『狭い部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
狭い部屋ってどれくらいの広さの部屋を言うのだろう。
6年前に住んでいた部屋は6畳+ロフト1畳、ユニットバスのワンルームだった。
初めての一人暮らしで、それで足りていたし、満足だった。
狭いっていうよりはちょうどいい部屋だった。
生まれてから30年以上、一人で住んだことがなかったから、
何もかもが新鮮だった。
自由に過ごせる時間も、誰も気にしなくて良い空間も、不意に来る寂しさも全部楽しかった。
懐かしいな。
またそんな日が来るかな。
『狭い部屋』🧡
檻みたいな部屋。
必要最低限しかなく
閑散としてる。
いつもひとりで
寂しそうにしてる。
僕のココロは狭いから
ココロの中に住む僕も
窮屈に。
#駆と棗 (BR)
Side:Kakeru Mizushina
「…え?これどういう状況…?」
貸してもらっている合鍵を使っていつものように棗くんの住むアパートに遊びに来たら、寝室にある狭いクローゼットの中で何故か体育座りをしている棗くんを発見した。
"棗くん、こんな狭いところに閉じこもって何してるの?"
"駆…!いいから早く、扉を閉めて!"
"えっ?どうして??"
棗くんの震える指がさしている方向を見ると、部屋の床を横切る八本足の黒い影が。
なるほど、犯人はこいつか…!
"早く何とかしないとあの蜘蛛こっちに来ちゃうよ…!どうしよう…"
"…棗くんはここにいて。俺が何とかする!"
幸い俺はGがつくアイツ以外ならほぼどんな虫と遭遇しても大丈夫な男だから、ちりとりと箒を武器にヤツと対峙した。
まず俺はベランダに通じる大きな窓を開けてからヤツをちりとりの中へ誘導し、乗っかったそいつを素早くベランダの柵の外へ勢いよく放った。
朝に遭遇した蜘蛛は殺さないほうがいいとどこかで聞いたことがあるし、これで大丈夫なはずだ。
「よしっ、解決!」
ふと棗くんのいるほうを見ると、まだクローゼットの中でガタガタ震えている。
まぁ、益虫とはいえあれは…虫が苦手な人には恐怖でしかないよね。
俺はちりとりと箒を片付けてから、そっと棗くんに近づいた。
「…っ!!」
"棗くん、蜘蛛逃がしたよ!"
"えっ、本当?"
"うん、もういないもういない!"
棗くんはフゥ…と深いため息をついてから、ゆっくりと立ち上がった…が。
「おわっ!?」
長時間同じ姿勢で座っていたせいかバランスを崩した棗くんを、俺は咄嗟に腕の中に抱き留めた。
棗くんが後頭部を強打する前に助けることができたけど、その代わりに俺が右肩を強打した。
「…いっ…たぁ…!!」
"駆…!?"
心配そうに俺を見上げる棗くんに「大丈夫」と手話で伝えたけれど、守った代償が痛すぎた。
ほぼ身動きがとれないこんな狭い空間では、さすがに無理がある助け方だったかもしれない。
"うぅ…俺、かっこ悪いなぁ…"
"でも…駆は、僕が頭をぶつけてしまわないようにしてくれたんだよね?"
"うん…"
"ありがとう…駆。でもごめんね、また僕が迷惑かけちゃったね"
"迷惑だなんて思ってないよ!"
俺は棗くんと一緒にクローゼットから出た後、まだ申しわけなさそうにしている棗くんをぎゅーっと抱きしめた。
"俺は棗くんの味方だから、棗くんを守りたいって思うのは自然なこと。だから迷惑とか思ってないからね?"
"…うん…"
"…あ。棗くん、おなかすいてる?朝ごはん作ろうか?"
"うーんと…あ、ハムエッグが食べたいな"
"よしっ、任せろ〜!"
