『永遠に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君との愛を永遠に続けるために、僕はなんだってするよ。
〝愛してる〟
1001本薔薇をください永遠にきみを愛する権利のために
私のはなしを聞いて下さい、何から話せば良いのか。
幼い頃の私は、懐かない猫みたいな子でした。
何かと闘っているような目をして、睨み返す様な可愛げの無い子だったそうです。
今でもそれは少し残っていますが、隠せるようになりました。そして、物心つく頃からの記憶が曖昧なのです。
思い出したくないことが有るのか、本当に幼い時の記憶と30歳の間の記憶が無いのです。
今、目の前に居る家族が本当に家族なのかも曖昧です。
優しくしてくれる家族ですが、本当に血の繋がる家族なのかも曖昧で。
永遠に続く曖昧さなのです。
永遠という言葉には
いつまでも続くことという
意味があるらしい
私は
これからの人生で
永遠に続いて欲しい瞬間なんて
有る筈がないと思ってしまう
だからといって
今も無いけど…
手に持ったランタンと
LINEの通知音と
星の明かりが
感傷的(センチメンタル)の
恐ろしさについて
うるさく語る
十一月になっても
私は変わらない
十二月になっても
変わらないと思う
来年には…
何か転機があるだろうか?
期待したところで
私はもう既に
負のループに入っているのかもしれない
永遠の?
それは分からないな…
分かったら
人生、苦しいだろう?
期待は、永遠を支えるスパイスだ
追記
永遠とは
存在していい物なのか
この問いに対する回答を
私はまだ
持っていない
しかし私は、
存在して欲しいと思うと同時に
存在してはならないと思う
期待を無くした者に
与えられた永遠は
まさしく地獄だから
願いの果てにある物もまた、
等しく地獄だろう
一秒という永遠を知る者に
永遠を感じたい時間があるのか、と
いささか疑問だ
個人的なイメージの話をしよう
永遠、という言葉についてだ
この言葉は一般的に二通りの読み方があるだろう
「えいえん」「とわ」
えいえんの場合は、壮大さ、荘厳さを感じる
とわの場合は、繊細さ、柔らかさを感じる
また、えいえんはとわと比べて
ネガティブな言葉との相性がよく、
とわは前向きな言葉に合うような気がする
先程言ったように、
これはあくまでも個人的なイメージだ
人によって感じ方は様々だと思う
さて、あなたはこの二つの永遠に対し、
一体どういう感じ方をするのだろう
永遠に
永く遠いままでもいい
近づこうと思っていない
ずっとそのままでなんて望んでない
あれば触れてはしまうかもしれないけど
触れたその後
その結果は未だ知らない
実のところ興味がないのではと
自心に問うている
問いも過ぎれば
いずれは枯れて地へと帰る
その果実を得るのは私ではない
少しくらい役に立ててるなら幸いです
僕たちは終わりを知っている。
それがどんな形かを知っている。
僕らにもいつかやってくる。
ない物ねだりに永遠を欲しがる心を持ったまま、
僕らは今日も生きてゆく。
その日まで、永遠にね。
【永遠に】
永遠にあなたに私は理解できない。
きっとそうしようともしない。
私は永久の箱庭。
暗く狭い人間。
永遠に
適当な言葉だ
永遠なんて不明確
死ぬまで?
「それは違う」
意味わかんないよ
いつか意味がわかったら教えてね
「永遠に」
たとえ叶わない恋だとしても
ずっとあなたを思い続けている。
「永遠に」
もしも
永遠に一緒にいられたら
ずっと安心して過ごせるのにね...
貴方が先に
あっちの世界に逝ってしまわないか
時々すごく不安になる
絶対に私が先がいい...
