私のはなしを聞いて下さい、何から話せば良いのか。
幼い頃の私は、懐かない猫みたいな子でした。
何かと闘っているような目をして、睨み返す様な可愛げの無い子だったそうです。
今でもそれは少し残っていますが、隠せるようになりました。そして、物心つく頃からの記憶が曖昧なのです。
思い出したくないことが有るのか、本当に幼い時の記憶と30歳の間の記憶が無いのです。
今、目の前に居る家族が本当に家族なのかも曖昧です。
優しくしてくれる家族ですが、本当に血の繋がる家族なのかも曖昧で。
永遠に続く曖昧さなのです。
11/1/2024, 11:08:11 AM