『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰もいない場所で
誰も聞こえない声で
誰にも見られない私は
真夜中、暗い中、孤独の中、
1つ、1つ、また1つ、
涙を、気持ちを、流す
寂しくて、悲しくて、虚しくて、
一人啜り泣く
お題「真夜中」
真夜中
真夜中を歩いていると夜がふけてきた。その時私はこのまま夜があけなければいいのにと思っていた。母には暴言をはかれて、姉は酒好きでその上酒癖が時に悪い。その時姉は決まって私に暴力を振るう。夜もそのことが夢に出てきそうで怖くて寝られない。でも夜は明けるのぞんでいなくても。誰かに明日が来ないように私は自分にある明日を否定している。
真夜中に赤く燃える炎ってきっと綺麗なんだろうな
そんなことを考えていた。
マッチをコンビニで買って
何処かの建物に火を付けたらどうなるんだろう。
何もかも消えてなくなって
灰になるんだろうな
本当に実行したら罪を償わないといけないこと
そういうことって誰もが1度考えたことないのだろうか。
でも捕まったら取り返しがつかない事をわかっているから
皆我慢しているのではないのだろうか。
そうだったらいい。
私だけ
こんなことを考えてるなんて恥ずかしいから
そうであってほしい。
そう思ってしまう。
私が
今日も
好きになれない。理由の一つ。
悪役の昼間暴れるやさしさで眠らぬ都市をそっと抱きしめて
題-真夜中
真夜中
真夜中に。
部屋で一人。
ああ、何でだろう。
こんなにも心が楽なのは。
自分勝手なわけではない。
空気が読めないわけでもない。
けど、人に合わせるのが苦手。
人といるのが苦手なんだ。
もしかして、無意識に人に合わせないとって。
そう思って、プレッシャーをかけてるのかも。
しんどいな。
一人になりたい。
早く早く早く。
夜になると孤独を感じるのは僕だけ?
その孤独すら心地いいと思うのは僕だけ?
人と関わるとどうしても疲れる。
たまには距離を置いて。
部屋に一人。
真夜中を過ごそう。
真夜中はいつも不安になる
このまま暗い世界の中に
閉じこもったまま
全てが終わる気持になる
空を見上げたら
輝く星が希望の光
あけていく夜空に
繋がっていく
真夜中。
誰もが寝静まった時間。
だけど、寝れない日もある。
急に起きてしまう事も、
耳を澄ますと
風の音。虫の声。私の鼓動。
明日の事や、アニメの事、ゲームだったり。
色々考える。
心地の良い静寂さ。
真っ暗な闇に包まれて
おやすみ。
(真夜中)
夢の中で
過ごす真夜中
おやすみなさい
よい朝を
真夜中。
最も夜が更けたとき、深夜0時。
普通の平和な国に住む良い子であれば寝ている時間だ。だが、この街にはそんな子は、いや人自体いない。平和?そんなの20年も前に潰えた。俺は火の無いタバコを咥える。
(今日も生存者0か)
この街にはとある噂が広まっていた。この街は平和であり、死の恐怖を感じずに暮らせる街だと言われていた。しかしそんな噂は今となっては真っ赤な嘘となる。
今から20年前、街に突如人食いの化け物が現れるようになった。人はこの化け物に喰われ、血肉にされている。しかし、誰がこんな事を?と疑問を持つ者はいなかった。何故ならその化け物は夜な夜な現れて人を襲い、朝になると忽然とその姿を消すからだ。そう、人々は「誰か」ではなく「何か」に食われて死んでいった。そして、その「何か」による事件を解決するために他国からFBIやら名だたる格闘家やらがやってきたがそいつらも全員食われた。
どうにもならない自体に国王や軍さえ逃げだした。逃げ道のない平民はどうしたかって?食われた。俺を除き皆食われた。たまたま俺は化け物の味に合わなかったのか、臭かったのか分からんが吐き出されて生きている。ふざけんな、なんで俺だけ不味いって吐き出されるんだ!
