『相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
そんな青春送ったことがないかな
あったかな覚えていない
一瞬あったかな
心に蓋を閉めてました
それでも楽しかったのは
周りにおかげかな
相合傘48
紫陽花や丸いお顔へつくつくと
仕事でも制服を着ていた方が良かった
深い
川に淵が無いようだ
『相合傘』💙
僕とあなたは
2人で1人。
僕たち2人とも
同じ人に憧れてる。
けど、僕とあなた
2人足しても
憧れの人には届かない。
だからこそ、いろんなことを
分かち合いながら
支え合いながら
あなたと共に
成長していきたい。
相合傘
傘忘れた、なんて呟いて。
そうしたら君の隣は私だったかも。
優しい君のことだから。
「ねえ。
好きだよ。」
「えーごめーん!?なんて言ったー!?」
大雨が降り注いでいるこの世界。
二人で一つの傘をさして、濡れながら、肩どうしが触れ合いながら、
彼女は叫んだ。
「うーれしいー!なんでなーん!?」
「君の優しい明るさが好き。」
二人の間が縮まった。
彼女を口説く言葉を、傘の中でつらつらと独り言ちながら、
彼女は真剣だった。
#2024.6.19.「相合傘」
よくあるけど、こういうのは弱い雨にしか通用しないシチュエーションですよね、大雨だとなかなか声が通りづらい。
彼女たちはクラス内では、恋愛コンビに見えるけどよくよく観察したら青春コンビです。
青春の憧れだった相合傘
友人が恋人としているのを見て
羨ましいと思っていた
叶うことはなかったが…
大人になってから、相合傘をしても
青春時代のような甘酸っぱい感情にはならない
まぁ、青春時代にはない安心感はあるので
それで良しとしよう
そう言えば、相合傘はもう一つあったなぁ
いたずらで黒板などに書いてたアレ
今もあの文化は残っているのだろうか?
【相合傘】
傘の弧からはみ出す肩
一人用の傘に二人で入る
外側の腕は
優しい雨に濡れた
相合傘
好きな人と
水族館に行くという
夢があって
片想いだけど
叶って
雨が降り
わたしだけしか
傘持ってなくて
相合傘
思わぬ展開
もう一歩
勇気があればなあ
なな🐶
2024年6月19日1536
雨の日わざと傘を忘れあなたと一緒に帰った
バス停まで送ってくれてありがとう
帰り際あなたの後ろ姿を見て気付いた
あなたの肩が濡れていた
私の肩は濡れていなかった
あなたは気づかれないように、
当たり前かのようにしている
そんな所も好きだよ。
いつか、あなたと
恋人として相合傘をしたいな
#相合傘
6月19日 19:08
「相合傘」
予期せぬ相合傘
「傘もってなかったから助かった」
私の下心を微塵も感じてない風に笑う君に
緊張してうまく話ができない
「左肩濡れてない?大丈夫?」
君に心配されて無言で頷いた
「…なんか緊張するな、こういうの」
無言で頷いた
「悪くないけど」
真っ赤になって俯いた…私の心臓、静まれ。
大好きな人とぶつかった
今相合傘なんてどうでもいい
【相合傘】
「ほんっとにお似合いだよね~」
「私もあんな彼氏ほし〜い」
と、相合傘をしてるカップルに言ってた女友だち。
そ〜かもね。だけどそれは今のうちだよ。
だって
私とあの娘はお似合いさん♡
【相合傘】
雨降りの日は
勇気を出して君を誘って
相合傘
傘に当たる雨粒の音を聞きながら
お互いに小声で告白をし合ったよ
気持ちが通じ合って
いつしか僕らは
愛々傘
二人しかいない傘の中
二人だけの秘密の時間を過ごすんだ
相合傘
幼稚園 ☂️ 父と
小学校 ☂️ 友達と
高校生 ☂️ 彼氏と
社会人 ☂️ 別の彼氏と
今 ☂️ 小さな彼氏と(夫も)
相合傘って
愛の深さが
あらわれる
無意識に
相手が濡れないようにして
自分が多く濡れていたら
好きが溢れている
濡れても寒くないなら
心が温かいんだね
2人でいれば
雨も彩りだす
虹か出てなくても
心に架かっている
雨の日は心に余裕を持ちたい
相合傘
1つの物を2人で分けるってなんだかいいよね。
小さい頃よく父親に言われたなぁ
食べる時は必ず一緒にいる人に分けなさいって
それに、あんパンなら半分こして必ず大きいほうを相手にあげなさいって。
これを今でも守ってるなぁー
雨の中
2人で1つの傘の中
声が1番美しく聞こえるらしいよ
もうすぐ嫌いな梅雨だけど
あなたと傘がさせるなら
悪くないと思えるわ
*相合傘
相合傘
それは
心を不安から守り
大切な人と繋げてくれるもの
好きな人
大切な人
相合傘で
守ってあげてね
シトシトと降り注ぐ雨。
朝の天気予報で快晴だと謳っていた天気予報士を
恨んでやる。
(…この降り方なら走れば帰れるな。)
そう思い走り出そうとした瞬間、クイッと俺の上着を引っ張る感覚がして後ろを振り向く。そこには同じクラスの
女子、俺の片思いの相手がそこに立っていた。
―なんだ?どうして俺の上着を掴んで…
追いつかない頭をフル回転させ言葉を放つ。
「…どうしたの?」
もっと何かなかったのかって自分でも思う。でもこの言葉だけでも出た俺を褒めて欲しい。
彼女は上着を掴んでいた手を話して、耳を赤くして言った。
『……傘』
「え?」
『…傘、無いなら一緒に入る?』
「…え?」
必死にフル回転させた頭がまた機能停止した。
これは、これは相合傘が出来るという事か?
