『神様だけが知っている』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人の宿命は
神様だけが知っている。
すやすやと眠る君の髪をゆるりと撫でる。
胸がきつく握りしめられるようで、泣きそうになった。
俺が秘めているこの気持ちも、あの日ついた嘘も、ぜんぶ、ぜんぶ、神様だけが知っている。
『神様だけが知っている』
お題【神様だけが知っている】
あの人を忘れることが出来ないのも
あの人はもう居ないってことも
あの子のこと好きなのも
あの子が好きな人がいるってことも
私が笑っていることも
私の裏の顔も
全ては神様だけが知っている
私の想いも願いも
神様になら伝えられるから
おねがいします
神様だけが知っている、世界の秘密があるらしい。
木々に青葉、晴れた空には白い雲。風はそよぎ、花は揺れる。うららかな日差しで満ちる、絵に描いたような美しさのこの世界には、決して暴いてはいけない秘密がある。まことしやかに囁かれる噂話。ここのところみんなずっと、出どころの分からないそれを気にしている。
地域住民の戸籍や経歴を管理する、いわゆる住民課。ここが私の仕事場。今日も渡された書類にそって、登録情報の書き換えや抹消、新たな登録などを行う。
個人情報の管理はとても厳重で、住民課はみなワークスペースが個別に区切られ、遮音も万全だ。だから同じ部署にいても他の人が何をしているのか、さっぱり分からない。
ある日不思議なことを言う住民が来たと、受付を担当している同期から聞いた。なんでも、昨日までいた恋人の存在が忽然と消えたのだと。
失踪なら別にそこまで珍しいか?と思ったが、この話には続きがあった。
恋人がいないのはもちろんのこと、借りられていた部屋の中のもの、職場や友人、どこを探しても、誰に聞いても、その人がいた形跡や思い出ごと消えてしまった、と。
「それって、最初からいなかったのでは」
「こっちもみんなそんな反応」
「だよね」
人が消えるなんて普通に考えたらあり得ない。存在や、痕跡や記憶。まるごと消えてしまうなんて。まるで作り話だ。
「結局その人、家族が迎えに来て、病院に連れて行ってみますって」
そんな話をして、同期とはいつもの駅で別れた。
広々とした部屋に、ふたつの人影。
「騒ぎがあったって?」
椅子に腰掛けゆったりとした口調で、けれど確かに咎めるように放たれる言葉。
「申し訳ありません」
そばに控える黒服の男は静かに頭を垂れる。
「ダメだよ、関わりのある個体はきちんと洗い出さないと。で、その子は?」
くるりと椅子を回転させて黒服を振り返る、中性的な顔立ちは優しげで、けれどその笑みにはどことなく圧がある。
「家族が精神科を受診させたので、そのまま一時入院とし、その間に他の者と同じように記憶の処理を致します」
黒服は先程から下げたままの頭を、より深く沈める。
「大切に扱ってよ。その子も大事な代替品(レプリカ)なんだから」
「仰せのままに」
この世界には決して暴いてはいけない秘密がある。
「ねぇ、知ってる?」
「この世界は全部ニセモノで出来てるんだって」
真偽の定かでない噂だけは、水のようにどこまでも流れていく。
〉神様だけが知っている 22.7.4
神様だけが、知っている赤い糸。でも繋がりも引き寄せ具合も貴方次第。
神様だけが知っている
まだあの人を忘れられないこと
あの人への感情の正体と行方は
神様だけが知っている
こころに結んだ糸は
まだ内緒のおはなし
いつか一緒にいたい
こころに秘めた思い
神様だけが知っている
あの女の子は
いつも笑っているのに
夜は1人で泣いていることを。
神様だけが知っている
あの男の子は
いつも意地悪しちゃうけれど
本当は優しいってことを。
神様だけが知っている
あの子の父親は
かっこよく見えて
実は飲んだくれだってことを。
神様だけが知っている。
何で皆が生きているのか。
何で皆が死ぬのか。
何で皆が笑うのか。
何で皆が泣くのか。
僕は知っている。
神様だけが知っていることを。
皆はきっと
僕ことを知らない。
「神様だけが知っている」
見えない努力を
そっと見守っている
今日の1日を
神様は
きっと見ている
食器洗うとき、水流したまままにしなくなったよ。洗剤でスポンジ使って、洗って漱いで。水は止めるよ。流したままだとお金掛かるから辞めたよ。やればできるんだよ。何で出来るようになったのかは、神様だけが知っている。
私は死んだら地獄行きだろうな
日本の地獄における罪って誰しも何かしらの罪に問われる
私の意識していない罪は神様のみ知っている…
親より先に死ぬのも罪になるので皆さん注意して下さいね
神様だけが知っている
君が生まれた意味を
君がなぜ存在するのか
神様だけが知っている
君の本当の優しさと強さを
私だけが知っている
君の人生の苦労を
私は祈る
君の人生に幸多かれと
頼むぜ
神様
なんでこの世界はこんなにも不平等なのか
神様だけが知っているんだろう
頼むぜ
神様
神様だけが知ってる
私は神様の存在する意味は神様だけが知ってると思う。
私は神様はいなくていい、
神様がいてもいなくてもいい存在だから。
会ったことないし、
会うこともないだろうし、
自分の人生に深く関わることはない。
だから神様が知ってる秘密に興味がないよ。
神様だけが知っている
この世界のこと
始まりと終わりと
知っていても
教えて貰えないのなら
いてもいなくても
同じかな
でも知らないから
まだこうやって生きられるのかもしれない
ただ1つ
便座で痛みに堪えながら
その終わりを祈るあの想いは
神様が知っても知らなくても
私にとって一番真摯な祈りかもしれない
神様だけが知っている、
僕の恋心。
好きで好きで仕方ない先輩。
多分これから会える頻度が減って悲しくなることも、
優しいのは僕にだけじゃないことも、
多分素敵な彼女さんがいることも、
知らないことも全部知ってる神様はいいなぁ。
3歳も離れてるのかと思うと人って誰に恋するか分からないなと思います…笑
自分の無力を真に知ることは
光を知ることの条件である
すべて与えられたもののみ
それのみで人は生きる
失うのではない
もともと持ってはいないのに
なくなったことを嘆くのはよせ
偶然のうちに光が生まれたのなら
命が芽生えることのどこに意味を求めるのか
なぜ人は
光のはじまりを知らず愛でるのか
山を 花を 生き物を 人間を
自分のものとして
満足して
光を知らないという虚無と
人は永遠に向き合っていく
自分をごまかすことに気づかず
どこへ向かうのかもわからぬままに
#神様だけが知っている
娘と私の約束の日
神様だけがしっている