『相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
相合傘
僕は梅雨の時期が好きだ。あの子と帰る口実になるから。あの子はいつも傘を忘れる。そこで僕が「傘に入れてあげる」というとあの子はふふっと笑って「ありがとう」と言ってくれた。僕は梅雨の時期が前まで苦手だった。理由は湿気で髪が広がるからだ。でもあの子の笑顔を見たときずっと見ていたいと思った。そしてこの笑顔を守りたいと。
ナツキとフユト【16 相合傘】
フユトが、窓の外を見て言った
「降ってるぞ、出かけるのやめるか?」
ナツキが頬をふくらませる
「デパートのフードフェス、一緒に行くって約束したじゃん」
「でも、傘が一本しかない」
「相合傘で行けばいいじゃん」
「デパートに着くまでにビショビショになるだろ」
「じゃあ、途中のコンビニで傘を買うから、そこまで相合傘で行こう」
「ま、いいけど」
「やったー」
(つづく)
相合傘
した記憶がないなぁ
バランスよく出来ない気がしたりもする
お互い右側左側がしっかり濡れる
でも、傘持ってる側の気遣いで濡れなくてすむ場合もあるのかなぁ……
憂鬱な雨の道を歩くのもちょっぴり楽しいかも……
相合傘
学生服の二人が同じ傘の中で笑い合う様が、可愛くて眩しくて切ない。
日々家
下駄箱から出ると、雨が降っていた。
「うわー、雨降ってる」
私が傘を取り出すと、あなたが言った。
「傘持ってたんだ」
お題『相合傘』
相合傘
相合傘か。
思い出すなぁ~
君と相合傘したくて、
わざと持っていた折り畳み傘
カバンにしまったままで。
ある学校の帰り道。
急に振りだした大雨。
生徒会で帰りが遅くなって、校内に生徒居なくて、
2人で玄関で立ったまま空を見上げていると
担任の山田先生が1本のビニール傘を俺に渡し、
1本しかないけど2人で使えって言って、
貸してくれた。
右半身がずぶ濡れで、傘なんて役に
立たないくらいの強い雨だったけど、
幸せな時間だった。
山田先生のこと神かと思ったよ。
今ならソーシャルディスタンスとか言われて、
相合傘なんて出来なかったかな?
というか、相合傘なんて言葉、まだ使えるのかな?
好きな女子と相合傘したいと密かに思ってる
男子いるのかな?
相合傘ってきくと
折り畳みをバッグの奥底にひた隠して
憧れのあの人の傘に入れてもらう
そんなシチュエーションを
思い浮かべちゃうのは漫画やドラマの見すぎかな
私の記憶にある相合傘は
真っ白い紙にむらさきかピンクのペンでかいた相合傘
憧れの芸能人に会える的なおまじないだったと思う。
忘れもしない
水谷豊さんって本気で書いた小6
そのころ、彼の刑事ドラマが放送されていて
彼の演じる役柄がとても素敵だった記憶がある
きっとその影響だね
そで机の一番上の引き出しにそっと紙を入れたんだよね
甘酸っぱさのない、私の相合傘の記憶
78:相合傘
君と相合傘をしていた。
至近距離で君と二人。
君が傘を差してくれた。
狭い傘の内側で、
私の鼓動は聞こえてはいないだろうか。
君の肩が濡れているのが分かる。
君は、私が濡れないようにしてくれていた。
──ふと君を見ると。
耳が赤くなっていた。
相合傘
ちいさい肩とおおきな肩
ならべてふたりではんぶんこ
ほかほかのふたつのハートは
おてんとさまにこっそり感謝
どんな激しい雨の日だって幸せな気持ちになれる。
好きな人が隣にいて傘をさしてくれて腕を組んでいる。
お互い濡れないように気を使いながら歩く。
他愛もない話をしながら間近で見る君の横顔。
最高だよね。
#相合傘
突然の雨
窓を濡らす雫
教室の窓辺で傘の群れを見送る
放課後ひとり
雨が止むまでも少し待とうか
それとも
キミの足音が聞こえてくるまで
相合傘を横目に見ながら
黒板に書く
チョークの傘の下に
キミのイニシャル
【相合傘】
君との相合傘は幸せの一滴だ。
その一滴が零れ落ちてしまわないように、
そっとそっと
君との距離を縮めていきたい。
相合傘
相合傘は肩が濡れてしまうから嫌いだと思いながら、道の先を行くきみを見ている。きみと相合傘したことが一度だけある。きみが覚えているかわからないが僕はあのとき雨に濡れたきみの髪が僕の首に貼りついたのを覚えている。今、きみの相合傘の相手が誰かわからない。僕は足を早めて追い抜きながら相合傘のふたりの顔を盗み見る。きみは柔らかく笑っていた。それはいい。相合傘の相手の顔が黒く塗りつぶされた穴のように見えた。それは僕の心のせいなのか、それとも本当に黒い穴のような何かだったのか。
相合傘
好きな人と相合傘したい!
