『生きる意味』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「生きる意味」
どうしてここに 人間ているのかな
ボクはなんのために?地球って?
少年は幼い頃から自分を取りまく世界が
不思議でした
やがて「哲学者」と呼ばれたかつての少年は
答えのない世界を考えながら年老いたのです
やがて意識がなくなるその時に
一滴の美しい涙がその頬に伝いました
すべてを理解した「哲学者」の涙でした
私たちはその時まで 答えのない世界を
生きていくのです
生きる意味を探す苦しみは
生きる者の特権だけれど
そんなものはいつ手放したって構わない
誰から何と言われようと
その生の持ち主が誰かは忘れないこと
(生きる意味)
長く生きれば生きるほど、考えない時が来るのだろうか。
意味を見出さなければいけないのだ、という勝手な呪縛から、完全に逃れられる時が来るのだろうか。
意味など誰にもわからない、なぜこの世の全てが始まったのか、果たして、それらは本当に存在するのかさえ、誰にもわからないのに。
私は、あなたは、今存在していると思われている自然や宇宙も、それらと同じ物質であるという事実。
溶け込むように、馴染むように、無であれ、無の中の喜び、一体感。
それこそが生きる意味かもしれない。
宇宙の写真には、地球や命を思い出す、どこか懐かしさがある。
〜生きる意味〜
生きる意味を探すために、今私達は一生懸命生きている。
時の流れの中に
記した付箋
―「生きる意味」―
『生きる意味』
自分の好きなものやことを
思い描いてみて欲しい―
1つでも、君にとっての「生きる意味」が
見つかったでしょうか。
生きる意味
スーパーマリオブラザーズの映画が公開された
マリオとルイージは双子の兄弟
そうだったんだ!
映画ワンピースRED
この映画が公開される少し前
ルフィの手が伸びる事を知った
ちょうど子育て真っ只中だった頃の
流行り物には疎い
当たり前だ
長く生きればまた出会うキッカケが沢山ある
何かに出会う
それには意味がある。
【生きる意味】
人助けをしたい
みんなを笑顔にしたい
などきれいごとを言うけれど
本当は何もない
何も価値もない自分だから
がんばって生きているだけ
生きる意味なんてなくていい
生きているだけでエライんだ
お題
生きる意味
生きる意味なんてある訳がない
こんな私の人生に
こんな愚かな私に
だから、生きる意味はきっと、
生きる意味を見つける事
いつか、意味を見出して、
生きてて良かったって言えるといいな
『貴方の小説が私の生きる意味です』と言う、熱烈なファンレターを貰ったことがある。そのときは確か、長編の何冊にもわたる物を定期的に刊行していた時期で、それを読んだのは完結編が出たあとの事だった。
もとよりこういった長編でもなければ、定期的な刊行など行えた試しはない。アイデアが湯水のように湧き出て、筆が止まることもないような人間でもなければ、シリーズが完結してしまえばその次に出る本は何時になるのかとこちらが聞きたいぐらいだ。
だから、……だから。二年ほどの間を開けてようやく書き上げた新作が、発売されて少したった頃。今回の本にもファンレターが届いていると、担当に貰ったいくつかの手紙のなかにあった、可愛らしい花柄の便箋に綴られた言葉を見て。
『貴方の作品を娘が大好きでした。新刊が出る度に今回はここがよかった、あの話が伏線になっていたなんて、と。とても楽しそうに話してくれました。娘は重い病気で、毎日が死と隣り合わせで明日にはもう目が覚めないかもしれないと不安ばかりでした。そんな不安がる私に、娘は先生の新しい作品を見るまでは死ねないわと笑い、また楽しそうに話し始めるのです。この手紙は娘の代わりに書いています。最期に最新刊が読めて幸せだと微笑んで逝きました。先生のこれからの活躍を心より祈っております』
私の小説が生きる意味だと言うのなら、新しい作品がでなければその意味が無くなってしまうのではないか。あのファンレターを読んでからいつも頭の片隅で考えていたことだ。その結末がこれなのだろう。
霞む視界に少女の幻想が見えた気がした。
実話
君と出会うまで生きる意味なんてなかった
でも高校入学してから
君が私に一目惚れしてくれて
まず棟が違うのに
毎休み時間私の教室が見える場所に立って
私がそこ通る度に手振ってきてくれて
話したいって声掛けてくれて
他にも可愛い子いっぱいいるのに私を好きになってくれて
お祭りまで行こって誘ってくれて
そんなのされたら私だって意識しちゃうよ
私に生きる意味を教えてくれてありがとう
退屈だと思ってた生活も毎日楽しみで仕方がない
告白してきてくれたらいいのに
もう両想いだよ。
はやく私の彼氏になってください。
生きる意味とは、人それぞれである。それは、生きていく中で自身で見つけるものだからだ。人間は生まれてくる時に意味を示されることなくうまれてくる。
生きる意味がない人はどうやって生きてるの?
