『理想郷』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
家に帰ったら、美味しいご飯あって、
あったかいお風呂に入って、
ベットに入る。
そんな馬鹿みたいに当たり前の毎日を送るのが
濮の理想。
そこに、君がいたらもっと幸せ。
漫画喫茶
最後には勝利で終わらせる
自分も活躍する
全ての努力が身を結ぶ
無駄がない
そういうのを外から見てるだけの世界
※理想郷
誰もがここは理想郷だと言う。
綺麗な飲み水。安全で美味しい食事。お風呂があれば寝る為のスペースもある。学びもあれば娯楽もある。
なるほど。
それが理想郷の条件なら確かにここは理想郷だ。
理想の郷。
なら、どうして彼女はいないのだろう。
第三者から見た理想郷。どうやっても欠けた郷。それが僕にとってのここだ。
夢で会えばそれはいよいよ軋んでいく。
探しに行かなければ。僕のための理想郷のために。
『理想郷』2023.10.31
理想郷。ユートピア。そこにはなんでもあるし、どんな夢も叶う。苦しみもない。そんな歌があった。有名なバンドの曲で、いろんな歌手がカヴァーしていて、最近ではパスタのCMにも使われている。
親世代の曲であるが、そのエキゾチックなメロディラインとセクシーなボーカルの歌声が耳に残っていて、ギターでコピーするくらいには好きな楽曲だ。
「みんなが行きたがる理想郷ってあるけど、どんなとこなんやろね」
その曲を流しながら、オレはふと呟く。別に返事を求めているわけではないが、彼はうーんと悩むしぐさを見せた。
「そうだなぁ。なんでもあって、楽しいところなんじゃない?」
「例えば?」
「例えばって。そうだなぁ、焼肉食べ放題とか」
四十歳も過ぎているのに、彼は男子高校生のようなことを言う。顎のヒゲをさすりながら、真面目な顔をしてさらに続けた。
「あとアルコール飲み放題もつけてほしいな。デザートも一品サービスで」
「……贅沢やな」
そうツッコミを入れると、彼は不思議そうに首を傾げた。
「理想郷なんだろ? だったらそれぐらいしてもらわないと困る」
彼は理想郷をなんだと思っているのだろうか。きっと、焼肉屋の名前かなにかだと思っているのだろう。
「お前はどう思う?」
逆に問われて、答えに詰まってしまう。なにが自分にとっての理想郷だろうか。
「二時間食べ飲み放題でデザートが付いてて、さらに個室だったらええかな」
「あ、それ魅力」
「じゃあ、そんな理想郷に今からいかへん?」
「いいね。いざゆかん、ガンダーラへ!」
結局のところ、オレも考えることは彼と同じなのだ。
理想郷。またの名を「ユートピア」。
あなたにとっての理想郷、「ユートピア」ってなんですか?
推しが彼氏になる世界?
好きな人しかいない世界?
自分が思う、理想しかない世界?
私はそんなのいらないよ。
ただ、今のままでもいいと思ってる。
自分の理想郷、「ユートピア」は作れない。存在しない。願ってもいつか急に出来たりはしないから。
正直、今に満足してるんだよね。
前の私は何度も望んだよ。別の世界に行きたいってね。でもさ、今は勇気を出して、やっと手に入れられた、幸せな毎日がそこにあるんだよ。大切な人がいて、笑いあえる毎日。これこそ私が望んでた日々だと思った。
ちょっと前までの私は、「幸せ」、「理想」ってものがわからなくなってたんだ。狂った日々だった。
でも、最近思ったんだ。私が望んでた「理想」ってこれなんじゃないかなって。
ただ、1つ、「理想」を言うなら、、、
世界が平和になってほしい。
「戦争」、「侵略」、「爆弾」……。そんな言葉が飛び交う今。どうして世界はこうなってしまったんだろう?いつから…。考えてもキリがないね。
どんなに武器を持って、世界を自分の色に染めようが、人の心は染まらない。そんな方法じゃなんにも手には入らない。そんなことをするなんて、国のトップはよほどの馬鹿なんだね。武器を持って世界を統一する方法しか頭にないんだよ。
私は、「戦争」という言葉が飛び交う今を変えたい。
私に何が出来るかなんてわからない。
でも、世界が平和になれば、みんなが思う「理想郷」に近づく気がするんだ。
まず、世界が平和になったら、、少しだけでも理想郷に、「ユートピア」に近づけるはず
と私は信じている。
思い描く世界は人によって様々だろう。
花で溢れた場所かもしれないし、沢山の人々が行き交う活気ある街かもしれない。
静かな渓谷だったり、絵に描いたような天国のイメージだったり、暖かな部屋だったり。
貴方の目指す世界はどんな姿をしているのか。隣に並んでそれを見たいと思った。
『理想郷』
理想郷に行きたい。静かで綺麗な場所で、自分らしく過ごしたい。悲しいことや辛いこと、寂しいことなどない場所に行けたら、どんなに楽なのかな。どんなに幸せなのかな。そんな素敵な場所に行けるのは、きっとまだまだ先のこと。あと、どのくらい待てばいいのかな。その間、一体何をすればいいのかな。何かを頑張ろうとしても疲れちゃってしんどいから、どうしたらいいか教えてほしいよね。現実って楽しそうで、結構ハードだからね。
理想郷
この世界は理想郷である。
社会に出て成功する者
小さい頭脳とその体で能力を発揮する者
世からの高評価を上手く使いこなす者
貴方はどの者ですか?