雨は元々大好きだけど
好きな人との雨はもっと好き💕
でも今好きな人とそんなに関わってない…😢😢
これから相合傘できる関係になるように
頑張っちゃいます🔥
「相愛傘」
相愛傘
貴方が書く
俺の名前と
貴方の名前
貴方の字で
書かれた
相愛傘は
どんな
宝石よりも
美しい
「相合傘」
大事な人を傘に入れ
私の肩が雨に濡れる
紫陽花に彩られた
幸せな時間
女の子同士の相合傘だから。
同級生は何も言わなかった。
背の低い貴女が傘をさすと言ってきかないので私の視界は殆ど覆われていた。
セーラー服の肩の近さに胸の鼓動が速くなる。
こんなに白い指なんだ。
見てはいけないものを見るようで目を逸らす。
逸らした先には貴女の赤い傘。
私の家に着くまで雨が止まなければいい。
神様にそっとお祈りをした。
今まで君と、何度 相合傘をしただろうか。雨の日だけではなく、夏の日差しが暑い日にも日傘をさした。時には黒板に、君との相合傘を書いてみたりもした。ひとつの言葉でこんなにも君との思い出が振り返られるほどには、愛情が積もりに積もっているのだ。
私の日傘で相合傘をすると、君はなにも言わないまま受け入れる。きっと、邪魔だとも、感謝しようとも思っていない。「なぜか傘をさしてくれるから、そのまましてもらうことにしよう」としか思っていないのだろう。しかし、わたしはそれが、ものすごく居心地がいいのだ。なぜかって、この愛情に見返りも感謝も求めていないからだ。何もいらない、ただ、世話を焼かせてほしい。
こんなに愛してやまない君とあと、何度 相合傘をできるのだろう。この限られた君との生活の中で、何度 言葉を交わせられるのだろう。そんな不安と期待が葛藤する中、中庭に干した傘を眺めては、土砂降りの中で手を繋いだ思い出を振り返ってみる
《相合傘》
【相合傘】
僕は人生初の恋をした。恋をした人は、花恋といった。本当に花のように美しく、麗しく、一度目に入った瞬間に、恋に落ちた。今、そんな花恋さんと、相合傘をしている。花恋さんは、どうやら傘がないようだった。道も一緒なので、一緒に帰ることにした。花恋さんは、少し、気遣ってくれているようだった。少し、雨が当たっているからだ。だから、思わず引き寄せてしまった。花恋さんは、一瞬びっくりした顔をして、にこっと笑った。まるで、ありがとうと言うように。そんな姿に、思わずどきっとした。僕は明日、告白するつもりだ。
明日の告白が、成功しますように…
今日は雨だ。大好きなあの子と相合傘が出来たらな、と妄想しニヤケながら登校する。
学校へ着いた。あの子が傘を忘れてる。だが濡れていない。きっと親に学校まで送って貰ったんだろう。きっとそうだ。
案の定今日1日晴れることは無かった。あの子は傘を忘れてたから私の傘に入れてあげよう。そう思いあの子を探した。すぐに見つけた。最悪だ。