『物憂げな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
部屋の窓から見える
物憂げな空を
眺めていたら
不意に
寂しくなった
侘びしくなった
虚しくなった
そして
悲しくなった
誰もいなかったから
膝を抱えて
声をあげて
泣いた
涙が
とめどなく
とめどなく
溢れ流れた
ああ わたしは
こんなにも
泣きたかったのか と
泣きながら
心を抱きしめた
# 物憂げな空 (49)
一昨日、なんとなく空を見上げた。
いつもの帰り道で、君と二人。
昨日、幾度となく空を見上げた。
涙が溢れないように。
今日、一度も空を見上げなかった。
そんな気力、残っていなかったから。
いつも同じ空。
いつも同じ夕焼け。
いつも同じ道を、君と並んで歩く。
それが僕の、僕らの日常。
でも、今日も明日も、これから先もずっと、
それは日常にはもうならないだろう。
君は、もういないから。
そこにあるのは
確かにいつもと同じ空のはずなのに
今日はなぜか、物憂げなような気がした。
いつもより物憂げな空に
僕は今日も叫ぶだろう。
〝なぁ、夕焼け。僕らの日常を返してくれよ”
月が愛されて、太陽は忘れられる。
よくありがちな光景だよね。
例えば、ゲームをやってたらサーバーが落ちて、その時にきちんとサーバーを管理してる人が存在することに気付いたり、台風で水道が故障してスタッフの存在に気付いたりとか。後は言わなくても解るよね?
曇り空は別にいいのだけど、そもそも雲に感謝してる?私はしていない。だってそこにあるだけだもん。
そういえば、雲で思い出した。この前さ、家にアシダカグモが出たの。最近、田舎に引っ越してきた私は初めてアシダカグモの存在を知って感動したわけ。
で、益虫とも言うし、折角だから「アシダカくん」と名づけて飼おうと思った!そしたら、母が珍しく日本語じゃない日本語で拒否したから、渋々家から出したんだよね。あの子、元気かなぁ。
生きてますか。アシダカくん(性別不明)。
愛してたよ。もちろん嘘だけど。
「物憂げな空」
地震が来る前に見る雲のイメージ
世界で様々な空や雲を見るが、異様
な雰囲気が恐怖を増してくる
いつか来ると言われている大きな地
震、減災と保存食は今後も欠かせな
いだろう
空も人と同じような感情があると思う
喜、怒、哀、楽 は 晴、雷、雨、快晴
今日のお空さんはちと物憂げ(曇)
私も彼と一緒の心持ちだ
すっきりしないな……
態度も気持ちも
物憂げな空
物憂げな白猫
物憂げな黒犀
物憂げな一輪挿しの花
物憂げな駅頭の歌うたい
物憂げな突堤の釣り人
物憂げな塔の上の姫君
物憂げなあなた
物憂いわたし
ぱっと雲が割れて光が射し込むと
物憂いみんなの目が覚めた
「物憂げな空」
#28
「物憂げな空」
君が隣にいて幸せな顔で笑っていてくれれば、
物憂げな空も、今日の憂鬱も、
全て吹き飛ぶんだ。
流れゆく雲にお日様包まれて
泣いている顔のあなたに似ていて
青空を隠す雲を見て考える。
君が青空みたいに笑っていた時は
いつだって僕の心までも青空だった。
物憂げな空に浮かぶたくさんの雲は、
君という青空を隠してしまった。
物憂げな空を見ると思い出す。
あの時瞬く間に曇った
青空みたいな君の笑顔を思い出す。
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「物憂げな空」2023. 2. 25
物憂げな空
わたしが育った街は冬は物憂げな空でした。雪はたくさんには降りませんが、晴れることは少ない気候です。
けっこう寒かったです。
なので、冬は気持ちまで物憂げになりました。
今暮らす街は、冬場は快晴が続きます。毎日、満艦飾です。ベランダで空を見上げて、お日様に感謝します。
物憂い気なそらがわてしはすきだ。
どこか儚くも見える空だけどそれでもそんな空は私は好きだ。
薄紫のような、薄ピンクのようなそんな晴れた日の空は見ていて落ち着く。
大好きだった彼女と別れた。
僕のすべてが止まった。
本当に好き。
だから、諦めることが難しい。