棗くんにとっての脅威はいなくなったことだし、これでしばらくは平和だろう。
俺は2人分のハムエッグを作りながら、上機嫌で鼻歌を歌った。
【お題:狭い部屋】
◾︎今回のおはなしに出てきた人◾︎
・水科 駆 (みずしな かける) 19歳 棗の幼馴染
・一色 棗 (いっしき なつめ) 21歳 10歳の時に突然耳が聞こえなくなった
狭い部屋
荷物が増えただけ
断捨離すれば
狭くない
非常時の備蓄品
これらは
増える一方だ
心配症だから
なおさらだ
部屋は狭いまま
…仕方ないか
【狭い部屋】
ここには生活に必要なものが全て揃っていた
味気ないが栄養だけは豊富な固形の食料が毎日届き
水は無限に供給される
粗末だが布団も便所もあるし
小さいがシャワー室と洗面所もある
私は一週間前から
ここに居ることが義務付けられた
ギャンブルで作った莫大な借金を返せなかった結果
目隠しをさせられて車に乗せられ
強制的にこの部屋に入れられたのだ
だが、過酷な環境で死ぬまで働かされるよりは
まだいいのかも知れない
ここに居る限りは
生活に必要なものが一通り揃っているので
働かなくても暮らしていける
ただ、大きな問題があった
娯楽というものが一つもないのだ
テレビもなければ本もスマホもない
紙やペンすらもない
そして他の人間に会うこともない
食料が届くのはドア横にある小さな小窓の中
この部屋はどこか大きな建物の中にあるらしく
食料は誰かが廊下から小窓に投げ入れているのだろうと思っていたが
三日前、無機質なロボットが入れていることが発覚した
この一週間、自分が生活するための行動しかしていない
料理さえも作る必要はなく、言い換えれば作ることも許されていない
することがないので、寝てばかりいる
こんな生活がいつまで続くのか
もしかすると一生続くのかも知れない
こんなつまらない生活には何の価値もない
いつまで続くかも分からないなら、もう死んでしまいたい
けれど死ぬ方法なんて……
ああ、あの味気ない食料や水を口にしなければいいのか
私はそう思い、食べることをやめた
けれどその我慢は二日も持たなかった
腹は減り、喉は渇き
体がそこにある食料と水を口にするよう急かしてくる
美味くもないのにまたあのドッグフードみたいな食料を食らい
味のない水をがぶ飲みする
おかげで私の人生は終わらない
この狭い部屋での生活も終わらない
「被験体No.323、食料と水を口にしました」
「ほらな。ギャンブルであんな額の借金作ったような奴は、我慢がきかねえだろ?我慢できる性格なら、勝てそうだとか言ってギャンブルに金を突っ込まねえよ」
「……そうですね。でも我慢がきかない性格ってことは、この先ここでの生活がさらに我慢できなくなるんじゃないですか?」
「それがこの実験の面白いところだろ?次はどんな行動をしてくれるのかねえ」
「あっ!被験体No.323が枕に話しかけてます」
「だーれも関わる奴が居ないもんな。とうとう『友達』を作り出したか」
「以前、被験体No.148も同じことをしてましたね」
「そうだな。あいつの場合は便器に話しかけてたけどな」
「被験体No.148は……ああ、今は寝たきりで天井と話してますね」
「楽しそうで何よりだな。この感じだと、被験体No.323も将来は同じようになるだろうな」
私の狭い部屋には
私の好きなものが
たくさん詰まってる
そこは一番落ち着く場所
#9『狭い部屋』
狭い部屋😂笑ってしまったww正に私の部屋だからwww実家住みだからまだ子ども部屋を使っていて、多分8畳はある。ベッド5個くらい置けそうだから。まあそれはどうでも良くて、部屋自体は広いはずなんだけど訳あって床が段ボールだらけ🤗ナンテコッター
一昨日くらいに知ったんだけど、Gは段ボールが好きらしい。幸いなことにうちの県では多分Gは出ない。出ないだろうけど多分他の虫も好きなんだろうな。やばいとわかっていてもなんやかんや2週間くらい放置してある。だから床面積が異様に少ない。片付けなきゃな〜〜。実は資源ごみも溜まってて、「そろそろ捨てよ〜」と思ってまとめた後に気づいたんです。「あ、段ボール一緒に纏めてんじゃん」それも1枚じゃなくて4枚くらい。CDとお化粧品を買ったから小さめの段ボールでさ。何も考えず一緒にしちゃったよ☺️ばかだな〜。「もうっ私ったらっ」とかじゃなくて普通にバカ。自覚してるだけマシかな☺️
…………………。
はい。
マジで床綺麗にしないとだ。"机の上の汚さは生活習慣と繋がってる"みたいなことを聞いたことがあるけど、机以前に床だな。あと燃えるゴミも捨てなきゃ…と思って2週間が経ってますね。はい。次こそ捨てまーーす!!!!!
