『特別な夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
特別な夜
私にとっては普通の夜。まだ特別な夜に出会ってない
いつか特別な夜と思ったら
それは、一歩大人になれたってことのかな?
もし、明日死ぬと分かったら。
君は何をするんだろう。
君と過ごした最後の夜。
僕の記憶には
美しい海にふたりの影が光っている。
貴方と過ごす私にとって特別な夜
多分一生忘れることの無い特別な夜
私はこの夜は大切に過ごしたいと思ってるけど
貴方にとってこの夜は特別?笑
貴女と二人、歩く路
貴女と二人、歩く海辺
貴女と二人、寝ころぶ草原
貴女と二人、見つめ合う夜
貴女と二人、特別な夜
何一つ、、、叶うことのない
ぼくの夢。。。
貴女と過ごす特別な夜は、、、ぼくには
来ない。。。
ただ貴女を想うだけの夜が
唯一、、、特別な夜かもしれない。。。
『虚しさ』という名の苦しみを
呑み込みながら。。。
特別な夜には
そっと一息ついて
そっと優しい手に包まれたい
誕生日じゃなく
結婚記念日でも入籍した日でもないけど
日頃の君の温かい心配りにありがとうが言えた
そんな今日の特別な夜
窓からは輝く街並み
隣では甘いあなたの香り
白い雪のような肌に触れる自分の手
今夜だけ、いや今夜だけでいい
この「特別な夜」でこの身を満たしてくれ
ー特別な夜ー
すごく自信があるわけではない
周りの人と比べちゃったりもする
けど
髪を巻いて
大きめのピアスをつけて
黒いタイトな服にスカート
ライダースなんか着ちゃったりして
そこにヒールなんか履いたら
ねぇ?
なんだかかっこいい女になったみたい
夜の街に紛れる私は
いい女でしょう?
Any night is special as long as I can be with you.
「特別な夜」
時計の針は午前2時をさしていた。
やっと終わったな…
明日までの締切をなんとか
終わらせたところだ。
これから寝ても数時間しか
眠れないし…
もうダメな日かな…
街灯に照らされた窓を見て
ハッとする。
そういえば、洗濯物を入れてなかった!
本当に今日はダメな日だ…!
洗濯物を急いで取り込みに行く。
あ……
まっしろな息と共に零れた声。
夜空に星が流れた。
一瞬だったけれどたしかに見えた流れ星。
洗濯物を抱え寒さを忘れて空を見た。
ひとつ、ふたつ…みっつと
流れ星をとらえた。
こんな時間まで頑張らなければ、
洗濯物を取り込み忘れなければ
この流れ星を見ることは
なかったかもしれない。
そう思うときっとこの夜は
__特別な夜
「特別な夜」
葬儀屋の方がお通夜やお葬式は非日常です
とおっしゃっていました。大人になってか
ら聞いたお言葉ですが、今日のタイトルを
見て、真っ先に頭に浮かんできました。
その全てが夜とは限らないですが、夜通し
ろうそくの火を絶やさないで皆で番をする
行動はまさに非日常な特別な夜。何度か経
験しましたが、どれも同じでは無く、とて
も静かな、不思議と心地よく、ピンと張り
つめた空気感でした。
なき人物との最後のお別れ。
大切な時間です。
ふたりの指先に
様々な想いをぶら下げて
執拗に
絡まっていた糸は
あなたが最後に見せた
その瞳の水たまりに
緩やかに
解けていく
今夜
わたしたちは
無言で
再び
ふたつに
戻る
# 特別な夜 (13)
今日はなんだか特別な夜だなー。
あ、今、変なこと考えたでしょ?
違うよー。今日は久々に家族や親戚の顔を見れたなーって思って。
ほぼ一家離散状態だったのに、年の離れて上京していった兄さんや、まだ幼い弟、お母さんはパート掛け持ちでほぼ家にいないし、お父さんも単身赴任で家にいない。
そんな家族なのに、今全員、私の方をみている。
年の近いいとこたちや、家が近い親戚のおじさんおばさんまでいる。
みんなこんなにうちに集まってどうしたの?
今日は何かお祭りでもあったっけ?
