『泣かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
泣かないでなんて無理な事を言わないで、
自分も我慢してんのさ。
『泣かないで』
もう、あの人を思って泣かないって決めたのに
なんで涙がこぼれちゃうんだろう
あの人が去って、毎日泣いた
泣く事しか出来なかった
泣いたってあの人は戻らないのに
あの人の為にながす涙がもったいないよ
だからもう、泣くな私
『泣かないで』
たとえ、思い描いた幸せの絵図が
現実とは重ならなくても
泣かないで
涙で滲んでぐちゃぐちゃになって
見えなくなった理想の絵でも
まだ、捨てないで
目標を立てた人には、誰びとも敵わないって
おしえてもらったんだ
だから、叶うとか叶わないとか
現実になろうが、なるまいが
あなただけの夢を持ち続けてほしい
あなたにしか 描けない理想を!
あなただからこそ 持てる夢を!
あなたにしか 感じることのできない幸せの歌を!
口ずさんでほしいのだ
だから、どうか 泣かないで
涙で理想が滲み、夢が流れて、
歌を忘れてしまわないように
「泣かないで」
お父さん、その気持ち、よくわかります。
先日、娘と一緒に小児科に行った。インフルエンザとコロナワクチンのダブル接種だ。
話は少し逸れるが、1度に2種類の予防接種を受けるのは、初めてだ。右腕にインフル、左腕にコロナワクチン。そんなことをしてもいいんだと少し驚きもした。
この先コロナが2類から5類感染症に引き下げられたら、毎年この時期に2種同時接種が当たり前になるのだろうか。そうなったら予防接種料も2倍になるので、かなりツラいかも。
話を小児科に戻そう。私達が予防接種の順番を待っていると、お父さんが娘さん2人を連れてやってきた。お姉ちゃんは4歳、妹はおそらく1歳ぐらいで、インフルの予防接種に来たっぽかった。
来た時から妹はグズっており、お父さんは抱っこしながら、泣かないでと、一生懸命あやしている。まわりに気を使って頭を下げている。そんな親子を見ながら、私はあるTVCMを思い出していた。
それはACジャパンのCMで、コンビニで支払いに戸惑っているお婆さんに、後ろから強面のお兄さんがラップで、そんなに焦らなくてもいいんだぜ♪と歌うのだ。
実際私にはリズム感がないので、ラップは歌えないが、そんな私も心の中で歌っていた。お父さん、そんなに気を使わなくてもいいんだぜ♪と。
お父さんの「子供がグズったり泣いたりしたら、周りに迷惑がかかる」という気持ちは、よくわかる。でも幼い子供は、泣くものだ。
そしてここは、小児科だ。ここに来ている大人達、お父さんの横に座っているおばさんも、小学生のお子さんと並んで座っているお母さんも、みんな子供のグズりを経験してきた人なので、ちゃんとわかっているよ。
案の定、予防接種が終わった妹は、待合室にギャン泣きで帰ってきた。でも誰もスマホから顔すら上げない。ほら、子供の泣き声なんて、誰も気にしていないのだ。
支払いを済ませて、お父さんは最後まで、申し訳なさそうに出て行った。折しも、元バレーボール選手が、2人乗りベビーカーでバスに乗れなかったとネットニュースで話題になっていた。
もちろん子供のいない方もいらっしゃるだろう。幼い子供のうるさいのは嫌だと思う方も、残念ながら世の中にはいる。でもその人も子供の頃は、やっぱり泣いていたと思う。みんなお互い様なのだ。
彼らが出て行ったあと、小心者の私は、心の中でお父さんを応援するのであった。頑張れ、お父さん。
ここで、私は、ふと思う。
あれ、私の支払いの順番は? 私の方が、先に来てたよね。
ま、いいか。
*ちなみにACジャパンのCMは、Youyubeで観れます。ご興味があれば、ぜひ。
僕は夢の王国の住人。
この夢の王国は誰もが夢を叶えに来る楽しい場所だけれども、中には転んだり、お母さんとかに怒られて悲しくなったりして泣き出してしまう子供がいる。
僕のお仕事は夢の王国の住人として、この夢の世界を楽しんでもらうことだから、勿論泣いている子なんて見過ごせなくて、何とか泣き止んでもらおうと四苦八苦したけれど、楽しげなBGMに泣き声が混ざり続け、僕はオロオロしているしか無かった。
