『涙の理由』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夢に敗れた
子供の頃は何でもなれると
期待に胸を膨らませた
恐れも挫折も知らなかったあの頃が
羨ましくて切なくて
涙が込み上げる
過去の自分に失望されないように
涙の理由を隠しながら
大切な何かのために
今日を明日を生きていく
#2 ある日の夜。
いつもは心躍る時間だったけど、今日は雨が降っていた。
虫の声や夜空に光っているはずの星達も、ザーっと降る激しい雨にかき消されてしまった。
雫でおおわれたガラスの窓から、外を眺める。
ぼんやりとしか見えないけど、なんだか寂しそうな景色。
ずっと眺めていると、いつ間にか泣いていた。
自然と涙が流れていた。冷たい手で濡れた額をぬぐう。
なんでだろう、自分でそう思ったけれど、すぐにわかったような気がした。
"命"という、必死で燃えている炎が、"何か"をきっかけにこの激しい雨に一瞬で消えてしまう。ジュッとも言わずに。
そう思いながら、降っている雨を見ていると、なぜか涙が溢れて出してしまったのだ。
そして、空も一緒に泣いてくれているのかな、なんて。
その時がいつ起こるなんて誰にも分からない。
だからこそ、幸せや楽しみを見つけて笑っていられるのだ。
ふぅーっと、息を吐くと、目の前のガラスの窓が曇った。
曇らせるつもりなんてなかったのに、とクスッと笑った。
こんな何気ないことでも心が温まるのだ。
やっぱり、笑わなくっちゃ。
今日も、そんなふうに一日が終わった。
___涙の理由
涙の理由なんて絶対に知られたくない。
でも聞いてほしいと思ってしまう。
変なプライドが邪魔してくる。
あなたに素直に伝えられる日は来るのかな?
涙の理由。
涙の理由は
逢えて嬉しいから。
逢えなくなるのが
悲しいから。
またねと言ったまま
離れたのは、
もう2年が経ったよ。
涙の理由
周りに理解されないことが
辛くて悲しいの…
どう言葉にしたらわかって
くれるのか、自分でも
わからない…
周りの人が言ってることが
正しいんじゃないかと
自分の意見に自信が持てないの
…
自分を責めて…
辛く当たってしまうの…
涙がとめどなく流れて
…どんどん苦しくなって
いくの…
人の意見に惑わされて
…暴れて…薬を飲んで
落ち着いて…の
繰り返し
人のことばが
こわくてこわくて
たまらないの…
人の反応がこわくて
こわくてたまらないの…
涙の理由なんて
複雑でわからない
…
信じ難い現実が、言葉が、
容赦なく心に襲い掛かる。
心を隠して頭を下げる―――
この世は理不尽で溢れ返っている。
ごめん、もう逃げたいんだ…
『涙の理由』
涙の理由なんて知らない。
自分にも分からないんだ。
でも気づいたら泣いていた。
何もすごく悲しい出来事があった訳じゃない。
泣きたい心当たりなんてものは無い。
あ、やっぱり心当たりはあった。
小さな悲しみが重なって、限度を超えた。
同時に涙が境界線を越えてきた。
人前には決して見せないと決めたが、
もう1人の自分の前では泣いていいよね。。。
涙の理由
喜んだとき
怒ったとき
哀しいとき
楽しいとき
涙を流す。
感受性が豊かなわたし。
そんな自分を受け入れてあげるんだ。
ずっと一緒にいた
いつだって隣で
お互いのすべてを理解してると思ってた
でもあの日
君の頬をつたう涙の理由だけはわからなかった
話をしたのも 顔を見たのも 声を聞いたのも
あの日が最後だったね
どんな言葉をかけたら
その涙の理由を僕は知れただろう
そうやって
今日も思い出しては
悔しい虚しい心のカケラが左目からこぼれていくんだ
#涙の理由
涙の理由も大事なんだろうけど
その時、寄り添ってくれた人は
もっと大切にしたい。
─何故、私では駄目だったの。
かすれた声で、そうひとり呟く。
拳は無意識に力を入れていたのか、爪が皮膚にくい込み、くっきりと跡を残していた。
瞼裏には、まだ先程の光景が、鮮明に映し出されている。
あのひとと手を繋ぎ、仲睦まじそうに歩く綺麗な女性。
ふたりの顔には優しい笑みが湛えられており、傍から見ても特別な関係だと言うことがわかる。
─あぁ、お似合いだな。
不覚にも、そう思わざるを得なかった。
滲む視界をどうにかしようと、服の袖で乱暴に目を擦った。
胸が締め付けられるかのように痛む。
そんな私をよそに、ふたりは楽しげに談笑をしていた。
あの女性に罪はない。しかし、どうしても、あの場所にいる女性が憎くて仕方がなかった。
私の方が、出会った時期も早かったし、一緒にいた時間も多かった。
それに、私の方があのひとの事をよく知っている自信がある。
─なのに何故、あの場にいるのが私ではないのか!
