『永遠に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
天使は悪魔に恋をした。
悪魔も天使に恋をした。
天使は悪魔になって悪魔を探した。
けれどどうだろう、
同じ場所まで辿り着いたのに探していた悪魔は見つからない。
悪魔は天使になって天使を探した。
けれどどうだろう、
同じ場所まで辿り着いたのに探していた天使は見つからない。
そして、
天使になった悪魔は、
悪魔になった天使は、
互いの存在に恋をする。
永遠に交わることのない2人の心は、
満たされないまま循環するように巡り巡って、
互いの存在に恋をする。
2人の群像劇を不憫に思った神様は、
永遠の存在を消してしまった。
それ以降、
天使が悪魔に恋をすることはなくなったし、
悪魔が天使に恋をすることもなくなった。
でもこれはきっと永遠ではない。
いつかまた、同じことが繰り返される。
だって神様は永遠の存在を消してしまったのだから。
どこか遠くで、
矛盾している、と誰かが嘆いた気がした。
君と一緒にいる時間は、1時間が1分に感じるほど短くて楽しい。
でも、君のいないときは永遠に感じられるほど長くてつまらない。
早く帰ってきてね。
一緒にご飯食べよう。
「永遠に」
それってそんなに大事なことですか?
もちろん長く続けば、それはそれで良いのかもしれない。
でも、例えば。
「永遠の愛を誓いますか?」
口約束でしかないその言葉を、
口約束でしかないから、守れない大人も沢山いる。
当然だ。守れなかった時の罰がないのだから。
だから、私は「永遠に」とは、ありえない物であり、
同時にありがたい物であると思う。
私は、「永遠に」存在しない私の時間を、私の日々を、私の人生を、大切に過ごしていきたい。
「永遠に」
叫びたいくらいに、、叫んでも心が晴れないくらいに、しんどい。
『永遠に』
ウエディングの時とかに誓うよね
でもさ
『永遠に』なんて私は約束出来ないな
そもそも
憧れのウエディングドレスさえ着ていない
『永遠に』約束出来るような人ではなかったから
ウエディングしなくて良かったんだって
今なら思う
『永遠に』何かを得るとしたら
あなたなら何が欲しい?
私は結局
「愛」
なんだと思う
毒親に毒姉に毒夫…
私なりに
不器用だったかもしれないが
彼らに精一杯の愛を伝えたつもりだ
でも…
どんなに頑張って
テストで99点とっても…
「なんであと1点がとれないわけ?」
どんなに頑張って
親にも誰にも頼ること無く子育てしても…
「なんで怪我させるわけ?
なんで病気させるわけ?」ってさ…
おまえが至らないからだ!
って言われてるみたいでさ…
「愛」を感じたことはない
褒められないで生きてくると
感情がなくなるんだよ
自分の好きなもの、好きなこと
嫌いなもの、嫌いなこと
これら全てが
彼らにとって一番ベストな返事をするようになり
自我が消える
だから、
誰も信じられない
だから、
「愛」を手に入れたい
でもね、
大人になり過ぎると…恋愛も簡単じゃなくなるの
恋はすることが出来ても
恋愛をするとなると…
彼女や奥様がいる人が多くをしめる
いない人を探す方が大変だ
事実、私が恋した人には奥様がいる…
じゃあさ…
どこから「愛」を感じられるんだろう?
『永遠に』
「愛」が欲しいと言うより
「愛」と言う名の証明書が欲しい
私は貴女を捨てませんよ
私は貴女を愛していますよ
っていう印的なものがさ
誰からも「愛」をもらえなかった理由は
やっぱり私が至らないからなのかな?
なにが私には足りないんだろう?
これも『永遠に』
分かる日がこないのかもしれないね…
私は彼らのためになるなら、
代わりに病気になったって、
死だって恐れないくらい「愛」していたのに…
彼らのためなんかに
死ななくて良かったw
全力過ぎるから嫌われるのかな?
