『神様が舞い降りてきて、こう言った。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
死にたい。世界中の人間がいなくなればいい。
少年が口走ると、同時に堕ちてきたのは神だった。
「私が折角生み出してやった命───」
粗末にするでない。それは少年の耳に届いたのか。
黒で塗り潰された少年の瞳にはどう写ったのだろうか。
「はっ。生み出してやっただ?…笑わせんな。
────これでもう人間が生み出されることはないな」
自宅での自殺を実行する直前だった少年は生まれて初めて満たされる、という感情を知った。
神がいなくなった世界は闇へと滑り落ちていく。
少年はすでに真っ赤にまみれた包丁を躊躇いなく自分の胸に突き立てた。
どちらにせよこれからの未来、人間が作り出されることはないだろう。
─神様が舞い降りてきて、こう言った。─ #15
神様が舞い降りてきてこういった。
「自分の人生を生きなさい。自分の人生に責任をもって何も怖くない」と。
#神様が舞い降りてきて、こう言った
そんなにせかせかしなさんな
ゆったりまったり進みんしゃい
急いだっていいことない
もっとゆっくり進みなさい
「神様が舞い降りてきて、こう言った。」#8
神様が舞い降りてきて、こう言った。
「あなたは運命の人に3日後に出会います。」
それだけ言って、帰って行った。
3日後、隣町に遊びに行っていた。ふと神様の行ったことを思い出す。ホントに運命の人なんかに出会うのか?と疑いつつ足を進める。
「痛っ!」つい声が出る。小石につまづいて転んだみたいだ。手と顔を擦りむいてしまった。
「大丈夫ですか…?」
ふわっ、と包まれるような可愛らしい声で俺を心配してくれる。
思わず、声が詰まる。
まるで自分にとっての女神様が舞い降りてきたようだ。
神様が舞い降りてきて、こう言った。
「世は素晴らしい。お前たちは生き、そして小さな一人として死ぬがいい。この世は、惚れ惚れするほどに素晴らしいのだから」
ああそうかと、点と点が繋がった瞬間だった。
神様が舞い降りてきて、こう言った。
あなたは何も間違ってなんかいない。その選択は正解だったんだ。だから、その選択を悔やまないでほしい。無駄だった時間も、人生には必要だから、と。
「神は死んだ」
神はそういった
人類は愚かだ
科学で全てが証明できる
そうとは決まっていない
なんか小説っぽくなって、かなり長い作品となっています。時間がある人のみどうぞ↓
神様が舞い降りてきて、こう言った
「君、ちょっと死んで」
「…は?」
本当に、唐突だった
いつものように、薄い敷布団に寝転がり、寝ようと思ったら、急に天井が光って、謎のお爺さんが現れて、そしたら「死ね」だなんて
誰がこんなこと予想できただろう
「いや誰」
「ん?あぁ、わしは神じゃ」
頭がおかしくなっちまったかもしれない
幻覚か?あぁ、幻覚か、俺は幻覚が見えてるんだ
「ぬしは至って正常じゃよ、わしが見えるのも、この現象が起こっていることも、全て現実じゃ」
全く頭が追いつかなかったが、残念ながらこの爺さんも、「死ね」と言われたことも事実らしい
「それで、本題なんじゃが、結論から言うと、ぬしに死んで欲しいのじゃ」
「あ、嫌です」
それはシンプルに嫌だ
俺にはまだやりたいことが山ほどあるし、夢も叶えられてない
ここで死ぬなんてごめんだ
「ってか、なんで俺が死ななきゃなの?」
それはシンプルに気になった
別に人を殺したこともしたことないし、盗みを犯したわけでもない
というより、犯罪自体を犯したことはない
なんなら、人を助けたり、人の手伝いをしたり、環境保全のために運動を起こしたり、社会的に見ていいことしかやってきていないはずなのだ
「いやな?ぬしが悪いことをしていないのはそうなのじゃ。それは素晴らしいことなんじゃよ。なんじゃが…」
「なんだよ、だったら死ななくてもいいじゃねぇかよ?」
神と名乗る爺さんは、「いや、その…」とゴニョゴニョ言った後に言った
「ぬしが、善良すぎるんじゃよ」
「…え?」
初めて聞いた。善良すぎるから死ね。どういうことなのか理解できない
「いやな?そのな?ぬしが善良で、世界もかなり良い方に傾いてきているのじゃ。このままいけば、世界で問題になっていることも解決できるじゃろう」
いいことやんけ、何が悪いのか
「それはいいことなんじゃ。しかし、問題は、ぬしが一人でそれをやっていることなんじゃよ」
俺が一人でやることが悪い?何を言っているのか。誰かが動いていることを待っていたら、何も変わらないというのに
「ぬしが一人でやってしまい、このまま行くと、ぬしは神のように崇められて、わしら本当の神が崇められなくなってしまうのじゃ。そうなると、わしらの力が弱まってしまい、非常に都合が悪い。だから、ぬしには死んで欲しいのじゃよ」
まじでこいつはなんなんだ。自分の都合で人を殺すとか、物事の良し悪しの区別がつかねぇのか?神なのに?
