『泣かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ごめんね」
その一言で終わらせてしまったこと、ずっとずっと後悔してる。大人になったはずなのに、青春を取り零したせいでずっと心の奥底で泣いている。
大好きなものほど何故か手離してしまう人生。今日も、もう読む時間が無いからと、大事な本達を自分の手で売りに出してきた。
死神から寿命が宣告されてから一週間。それで、私が生きられるのも今日を含めてあと一週間らしい。
家への帰り道、空は橙色と桃色と薄紫色が混ざり合っている。賑やかな街中を迷いなく歩く。
視界の端に何かがうつった。私はその場で足を止めた。
一目でわかった。
一直線に走った。人違いだったらどうするんだとか、そういう考えは一切排除されていて、ただひたすらにあの子のもとへ走った。
はぁはぁと息を切らして、あの時と同じ距離であの子と顔を合わせる。
あの子が大粒の涙を落とした。アスファルトに黒いしみが増えていく。何も言わないで、しばらくあの子が私を抱きしめていた。それでも涙は止まらなかった。
「泣かないでよ」
「ごめんね」
そう言ったあの子は左手の薬指が光っていた。
あの子はどうやら幸せに生きているみたいで、私が過去に残した重荷が今の今下りてくれた。
なんだか本当に、私が死ぬ未来は近いのかもしれない。
どうか泣かないで。二人こうしてまた会えたから、私にはそれだけで十分な気がするの。
(泣かないで)
しわくちゃできったない顔ね。
いつも私に何をされてもヘラヘラ笑っている癖に、何で今は泣いているのよ。
そりゃあ私は最近体を動かせなくて寝てばかりで、かまってちゃんな子猫の時に比べて可愛くなくなったよ。
だからこそ、そんな涙と鼻水まみれ顔じゃなくて。最後にいつもの笑顔を見せてよ。
何時でも虹の橋で思い出せるようにさ。
《泣かないで》
泣きたい
泣くな
泣かないで
どの言い方も素敵。
でもタイミングが悪いと受け入れられないこともある。
その言葉の裏に何があるのか。何を求めてるのか。
見つめていける自分になりたい
適切な表現で 大好きな人たちと自分に 想いを伝えたい
僕の葬式で泣く君に
『ねぇ、泣かないで。』
届きもしない声で、そう告げる。
『泣かないで』
「泣かないで」も
「泣いてもいいよ」も
言ってくれてた
あなたは いない
だから
私は 今日も
鏡の前で
笑顔の仮面をつけて
「泣いてなんかないよ」
と 嘘をつく
「涙は我慢しちゃだめだよ。涙はいつか止まるんだからそれまで精一杯泣いていい。」
今までたくさん言われた「泣かないで」
それとは正反対のあなたの言葉が嬉しかった。
#泣かないで
テーマ:泣かないで #380
泣かないで
君が泣くと僕も悲しくなるから
泣かないで
君を泣かせるやつなんて許さないから
泣かないで
僕が君を励ましてあげるから
泣かないで
僕が君の泣くことのない世界を教えてあげるから
泣かないで
泣いたら君の素敵な顔が崩れちゃう
泣かないで
僕のためだけでいい
素敵な君の笑顔を見せて
泣いたっていい
泣いたあと君が笑ってくれさえすれば
「泣かないで」
やまない雨はないから、いつかこの涙も枯れるはず。
願わくば、いつかじゃなくて今枯れてほしい。
今すぐに涙を流した痕跡全て消し去ってほしい。
そしたら、あなたに言ってあげるの。
「私なら大丈夫」って、笑顔で言ってやる。
でも、現実は涙でグシャグシャの顔だから。
泣きながら「大丈夫」と言ってもカッコ悪いだけだった。
大丈夫、大丈夫だから、優しいあなたとの思い出で
私は生きていけるから大丈夫。
お願い、最後にあなたに見せる顔は笑顔がいいの。
だから、今だけでいい。出てくるな、涙。
困らせたくないの、最後まで笑っていたいの。
