イエスだけが神の子なのでもない。

イエスの本当の誕生日について。
昔、クリスマスの由来を創作の参考に調べた事がある。その時の記憶によると、当時欧州で広く信仰されていた宗教の、一年で最も重要な祭りが冬至だった。だからイエスの誕生日をその冬至の祭りと同じ日にした、という話。今でも欧州の一部では年明けにイエスの誕生日を祝うらしい。
……聖徳太子と同じ、馬小屋で生まれたと逸話が残っている辺りも眉唾物だと思っている。
ちなみに冬至は二十二日か二十三日頃。念のため。

キリスト教って「左の頬を叩かれたら右の頬を差し出せ」とかいう割に割と平気で戦争するから好きじゃない。交戦的な人が多く感じるのもきっと気のせいじゃない。
中学の時、歴史の試験で「参戦国を書け」と問題がよく出たのだけど、友人から「とりあえずイギリスとフランスを書いておけば間違いない」と教えてもらったのを思い出す。通知表に10と9が並んでいた幼馴染。(そして私を同人とBLの道に引き摺り込んだ仲の良かった友人)
近代史ならアメリカ一択だよね。フランスの信仰宗教は寡聞にして知らないけど、イギリスはイギリス正教会じゃなかったっけ。アメリカはカトリックとプロテスタントのどっちか知らない。

イスラム教でも神道でもないと書きつつキリスト教の話ばかりなのは、私の知識が偏っているせい。
古事記も日本書紀も興味はあるものの読んだ事がない。どちらかが史実に近くてもう片方は神話で、記紀(二冊まとめてこう呼ぶ)同士では内容に矛盾がある、らしい。
……日本には記述言語がなかったから、中国から借字するまで歴史が記録されなかった、と習った思い出。

「神様だけが知っている」で、天皇家の系譜から欠けた天皇が判明するのでは、と思った。昔の天皇には在位が二百年だか崩御が御年二百歳だかがいるらしいのだけど、間にいるはずの天皇が欠けた故の事態だと思っている。
間(はざま)天皇って名前の天皇がいた記憶がある。飛鳥時代だか奈良時代の話。
……キリスト教由来ゆえに西暦表記が死ぬほど嫌いなのだけど、皇紀元年っていつだ。また調べよう。初代である神武天皇の即位年か?

江戸時代辺りは元号がコロコロ変わっているけど、一人の天皇の御世は一つの元号と定める一世一元制が導入されたのは明治維新後だと知らない人がいて驚いた。
長寿の亀が献上されて縁起が良いとか天災が起きて縁起が悪いとかで変えていたらしい。パッと思い浮かんだのは安政の大地震だった。
さすがに貨幣の鋳造に不便だったのが理由の一つにあるのだろうけど。(明治時代にそれまで使われていた方法ではなく西洋から技術者と機械を丸ごと輸入している)
一分銀って江戸時代だったはずだし、貨幣の裏表を決めたのは昔から裏面に鋳造年を刻印していたから、と聞いたのはいつの時代の話なんだろう。
……神道と言いつつ天皇家の話に偏ってしまった。新約聖書も旧約聖書も古事記も日本書紀も読んでみたい。


イスラム教は本当に知らない。入信時に男性の信者二人が証人として必要なのってイスラム教だっけ?
コーランは本当に読んだ事ないし欠片も知らない。

……全体的にまさかの歴史の話で終わってしまった笑

7/4/2024, 11:18:07 AM