『泣かないで……』
泣かないで
泣かないで と誰かが 囁いてくれたらほっとして 泣き止む事ができるかな
大丈夫だよ と 誰かが 頭を撫でてくれたら 悲しい気持ちが 薄らぐかな
頑張ったね と誰かが 声をかけてくれたら 辛い気持ちも 和らぐかな
寂しくなっちゃったかな
どうにか来れたから
無責任かもしれないけど
もう泣かないで
いつまでもpoorだけど
いつまでもaloneだけど
いつまでもshyだけど
いつまでもバカだけど
この人生、けっこういいかも。
だからオレ、泣かないで。
#泣かないで
(3)
家に帰るのがどこか怖くて
そのまま自転車が進んでしまう 知らない坂道を下り
知らない風を受け 知らない地面を見ているのだ
ずっとあのころの教会を探している
でも探しても見つからずに いつも家に帰り
忘れたように眠りにつく
あの歌声と あの時計の声だけが頼り
私は夜道が怖いけど あの子を思い出すと
少し星が見えるような気がする
そのままずっと星を追いかける
泣かないで
お願いだから、泣かないで!
お腹が空いたの?
それとも、オムツが汚れて泣いてるの?暑くて泣いてるのかも!
お願いだから、泣かないで!
初めての子の育児は、どうして泣いているのかの見当が付かず、あたふたするばかり。
よく、義母が手伝いにきてくれて、
上手にあやしてくれました。
懐かしいお話でした。
泣かないで
いや嘘
泣きたいもんね
なら泣こう
声とか鼻水とか色々出してさ
泣きたいだけ泣こ
それで何かがよくならなくても
我慢して溜め込むよりすっきりするでしょ
それでいっしょに散歩とかしよう
泣かないで
「泣かないで」って冷たい
泣いたっていいじゃないか
泣きたいなら泣けばいいさ
私はそう思う。
大人になって「泣かないで」って少し冷たく感じる
感情爆発させる瞬間でもあるから
悲しいことも表現することが大切じゃないかな
嬉し泣きかもしれないしね
我慢ばかりの社会なんだから
たまにはいいんだよ。
泣かないで
高校に入学してから、弓道部に入部した私は、二つ上の三年生の|葉山貴俊《はやまたかとし》先輩のことを好きになった。
先輩は弓道部の部長でもあり、高校の弓道部入部体験で最初に私にレッスンをしてくれた人。
興味があった訳では無く、少し経験のある友達の誘いで見学に来た私は全くの初心者………そんな私は運動神経が良くないこともあってか、初めての弓体験にドキドキしてしまっていたのを覚えている。
そんな私に手取り足取り丁寧に優しく教えてくれたのが葉山先輩でした。
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ!」
「はい、でも………私運動神経もセンス無いので………」
「あははっ、そんなの気にしなくて大丈夫だよ! ほらお手本やるから見ててご覧」
そう言って弓を構える姿勢をとる先輩は、袴を着ていることもあってかその姿は凛としていて凄くカッコよくて………その後、的に向かって集中してから矢を放った瞬間ズバンと音がしてドキッとする私。
そして、目の前に射った矢が的の真ん中に命中しているのを見て凄くカッコイイと感じた私は、単純かもしれないけど「自分もやってみたい!」そう思わせてくれた。
それから体験入部で弓の持ち方 、構え方を葉山先輩から手取り足取り丁寧に教えてもらい、実際に弓を引いて、的を狙って射ってみると真ん中では無いものの命中していて………。
その時、何だか心身が研ぎ澄まされていくような不思議な感覚を覚えた私は、この部活の明るさと、賑やかな雰囲気と、先輩の優しさが心地よく、何故か入部を辞めた友達とは打って変わって私は入部を決意し入部することに。
弓道部は人数が少ないこともあってか練習は男女合同でやる為、私は何時も葉山先輩から教えて貰っていたけれど、簡単そうに見えて実際はそうでは無く………。
少しずつしか進まない練習に心が折れそうになる私は、良く辞めたいと言って先輩を困らせてしまっていた。
気が付けば、入部して半年が過ぎ夏になる頃には、途中で辞めてしまう子が出てきてしまい、一年生の人数が半分に………そんな中で今まで練習してこれたのは葉宮先輩とペアだったからかもしれない。