あなたにも、笑っててほしいの。
「…昔も今も、これからも、、、大好きよ」
そういって私は泣きながら笑ってみせた。
嬉しい時
楽しい時
は、もちろん
辛い時
悲しい時
落ち込んでる時も
私は
泣かないで
と、歌に励まされてる
(2023.11.30/泣かないで)
ねぇ
泣かないで
ずっと隣にいるからさ
ねぇ
泣かないで
黙って心を抱きしめるからさ
ねぇ
泣いてもいいよ
そっと 涙を拭うからさ
ねぇ
もっともっと泣いていいよ
涙を流さなければ
心は洗われないよ
【泣かないで】#24
※ニックネーム変更しました
泣かないで
───ふわっと強く香るラベンダーの花束。
花屋に寄り道する時君は必ず呟くんだ。
「特に深い意味は無いけれど、元気になれるから好きなんだ~」
ラベンダーの花を蒸留して作るアロマオイルに
乾燥させたものをお湯で入れたハーブティー。
ラベンダーの花を粉砕して石鹸や入浴剤に混ぜたり
乾燥させたものをドライフラワーにすることも出来る。
リラックス効果や眠気を誘う効果で
君はいつも緊張ばかりの僕にピッタリだって教えてくれた。
そうだ、今日は君の誕生日だったよね。
プレゼント沢山迷ったけれどきっとラベンダーが喜ぶと思って
実は沢山買ったんだ。
でもすぐに枯れても嬉しくないからと
ドライフラワーにしようと数日前から準備しては
喜んでくれるかなと期待を膨らませた。
───トゥルルルルル…
ん?なんだろう…電話がなっている。
出てみると友達からの電話だ。
「どうした?そんなに慌てて…」
「どうした?じゃないよ!結菜が事故にあった!」
衝撃受けた僕は動揺を隠せず全力で走り事故現場に向かった。
警察と救急車がファンファン…ピーポーピーポーと音が鳴っている。
嘘だろ…結菜は無事なのか!?と
頭がいっぱいで呼吸も荒くなり僕は気を失った。
ごめんね…結菜………
────あの事故から1年経ち、周りも落ち着いてきた頃
あの日君に渡せなかったラベンダーのドライフラワーを
遅めの誕生日プレゼントと墓の前にそっと置いた。
スゥーと涙が零れ、止まらなくなり
子供のように泣きじゃくった。
ぶわっと風が吹いてラベンダーの香りと共に聞こえてくる。
「泣かないで」
泣かないで
ただ家族のために
一生懸命心を込めてやっているだけなのに
時に流れる涙で目の前の景色が歪んで見える
ああ罪なあなた
美味しくってカラダにも良くって
生で良し、火を通してもよし
主役にも脇役でも存在感ったぷり
どんなものにだってアレンジできてしまう
そう「玉ねぎ」
半割りやざく切り、
薄切りだったらまだいいいの
みじん切り
私があなたをそう変化させようとする時
目から溢れ、流れ落ちる涙を抑えることが出来ない
目の前のあなたは「泣かないで…」と言わんばかりにまな板の上にだまってに存在しているのに
だから泣かないための方法をネットで色々調べてみた
包丁は研いで切れ味をよくしよう
冷やしたり、レンジで少しチンしたりするのも
水に浸しながらなんて方法もあるみたい
スイミング用、ダイビング用のゴーグルだって持ってるわ
面倒だからといろいろ試さずにいたけれど
泣かずにあなたと向き合える日も遠くなさそう
これからも、いただいたいのちを美味しくいただきます!
ありがとう
泣かないで
もう、泣かないで
僕がそばにいるから
君の気持ち、わかっているつもり
僕だって、悲しいよ
だから君の話はいくらでも聞くし
君の想い、わかり合いたい
もう、泣かないで
君が苦しんでいると
僕も、もっと辛くなってくる
必死に君をなぐさめて
笑わせようとしている僕も
泣きそうになってくる
どのくらい泣いていた?
いつまで泣き続ける?
もはや感情が麻痺するくらい泣き続けたよね
だからそろそろ泣くのは終わりにしよう?
