『海の底』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
光が届かない世界
そこでも生きてる魚たちはいる。
どういう感覚なんだろうか。
想像してみたら
とても静かだった。
表面が、荒れた大波だったとしても
深く深く光が届かないくらい深いところは
静かで揺れることがない。
意識も同じ。
目に見える現実は
大変だと感じることがたくさんある。
そのたび感情が大きく揺れたりもする。
けど、そんな時も
意識の深いところは静かで
瞑想は、そこへたどり着く手段だと
教えてもらったのよね。
暗い。
苦しい。
寒い。
冷たい。
地上のあたたかい光が届かなくて
生き物たちの優しさも届かない。
でもここじゃないどこかなら
あたたかい光が刺し
たくさんの生き物に愛されるのだろう。
そう思うと涙が止まらなくなる。
【海の底】
常与田鉄道に乗って17番目の駅それが海の底
この駅には戻りの電車は止まらない
一度海の底へ着くともう元に戻ることはできない
駅舎はいたってシンプルでプラットフォームと小さな掘立て小屋のような改札、中にはいつも同じ駅員が1人。いつも駅帽を深く被ったその顔を今までに見たものはいないという。
「海の底」
大人になって初めて見た海の底は恐ろしい
ほど暗かった。子どものころにイメージし
ていた真逆だった。
どのくらい前から陽の光を知らないんだろ
う。これからも知ることは無いんだろうな。
陽の有り難さを痛感した。
とっくのとうに溺れてしまっているわ
底の見えない貴方という海に
#溺愛#海の底
暗い暗い海の底
ふと見上げると明るい月があった
下を見ると綺麗な珊瑚があった
静かで暗い海の底も
捨てたものではないのだろうな
あぁ眠くなって来た
少し眠ろうか
海の底
うす暗く白く濁った海の底は無音で
わたし以外 なにもだれもいない
キラキラした海面へ自力で
浮上できそうにない
そんな海の底みたいな気持ちになったら
あなたに電話してもいいですか?
海なんて子どもの頃にしか行ったことないな。
大人になってからわざわざ行くような場所じゃない、というのは陰キャすぎるか。
まぁ憧れはあるよな。ダイビングとか、なんだったら浜辺を歩くだけでも憧れる。
歩いてすぐに泳げる場所があるなら毎日でも泳ぎたいね。
でも現実は交通費や体力が必要でとてもとても······海なんてのは家族で行くものだ。
だから海というものは独り身の俺には縁遠い場所だ。
お題は海の底だったか。どうでもいいけどお題は消さずに上のほうにでも表示してほしいと思うのは俺だけだろうか。
海の底、浅い場所もあるだろうけどそう言われて思い浮かぶのはやっぱり深海だろう。
なんか昔に深海は宇宙より調査が難しいとか見たような。本当かは知らんし今はどうかもわからないけど。
人類は未だこの星のことすら理解できていない。そう考えるとロマンがあるね。
でも正直言っちゃうと深海よりも宇宙のほうに興味あるんだよね。だから海の底とか言われてもってのが本音。
【海の底】
今でも思い出す
砂が
透き通った水が
私を手招きしていた
清く
美しく
歪んだ空間が
私を手招きしていた
今でも思い出す
あの海の底よ。
ゆらゆらと光が揺れている。
廃工場の汚い床に寝そべって、
ガラスが張られた天井を見つめていた。
火事で全焼したくせに、
奇跡的にガラスだけは残っていて。
熱で溶けて、ぐにゃりと歪んだガラスは、
光を奇妙に反射させて、
床や壁、真っ黒なカタマリを照らし出す。
ゆらゆら。
ゆらゆら。
まるで、水の中にいるみたいだ。
水底に沈んで、届くはずもない地上に思いを馳せる。
静かな、とても静かな海。
瞳の奥に映っている偶像は、だんだんと、マッチを吸ったあとの煙のようにとけあっていた
『海の底』
海の底。
浅く、深く。
波に揺らいで。
塩っ辛い水は、纏わりつく度にピリピリと肌を刺す。
あまりの痛みに目は開けられない。
それでも、息が続くだけ。
ただただ、波に揺られながら。
深く沈んでしまいたいのに。
突然、恐怖が襲いかかる。
どこまでも深く、広いその先に。
何も見えない、海の底。
美しさと、絶望を。
住む世界が違うのだと。
その恐怖に打ち勝てば、いつか。
底の深さを知ることができるだろうか。
海の底
前世の私は海の底に沈んでいるのかもしれない
少し前 スピリチュアルの仕事をしている人と知り合いになった
たまたま知人の家に顔を出した時、
その人も遊びに来ていただけだ
仕事ではないので、詳しい内容などは聞けないし、まして自分のことを見てもらうなんて出来ない
その後、数時間お茶をしながら共通の友人を挟んで昔話にはながさいた、
そして今なら、ちょっと聞いても大丈夫かも、つい魔がさして自分の事を話してしまった
「私 海が怖いんですよね、前世で何かあったんですかね?」
その答えは、
「そうだね、そうかもね」
ん、どっち?
