『流れ星に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
創作 「流れ星に願いを」
「じゃーん。手作りのお菓子だよ、食べて食べて」
小さなクーラーボックスからカップ入りのゼリーを取り出して文芸部の友人たちの前に置く。甘いもの好きな二人は目を輝かせた。
「うわぁ、きらきらしてる、うまそう!」
「本当きれいなゼリー。幻想的だね」
寒天で作った紺色の星空ゼリー。カップの底から紺色と透明の二層になっており、少し傾けると、中に仕込んだ金粉がきらきら流れ星のように光る。そして、うえにミントの葉をのせた爽やかな一品だ。友人がそっとスプーンで掬って口へ運ぶ。
「ひんやりしてぷるぷる。中にはブルーベリージャムが入ってるんだね。おいしい、これ」
「そうなの。ジャムも手作りしたんだよ」
二人とも夢中でゼリーを食べ、あっという間に平らげたのだった。わたしは嬉しくてニコニコしながらカップとスプーンを回収した。
友人たちには内緒だが、このゼリーはわたしの好きな本の文章から感じた味を再現したものなのだ。流れ星がモチーフの甘酸っぱくて、爽やかな味の本だった。
「ゼリーおいしかったぁ、あたし頑張ってみる」
「よっしゃ、俺も書くぞー」
休憩した二人は元気が出たようでわたしは安心した。今度は友人たちが作った文芸作品も再現してみようか。そんなことを考えながら、わたしは部室をあとにしたのだった。
(終)
大好きな部員たちといつまでも楽しく仲良く過ごせますように
無数の星が瞬く空のもと
流れ星を見つけたら 何を願おう
周りの人が健康で楽しく過ごせますように
世界の争いがなくなりますように・・
あれ?自分のための願いが思いつかない
満たされているからなのか
現実を知ってしまっでいるからなのか
教えて
流れ星に願いを
【流れ星に願いを】
しゅーーーてぃんぐすたーーーーーーーー。
byアイクネルソン
たとえ間違いだったとしても―――
なんてカッコいい言葉私には似合わない。わかってるよそんなこと。でも――
「うち、やっぱ行くよ。」
「正気?!サチ‼あんたっ…何で?どうしてよ?」
「ヨラ、うちらの家…ね?」
だからだよと、くしゃっとサチが笑う。
「…あんたがいくならアタシもいくよ。一人ぼっちは…嫌だからさ…。」
ヨラはうつむき自嘲気味に笑う。暗い笑みだ。
「この世界はさ、明るいのさ。だから暗いものにはなかなか気付けない。光で照らされて影なんか見えなくなるぐらいの光でね。」
ヨラは両手を太陽にかざす。…今日は快晴だ。
「…アタシには眩しすぎたのさ。皆が、普通が。」
「アタシ“たち”でしょ」
そう、というヨラの顔は見えない。太陽のせいで。…風が気持ちいい。あたたかくって、ちょっと甘くて…でも苦くって……。
「…そろそろ終わる?」
ヨラの笑顔。暗くて深い、新月みたい。
「うん。」
「あ、手紙書いた?」
「ヨラったら、書いたに決まってるじゃない!」
「そっか。」
「うん」
風が吹く。ちょっと冷たい。
「うちね、ヨラにも手紙書いたの。」
横を見るとヨラが目をまんまるにしてた。
「アタシも」
暫く笑った。こんなことがあるなんて!ってね。
「最期の最期にこんな笑うなんて思ってなかったわ!」
「アタシもよサチ!」
「ヨラ、見せ合いっこしよ」
「勿論」
パラリ…パラリ…カサッ…カサッ…紙の擦れる音。紙の匂い。
「……サチぃ」
「うぅっ…ひっく」
二人で泣いた。ずっと、ずっと。気付いたら町はキラキラ光っていた。帰りを心配するものはいない。
二人は手を取り合って町を見下ろす。
「ヨラ。じゃあ、終わろっか」
「うん」
「サチ、今までありがとう」
「ヨラ、今までありがとう」
「「地獄でも一緒だよ」」
風を切って落ちていく。涙が上に上ってくのがわかる。
最期までやっぱり、町の光が眩しいや。
屋上には包丁と2通の手紙ときちんと揃えられた靴が2足。それだけが残されていた。
この世界に偶然はなくて全て
偶然にして必然でいて決まっていたこと
そうじゃないと示しがつかない
喪失感 焦燥感 罪悪感、ただ死にたい
恋録
流れ星は何故、願いが叶うと言われているだろうか。
調べる気力がないから調べない、ふと気になっただけだ。
そんなことは、置いといて。
私は、流れ星は一度も見た事は無い。テレビで見る、白い一直線に流れていく星でさえ、綺麗なのだから、実際見てみると、さぞかし、綺麗なんだろう。美しさに負けて、願い事を言うのを忘れてしまいそう。
もし、流れ星を見れたとしたら、どんな願いをのせるだろうか。
自分の欲しいものを手に入れるために願う?
