『神様だけが知っている』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
神様に恋をした。
初めて見た彼は、画面の向こうで一生懸命に歌って踊り、そして、弾けるような笑顔でこちらに向かって言った。「君に最高の笑顔をあげる!」
その瞬間、世界は光り輝き、私は恋に落ちたのだ。
本当に笑顔をくれた、あなたはまるで神様のよう――いや、紛う方なき神様だ。
友人達には、アイドルのリアコとかやめてよーなんて、笑いながら言われるけど。そして私も、そんなんじゃないよーって、同じように笑いながら返すけど。
彼は、私にとって、神様で、心から好きな大切な人なんだ。
初めて行ったライブハウス。ファンクラブの中でも抽選で当たった人だけで、いつものライブハウスよりも規模の小さなもの。
その分、とても近くて。画面越しだった神様が、こんなにも近くて――キラキラと眩しかった。
刹那、目が合う。彼は最高の笑顔を見せてくれた。
ライブ後の握手会、初めて触れた手。
震える声で「いつも応援しています」となんとか伝え、そっと手紙を差し出した。
「ありがとう!」彼はまた笑顔で受け取ってくれた。
初めて書いたラブレター。愛をたっぷり詰め込んだラブレター。
あなたは、どんな気持ちで読んでくれるかな?
【熱愛発覚! お泊まりデート】
彼の名前が日本中を駆け巡った。
お相手は有名女優。
彼が出したコメントは「真剣にお付き合いさせていただいております」――。
あんなに光り輝いていた世界が、今はもうこんなに暗い。
真っ暗な部屋に戻り、ベッドに突っ伏し、ぼろぼろと零れる涙は枕を濡らした。
私が今どれだけの気持ちを抱えているか、誰も知らない。この苦しさは、誰にもわからない。
初めての恋でした。
あなたを本当に愛しています。
笑顔をくれてありがとう。
あなたは私の神様です。
私のこの恋心は――
『神様だけが知っている』
私の主は、神と揶揄される人だった。彼女は、私よりずっと若いが私より、ずっと大人びた人だった。
貴方と初めて逢った時、貴方は私の家族を殺した直後だった。あの時の貴方は、割れた黒曜石みたいに鋭く冷たい眼をしていた。私は、貴方と眼があった瞬間、眼の前に貴方が現れ…何かを振り下ろした。其処から記憶は、途切れた。
気付いた時には、見知らぬ土地に勝手に連れてこられたていた。
病室みたいな部屋のベットに寝かせられ、身体には包帯が巻かれていた。窓は、開いていて温かい陽の光が差し、心地よいそよ風が白いカーテンと踊っていた。
開けられた窓からは、子どもの笑い声が聞こえて…起き上がろうとした時だった。ズキッとした強烈な痛みが襲った。其の痛みで、ふと我に返った。此処は、何処だ。一瞬、彼の世かと思った。が、直感が『違う。』と叫んだ。
どうにか、ゆっくりと身体を動かし、窓を覗いた。
其処には、僕より幼い子が何人も居た。でも、皆、笑っていた。外で其れは…其れは…楽しそうに遊んでいた。
私の故郷では、そんなに嬉しそうな…楽しそうな…子どもたちの表情を見たことが無かった。
貴方は、私の名を、私の過去を、生きた時間を、大切な家族を奪った人。でも、多くの子どもたちを救った人でもあった。私も其のひとりだった。
貴方が残虐非道だったら………、貴方が冷酷無比だったら…………、貴方を簡単に憎しみ、恨み、疎み、親の仇を打つが出来たのに。こんなに苦しむことは無かったのに。
貴方は、何故、そんなに…慈悲深く、暖かく、美しいのだろう。
世界の始まりと終わり。
宇宙の中心と最果て。
生命の起源も終極も、なにもかも全て。
私という存在の意味も。
私意外の存在の意義も。
すべて、すべて。
テーマ「神様だけが知っている」
神様だけが知っている。
神様がどこにいるのか。
神様だけが知っている
どうしてこんなことになってしまったのか
いったい、何が起こっているのか
瓦礫の影に隠れて、震える君を抱きしめる
ほんの先刻まで、僕たちは日常を送っていたのに
日常は、音を立てて崩れ去った
攻撃を仕掛けてきたのは何者なのか
何が目的なのか
これから、どうなってしまうのか
世界の全貌を知っているのは
神様だけなのかもしれない
お題 『神様だけが知っている』
自分が苦しんでいる理由は、自分が悲しんでいる理由は、神様だけが知っている。
でも、神様も知らない。
自分に恨まれていることを。
神様を殺す為なら、死んでも構わないことを。
一日が終わる。
何年生きても一日は早いものだ。
早く起きても特にいい事は起きないし。
だけど、私は頑張っているんだと思う。
周りに劣らないように、不器用なりに精一杯。
誰も見ていなくても
誰も評価してくれなくても
"神様だけが知っている"
貴方の頑張りも、私の頑張りも
今日という一日をしっかり生きた私達の
善も悪も、全て。
『神様だけが知っている』
知っているなら
教えてよ
知っているなら
助けてよ
本当に
知っているならね
臭い物に蓋をした
憎しみや妬み、呪いも
隙間から滲み出てこないよう
押さえつけて 醗酵させて
いつか何か別の
できれば良いものになれ
わたししか知らない
誰も知らない
でもそれじゃ苦しいんだ
悪い自分をわたしは消せない
だから
神さまには知ってて欲しい
悪いわたしのこと
そしたらちょっと安心できる
「神様だけが知っている」
#155
神様だけが知っている
教えてほしいの。
彼は誰にでもうんと優しくて、笑顔が素敵で
彼は神様だ。
私の好きな彼は…。
そんな彼はやっぱりモテてしまう。
魅力たっぷりの彼を皆が
見つけられない訳がない。
いつも彼が女の子と話していると
モヤモヤしてしまう。
でもモテるそんな彼には浮ついた話が
浮遊した事は無い。
好きな人いるのかな…。
私は神様に聞いてみた。
好きな人いるの?