ー海の底ー
ばしゃばしゃと音を立て抗っていたが
やめた
抗うことに疲れたのだ
どぷん
飲み込まれる
全身が冷たくも暖かいものに包まれる
息苦しい
肺に酸素を取り込もうかと
考えたが
もうそんな気力もない
目を開けると痛い
あたりまえだ
どこまで行っても
この世界は
私を痛めつける
もううんざりだ
このまま落ちていき
冷たくも暖かい
海の底で
死んだ私は
脱力し
四肢を預け
揺蕩う存在になるのだろう
「感情と言う名の絵の具で」
海の底にいるように
暗く 冷たく
僕はただ足掻いていた
伸ばす手の先に
何も触れるものは無い
僕はただ不安だった
温かい地上に憧れながら
誰かの手を待ちながら
僕は小さな貝がらを並べた
色それぞれの中に
僕の心の感情という名の
絵の具を足すと
どんな絵が書けるだろう
7色の虹も描けるだろうか?
明るい絵が描けたら
僕は深い海の底から
少しの隙間から見えている
明るい地上に上がり
目の前に虹が見れるだろうか?
2023年 9
グアムとか沖縄とか、海が綺麗なところは好きだ。
あの鮮やかなで、自分の心を清めてくれる青い景色が好きだ。今年の夏は行きたいな。
ただ、海の底はこの鮮やかな景色と違って限りなく黒に近く闇の中を思い出させてくれるようなものだ。
この対比はまさに人の心のようにも見えれる。
一見楽しそうに、悩みがなさそうに見える人も実際は傷つき悲しみで満たされているように。
だからこそ、その人の表ばかり見てばかりでは絶対にダメだ。その人の心が暗い闇の中から救い出せるような人になって欲しい。
どうなってるの?
何があるの?
誰も知らない……可能性
生まれる……夢の欠片
広がる……希望の香り
どこかで、誰かが、観てる海
広い深い海の底
そこにある……それでいい海
どうなってるの?
何があるの?
誰も知らない……可能性
生まれる……夢の欠片
広がる……希望の香り
どこかで、誰かが、観てる君
だから生きてくれと願う
だから生きてみろと願う
だから生きて欲しいと願う
だから・・・・・死ぬなと言う
広い深い人間の底
そこにある……それでいい君
-海の底-
点数があまり取れなくて、
判定はE。
分かってる。
その現実は、私をさらに1人にさせる。
「今、辛くても、生きてればいい事あるよ。」
周りの人は、みんなそう言う。
でも、私が死んだら、そこで終わりでしょ?
私が死んで、浮かび上がれば、
面白そうにニュースに取り上げられ、
今の日本の教育を取り上げる。
この繰り返し。何も変わらないね。
私たちは、ずっと暗い世界で生きてる。
「海の底」
海の底
からだは朽ちて砂となり
泡となった私は
ゆっくりと浮上する
あぁ、やっと自由になった....。
海の底には何があるのだろうか。
みんな想像する。
だが,世界中の海すべてを調べることはまだかなっていない。
世界中の研究者達が新技術を駆使して調べようとしている。
いつか海の底に何があるのか解るときが来ればいい。