「永遠に」
そんな言葉は、この世界にあるのだろうか。
永遠に
前は永遠に好きな人と
いられると思っていた…
別れるなんて
…
今は永遠なんて信じられない
今日は結婚式に呼ばれ、恋人と一緒に参加した。
旦那さんも花嫁さんも幸せそうで、見ていると俺も嬉くなる。
ちらりと隣にいる恋人を見つめると、〝表情筋が無くなったのか?〟と心配になるほどゆるゆるに笑っていた。
そして、その瞳には羨望が混じっていることに気がついてしまう。
みんなで大盛り上がりを見せている中、俺はテーブルの下から彼女に手を差し伸べる。それに気がついた彼女は、なんの疑問を持つことも無く俺の手を取った。
そういう迷いのないところ、本当に好きだよ。
熱を込めて見つめていると、お化粧していつもより綺麗になった彼女の頬が少し赤くなる。それが嬉しくて、目を細めて口角を上げて声に出さない言葉を送った。
『こんどは、おれたちのばん』
俺の言葉の意味を理解して驚くけれど、目の端にきらりと光るものを溜めながら、満面の笑みで大きく頷いてくれた。
おわり
一六九、永遠に
「永遠に」
永遠という言葉がぴったり合う物事ってない。
結局は終わりがある。短期間だろうが長期間だろうが。
生きているうちでは永遠だと感じても歴史や未来を見ると永遠なんてことはない。
永遠があればいいのに…なんて何度も思ったことがあるけど、ないからこそ今を噛み締められるんじゃないかと思う。
永遠なんて一口齧ればなくなってしまう
穴が消えてもドーナツなら
外側なんてなんでもいいの
穴が空いてこそドーナツなら
内側以外はいらないじゃない
心残りが私を作る
過去を噛んで未来を生きる
ぐるぐる輪っかになっていく
不完全を完璧と呼んだ
わたしたちまるでドーナツね
永遠に回る輪っかの始まりはどこだ。
永遠は終わりが無いと永遠でいられないと思うんです。欠けているものが見えるから完璧ではないとわかるように、ドーナツの穴だって無ければ完全にドーナツだと言い切れない。心に空白があるからこそどうにかそれを埋めたくて生きていられるんです。
永遠に
Ooh, girl, don't you stop
Don't you stop 'til you get enough honey
Oh, honey, honeypie
Honey, honey, honeypie
急に「Honeypie」が聴きたくなった夕方、
歌詞を口ずさみながら歩く河川敷は
いつもより気持ちいい風が吹いていた。
私はスマホを開き、
今日あった出来事を書いていく。
いつやっても変わらないと思って、
明日の私に押し付けるのは
1日を大事に出来てない証拠だから、
毎日忙しい方が暇するよりいいって、
最近気づいた。
だからこうメモをして
証明してる。
ここに残してる。
今日の私は確かにこう過ごしたんだって。
犬の散歩をしてる人に会釈して、
少しベンチで休憩する。
いつも河川敷を歩くけど、
やっぱり家につく前にここで休んじゃう。
ここ数日ずっと肌寒い風が
髪を弄ぶから
頭はアフロのよう。
少し顔の方向をズラすと
夕日が眩しくて目を細める。
まあでも
こういう毎日が
何気に好きな時間ではある。
目を閉じて浮かんでくるものは
毎回違うけど
なんだかんだ最後にはやっぱり
"Good Midnight!"
かな。
ふと、耳飾りを太陽に透かして
甘いものが食べたくなってくる。
甘いもの、
全てを満たしてくれるような
んーハチミツ?
三連休前はやっぱりハチミツか〜。
よし、食べに帰ろう。
ベンチから立ち上がり
再び家へと歩いていく。
そろそろ鬼リピしている「Honeypie」にも飽きてきた。
だけど、
ハチミツが足りるまでやめないで。
永遠に。
【永遠に】
昔からこの言葉が苦手だった
流行りの歌の歌詞、永遠を誓う、永遠に愛す
なんてのも、つくづく幼稚で陳腐だなと思っていた
私の前には永遠は現れたことはなかったし
永遠を感じられるサイクルになかった
ひとは変わるし、日本語も変わるし、
法律も変わるし、流行も変わるし、
季節も変わるし、景色も変わるし、
友情も変わるし、見え方さえ変わる
私自身が変わっていくというのに
永遠に続くものは、なにひとつない
唯一、それなら在ると思うことができるのは
時を止めた時に初めて生まれるもの
としての永遠
あなたのかおり、
あなたの声、あなたの体温、あなたの気配
永遠に
『君と過ごすこの時が、
永遠に続いたらいいのに。』
独り言を零す。
叶わないとは、わかっているけれど。
永遠なんて、ないだろうと思っているけれど。
言っても叶わない、思っても叶わない。
でも、それでも、
この時が永遠に続かなくても、
君との関係は、永遠に続いたらいいな。
君との時を、永遠に―――
〚永遠に〛
君と一緒、いつまでもずっと。
一緒にいたい、それでも。
未来は僕らを歓迎していない。