「大丈夫、無理しないで出来るところまでで大丈夫だからね」
何時もそう言って甘えさせて貰っていた。
そのせいでか、同級生からは皮肉を言われることもあったのだけど、何時も先輩が庇ってくれて事なきを得て来たことも続けられた一因である。
そんな先輩は弓道部の部長なだけでなく、県大会に出場する程の腕前でもあり、爽やかなイケメンで筋肉質の胸を半分抱けさせて弓を射る姿がビジュアル的にカッコイイのだろう………良く部活の練習中に見学に来る女子生徒が多くいた。
そのせいで、私は部活内の同級生の女子や女子の先輩だけでなく、何時しか見学に来る子達からも、葉山先輩に優しくされているのを嫉妬されて反感を買い文句を言われ、仕舞いには虐めを受けるようになる。
気付けば私と葉山先輩が付き合っているのだという間違った嘘の情報が影で噂になって広まり、何時しか部活内だけでなく、学校中の女子達の態度が冷たくなっていった。
「もうこんなの嫌だ! もうこんなの耐えられない!」
本当に心が折れそうになる頃、その噂を聞きつけた葉山先輩が私にその事実を確認して来た。
「ずっと気付かなくてごめん、女の子達から虐められてるって知ったんだけど其れは本当なの?」
「………」
「やっぱりそうなんだね」
「えっ………?」
「だってほら、涙がボロボロ………泣いてるよ」
答えられずにいる私だったけど、身体は反応してしまい、気付けば涙がボロボロ流れ落ちている。
「辛い思いさせてごめんね」
「なんで葉山先輩が謝るんですか、葉山先輩は何も悪くありません………」
「気づかなかったことに原因があると思ってる。それに、守れなかったことも………」
「先輩はこのままで大丈夫ですよ! 私がこの部活を辞めればそれで解決すると思ってるので」
皆は先輩を取られたくないのだから、私がこの部活を辞めればそれで解決するに違いないと思ったのだ。
「橋田茜ちゃん、茜ちゃんに非が見当たらないのに、辞めるなんて可笑しいと思うよ。 それにここまで弓道続けて来れたのに辞めるなんて勿体ないんじゃないかな」
「でも………」
その後私はワンワン子供のように泣いた。
どうしたらいいか自分でも良く分からなくなっていたから。
「ほら、もう泣かないで! 僕が皆に話すから、僕が君を守ってあげるから」
そう言って葉山先輩は地べたに座り込んで泣いている私の頭を優しく撫でてくれた。
それから先輩は部活の女子と、見学に来た女子達を集めると、こう言い放った。
「今日僕は色々と噂になっていた事実確認をして、橋田さんのことを知りました。皆には、何も非がない橋田さんに対してして今までしてきたことを謝罪して欲しいです。 それから、僕は今日から橋田さんと付き合うことになったので、もう、僕に付き纏うのは迷惑なので金輪際辞めてください! 今後、僕の彼女である橋田さんに何か危害が加えられた場合には、それなりの処分を受けてもらおうと思ってます」
その言葉に驚く私………。
だっていきなり彼女になっているんだもの。
驚く私の耳元で「彼氏ってのはマジだから」って………。
どんどん身体が火照り出して顔が赤くなる私。
その後、先輩のお陰で虐めは無くなり、皆からの冷たい態度は無くなり、先輩の追っかけも無くなって毎日が平和になった。
「あの、葉山先輩………本当に私なんかが彼女で良いんですか? 私なんかが彼女だと釣り合わないと思うんですけど………もしかして無理してませんか?」
あれから一ヶ月が過ぎた頃、私は葉山先輩との帰り道に勇気を出して確認する。
「無理なんかしてないよ、僕は体験入部で茜ちゃんと知り合ってから、茜ちゃんに一目惚れしたんだもの。 大丈夫もっと自分に自信もって! もう茜ちゃんを泣かせないからね、それと、葉山先輩じゃなくて二人の時は下の名前で呼んで欲しいかな…………」
少し照れながらそう言った。
「ありがとう先輩………えっと、貴俊くん!」
私が照れながら先輩の名前をうと、先輩の顔が近づいてきて一瞬のうちに唇を奪われた。
何だか気持ち良い感触………。
先輩は私のハートを射抜くのもカッコイイ。
私はもう泣かないで頑張れそうです。
これからも宜しくお願いします貴俊くん!