自分の未来が良好になるために願う?
自分の運命の人が現れるようにと願う?
家族や友達の健康を願う?
この世界がいつまでも平和になるように願う?
どんなことを願うかは、流れ星を見た世界線の私に任せる。
流れ星に願いを──
───────────────────────────────────
ねぇ!!あのさぁ!!私の純粋な頭!!!
流れ星いっぱい流れてきたら、その分だけ願えるって事っしょ???
めっちゃ願い叶うじゃん!!
いや別に、星が願いを叶えてくれるとか信じないけれど、そんな考えがよぎっただけだよ。私にもまだ童心があるらしい。
私的に、星に願いを願うと、叶うんじゃなくて、願うから叶うんだと思うんだよな。これ、伝わんないな笑
結論を言うと、願いはいつでもしてもいいと思う。願うだけ、叶うだろ。
願っても叶わないのなら、その分だけ生きればいいだけ。面倒臭いけど。
【10日目】流れ星に願いを
あの人が行ってしまってから
もう1年経ちました
自分に厳しく
他人にとっても優しいあの人は
どこに行っても慕われています
周りをいつも気遣って
謙虚なあなた
明るく人を笑わせて
自分も笑うのが大好きなあなた
猛烈に努力して
自分を追い込むあなた
柔らかな外面に隠している
とても強い内面をもつあなた
尊敬される素晴らしい人間の
あなたが
何事もなく
本当に何事もなく
私のところへ戻ってきますように
流れ星に願いを祈る。
その時間は、私にとって心地の良い時間であった。
人との関わりを遮断し、幻想的な星空を眺めつつ自分の空想に浸る。誰にも邪魔されないその空間こそ、真に自分にとっての休息となるのだ。
願うことは一つだけ。その願いが叶わないものだとしても、私はその願いに縋ることしかできない。
夏の夜、母と見たあの景色。
『来年もまた一緒にみようね。』
その願いは、もう叶わないけれど。
「今日の夜空も綺麗だよ」
声にならないその想いに呼応するように、一筋の涙が星空を流れた。
『流れ星に願いを』
この空に溶ける前に少しだけ私のお願いきいていってよ
流れ星に願いを
今日はよく頑張った。
朝から今まで、よく仕事した。
うん。私、よくやった。
三連休前の今日は、23時まで晩御飯も食べずに、全部仕事を終わらせた。
と自分に褒めたところで、何も意味はない気がするんだが、とりあえず、壮絶なる腹ペコをおさめるために、何か食べに行きたい。
が、しかし、この時間、開いている店も少なよね。
お酒を出す店、おもにBARしか思いつかない私の辞書に問題がある。
あきらめてコンビニでなんか買って帰るか。
そう思いつつ、横断歩道で空を見上げた。
こんな都会じゃ、星もあまり見えないが、今、流れ星に願いをするなら、いつもより美味しいご飯をお願いするなぁ。
「よう、こんな時間に散歩か?」
「流れ星がいたのかなぁ?」
「なに訳わからん事いっているのかなあ。君。」
飲食関連の雑誌編集者が私のことを酔っ払いか?いや、働きすぎておかしくなったか?どっちだ?とか言っているが、彼が神に見える。
これから、何かお願い事が空を見上げよう。うん、それがいい。
お題『流れ星に願いを』
【たった一つ】
もし一つだけ願いが叶うなら