何度も話した。諦めずに。不利な事もわかっている。
帰り道、夜空に浮かぶ、月が目に入った。
もう鳴らない スマホを見て、気持ちが溢れた
思わず漏れた言葉
ばか、、、
『物憂げな空』
なんとなく憂鬱な空
どんより よどんだ空
星すらかくされて
太陽さえ遠慮して出てこない
物憂げな空
まるで今の私を
そのまま表しているような空
俺には笑わせたい奴がいる
奴を笑わせると決めた15歳のあの日から20年
ちびっ子、タレント、大御所、全国民を笑わせる事はできたが、俺の頭上に天高くそびえ立つ奴を笑わせた事は一度もない
ぽつ ぽつ ぽつり
なんだよ、予報では今日は会えないって言ってたのに
「そんなに俺に会いたかったのか!仕方ないな、とっておきの新ネタやってやる 見てろよ!」
俺は物憂げな空に叫んだ
物憂げな空
物憂げな空を見上げる
はあと溜息をつく
そんなあなたに希望を
そんなあなたに夢を
そんなにあなたに笑顔を
こっそりポストに入れましょう
可愛らしい便箋にいれて
ポケットにそっといれてもいいかもね
涙が出てもいいじゃないか
好きなだけ怒ってもいいじゃないか
またいつか
笑えればいいんだからさ
「ねえねえ」
「なに?」
「最近調子はどう?」
「ぼちぼちかな」
「そっかあ、あのさ、
僕の方は占いができるようになったんだよ」
「へえ」
「君の顔を見ただけで、
お天気がわかるようになった」
「なにそれ笑」
「ほら、今は物憂げな空だ。
菫色の空に黒い雲が揺らめいてる、雨が降るのかな」
「えっ、すごい!なんで分かったの?」
「あ、今は分からなくなっちゃった、
気まぐれなんだ、この能力」
「え〜なにそれ、
まあいいや、またわかったら教えて」
「うん。君と一緒でね、気まぐれなんだよ」
君のオニキスみたいな瞳は
天気や景色をよくうつしてくれるんだ
僕を見ていない時に限るけれど
物憂げな空
毎日毎日同じことの繰り返し。朝起きて、顔を洗って、朝飯を食って、学校に行って勉強して、帰る。なんの意味があってこんなことをしなければいけないのか、こんなことを考えていると心が曇っていき憂鬱になっていく。上を見ると物憂げな空が広がっている。
今日は、このまま雨になるのかな…
週末は会う予定だったけど
昨夜の 急遽仕事、ごめん!の
LINEと、早朝にもうひとつ来ていた
こっち土砂降り、行ってきます!の
メッセージ。
休日出勤頑張れと打ちかけて
もう一度、空を見上げる。
君の住む街で降る雨に
私が濡れる事がない。
それがこんなに切ないなんて…
どうかあの人が風邪を
引きませんようにと願って
送信ボタンを静かに押した。
『お題:物憂げな空』
お題:物憂げな空
物憂げな空。
あまり馴染みがなかったので、調べてみることにしました。
意味は〖なんとなく気がふさぐような〗〖なんとなく憂鬱な〗と。
これで分かった事がひとつあるんです。
自分の中では好きでもあるし、虚しくもなる空だと。
今まで〖物憂げな空〗を知らなかった時は、なんとなく自分の気持ちが分からなかったんです。
虚しさも違う、悲しさや切なさも違う。どれにもピッタリ当てはまることはありませんでした。
こういうテーマが出ることによって、段々自分が分からなかった気持ちが少しづつ、少しづつ、分かったような気がしました。
また一人で歩いている。家の周りを。
だけどいつもより遥かに広大で、未知の巨大な生物が川に泳いでいる。いつも川、また川だ。今日の川は薄い黄緑で浅く、細長くうねりながら続いていた。以前は浸水深く、海のような濃い青色で透き通っていたはずだが。友人と待ち合わせの小屋に着いたが、この先に行けば、未知の巨大な生物達とあの美しい森林が待っている。素晴らしい写真が撮れるに違いない。しかしカメラが手元にない、スマホも忘れてしまったが充電されたスマホならば直ぐに写真が撮れる。取りに行こう。振り返ると遥かに広くて薄い水色の『物憂げな空』に、焼けるような夕日が山に落ちかけているがまだ間に合う。野生化して汚れ、しかしふっくらと太った茶色のトイプードルが何処からか駆け寄ってきて、萎縮した私の左手をひと舐めした。
という夢を見て目が覚めた。