泣くことさえ
他人に制限されなくていい
泣きたい時には泣いていい
だが、易々と涙を見せびらかしてはいけない
だけど信頼出来る人には
思いっきり泣いてもいいんだ
【泣かないで】
泣かないで
私はいつもなく恋愛をしている、
いつになれば、泣かない恋愛ができるのだろう、
大丈夫。
そばにいるから。
泣かないで…
なんて言わないよ。
大丈夫。
そばにいるから。
泣いていいよ。
泣かないで
生後半年の娘、夜九時過ぎに寝なくて、泣かれたことが一度だけ二ヶ月前にあった。二歳の長男に寝る直前のiPad動画を見せたくなくて、娘が寝ないのにも関わらず夫に娘を託し、私は長男を絵本で寝かせつけを始めた。夫は泣いている娘を抱っこしてあやすが、泣き止まない。長男は大人しく私の腕の中で絵本の読み聞かせを聞いているが、娘が泣き止まないどころか本気の泣き。ついに私たちの寝室に義母がやってきて「だいじょぶ?娘ちゃん貸して」と夫から娘を取り上げて義父母の部屋に連れて行く。私は泣き止まないだろうな…と思いつつ、息子の寝かせつけを続けたが、やっぱり娘は泣き止まない。「ばあさんが眠れない」と義父のイライラした声が聞こえたので、私は息子を夫に託して娘を連れ戻そうと義父母の部屋に行くと、義父が娘を抱っこしていた。「すみませんでした、寝かせます」と言うと「頼むから早く寝かせてくれよ」と怒った声と共に娘を返される。孫と嫁と同居してるのだから赤ん坊の夜泣きの声を一時間くらい怒らずに聞き流してくれないのかなこの人たちは。田舎でこの家には生まれて間もない子どもがいることは近所の人たちも分かっているのに、と悲しくなる。
娘が生後四ヶ月ずっと夜は泣かせないで寝かせつけているが、それは娘の特性だけではなく私の努力も半分くらいあると思うのだけれど、まぁそんなこと言い返す気力もなく、自分の寝室に戻り、絵本で寝かせつけできずiPad動画を見せている夫に心の中でため息つきながら娘の寝かせつけにかかった夜は娘へ「夜、寝たくなくて寝なくてもいいから、せめて泣かないでいておくれ」と願ったのであった。
泣かないで
なんて言わない
愁いを含んだその
透き通った血を
気が済むまで出し切ったら
また笑顔
取り戻せるよ
「泣かないで」
泣かないで...
そう言ったり 言われたりしたのは
子供の頃が多かったかな…
大人になったからこそ
泣いていいよ 泣いちゃいなよ
そう言ったり 言われたりして
支えられてきたんだな
いま そんなことを噛み締めてる
君が泣くのは僕の前だけでいい。
泣いて酷い顔になっても、大勢から批判されても、僕は、僕だけは君を否定しない。大事ななにかをむやみに他人にさらけ出すときっと傷つくから。
ぼくだけをみてよ。
特権