「ということで、死んでくれ」
「いやいやいや!まてまてまてまて!」
早いなこいつ!なんの躊躇もなく殺気をぶつけてきたぞ!?ほんとに神かよ!
「なんであんたらの都合で俺が死ななきゃいけないんだよ!おかしいだろ!理不尽すぎる!」
「むぅ、そんな事言ってもな、わしらにはわしらの都合があるのじゃ。仕方なかろう」
「仕方ない訳ないだろ!だったらこっちにもこっちの都合があるってんだ!困るわ!」
「じゃあ何がしたいんじゃ、最後になんでも叶えてやるぞい」
「そういう問題じゃねぇ!?」
こいつまじで頭おかしいんじゃねぇの!?そういう問題じゃねぇだろ!自分の力で何年もかけてやっていくのが夢なのにおかしいだろ!
「じゃあ仕方ない、死んでくれ」
指先からなんか白い光が飛んできて、俺に迫る
ギリギリで交わしたが、肩に当たってしまった
かなり高温のレーザーだったらしく、痛みよりも最初に、火傷した時に近い感覚が頭に突き刺さった
「グッ…ガァァァ!」
痛い、熱い、痛い、痛い、
なんだよこれ、俺は、こんなところで死ぬのか?夢も叶えられず、ただただ善良な人間なだけで、死んでくのか?
「おっと、外してしまった…わしも身体がなまってしまったものよのう…」
そう言いながら、もう一度レーザーを打つ
俺は痛みで意識が飛びそうだったが、体を無理やり捻らせてなんとか避けた
「…面倒臭いやつじゃ、さっさと死なぬか」
あぁ、神には、慈悲なんてない
神にとって人間は、吹けば消えてしまうような、弱い蝋燭の火と一緒で、それを消すことになんの抵抗もない。なんなら、火事を防ぐために後処理をすることが当たり前なのだと、なぜか理解した
「さっさと死んでしまえ、人間よ」
俺は神に何もできないことが悔しくて、悲しくて、ただただ自分が殺されることに抗えないことが恥ずかしくて、悲しくて
神が、とても憎く感じた
そう思った瞬間、考えなくとも、体は飛び出していた
神の横を通り過ぎて、リビングのすぐそこにあるキッチンへ向かう
今日料理に使った包丁を取り、すぐにUターン
神は予想外の行動に出た俺に驚いたが、すぐにレーザーを発射しようと構える
それを確認した俺は、すぐそこに置いてあった食器カゴをぶん投げる
散乱した食器や食器カゴは、神の視界を遮り、レーザーの発射を遅らせる
その一瞬で、俺は神の懐に潜り込み、手に持った包丁で神の首を横に切り裂き、そしてそのまま、鳩尾に突き刺す
自分でも驚きだった。こんな動きができたなんて、自分でも怖い。しかし、やらなければならなかった
「…見事な動きだ、人間」
「しかし、人間ごときで、わしを殺すなど、できることもないのじゃ」
そんなことは、分かっていた
神と人間は次元が違う。人間が神に挑むことは、ミジンコが太陽に挑むことと同義であるのだ。勝てるはずもない
でも、何かしてやりたかった
そのまま神を押し倒して、馬乗りになり、ぶん殴った
ぶん殴って、ぶん殴って、自分の全てを込めて殴り続けた
殴る感触はあるのに、傷がついていかない。理不尽だよ、ほんとに
「…もう満足か?」
そう言って、右手からレーザーを出し、俺の頭を貫いた
その日をもって、近い未来「聖人」「神」と崇められるはずであった善良であるとされる人間が、善良であるとされる神によって、殺された
果たしてどちらが正しいのか。それは誰にもわからない。なぜなら、人間も、神も、どちらも自らが正しいと思ってしまっているからである。
神だ 救われる 信じよ なんて近づいてくるやつを
信用するなかれ 神は何もしないただそこここに
ふーんわかったありがとさよなら神様
─────── 神様が舞い降りてきて ──
天啓が来る、なんて不思議な話絶対に無いと思っていた。
「……誰ですか」
「だぁかーら!!神様って言ってるじゃん!」