私は恋している君のためなら
なんだって出来るって想うけど…
君はそうじゃない
私はいつも一方通行
交わることなんてきっとないんだろう
だから、
『永遠に』
「愛」が欲しいんだ…
この一時の平和に、
祈りを捧げたい。
永遠の平和を求め、
尽きぬ生涯を尽くしたい。
唯の普通は、
何よりも特別で、
永遠を望むことは、
何よりも罪深きこと。
それでも私は、
今日も悪魔として祈るのだ。
「どうか神よ、罪深き私の命ひとつで、
この世界に永遠の平穏を、平和を。」
黒い喪服を着た悪魔は、
羽の付け根を神に晒す。
誰よりも永遠を望む、
罪深き者。
不変を望む強欲な悪魔。
民から恨まれ、
全員の悪意を自身に向ける。
それでいい。
それでいいのだ。
誰も彼もが、
永遠に幸せな世界で。
お題_永遠に 2024.11.1
青く透き通る空、どこまでも続く空の下に果てしのない自由がある。誰かのものであり、誰のものにもなりきらない。そんな普遍的な自由が。世代を超えて繋がる誰かと誰かの、永遠に続く自由が。
#永遠に
命は永遠でないから美しい。
期限があるから真剣に生きようとする。
サラサラと流れる
小川の水音に
耳をかたむける
水音だけに
意識を向けていると
心の中が
静かな広がりを持つ
永遠に続く
私の居場所
永遠に
この世界は虚構である
永遠に、それは嘘つきになる
でも言葉は実態である
永遠に、思いは真実だから
握りつぶせる人の命が
永遠に、それはバトンのようだ
信じることが最強ならば
永遠に、すべての愛が行き着く
永遠に。
”永遠”って有り得るのかな?
”永遠にそうあって欲しい”
願うことはできるけど、
いつかはそれが終わってしまう。
楽しいこと、嬉しいこと、幸せなこと。
”永遠に”続いて欲しいことほど一瞬で終わってしまう。
人の生はいつかは終わる。
ほんの数十年、良くて百年。
”永遠”は有り得ない。
そう、それが現実。
今日の朝、ふと思ったことを。
最近、音楽をちゃんと聴いてない気がする。
通勤時や、家でのんびりしてる時、必ず音楽は流しているのだが、まさにBGM、ただそこに流れているだけの音として聴いているな、と。
以前は、音楽の優先順位がもっと高かったんだと思う。
電車の窓の外に流れる景色を眺めながら、まるでそれがその曲のミュージックビデオかのように聴き入っていた。
今は、通勤時はスマホをイジりながら、家でも、ネットで何かしら検索しながら、だったりする。
そして、曲の再生は、知らないうちに終わっていたりする。
これって、寂しいなと思った。
素晴らしい音楽がこの世界にはたくさんあるのに、こんな風に、流すように聴いているだけなんて。
音楽に上の空であるほど、頭の中は余計な心配や不安で満たされる。
素敵なメロディに包まれながら、嫌なことなんて本来考えられないはずなのに。
思えば、パニック障害を発症したのも、音楽との付き合い方を変えてしまった頃からなんじゃなかったか。
もっと心にエモーションを。
情報や知識ばかり詰め込んでたら、頭がいつかカッチカチになる。
そして心もカッピカピになる。
そうなる前に、もっとたくさん音楽を聴こう。
エモかったり、励まされたり、切なくなったり、ワクワクしたり。
電車に乗りながら、歩きながら、くつろぎながら。
その時々に合った音楽がある。
こんな幸せなことが他にあるだろうか。
…いや、まあ、あると思うけど、とにかく、音楽の力は絶大だ。
そしてこの世に音楽がある限り、その力は永遠だ。
音楽さえあれば、永遠に歩き続けられる。
そんなことをふと思った朝、私が聴いていた曲は、
THE BLUE HEARTS の「情熱の薔薇」
永遠なのか 本当か
時の流れは続くのか
永遠に意味なんてないけど、ずっとそこにいてね
なんて何回も言ったのにどうしていなくなってしまったの
私はこんなに愛しているのに消えてしまった。
だから殺したの。これであなたはもう私のもの。