私には生きる意味がない。だから、生きてるのがすごく辛い。
生きる意味を探すために生きたいと思う。
ホモだっていいじゃんね。
いじめられても、いじられても、何されたって平気だけど
1回病院おくりになって、入院したこともあるけど、ぼく、怒らないよ?ぼくもがんばるから
そうすることによってあの人達が満足できてるならうれしいよ。
逆に、ストレスになってるなら、言ってほしい。
でも、ぼくは1人じゃ耐えられないから。
いつも支えてくれてありがとう。
素直に言えなくてごめん
喧嘩したときは、もうだめだって、絶望してるけど、いつも見捨てないでいてくれでありがとう
大好きだよ
生きる意味をあなたは知っていますか?
私には分からないよ。
生きる意味を探しながら生きるなんてしたら
もっとわかんなくなりそう。
きっと生きる意味なんて考えなくても
楽しく生きれそう
─────『生きる意味』
あらゆるものに冷たくされて
そうされる事にも随分慣れて
夢なんて物はとっくに枯れて
毎日は眠って夜が明けて
何者でもないただの自分
何かに負けているような気分
必死に探した生きる意味
目の前には優しく力強い木々
ただ生きるだけだって良いさ
生きているから生きるで良いさ
大人になったら、綺麗になったら、友達がたくさんできたら、これさえ変われば、きっと全部が良くなるのだけど、と思い、荒唐無稽な憧ればかりを膨らまして、結局変わらないように、目を背け続けることを選びとり、今も今もすべてをないがしろにして生きているから、風船はしぼんだまま、一度も飛ばず跳ねず這いつくばるだけになる
『生きる意味』
「ディヴァイン・フューリー/使者」 ヨンフがみつけた生きる意味のはなし。(二次創作です)
契約している選手から「イタリアで神父になるから契約を切ってほしい」と言われて「はい」とうなずけるマネージャーがどこにいるだろうか。自分は「あの、もういちど行ってくれませんか?」だった。ここが喫茶店じゃなかったらテーブルを挟んで座る男にすがりついていたかもしれない。
ハン・ミグァンはぱしぱしと目を瞬かせて「あのぉ、契約をこのタイミングで切るというのは違約金が……」とそっとスポンサーのことを話す。ヨンフの悲劇的な人生と、類まれなる強さに目をつけた企業がこぞって彼のスポンサーとして手を挙げ、ミグァンは金に頓着しないヨンフのために利益と彼の保護のためにスポンサー契約を結ばせたのだった。
それを大会を蹴っ飛ばすわ、契約を切りたいだわ、散々なものである。後始末をする身にもなってほしい。
ヨンフは不思議そうな顔をしていた。
「だからあなたに頼んでるんですが」
だから。だからと言ったのか、この男は。
ぎりぎりと持っているマグカップを握り締めたい衝動に駆られながらもミグァンはヨンフを見つめ返した。
親を早くに亡くし、育ててくれた祖母も学生時代に失い、生きる道を求めて軍人をめざし、そして格闘技への道を進められた青年。彼の人生はまだまだこれからで、一生を遊んで暮らしても足りないくらいのフィトマネーが彼を待っているはずなのだ。(そしてヨンフはその金を周りに勧められるトレーニングや食事などの体への投資にしか使わないので経済は全くまわらない。)なのに、彼はそれらを捨てるという。人が喉から手が出そうなほどに羨ましいと思うあの高級マンションも、車もバイクもトレーニング用機器も手放して大嫌いだった神様のための存在である神父になると言う。
一度チャンピオンになると決めたら突き進むまで突き進んだヨンフほど頑固な男が一体なぜ。
「それで、違約金はいくらなんですか?」