スタイル抜群の身体で都会の街中を歩くこと
恋愛と学力が大成功すること
貴方の理想を選択してください。
そう、ここは理想郷です。
貴方の人生を自由に選ぶことができます。
さあ、理想郷の世界へ。
はっぴいー はろういんっ! 妻の声が華やいでいる。
再会からもうすぐ二月。常ならむ姿で笑い合う部下たちを見ていると、我々に起きた身の上の変化など、まるで夢でも見ていたかのようだ。
『奥方様も狐の面が欲しいそうですよ。』
天狗が微笑みながら徳利を差し出す。
各々考えた衣装を見せ合い、一頻りあれこれ批評したりじゃれ合ったり。狙い通り、妻は大層喜んでくれたようだ。
祭りの慣例に倣い、彼女は我々の畑で収穫した南瓜を蒸したり焼いたり潰したりして拵えた菓子を振る舞ってくれている。肴になるようにと、皮の金平も。忙しくしていて衣装を仕込む暇がなかったのが残念なようだ。
『…あれには日向の方が似合うさ。』
幽霊も一つ目小僧も雪女も、妻の菓子を頬張って笑い合っている。手懐けられている。日を浴びて育ったものを、日向の笑みを称えた女に与えられて。
思えば、いつしか農民の暮らしを徴する税の増減でしか見なくなっていたのかもしれない。しかし何度戦が起こって踏みつけられても、それが終わって荒れ地へ放たれても、消して絶えることがないのは彼らの営み。
…そう今の、我々の生き方だ。
朧な雲から月が顔を出す。もう、お前を厭う理由もないね。
これからは酒を嗜む口実になったり、妻の肌を照らしたりしておくれよ。
金平と盃を天狗に譲って縁を離れる。妻が両手で持った饅頭の大皿から一つ取って頬張った。
やっぱり南瓜餡だ。甘いね、美味しいよ。
でもお前、配ってばかりで食べていないんじゃないかい?
南瓜の甘みの残る口で、弧を描く唇に素早く吸い付く。
えっ、だか、はっ、だかいう声が起こり、一つ目の面はくすくす言ってひらひらと揺れていた。
まん丸な目と口と、真っ赤な頬を隠すように狐の面を掛けてやる。…耳の赤いのは隠れないね、ごめんよ。
【理想郷】
「喫茶『理想郷』へようこそ! 始めてのお客様ですね。まずは当店の注意事項をいくつかご説明させていただきます…」
友達おすすめの喫茶店に来てみた。さっき席に案内してくれたのは店長だろうか。快活そうな方だった。さて、何を頼もう。ホットケーキか。そういえば最近食べてないな…。よし、ホットケーキにしよう。
運ばれてきたホットケーキは、期待していた以上の味だった。僕好みの、分厚くてふわふわした食感。シンプルだけどすごくおいしい。まさに幸せの味だ。周りの客も、皆うっとりとした顔をしている。こんな素敵な店があったとは知らなかった。教えてくれた友達に感謝しなければ。
最近は毎日、『理想郷』で食事をしている。店長の料理の虜になってしまったのだ。本当にこの店にいるときは幸せになれる。常連仲間もできた。みんな似た者同士だからなのか、とても気が合う。こんなに最高のメンバーが集まるのも、店長の陽気な性格と絶品料理があってのことに違いない。名前の通り理想の喫茶店だ。絶対また明日も来「そこのお兄さん、ちょっとよろしいでしょうか」
2週間後、『理想郷』の店主は警察に身柄を拘束された。猫人種の客に提供するメニューに、マタタビを混入していたことが明らかになったためである。店を出て帰宅途中の客が偶然職務質問を受けたことから発覚したのだ。近年は技術の進歩により、誰でも安く医療用マタタビを手に入れることができるようになった。確かに、マタタビを利用すれば少ないコストで大きな集客効果が見込めるだろう。しかし、本来の目的以外で乱用されることは絶対にあってはならない。私たち獣人の社会では様々な種族が支え合って生きているのだ。何事においても秩序は守られるべきである。
戦争をしない
犯罪がおきない
事故がおこらない
勝敗を決めない
そんな”理想郷”で生きるなら
怒ったり苦しんだりすることはないのかな
引き換えに何か不具合がおこるのかな