しかし、20年も経てば慣れてしまうもので俺はこの化け物を「奴ら」と呼ぶようになった。そして俺はこの街から出て行った。
だが、奴らも俺と同じように街から出たのだ。食料、つまりは人を求めてだ。そして奴らは伝染病のようにあっという間に世界中に広まった。奴らは人を食って、食って、食いまくった。今や人間よりも奴らの数の方が多いのでは無いかと俺は思う。
それから2年間、俺は気ままな旅をしている。ああ、昔は良かったなと少し懐かしみながら街をぶらつく。しばらく歩き回っていればふと目に入る物がある。それは教会だった。
「あ」
ふと思い出すのは友人が俺に告げた言葉だ。俺の親友は少し変わっていて神を信じていなかった。曰く『祈っても何も変わらない』だそうだ。当時神父が聞いたら卒倒するような言葉に俺はため息を吐いていた。しかし、今思うにその友人の言葉は正しかった。俺は教会に入る。安全地帯のないこの時代に建物はありがたい。俺は奴らが居ないことを確認すると、タバコを咥える。そして、煙を吐く。まぁ、火はついていないので吐くふりだが。その時俺の腹がなった。食料は既にそこがつき、ここ数日何も食べてない。奴らは人しか食べないが、人々が逃げたり暴れたりすることによってほとんどの食べ物が台無しになったのである。教会に行けば何かあるかと思ったが、所々に屍が倒れているだけで目星いものは無い。そのとき、俺は血の匂いを感じた。まだ新しい血の匂いだ。なぜ分かるかって?ここ20年間、ずっと血の匂いばかり嗅いできたからだ。奴らは神出鬼没で俺が旅するところは既に奴らが食い荒らした跡ばかりだったのだ。
「新鮮な血……生きている人間がいるのか?」
俺は気配を消し、血の匂いを辿る。どうやら大通りの方にいるらしい。俺が大通りに出るとそこには腰が抜けて立てない老人と、その前でへたり込む少女が居た。
「化け物め!」
老人はそう叫ぶ。しかし、老人は肩を負傷しているらしい。血がボタボタと肩から流れている。一方、少女は震えており動けそうにないようだ。そして俺は化け物を目撃した。それは人の形をした3メートルはあろう巨体だった。そして大きな斧を持っていた。恐らくこの老人たちはこいつから逃げていたのだろう。しかし、老人が逃げた先は行き止まりだったようで、追い詰められたようだ。
俺は勝てない相手に喧嘩を売るようなバカではない。俺はそいつに気付かれないうちにすぐさまその場を去ろうとしたが、少女の言葉に舌打ちをする。少女はこう言ったのだ。
「私が身代わりになるから、怪物さん。おじいさんを助けて」
奴らの食い意地は凄まじく、胃袋は底なしだ。それこそ22年間旅してきた街のどこにも生きた人間はほとんどいなかったくらいだ。1000万人の大都市でさえ食い尽くしたのだから。だからきっとこいつは老人も少女も食べてしまうに違いない。にも関わらず、少女は真剣な眼差しで化け物に助けを求めたのだ。俺はまた舌打ちした。幸い俺のバッグには傷薬が残っている。老人を助けることは可能であろう。あとは……。
「おい、デカブツ!!」
俺は叫ぶ。化け物は俺を見た。
その血走った目に俺は悲鳴をあげそうになるが、直ぐにナイフを構えた。
「俺と闘え!」
化け物は斧を構える。
少女と老人は驚いていたが俺は続ける。
「安心しろ、二人とも俺が助け出してやる!」
俺はナイフをそいつ目掛けて投げつける。そのナイフはそいつの目玉に突き刺さった。あまりの痛みに大声を上げた。鼓膜が破れるほどのけたたましい声だ。近くにあったビルはその音に崩れた……ってまじかよ!?そう俺は驚きながらも少女を見る。少女はその声やそいつが苦しむ姿を見て驚きのあまり悲鳴をあげた。俺はそいつがもがき苦しんでいる間にバッグから傷薬を取りだし老人に投げつける。
「それを飲めば動けるようになる」
そして、俺はまだ怯えている少女に目を向ける。確かにこの姿を見たら普通は怯えるだろう。だが、今は怯えている場合じゃない。早く逃げないと食われるんだ。
俺は叫んだ。
「おい、お前!爺さんを連れて逃げろ!」
少女はこくこくと何度も頷く。そして、老人と一緒に急いで逃げ始めた。そいつは直ぐに刺さったナイフを目玉から抜き、俺に斧を振り下ろした。俺は斧を避ける。斧が当たった場所には小さなクレーターができていた。俺は怯みそうになるが心の中で強く強く叫んだ。
俺が勝てないのは初めからわかってることだろ。
少しでもいい、少しでも長く時間稼ぎをしなければ!!