残業から帰宅中の見慣れた道、目の前には肌の白い子供。本当に見た目が子供なのだ。突然現れて、世界を救えと言われて、自称神様を言い張っている。
「警察……」
「待って待って!ほんとだから!」
「じゃあ神様っぽい事して」
「んむぅ……分かった、いくよ?」
そう言って自称神様はなにか唱え出す。すると手に持っていたスマホがひとりでに浮き上がり、くるくる回転し始めた。
「ほらほら!見て!!凄くない?!」
「……何か……しょうもな……」
「んにゃ?!しょーもない?!?!」
「…………はぁ……神様と言うか、人間じゃ無いのは分かった」
「うむ」
「で、俺に何して欲しいわけ」
「世界を救ってください!」
「……さよなら」
「まってまってまてぇえい!!違う違う!そのー、この世界じゃなくて、あっち!!」
「あっち?」
「向こう側の世界!……えっとぉ……異世界!ってやつ!!」
必死に引き止められ、駄々を捏ねられる。人通りが少ないとは言え、深夜の道であまり騒がれては困る。
「で、それ行ったら俺はどうなるの」
「ちゃんと救ってくれたら、一生こっちで遊んで暮らせるだけお金あげる」
「詐欺」
「じゃあじゃあ!先払いする!!」
「先払いって……随分と現実的な……」
「人間はケチな奴が多いからね。お金関連はちゃんとしないと」
「はぁ……」
「振込を確認した瞬間に向こうに連れていく。それでいい?来てくれる?」
「…………分かった。だからあんま騒ぐな」
「ありがとう!」
「騒ぐなバカ」
「うっす……」
神様は手を掴んで目的地へと引っ張っていく。ふとこちらを見て、こう言った。
「これからよろしくね、勇者様!」
『神様が舞い降りてきて、こう言った。』
神様が舞い降りてきて、こう言った
諦めるな、最後は善が救われる
愛を捨てるな、瞳を汚すな。
神様が舞い降りてきて、こう言った。 いまの事はなんでもわかるのに、未来の事はわからないんだ。でも、約束するよ。 また会おう。 神様は手を振って、どこかへ消えてしまった。
神様が舞い降りてきてこう言った。
神様の教え10選
1.人生を悔いなく過ごせ。
2.自分がされて嫌なことはしない事
3.自分に厳しく人に優しく
4.常に思いやりの心を忘れない事
5.陰口や悪口は言わない事
6.やると決めたら最後までやり抜く事
7.すぐに出来なくても諦めない事
8.他人の失敗を笑わない事
9.嘘をつかない事
10.ありがとう、ごめんなさい、お願いしますの三つを忘れない事
神様が降りてきて、こう言った。
「幸せですか」
なんだ、その質問。
神って、なんでも知ってるものじゃないのか。
幸せなんてない。
神なら、わかると思ったのに。
結局、名前だけなんだな。
僕はお前に興味ない。尊敬もしない。
だから早く消えてくれ。
ノイズなんて、消えてくれ。
「どれにしようかな かみさまのいうとおり」
そこまでいい加減じゃないとしても、別にどれでもいいときがある。
そういうなんとなく、
この日にした この場所にした こっちに決めた
…という選択の先にある出会いや別れが人生を大きく変えたりするから、よく考えても決められなそうなときこそ直感を大事にしたい。
直感で決めるときって内なる神の声でも聞いてるのかな。いつも引きが強いといいんだけどどちらかいうとクジ運悪いな。
#神様が舞い降りてきて、こう言った
《神様が舞い降りてきて、こう言った》
自由にしてあげましょう
その家から…
(…出来れば、すぐ、お願いします)
わかば
━━━
《神様が舞い降りてきて、こう言った》
来世で叶えてあげましょう
あなたの夢を…
(…出来れば、今、お願いします)
あおば
これは夏休み明けの話なんだけど、ついに俺の前にも"鬼霊"が現れたんだ。
最初はガチでびっくりしたわー。鬼霊って、「自身から出す甘い香りで誘い、その後は人の顔から喰う」って言うだろ?