そう思っていたら、かわるがわる一人ずつ私の顔を覗いていく。中には涙を流す者もいた。
なんだか皆に見つめられちゃって恥ずかしいな。
あんなにちょっと前まで重苦しいメンタルだったのに、今はとっても心が軽い。ほら、頬がほころんじゃう。
なんだかとてもいい香りがする、お線香のような。
なんだかずっと明るい、ろうそくの明かりかな。
私だけがいい気持ちなのに、家族親戚一同はまるでお通夜みたい。
今日は、とっても特別な夜だと思うんだけどなー。
【特別な夜】
※【夢を見てたい】の続き
この特別に美しくどこか寂しい夜に
君の名前を呼び
君に名前を呼ばれて
君に身を委ねて重ねて過ごしたいの
貴方はとても 優しいから
どんなに愚かな者も 許せてしまう
こんな私にも 貴方は優しすぎて
私は泣いてしまう
そんな悲しい 優しさで
誰のために 生きるの?
貴方の心が 少しずつ
死んでゆくのに 早く気付いて
傷んだ翼を 温め合おう
もうひとりぼっちじゃない
誰かのために 傷ついたら
傷んだ貴方の 心はもたない
優しい貴方じゃ 全てを吸い取って
しまうから もうそろそろ
自分のために泣いてみるの
だからせめて 守りたい
貴方をこの手で
誰だって 全てのモノを
守れるわけじゃない
それならたった一つ、大切なものを…
それだけでいい
全てを背負うなんてもう
しなくていいから
貴方がしてくれたように
今度は私が守るから…
誰のために 生きるの?
貴方の心が 少しずつ
死んでゆくのに 早く気付いて
傷んだ翼を 温め合おう
もうひとりぼっちじゃない
何度も乗り越えた
自分の弱さとの戦い
それはかけがえのない宝物となり
自分の自信となり
時間となった
特別な夜
あなたと過ごす特別な夜…
この日を待っていたの
でも…
半信半疑…
周りには反対されて
いたから…
夢を見ていたの…
ずっと
同じ星空を見ながら
お話ししたよね…
その時間を今は
愛おしく感じるの
でも…
それ以上の気持ち
夢みたいね…
あなたがこんな夜遅くに
一緒にいるなんて…
毎日、毎日、同じ事の繰り返しだと思っていた。
日々の出来事に変わったことが無さすぎて、一昨日の出来事なのか、それとも昨日の出来事だったのか、忘れてしまうほどだった。
ある晩、何の目的もなく外に出た。空には月が出ていた。満月だった。その月の周りでは雲が流れていて、色々な姿の満月を見ることができた。私は、満月の写真をスマホで撮った。あまりによく撮れたので、それをスマホのホーム画面にした。少しだけ、明日への活力になった。
その日から、2ヶ月か3ヶ月がたった。
特に理由はないのに、とてつもない虚無感を感じた。
「何もしたくない」
そう思い、畳の上に寝転がった。窓から満月が見えた。起き上がって窓から見ようとすると、ちょうど見えない位置に月があった。
私は月を見る為に外に出た。満月だった。
「そういえば、このスマホのホーム画面も月の写真だったな。また写真、撮ろうかな。」
そう思い、満月の写真を撮った。空には雲が一つもなく、星が輝いていた。
前に取った写真と見比べてみると、満月が全然違うように見えた。
「毎日、同じ事の繰り返しのように感じても、毎日が全く同じなんてことはないんだ。」と思った。
そのことに気づけた今晩は、「特別な夜」だったとあとから思った。
薄ら寒い夜、空を見上げると月が出ていた。
俺は箱から煙草を取り出し口に咥えた。ライターをかざし、軽く息を吸った。口だけで吸うとか肺で吸うとか、俺にはまだよく分からない。ただ、息を吸ってゆっくりと吐いた。火は、俺が煙草を吸う度にジリジリと音を立て、白い紙を飲み込むように燃やした。
胸の辺りに、重さがズシンとくるのを感じた。風に吹かれて辛い匂いがふわりとした。美味しいかと聞かれたらまだ分からない。美味しくはないかもしれない。
ただ、
「あの子、こんな空気吸ってんだ」そう思った。
俺は今日の昼まで、非喫煙者だった。
世間では、何の変哲もない平凡な一日だっただろう。
だが、自分は違う。正確には、自分と、もう一人。
初めて君と目が合った時の、あの胸のときめき。
どこか初々しい、握る手と手が震えていたあの日。
何気ない会話も、君が隣にいるだけで、どんな快楽にも勝る喜びとなった。
今日は、特別な夜。
日々を過ごすうちに、目が合っても逸らされ、ため息をつかれるようになった。
握るのは、スマホの方が多くなった。
たまに話を振っても、無視される。
一体、どこで間違ったんだろう。
自分に至らない点があったのだろうか。時間が解決してくれるのだろうか。
そんな風に悩んでいた毎日すら、ちっぽけなものに思えてくる。
今までの人生で一番きれいに輝いた月が、ギラリと鈍く銀のシャベルを照らす。
世界一大好きな君を、埋めた日。