『病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
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ただきみが隣にいるだけで
それだけで幸せでした。
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Theme:(病室)
もっと読みたい400越え ありがとう
病室とは縁がない私は幸せだと思う。大きな病気や手術をしたことがないから。
でも、病院とは縁がある。定期的に毎日飲む薬をもらいに行く。それは私にとっては特別なことでもなんでもない。
時々考える。世の中は本当に不公平かもしれないなと。生まれる国も、両親も、環境も選べない。
病気を持って生まれる人もいれば、健康な人もいる。そんなことを考えていたときに、この言葉に出会った。
幸せな人は心に余裕がある
心に余裕があれば、
他人に優しくできる
優しくされた者は、幸せになれるかもしれない
幸せとはそうやって続いていくものなのだ
そうだ、自分を自分自身が大事にしよう。
幸せだと思えていない人は幸せにしたい、幸せな人は今よりもっと幸せにしたい。私は周りの人を笑顔にできる人でありたい、ずっと。
【病室】
人生辛すぎてビルの4階から飛び降りた。
死ねたと思ったら、骨折などで済んでいた。
そして今病室に居る。
早く死にたい。自由になりたい。
だれか私を殺して...
少女漫画でありがちな壁と壁でぶつかり合って恋に落ちる
私も先生と1回ぶつかったことあったよね
でもね実はあれ"運命"じゃなくて予想だった事は内緒です
"何もない"ことが君にとっての"平和"なら
ずっとそこへ匿われていればいい
じきに病が君を永遠に平和にしてくれる
静かな病室…
この世の喧騒から隔離されて…
ああこのときがずっと続けば良いのに
この病室の静寂を
私の部屋で再現できたら良い
ずっとずっと人生で静養していたい
「病室」
自分を見つめなおす部屋
ここの 病室で
あなたと過ごし
あなたと笑い
病気を共に戦い
けれども あなたは
空にいってしまった
「病室」
寝込んでいたら君が入ってきた 心配そうな顔 悲しそうな顔でこちらを伺う 痛みからか余裕がなかったが 笑顔を見せた時 もっと心配していた やっぱり言葉にせずとも分かるのだろうな 痛そうな顔をしたら 撫でてくれた
病室
個室なのに
コロナで話すことも見舞いも出来ず、大切な話や感謝も伝えられず、病院で母はなくなりました。
病室で思い出すのは当時小学生の私を忘れた父の笑顔
病室
あの人が長い坂、登ってくる
額に汗光らせながら
顔しかめながら
首にタオルを巻いて
格好悪いけど
一番似合ってるよ
療養所の部屋
海が見えるから
あの人が此処にしょうと
海は広いな、大きいな
調子はずれの歌
みんなを笑わせて
優しさがうれしかった
売店であのジュース買っておいたよ
一緒に飲もうね
私ね、このパッケージが好きなんだ。
いい風が吹いてきたね
いつもありがとう
『明日には戻る』
そう力なく笑った君の手を握る。
明日と呼んだ昨日は今日に変わっていた。
冷えたままの手のひらが、嫌な程に現状を知らせた。
抑えきれない想いに熱されて
視界がぐるぐる回り
頭の中が溶けそうなほど掻き乱されて
助けを求めて
運ばれる病室はいつも
貴女のいる場所
私の『帰る場所』
道理で
熱が上がるばかり
貴女に
力を貰い
心を貰い
恋の熱も貰ってしまった
ジワリ と氷が溶けた
つまり"好き"ってこと
簡単なふた文字
『病院』
入院とかしたことはないけど
あの静かな感じと病院の匂い苦手だなぁ
寂しい気持ちがぶわぁ!って湧き上がる…
静かな病室で、 透き通るような優しい風が肌にあたる。
『こんにちは、 』
最近よく、この綺麗なナースさんが僕の様子を昼休みを使って見に来てくれる。
僕は、その綺麗な声と優しい瞳、いつか出逢ったことのあるきがしていた。
そして、何日かたった時僕は、そのナースさんに
"恋"をしていた。僕は退院する前にナースさんに告白しようと思っていた。
僕は、ふと
『ナースさんみたいな彼女がいたらな 』
そう彼女の前で呟いた。
彼女は、泣いた。
『 もう、1度彼女してくれる?』
僕は、ナースさんに2度目の恋をした。
最後を君と迎えたくて
無理をして延命治療を施していたけど
もう疲れたかな
最後の心音が止む瞬間
君の泣きながらの愛してるを聞けて
少しまだ少しでいいからと後悔をしてしまった
狭い病室で私は掴めない君を抱きしめた
病室
ここの病室から
桜が見える。
いつも春の匂いがするの。
でも、来年の春まで
私は居られるだろうか
桜を見られるだろうか
桜ノ雨
とても怖い場所だった。
一昨年、母が一年弱入院していたあの病室。
漂う薬品のにおい。
薬品投与の影響だろうか、普通のそれとは違った独特な体臭。
何より、本人の痩せこけた腕や足。
思わず口をつくのは、未来を約束するような話ばかり。
引き留めようと必死だったのだ。
外とは異なる空気に、本能的に直感せずにはいられなかった。
...これほど身近に「死」を感じる場所は、かつて無かった。
元気な者でも、気付かぬうちに彼岸へ連れていかれてしまいそうな
恐怖感。
願わくば、二度とあの場所に足を踏み入れることがないように。
最後のお見舞いは、
あんなに自由で楽しかったのに。
院内感染かぁ。
インフル?
仕方ないって思ってたのに。
コロナのせいで
1年以上逢ってない。
早く逢いたい。