私は何を望むだろう
いつもひとりで
誰も助けてくれない
もう生きる希望もない
でもきっとこれが正解
私が望むのは
"誰か私を助けて"
流れ星に掲げて願って叶うほど、私の願いは安っぽくないの。私が欲しい彼という名の一等星は安くないの。素敵な人なの。
【流れ星に願いを】
仕事を終え、疲れ切った顔で
都会の夜空を見上げる
黒い空にはやっぱり何もない
今までも明るすぎて汚いこの街で
星を見たことはなかった
ため息をついてから
自分の故郷を思う
あのころは当たり前のように星々を眺めていた
帰宅してテレビを点けて
自然と始まったニュースを眺める
「こちらは先日◯◯県◯◯市で観測された流星群の様子です……」
自分の地元だった
画面に映し出された流星群は綺麗で綺麗で
自分はかつて
こんなものが見える素晴らしいところに住んでいたのだと
初めて知る
どうか
自分の行く末が明るいものになりますように
そしていつか
ここでも流れ星が見られるようになりますように
テレビの中の青白い流れ星に願いをこめた
『流れ星に願いを』
神様、何で私は生まれてきたのでしょうか?
出来たことなら、最初から生まれていなければ
こんなに苦しむことはなかった。
神様、何で私はみんなにばかにされるのでしょうか?
『真面目面すんな』『···(無視)』
そもそもあの人たちに会わなければ良かった。
神様、生まれてしまったなら、幸せになりたいです。
幸せになったら、もう何も望みません。
流れ星に願います。
☆彡☆彡☆彡
『どうか、永遠の幸せをください。』
【流れ星に願いを】
私はまだ小学5年生だ。
今日は5年生のイベントで一番メインの自然教室だ。
私の小学校は、長野県の八ヶ岳自然の家に行くことになっている。
ちなみに私は恋をしていて、相手は同じクラスだから一緒に行動することが多いいと思い、張り切っている。
自然の家につくと、お昼ごはんを食べて、葉っぱを探しに行ってアートを作ったりした。
そして夜にはナイトキャンプがある。
そこでは星空が満開に見える。
私が望遠鏡を除いたとき、流れ星が流れてきた。
とっさに私は流れ星に向かって、恋をしている相手と恋人になれるようにお願いした。
でも3回言う前に、消えてしまった。
もし願いが叶うというのであれば…君達が隣で笑ってくれたらと思う。そして流れる星空を河川敷で寛ぐ二人と見上げて言うんだ、「誕生日おめでとう」って。一人は恥ずかしそうに、もう一人はにへらと無邪気な笑顔を見せながら微笑む、そんなひと時。それこそが生きていくうえでのの本懐なのかなとふと思ったり。
-妄想の産物より-
流れ星に願いを
流れ星に願いをこめる
何かに祈ってばかりではなくて
もう少し自分で努力しろと誰かに言われる気がする
流れ星、しばらく見てないな。
子どもの頃ペルセウス座流星群を見て以来。
綺麗だったな。
夏休み、田舎に帰省して、田んぼ道に寝そべって夜空を眺めてた。
流れ星、また見たいな。
これが願い事。
流れ星に頼むとしよう。
…ん?
【流れ星に願いを】
お星さま、お願いします
どうか、体調が悪くても嫌味を言わない家族と
血縁だからで済ませる親戚が
消えてなくなりますように