六月の帰路

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家に帰るのがどこか怖くて
そのまま自転車が進んでしまう 知らない坂道を下り
知らない風を受け 知らない地面を見ているのだ
ずっとあのころの教会を探している
でも探しても見つからずに いつも家に帰り
忘れたように眠りにつく

あの歌声と あの時計の声だけが頼り
私は夜道が怖いけど あの子を思い出すと
少し星が見えるような気がする

そのままずっと星を追いかける

11/30/2022, 4:08:15 PM