狭い部屋
狭いところの方が落ち着く。
なぜなら、一人でも平気だと思えるから。
広いと人がいないことに悲しくなってしまう。
こんな人もいるだろう。
自分の心を開くことができず。
殻に閉じこもっている人。
多分その殻は、狭くて暗くて。
誰も入ってこれないようになっている。
本当の自分が出ようとしても、殻は硬く。
弱い自分が出せないように押し付ける。
心だけが孤立して、どこにあるのかわかる。
出したくても怖くて出せない。
本当の自分のいる部屋。
いつか、本当の自分を見せてもいい人に会いたい。
狭くていい。
暗くてもいい。
一人でも平気だと思わせて。
人と触れ合うと離れていくのが怖くなるから。
狭い部屋にいると
とある人のことを思い出す。
一緒に隠れたり
毎日一緒に笑いあったり。
一緒に怒られたりもしたなあ
家が狭いから
家にいると思い出して
寂しくなって。
もうあの頃には戻れないけど
戻りたいなぁ、なんて思ってみたり
楽しかったあの日々を胸に
今日も私は
この狭苦しい部屋の中で
生きている。
お題「狭い部屋」
狭い部屋…
段ボールのかどにちょろんと尾を出して流動体の猫は四角く
「狭い部屋」
僕の部屋
ある人から見たら
狭い部屋
ある人から見たら
広い部屋
僕から見たら
僕の部屋
ぱらぱらと降っては止みを繰り返し、もう何度目だろうか。小雨が降る今日みたいな日は微睡みの海に漂うのが特に心地いい。カーテンと窓を開け涼しい風と雨音を誘い込むと、眠気が再びやってきた。もうすこしだけ、と意識をさざ波に手放した。
ふと、ベッドが少し沈んだ気がして意識が浮上する。頭に……何か触れているような。気だるげな瞼を持ち上げると、どういう訳か視界いっぱいに虹介がいた。寝顔を思いっきり見られた事が、何故だか気恥しい。
「青にいおはよ」
「ん、おはよ。起こしてくれても良かったのに」
「んーん、きれいだったから起こしたくなかった」
花嫁さんみたい。そう言われて頭に触れているのがレースカーテンだということに気づく。
「そういう事は将来の大事な人に言いな?」
軽く頭を小突いてそう言う。
「さて、今日は何をしようか」
「一緒にお昼寝する!」
額に柔らかいものが触れた。え、まさか。
その後小雨のヴェールに包まれた中すやすやと眠る虹介の横で、与えられた祝福について一人悶々と悩むのであった。
お題:『祝福と小雨』
狭い部屋
実家を出て自力で生活している私には丁度良い。貴方が遊びに来た時は少し窮屈だったけれど、すぐ傍にいる口実ができて良かった。
ただ、自分の心の狭さと穢さを体現しているようで、少し。癪。
『狭い部屋』
狭い部屋に2人。
互いの呼吸と心音を感じながら
最期のときを過ごした。
あなたと2人なら
辛いことも嫌なことも
全部乗り越えられる気がしてたのに。
狭い部屋
大型犬を飼うのに憧れてます。私は小柄なのでお世話は大変だろうなと容易に想像がつくのだけれど、それでも憧れは憧れ。
大型犬が無理なら小型犬に、となるかもしれませんが、実は私、小型犬が苦手なんです。
か細い足が折れそうで、ずっと抱っこしないといけない気がしてしまう。体も弱そうだし、なんだか疲れそう。(飼っている方ごめんなさい)
自分が小柄なくせに何言ってんだとか言わないでくださいね。私は図太い足をしておりますから。彼らとは別なのです。
残るは中型犬。
このサイズなら私でもお世話できそうです。いや、生き物を飼うことを甘く見てるわけではないですよ。憧れの生活に近づくためのお話です。
中型犬ならいいとか言いつつ、現実的に考えると狭い我が家で飼うのはかわいそうな気がします。
どうしたものか。
あっ、いい方法がありました。しかも、念願の多頭飼いも出来る。愛する中型犬達をこの狭い部屋にて思いきり飼おうじゃないか。
いつでもどこでも、愛でたい時に好きなだけ可愛がれます。ご飯も散歩も要らない。
スマホがあれば。
動画最高end
狭い部屋
狭い部屋も良い
なんか落ち着く
ドラえもんの押入れみたい
狭くても自分の空間なのだから
好きなものをたくさん置いて貼って
自分好みの素敵な空間
好きなものにこんなに近くに囲まれる幸せ
有りだと思う
私とお兄ちゃんで暮らしている子の家は、とても狭い。
お世辞でも綺麗とは言えないし、裕福とも言えない。
狭い部屋で、お兄ちゃんは小説を書く。私は、お兄ちゃんを支えるために外に出て働く。
こんな生活を知って、周りの人は不幸だって、決めつける。
私は不幸じゃない。お兄ちゃんと、この狭い部屋で過ごせて幸せ。
お兄ちゃんが、小説を書く音を聞くのがとても幸せなのです。
【狭い部屋】
狭い部屋
自分が好きなものを詰める
そうしたら幸せな空間が出来る
でも嫌いな物ばかり入れてたら何もかも捨てたくなる
人生と一緒さ
ベッドしかないような部屋
心あらずのあなたと入る
ダブルベッドは広すぎて
言葉なく
体丸めて目を閉じる
【狭い部屋】
狭い部屋は人によって違う、僕の中での狭い部屋は人が3人ぐらいしか入らない部屋が思い浮かんだ。僕はその部屋の広さを心の容量だと思っている。人の心の容量というのは意外と少ない。その少ない容量を一日に全て使ってしまう人もいる。だけど、その容量を上手に使う人が将来羽ばたくと思う。もし全て使ってしまったら、自分が狭いと思っている部屋に行ってみよう。そしたら、今悩んでいることなんでちっぽけだと思えてくる。それを実感できた時に容量が復活するのでは無いか。結局大切なのは考え方、ということだ。そう思えばそうなってしまう、だからといっていいことを思っても早々起きない。そんな時も狭い部屋に行ってみて、そうすれば色んなことが感じると僕は思う。