あいつだって
君は笑顔が一番だって言っていたから
泣かないで、辛いから
わからないよ、言葉がないと
形にこだわるわけではないの
わからないよ。わかるでしょ
あたしもうあなたに触れられないの
あなたの心に触れられないの
この世界に溶けたから
だから、わかるでしょ。
言葉を紡いで
泣かないで
「泣いたって、儘なるわけもないのだし」
そう言う君の涙は赤い。
/お題「泣かないで」より
愛しき、貴男。
貴男は、多くを背負う強き方。
貴男は、誰よりも人の上に立つ器を有する方。
でも、貴男だって心の拠り所が必要よ。
わたしと同じ人間なのだから……。
いい加減、あの方を、貴男の心の拠り所を、迎えに行きなさい。
貴男には、あの方が必要よ。
それは、わたしたちでは担えない。
悲しいけれど、あの方しか…貴男を救えない。
わたしたちに遠慮せず、あの方を迎えていいの。
だから、どうか、これからは泣かないで。
死んでも永遠に一緒にいると誓うよ
だからもう泣かないで
二次創作 文豪ストレイドッグス
『織田作がジイドと戦うことを止めたい夢主』
「織田作!! 待って!」
雨の中、私は織田作を追いかけていた。
子供たちが乗った車が爆発するところを見た。唖然とする私に聞こえてきたのは、織田作の絶叫だけだった。魂からの叫び、それを聞いた時何となく私は悟ってしまった。ああ、この人はもう戻ってこない、と。
ミミックの本拠地の前、そこでやっと私は織田作の腕を掴んだ。
「織田作、お願い。1人で行かないで」
「𓏸𓏸。俺は、ジイドと戦わなければならない」
織田作はこっちを見てはくれなかった。ずっと、自分がこれから使うことになる拳銃を見ていた。
今、この人の心の中に私はいない。いるのは、子供たちとジイドだけだ。
それが悲しくて、涙が零れる。
「織田作……。私を見てよ……」
ポツリ、私がそう呟くと織田作はハッとして私の顔を見た。
「𓏸𓏸……。お前、泣いているのか?」
「誰のせいだと思ってんの……」
とめどなく零れる涙を織田作はどうしたらいいのか分からないという顔で見つめていた。
「俺は……子供たちを守れなかった」
「それは私も一緒。織田作だけの責任じゃない」
「𓏸𓏸がいれば、太宰も大丈夫だろう」
「……馬鹿。太宰だって……私だって大丈夫じゃない」
そういうと、織田作は驚いた顔をした。
「𓏸𓏸は強いと思ってたんだが……」
「……好きな人が死んで大丈夫な人がいるわけないでしょ」
我ながら卑怯だとは思った。死にに行く前にこんなこと言われたら迷惑だろう。私だって、このまま想いを告げずにいたかった。彼を困らせたくなかった。だけど、溢れる想いを止める術を私は知らない。
「織田作、私、織田作が好きだよ。ずっと、ずっと好き」
「……」
「お願い、織田作……っ」
涙が止まらない。一度吐露した気持ちを止めることは私にはできなかった。
「……𓏸𓏸。すまない」
その一言で、私の心は完全に砕けた。分かっていた事だった。けれど、実際に言われると堪える物があった。
「っ……。ほんと馬鹿……」
「𓏸𓏸」
彼は名前を呼んでそっと私の目に溜まった涙を拭う。
「𓏸𓏸、泣かないでくれ。俺には、どうすることもできないんだ」
そう言って最期に彼は一言「ありがとう」とだけ言って、中に入っていった。
「太宰……。私はあの時、どうすれば織田作を止められたと思う?」
Lupinで私はウイスキーを片手に太宰に問う。
「何をしても、彼を止めることは出来なかったと思うよ」
太宰は、砂色のコートを靡かせながら席を立ち
「ああいう運命だったんだ」
と言い残し、静かに店を出て行った。
「……。マスター、太宰にツケておいて」
しばらくして、私はそう言って店を出た。外にはもう太宰の姿は無い。
「……帰るか。中也の体術特訓に付き合う約束してるんだった」
私は目の端に少しだけ溜まった生暖かい水を拭い、夜の闇に消えていく。
お題:泣かないで
2023 11 30
泣かないでとは言わないで
泣いてもいいとも言わないで
涙が溢れて止まらないわたしを
優しすぎる顔をして見てくれていた
それがたまらなかった
泣かないで
泣く事は、恥だと思っていた
親戚の葬式の時 悲しくて泣いた
男は、人前で泣くんじゃないと
怒られた
多感な頃だった メンタルが一瞬で
崩壊した もう泣くもんか!
一生泣くもんか! そう誓ったけど
メンタルが崩壊する度に
涙が溢れ出した 滂沱の涙
枕を消音器の代わりにして
大声で泣いた
とてもスッキリした 泣く事は
ケミカルな薬よりも効く
泣かないで........。
酒落斎ぜ!