神様はみるみる頬を染めた。
神様だけが知っている…
私の秘密も…
君の秘密も…
誰にも言わなくても、神様だけが知っている
でも、知っているからと言って
神様が何かをして、助けてくれるとは限らない
自分の心の中の闇に気づいても、助けてはくれない
だからみんな言うんだ
「神様は、なんで助けてくれなかったんだろう」
って…
でもね、神様もみんなの知らないところで
人助けをしているかもしれない
確かに、神様も大変で
すべての人は救えないかもしれないけど
神様はきっと、その人だけが知っている秘密を知り、
人助けをしているよ…
きっと…
「神様だけが知っている」
この世は辛いことばかり
娘として母親として
誰も不幸にしたくないから
私はまだこの世界にいる
でも疲れ果てちまった
もう希望に裏切られるのは嫌だ
そもそも希望なんてとうの昔に
持たなくなっちまった
神様だけが知っている
子供に甘々の
困ってる人がいたらつい声かけちまう偽善者の
ニコニコ笑う仮面を外さない道化師の
誰も恨まず憎まなくなった小心者の
私のどす黒い願い
あなたと共有していた
秘密も
約束も
もう
わたしのなかだけにしか
残っていない
守られた秘密
果たされなかった約束
なんて虚しいこと…
# 神様だけが知っている (201)
私ね、もうすぐ死ぬんだ…
死ぬ理由?
さぁ?
知ってるのは神様ぐらいだと思うよ。
神様だけが知っている。
私の未来を。
神様だけが知っている。
私の運命を。
私だけが知っている。
私の秘密。
誰もが知らない。
この世の仕組み。
お題【神様だけが知っている。】
神様
どこにいるのですか?
姿は見えないけど
世の中を見守ってくださる神様
いつも見守ってくれる神様がいるから
悪いと思う言動は
しないようにできるのかもしれない
神様
どこにいるのですか?
きっと
私の心の中にいるんですね
僕は無宗教だし、神なんかちっとも信じちゃいないけど、
君は違うんでしょ?
君は、僕をどう思う。
君は僕のなんなのか、
君と僕がつながる糸が何色なのか。
それは、神様だけが知っている
あぁ神様
あなただけが知っていると言うなら
教えてください
私はいつまで
この子の
あの人の
笑顔を見ていられますか?
叶うことなら
この子と手を繋いで歩きたかった
叶うことなら
あの人と平凡で穏やかな時を過ごしたかった
あぁ神様
あなたは知っていたのですね
この身が滅び
この子と手を繋いで歩くことが出来なくて
あの人と平凡で穏やかな時を過ごすことが出来なくても
この子と
あの人の
笑顔を見守ることが出来ることを
20## / 06 / 1#
ステージ4の肺癌だと言われた。
20## / 06 / 2#
大好きなあの人に酷い事を言って別れた。
20## / 07 / 0#
咳をしたら血が混じっていた。
20## / 08 / 2#
今日は起き上がれなかった。
20## / 10 / 1#
目がほとんど見えなくなった。
20## / 12 / 2#
半年と言われた余命を超えた。
20## / 02 / 1#
もう辛い。せめて死ぬ時位は綺麗な私でいたかったから、抗がん剤は打たなかった。辛い。いつになったら楽になれる?神様、教えて下さい。お願い。
20## / 03 / 0#
今日はやけに気分がいい。体調もいい。
神様、どうか、あの人だけは幸せな人生を送れるようにしてくださいね。そして早く、私を連れて行ってください。
20## / 04 / 3#
さよなら。ありがとう。大好きです。
#神様だけが知っている
神だけが知ってる。
ゆうへの
想いを。
神だけが知ってる。
本当に報われたい。