俺はカバンから包丁を取り出し、そいつの体に突き刺した。しかし、あまり効いている様子はなかった。俺はそいつに殴り飛ばされ、壁を突き破り民家に倒れ込む。
「がはっ!」
口から血が出る。
どうやら内臓がやられたらしい。
俺はなんとか立ち上がり、包丁を構える。
「クソッ」
俺の意識は朦朧としている。
正直いってこの場で命乞いをするか、逃げ出したいくらいだ。
だが、俺はあの少女の言葉を思い出す。20年間。奴らが現れてから20年間。俺は家族を見捨てた人間や、他人を蹴落としてまで生き残ろうとした人間、国を捨てた国王や兵士たちを見てきた。だが、その逆に誰かを救おうとした人は誰一人としていなかった。あの少女だけなのだ。あの少女だけが、誰かを救おうとした。その理由は単に家族だからかもしれないし、その老人に恩を感じていていたのかもしれない。だが、それでもいい俺はその優しさに惚れたのだ。
俺はそいつが少女の元に行こうとするのを小石を投げて止めた。
「はぁはぁ、俺が相手だ」
俺はもう一度包丁を構えてそいつに突っ込む。
しかし、そいつは斧を振り下ろした。
「ぐはっ!」
斧が肩を斬り裂いた。俺の服が赤く染まる。肩を抑えながら俺は地面に転がった。そいつは再び俺を潰そうと斧を俺目掛けて振り下ろす。絶体絶命だった。その時だった。俺の体は勝手に動き始めたのだ。それはまるで誰かが操っているかのようで、俺の手は自動的に動いたのだった。俺は振り落とされる斧を紙一重で避けた。そして、そいつの心臓目掛けて包丁を振り下ろしたのだ。
「うぉぉぉ!!」
包丁は見事にそいつの胸に突き刺さり、そいつは断末魔をあげながら倒れていった。そして俺も意識を失った。
あぁ、せめて少女が無事な姿だけでも見たかった。
「あぁ、死んじゃった」
「死んだら食べられませんね」
一人の女と一人の男が肩を負傷して倒れている男をまるで小石を見るかのような目つきで見下ろした。そして、そのまま少女は……
グシャッ
【完】
真夜中の女の子。
無口に時は流れていく。
pm12:00のカボチャの馬車。
魔法は解けて
夜のカーテンの中で
霧になる。
真夜中の男の子。
手首には包帯が
幾重にも巻かれている。
暗い山で響く足音は
誰にも聞こえない。
「真夜中」
『真夜中』🧡
もう、怖い思いをしたくない。
ひとりぼっちにしないで。
先に行かないで。
あなたたちは僕を置いていく。
いつも先にいる。
どんなに頑張っても
追いつかなくて。
僕ひとり
暗闇に置いてけぼり。
お題『真夜中』
「亥清さん」
「どうしたの、巳波」
「星が珍しく綺麗だったので呼んでみました」
「星が?」
こんな都心のマンションで星が綺麗に
見えるのか?と、疑問を持ちつつ
ベランダに出て巳波の隣に立ち
上を見上げる
「わぁ…綺麗…」
星が見えたのだ
綺麗に輝くいくつもの星が
「ね?綺麗でしょう?」
「うん…すごく綺麗…」
こんなに綺麗な星を見たのは
ŹOOĻのみんなでノースメイアに
行った時以来かもしれない
綺麗な星が出ていても気づいてなかった
だけかもしれないが…
「都心では珍しいですよね、こんなに
星が綺麗に見れるなんて」
「だよね、いつもビルの明かりで
こんな綺麗な星は見れないのに…」
「ふふ…こんな真夜中にまで
起きてて良かったですね」
「うん…!」
綺麗な星、そして嬉しそうな巳波の顔
今日のことは忘れることは無いだろう
忘れてたまるもんか
この目に焼き付けてやる
そう思いながら俺は巳波の横顔に綺麗な星を
笑顔で見つめていた
真夜中にピクルス世の中ゆで卵刻んで入れてみるマヨの中
お題「真夜中」
真夜中に
ひとり鳴いてる
うかれ猫
今宵も共に
歌い合おうぞ
真夜中に三日月がみたいと、不可能をねだる彼女。かぐや姫かよと笑って、三日月を紙に描いた親友。