『ははっ…』
こういうところなのだろうな。と自虐気味に乾いた笑い声がもれる。
これ以上、此処には居たくはない、そう思い、息が切れるまで走った。
人がいないところを目指し、たどり着いたのは、寂れた公園であった。
─ここ、前にもあのひとと来たことあったな。
そう思い返した途端、タガが外れたかように、涙が溢れ出す。
汚い喘ぎ声をあげ、しゃがみこみ、泣いた。
こんなところにも思い出を置いていくなんて、酷いにも程がある。
『なんで、私じゃ駄目だったの…』
答えは出ているはずなのに、どうしてもそう問わずにはいられなかった。
《涙の理由》
...ポロッ
ふと、料理をしている恋人の方を見ると
その綺麗な瞳から一粒の涙が落ちた
「っ!どうした?!大丈夫っ?!」
私は焦ってキッチンにいる恋人に駆け寄る
「どっか痛い?何かあった??」
捲したてるように恋人に詰寄る
恋人は首を横に振りながら袖口を使って涙を拭っている
私は恋人のそんな姿にさらに心配になり、肩を抱き寄せて自分よりも小さな体を自分の胸に閉じ込めた
「大丈夫?職場とかでなんかあった?気づけなくてごめんね。なんかあったなら教えて欲しい...」
恋人の不安な心を刺激しないように頭を撫でながら、落ち着いた声を意識して話しかける
「...違うの」
恋人が胸の中でそう呟き、後ろに置いてあるまな板を指差す
「...え?」
そこには切っている途中であろう玉ねぎが置いてあった
「あれって...」
「そう、玉ねぎの汁が目に入って涙が出てるだけなの、勘違いさせてごめんね」
下から見つめてくる恋人は申し訳なさそうに眉を下げた
勘違いした自分が恥ずかしくなって勢いよく恋人から離れる
「いやいや!こっちこそごめん!!早とちりした!」
今の私、絶対に真っ赤になってる
めちゃくちゃ恥ずかしい...
まぁ、でも
「何事もなくてよかったぁ...」
真っ赤になった自分を見つめて笑顔になった恋人を抱きしめて、そう呟いた
お題:『涙の理由』
涙の理由
朝起きると、私はいつも泣いている。
理由…?
理由を考えても、全く思い付かない。
いつもと同じ朝を迎え、学校に行く。
私は全寮制の高校に通っている。そのため、とても時間に厳しいし、規則も厳しい。
そんな生活環境でも、私は充実した日々を送っている…と思う。
例えば・・・
不意に立ち入った本屋で
もし 君の絵を見つけたら
そこに君の名を見つけたら
心から願って止まなかった
やっと形になった君の夢を
この手に取る事が出来たなら
純粋な君が
照れながらもいつも
沢山 伝えてくれた
聞き慣れてしまっていた
「愛してる」
の言葉よりも きっと
嬉しくて 嬉しくて
心の底から嬉しくて 私は
その場に崩れ落ちて
溢れ出る涙を
止められなくなるだろう
悔いてはいない
さよならをした
あの 夏の日
君を解き放つために
心に鬼を迎え入れた事を
「涙の理由」
今日の夜は彼と一緒にデートをするの!
彼のお仕事の都合上なかなか会えないから今日みたいに会えるのはとっても嬉しい!
彼が可愛いって言ってくれたお洋服に、このお洋服に負けないくらい可愛いメイクをして、とっても可愛いアクセサリーをつけて。
とびきり可愛い私で「今日誘ってくれてありがとう!」って言うんだ!
そして私は今日ひとりぼっちを卒業する気がするの。
いつもより高いレストラン。
いつもは「どこか行きたい場所とかある?あるなら連れて行ってあげるよ」とチャットが来るのに今日は来ないし、相手がデートプランを考えてくれていると思う。
多分、帰る頃には私の左手の薬指に綺麗に輝くリングがはめられている。
可愛くメイクしたのに、涙でぐしゃぐしゃになっちゃうかもな。
涙の理由
あなたさえいなければ。
なかなくて済んだのに。
たくさん泣いた。
のぼせるほど泣いた。
せいせいしたよ。
いま頃だけど。
大好きだった
あなたのせい。
お題〈涙の理由〉
涙の理由。
それは、ある時には悲しみである。
またある時には、喜びである。
涙の理由というのは、文脈によるのだ。
第一、涙そのものからして、すすり泣き、号泣、慟哭...O.ヘンリーに聞いてこよう。
願わくは、あなたの人生に嬉し涙の多きことを。
#涙の理由
あなたと出逢えて嬉しい涙なんですよ🎵
ドラマ見て感動している涙
身内が昨年亡くなった涙
「涙の理由」 10月10日
子供の頃、お兄ちゃんに苛められて泣いたあと妙にすっきりしたのを覚えてる。
涙ってストレス解消なんだよ。
もっと泣けばいい。
理由なんて無くても。
空に飛び立つ飛行機
涙の理由
だれかの出発と
誰かの別れ
人は自分自身で決断し
人生を切り開いていかねばならない
誰かが自分の人生を組み立ててくれる事はない
自分がどうしたいのか どう生きたいのか
それだけだ