また一人で歩いている。家の周りを。
だけどいつもより遥かに広大で、未知の巨大な生物が川に泳いでいる。いつも川、また川だ。今日の川は薄い黄緑で浅く、細長くうねりながら続いていた。以前は浸水深く、海のような濃い青色で透き通っていたはずだが。友人と待ち合わせの小屋に着いたが、この先に行けば、未知の巨大な生物達とあの美しい森林が待っている。素晴らしい写真が撮れるに違いない。しかしカメラが手元にない、スマホも忘れてしまったが充電されたスマホならば直ぐに写真が撮れる。取りに行こう。振り返ると遥かに広くて薄い水色の『物憂げな空』に、焼けるような夕日が山に落ちかけているがまだ間に合う。野生化して汚れ、しかしふっくらと太った茶色のトイプードルが何処からか駆け寄ってきて、萎縮した私の左手をひと舐めした。
という夢を見て目が覚めた。
2/25/2023, 10:30:09 AM