あの甘い香り、本当にちょっと吸うだけでなんかくらくらすんの。
え?ふつうはそうなんじゃないの?
…マジで言ってる?俺がおかしいだけ?
まあいいや。そんでさ、「へーきれいだなー」って思ってたら、急に香りも出さずパタッて焦げたみたいな色して落ちてくの。蝶だから飛べるだろ、って考えてその日は帰ったんだけど、次の日からずっとその色のまま落ちてて。
鬼霊でそんな話聞いたことなかったからさ、もしかして新発見しちゃった!?って感じで。
そんで鬼霊の専門家?名乗ってる人に電話してみたのね?
いや、怪しくはなかったよ。ただちょっとオカルティックな感じだったから、電話するまでは怖かったけどしてみたら優しかったよ。
そしたらさ、「そんな話一度も聞いたことはない」って言うんだよ。そんで俺「エェ!?」って思うじゃん、異例のことなの?って。
専門家さんは「直接見たりしていないから詳しくは分からんけど、昔鬼霊が綺麗サッパリいなくなった時期があるらしいぞ」って言っててさ。さらに「エェェ!?」ってなったわけよ。
………ていうかさ、甘い香りって吸ったときどうなるとかあんの??
「ふつうは失神して喰われて死ぬ」
エェェ!?!?
#2024.7.29.「神様が舞い降りてきて、こう言った」
鬼霊シリーズ。鬼霊が綺麗サッパリ。
はじめは鬼霊が舞い降りてきてなんか言った、にしたかったんだけど、現代DKの話です。
人間が、神に尋ねた
「人間にとって1番、辛いことは何ですか」
神は答えを言い渋っていたが
最後にこう答えた
「それは、産まれてきたことだよ」
ギリシャ神話、
これは俺にとって「救い」なんだ
最初が1番辛いのなら
それから先のことは
騙し騙し
何とかなるような「気がする」
人生には
気休めが必要なんだよ…
私の神さまが
試験の解答用紙の裏に書いた落書きに
丁寧に返事をくれた 言葉
これを読んだとき
先生は
ただの国語教師から
わたしの神さまになった
手製のお守り袋に入れて
いつも持ち歩いていた
あの時の自分が
どれほど飢えていたか
今ならわかる
あれから随分 時が経って
私は随分流されて
でも幸運にも
こうして今 ここにいます
神様が舞い降りてきて、こう言った
……うーん
なんて書けばいいだろう
神様が降りてきて
なんか言ってきたことないからな
私には想像もできない!
神様を信じていないからかもしれない
信じたいと思うけどね
信じれない
こう言うも、ああ言うも
神様の言葉は予想がつかない
ってわけでいいかな?
題名通りの作品にはならなかったけど
今の私の気持ちだから
神様が降りてきて、こう言った。
悩みは聞いてやる
だけど
答えは言わない