人間の進化において必要なことなのかな
ニュースを見るたびに しんどくなる
違う世界の話だと思わないと生きていけない
仕事は
ほどほどで
好きな人や
優しい人と
旅行したり
遊んだりして
美味しい
ご飯を食べて
よく寝て
過ごしたいかな。
やることが
あり過ぎたら
苦しくなるし
やることが
なさ過ぎても
余計なことまで
うだうだと
考えすぎてしまうから。
健康で
ほどほどに
楽しく
生きていきたいな。
#理想郷
理想郷
嘘でも良いから笑ってほしい。それを優しさとするくらい飢えてる。自分を愛するのは悪いことじゃないし、貴方は私でもあるからそのままで居て欲しい。でも、初めて理解して貰えた気がしたとき、私じゃない貴方がいて、虚ろな目が印象的だった。
理想郷
動物らしく、ただ生きたい。
人間はややこし過ぎる。
発展のため進化のため
複雑化した社会と環境は
人間を幸せに導いたのか。
もっとシンプルに生きたい。
《理想郷》
夢と共に歩き続け
夢と共にずぶ濡れになった
輝きは時間と共に風化していき
今の私は現実のなかで生きています
あの時思い描いた「理想郷」に
今度は辿り着くことはできるだろうか?
憧れは私の心を幾度となく揺さぶります
私の理想郷。
とりあえず、君は絶対に必要。
君がいない世界なんて捨ててやる。
あと、あの子もいればもっといい。
あの子も、私の大切な友達のはずだから。
あとはなんだろう。
美味しい食べ物。素敵な本。綺麗な景色。
そんな考えが頭に浮かんでは消えていく。
そうだ、なければいいものも考えようか。
辛いこと。
怒られること。責められること。見捨てられること。
そんなことがない世界。
ここで、私の中の理想郷はかき消された。
わかってるよ。そんな理想郷なんて絵空事なんでしょ。
クレヨンで塗り潰すように、私の心も塗り潰した。
ここでなら
どんなことでも叶う。
でも何が理想か
分からない。
自分の理想とは何か。
思い描く社会とは。
そんなものが見えていないから
ここはくすんで見えてしまう。
理想がないなら仕方ない。
大した強い望みもなく
のうのうと生きてるあなたへ。
薄汚れた現代社会へようこそ。
–理想郷–
ご飯を食べなくてもいい世界がほしい。勝手に清潔に保たれる身体であってほしい。気の済むまで眠って、誰にも起こされない朝が始まってほしい。私のユートピアを、あなたはディストピアと呼ぶだろう。
頭の中にいるもう一人の私はいつも幸せそうなんだ。
周りの人に大切にされて、どんなことも肯定され、欲しいものもやりたいことも全てを手に入れてやり遂げてしまう。ヒロインそのものだ。
「かわいそうに」
ヒロインが悲しげな表情で私の顔を覗き込む。同じ姿かたちをしているのに、なぜだかキラキラと輝いてみえた。
わらわらと集まってきた人たちはみんなヒロインに声をかけ同情し励ます。まるで私の存在などなかったかのようにヒロインにだけ群がった。
そのうちの一人が私の腕を引っ張ってヒロインから遠ざけた。困ったような苛立っているような表情で無言のまま遠くへ遠くへ、ヒロインが見えなくなってもずっと引っ張って離さない。
「…あそこは、あなたの場所じゃないでしょ」
無感情な目で、声で、態度で、私の心を抉った。色々と言いたいことはあったけれど何一つ言葉にならなかった。
私はヒロインのようになりたかったんだ。でもそれと同じくらいヒロインみたいな人間とそれに群がる人間が大嫌いなんだ。
ドンッと背を押されてたたらを踏む。前のめりになって覗き込んだのは澄んだ湖だった。水底はみえるのにその深さはまるでわからない。きれいなのにゾッとする。
「あなたはこんなふうになったらだめだよ」
――――理想は理想でしかないのだから、
【題:理想郷】
大きな理想は無いなぁ…
目の前の今を大切にできればいいかなぁ
寄り添い合う事が続き笑っていればいいよ
それがいい!!それが大切!!
大それた事は望まないよ!!
君とふたりそれがいいよ!!