お前は一休さんかよと嘲って、話を終わらせた僕。
【真夜中】
『真夜中』
子どもが体調不良のため、しばし不定期になります。
もし楽しみにしてくださってる方がいたら、申し訳ありません。
真夜中。
ベッドでスマホに夢中、暗い中で見る動画ってなんか特別感
昼が嫌いな私。夜の星や月を見るのが楽しい
昼は星も出ないし暑い
だから私は真夜中が好き
ちょっぴり怖いってみんな言ってるけどそんな事も無い
ずっと真夜中が良い
もう0:00を過ぎている
あと4時間ほどで日が昇る
朝までこれを楽しむんだ
だけど眠たくなってきて私は眠りに落ちた
#真夜中
今日は君と、
こんな真夜中まで一緒にいられて、
すごく嬉しいよ。
そろそろ帰る時間か…
「…ねぇ、ちょっと待ってよ」
そう言って、君をひきとめた。
「…今日は月が綺麗ですね。」
真夜中
夜の静寂を壊さぬように人々は夢の世界に
入り込む。
花も、風も、街もみんな寝ている
とっても静かな暗き世界
不思議な一時 夜の世界
星の舞踏会開かれる 真夜中の世界
そんな夢を真夜中に見る
静寂そのものの僕だった――
全ての色が混ざり合うと、漆黒になるらしい。
遠くで、ウシガエルが鳴いている。
田舎の真夜中は漆黒だ。外には真っ暗闇が広がっている。
「__続いてのお便りは、ペンネーム、ウツボカズラさんから」
傍らのラジオから、ガビガビとした声だけが響く。
ラジオは良い。
日本国内のどんな辺鄙な土地でも、こんな片田舎でも、ラジオは電波を拾ってくれる。
真夜中の闇の中でも、ラジオはあたたかい人の声をあげつづける。
手元のノートに視線を落とす。
数式たちが細かく、所狭しと、びっしり並んでいる。
消しカスに埋もれた図形に、赤い直線を一本付け加える。
隣に積みあげた冊子の、一番上のものを開く。
奨学金ってものは調べてみれば、結構あるものだ。
下の一冊も開く。
衣食住+ライフライン。健康的で文化的な生活には、存外、維持費がかかるものだ。
狭い田舎から出る。自由になる。
言葉にするだけなら中坊でも出来ることだが、実行するにはよっぽど計画性がいるようだ。
かく言う僕も、きっと君と出会わなければ、ここを出ようと思わなかっただろう。
同じ年齢、同じ身長、同じ家族構成、似たような血筋…。
都会に住む、従兄弟の君。
住む場所が違うだけで、君と僕には天と地ほどの差があった。
君はなんでも知っていた。
自然の仕組み、食事のマナー、オシャレな着こなし、教養ある雑学…。
君は誰とでも仲良くなれた。
清潔な身だしなみ、温厚な性格、快活な身体…。
君は優しかった。
いつも、僕に惜しげもなく時間を割き、広い世界を、奥深い世の中を、見せてくれた。
「いつか一緒に行こう」
君はいつもそう言った。知らなかった事を目の当たりにする僕に向かって、心の底から。
僕は…僕はそんな君が大好きで、尊敬していて、大嫌いで、軽蔑していた。
…最後に君の顔を見た時、僕はどうしていいか分からなかった。
棺の中の君に会った時、いつも君と会っていた時よりもずっと、色んな気持ちが混じり合った。
なにも言葉にできなかった。涙にも口にもできなかった。どんな気持ちも。
黒だ。僕の色々な気持ちは混ざり切ってしまって、漆黒になってしまった。
それは今もそのままだ。
ずっと漆黒の真夜中みたいな気持ちのまま、もうすぐ僕は、大きな選択しなくてはならない。
…君が居た、一緒に行こうと言ってくれた、その場所へ行けば、僕の真夜中も明けるのだろうか。
もうずっと、そんな考えだけが、僕を突き動かしている。
僕は、僕の考えは馬鹿げているのだろうか。周りの大人が言うように。
ウシガエルが鳴いている。
蛍光灯がチカチカと瞬く。
窓の外には、漆黒の真夜中がどこまでも広がっている。
「__それでは次のお便り___」
ラジオだけが、ほんのりと熱を帯びていた。