小説
迅嵐
「永遠に変わらないものなんてないんだよ」
迅は缶コーヒーを手にしながらボソリと呟いた。
屋上からは市民たちの暮らしがよく見えた。少し冷たい風が髪の間をすり抜ける。
「…そうか?」
「あぁそうだよ。どんなものでもいつかは変わる」
どこか投げやりに聞こえるその言葉に俺は無言で耳を傾け続けた。
「ずっと変わらないで欲しいものも全部変わる。そりゃ確かに変わんなきゃダメな時もあるだろうけどさ、今は…寂しくなるから変わらないで欲しいんだよ」
それは、いつも上手く本音を隠してしまう迅の小さな綻び。手の中の缶を苦しげに握りしめる彼の背中は、いつもより少しだけ小さく見えた。
「嵐山は、そのままでいてよ」
「……」
「明るく真っ直ぐに、綺麗なままでいて」
「嫌だ」
俺は咄嗟に言葉を吐き出した。
「…え」
「明るく真っ直ぐはともかく、綺麗なままでなんていられない」
「…」
「綺麗なままなんて、面白くないだろう?」
「……」
「ちょっと汚れてたり、崩れてた方が愛着も湧くもんさ」
「…たしかに」
俺の目を見て神妙な面持ちで頷く様子がなんだかおかしくて笑ってしまった。
「永遠に変わらないものなんてない。それは俺もお前も同じだ。いつかは変わらなければならない。…なら一緒に変わっていけば、あまり差が開かずに二人で変わっていけるんじゃないか?」
俺はいつもしてもらうように、迅の頭を優しく、めいいっぱい撫で回す。
「そうすればきっと、寂しくない」
らしくなく迅は瞳を大きく揺らすと、困ったように、でも少しだけ安心したように笑った。
『永遠に』
「永遠なんてものはないわ。
だって死んだら終わり…なんでしょ?w」
と私は言った。
…そう思わないと、昔のトラウマが蘇るじゃないっ!
親友が結婚するらしい。
彼女さんの写真を何十枚と見せられ、
酔っ払いの惚気話をずっと聞かされた。
とりあえず、幸せのお裾分けをありがとう。
結婚というのは一種の契約だ。
[この先の人生、貴方と永遠に愛を誓う]
と言うと大袈裟かもしれないが、
自分の結婚がこういう感じだった。
いい感じの場所で彼女の好きなブランドの指輪を渡して、愛を誓った。
そんな愛の契約を大好きな親友が結ぶというのだから、俺は久々に嬉しさで舞い上がっている。
昔から女運が悪すぎる親友が本気で愛した相手なのだ、きっといい人なのだろう。
とにかく、お幸せに。
#愛の永遠を願う
鼻に残る煙たさとか
アラームで起きる頭の重さとか
ふと目に入る爪の長さとか
なんでもないものが、なんだか大切な気がして
そのどれもがとても穏やかに映るものだから
いつも、ぎゅうと、抱きかかえているけれど
どうしてか、私は
そのどれもに対して優しくはいられなくて
卑屈な人間だなあ、なんて思うのですよ
【永遠に】
それって
百年?千年?万年?
億なんて言い出したら
そもそも地球って
みたいな事にもなる
ひょっとして
人間の寿命程度の長さで
語る事じゃないのでは?
少なからず
俺の周りには
そんな大それた物は見当たらない
自分が居なくなってウン千年
なんて想像もつかないし
そこに自分の欠片が有るとも思えない
過去の事だって
分かってない事が沢山有るのに
未来の話なんて尚更だ
たかだか百年前後が語るその言葉に
どれ程の事が含まれるのだろうか
使うけど・・・
日々、つまらないことに神経を使い、
周りの目を気にして自分の行動に自信を持てず、
いたいたしくも感傷的になり、
それを誰かに告げるほどの強さもないので、
永遠に朝が来ないで欲しい夜もある。
#9 「永遠に」
永遠に休みならいいのに。
日曜日って時が進むスピードが速すぎる。
日曜日の午後なんかは特に。
日曜日の午前中は基本的に暇しているのに、
午後になると焦り出す。
「やばい、課題終わってない!」
毎週同じ失敗を繰り返している。
午前中暇ならその時間に課題やればいいのにね。