(マジ!?これ夢!?)
動揺がバレないよう平然を保つ…が、
口角が無意識に上がってしまう…
―何やかんやあって俺たちは同じ傘に入って
帰ることになった。
普段は絶対に縮まらない距離。
でも今日は違う。
肩と肩が触れてしまえる程の距離。
"相合傘"という魔法がもたらした、
この恋が実る為の大切な1歩。
【どうかこの恋が実りますように】
#022 『理由はそれだけ』
雨が降っていることを忘れて玄関を開けてから慌てて低反発傘ベルトを取りに引き返すと、姉に「だから言ったのに」と笑われた。
うるせー、と返してからベルトを身につけ、起動させる。反発層が発生するまで約五分、その間は家を出られず玄関先に座り込んで待つ。発生に時間がかかるだけで、全身を包むのは早いんだけどなぁ。
「お先ー」
事前にベルトを起動させていた姉が俺を追い越していった。
今朝はいつもの地下鉄に間に合わないかもしれない。だが、自転車の傘差し運転は罰金が高い。結構な確率で見つかるし免停をくらう可能性があるから、濡れたくなければ待つしかないのだ。
原理はよく分からんが、規定粒度の水と湿気だけを反発してくれる「まとう傘」こと低反発傘ベルトは日本じゃ爆発的に売れた。自転車の傘差し運転がほぼなくなっただけじゃなく、傘を持ち歩くわずらわしさがなくなったと喜ぶユーザーは多いらしい。国のスタートアップ支援だとかなんとかで、意外に安価なのも好評だ。
ガレージに停めてあった自転車に乗り、駅へと急いだ。案の定いつもの地下鉄には間に合わなかったが、仕方ない。人混みの中、通路を急ぐ。
出口付近で同じ学校の制服を見つけ、俺は歩調を落とした。同じクラスの女の子だ。……今日も可愛い。
いつもは会わないのに、今日に限って会ったのは一本遅い地下鉄に乗ったせいか。だとしたらラッキーだ。
結構急いでも遅刻しそうな時間なのに、何やってるんだ? 声をかけるか迷いながら近づきかけたら、向こうが振り向いて目が合った。
「……はよ。遅刻するんじゃね?」
声をかけると、彼女は困ったように微笑んだ。
「今朝ね、寝過ごしちゃってあわてたの。それで傘、壊れてるの忘れて出てきちゃって。あたしの家、駅直結だから気づかなくて……」
彼女が差し出した低反発傘ベルトの起動部には、確かにエラーサインが出ている。
「濡れるの嫌だけど、走るしかないかな。傘を売ってるコンビニに寄るのも遠回り──」
「あー、入ってく?」
彼女が言い終える前に、つい食い気味に言ってしまった。
えっ、と小さくつぶやいた彼女の頬が赤くなる。しまった、深く考えずに言っちまった。
「いやその、今なら一緒に走れば間に合いそうだし? 多分ほら、このへん、袖をつかむだけでも大丈夫だから。せっかくここまで濡れずに来たんだからさ」
「あっ……うん。じゃあ、お邪魔しちゃっていいかな……」
彼女の華奢な指先が制服の袖先に触れる。起動しっぱなしだった反発層はすぐに広まって、小柄な彼女を包み込む。
「じゃ、ちょっと走ろうぜ。速すぎたら引っ張ってくれていいから」
ついつい早口に宣言して、俺は駅を出る。彼女は小走りについてくる。時々、腕や指先が互いに触れる。距離が近い。
走ったから、ってだけじゃ説明のつかない心臓の爆音を抱えながら、俺はいつもの通学路を急いだ。
お題/相合傘
2023.06.20 こどー
同じ傘を二人で分け合うと
結局ふたりとも濡れてしまう
それでも、貴方がひとり雨に凍えるくらいなら
私は何度だって 共に肩を濡らしましょう。