あ、ああ。ヨンフの中では膨大な貯金から違約金を払うこともこれから得られる金を失うこともどうでもいいようでミグァンが提示した金額を見て頷き、小切手にその金額を書いてミグァンに渡した。
ミグァンが嘘をついているとか、そういうことは全く考えていない素振りだった。もちろんミグァンは無名だった頃からのヨンフのマネージャーであるというプライドから嘘をつくなんてことはしないが。それでも、その仕草ひとつひとつに感極まりそうになった。
ヨンフにこれからどうするんですか? と聞いたら空港へ行くと言った。まさか、この契約を切るためだけにソウルに留まっていたのだろうか。
「ま、まさかもうイタリアへ!?」
「いえ。お世話になっていた神父さんを送るんです」
お世話になっていたシンプさん。言葉の意味が分からず首を傾げた自分にヨンフはすいすいとスマホをタップする。そして「この方です」と優しそうな神父さんと恥ずかしそうに横に立つヨンフというツーショットを見させてもらった。
「イタリアへ行くか決めあぐねていたら、チェ神父……友だちが、写真を撮ったらと言ってくれたんです」
それがこの写真らしい。ヨンフは続けざまに「この写真を見ていたら、この人を守るのは自分しかいないんじゃないなと思って」と言う。
確かにヨンフと比べれば小さくて笑顔が明るくて優しそうな人だけれど。だからといって神父を守るって、と冗談を言うことはできなかった。
「……今度こそ、守りたいんです。大切な人を」
ヨンフのその時の表情はなかなか表現がしにくい。大切な人を慈しむような、後悔がまざるような、そんな不可思議な顔をしていた。
自分は「機会があったらぜひ会わせてくださいね」と言うしかなかった。
ヨンフと別れたあと、神父 守ると検索をかけてみる。出てくるのはいのちを守るだとか、掟を守るという話に加えて性加害についてのページもヒットした。ヨンフが言いたいことはこれではないだろう、とすぐにブラウザを落とした。
保護者をなくしたあとの彼は、人に言われるがまま、やりたいことではなく生きていくために道を選んできたと思う。それが初めてやりたいことを見つけた。初めて、自分の意思で進む道を決めた。それが嬉しいことであり、別れることが寂しくもあり。ミグァンは複雑な気持ちだった。
それでも、雲ひとつないこの青空はヨンフの旅立ちを祝福してくれていると思った。
いつか、自分もイタリアへ行きたい。そして、ヨンフとあの老神父と一緒にジェラートでも食べたい。そう願うくらいは許されるだろう。
深更の砂礫に幽然と河水の寄せる音だけが響く。
どれくらいの時間、こうして二人居並びながら、ただ柔和に揺れる水面を見詰めていたのだろう。水の流れは黒々として底知れない。やがて、いずれともなく沈黙を破ろうとしたのだろう、覚えてる?二人で――君が言いかけたとき――あのさ……と、僕は遮るように呟いた。花火したよね、こういう河原でさ。僕の言葉に、君は微笑みながら言う。おんなじだね――ずっと。二人を急き立てるようにしたたかに風がそよぐ。そうだね。君の髪は艶然と蠱惑するように大きく靡く。
それじゃあ、また。うん。絶対に忘れないよ。うん。潤んだ瞳をゆっくりと閉じると、意を決し、二人は歩き始める。それから、二人は足首にさやかな水の冷たさを感じると次第に全てを忘れていっただろう。そしてまた、瀬音は、他日の再会を誓う二人の言葉さえ覆い隠すように流れて行ったのだろう。
――じゃあ、またね。
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生きる意味