『欲望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
欲望。
それは良くも悪くも人間の姿を映し出したものだ。
人間の醜さを
人間の美しさを
形にしたものが欲望だ。
ドロドロの欲望の中に輝くものもあるのだろう。
でもそんなもの僕にはない。
死にたがりの欲は
どこまで行っても邪魔で
迷惑で
苦しくて
それでも捨てられなくて
あぁ死んでしまいたい。
欲は押し殺し笑顔で演じる。
死ぬまで骨まで演じきれ。
それが俺への罰だ
『欲望』
自分は欲望を押し殺す。
自分は傲慢で強欲。
全てを表に出してしまえば暴君になるだろう。
平常を保たなければ行けない。
周りに合わせるのだ。普通に思われるように。
そう、これからも普通を装うのだ。
誰にも自分の仮面の下は見せない。
もし、
もしも、
自分が欲望に忠実になってしまったら、
自分は今、どうなっていただろうか。
欲望には恥じらいが必要であると思う。
「欲望をさらけ出す」という煽り文があるけどらさらけ出したあと、はたしてあなたは責任をとれるのか?
食べ放題で食べ散らかしたあと、体重計にのってショックは受けないか?
どこにも行かず、何もせず、ただ寝て過ごした休日に未練はないか?
万札握りしめて満たした性的欲求に虚しさはないか?
満たせる欲望の大きさと満たしたあとに起こる後悔の大きさは釣り合うくらいがちょうどいい。
この釣り合いをとってくれるのが、恥じらいという奥ゆかしい感情であると思う。
死にたい欲望に溢れてる
ということはより良く生きたい欲望に溢れてる
欲望はまさしく表裏一体
今は後ろ向きでもいつかは前向きに。
私には、欲しい物がある
小さい頃に欲しかったぬいぐるみ
母さんは『ダメよ』と言い続てたけど
「大人になったから買ってもいいよね」
と呟いて、そのぬいぐるみがあった店に再び
やってきた
その時(これが…欲望なんだぁ)と思った
天国に居る母さんに
「小さい頃から欲しかったぬいぐるみ、
欲望で買えたよ」と伝えたのであった
これが私の小さい頃の欲望が今もあったことを
確信したのである
欲望
欲望は自分が得することを行動にすることだ。
人間には必ず欲望がある。
性欲・食欲………など。 しかしその欲望のせいで相手を悲しませたり辛い思いをさせていませんか?
欲望
それは今も昔も変わらず人間が持っているもの。
昔は花魁、今はキャバクラ…なにも変わっていない。あぁ、結局愚かな者は愚かなままなのだ。どうにか変えようとしても変えられない。なぜなら人間という物が植え付けられてしまっている本能だからだ。きっとどんだけ時が経とうとも、人間が存在し続ける限り奴らはどうにか欲望を満たし続けるだろう。
欲望に負けて爆食してしまう
けれどあなたも食べてくれるから私は安心して食べることができるのよ
やっと殺せた。あんたのことを。
もの言わぬ死体になったあんたは、自由になれたか?
なあ。返事してくれよ。
矛盾から意識を遠ざけて、俺を照らす夕日に目を細めた。
ダメだ
抑えろ
今やるべきことは他にあるはずだ
ダメだ
何度自分に言い聞かせても体が勝手に動いてしまう
誰か止めてこの欲望を
〈欲望〉
#欲望
お菓子、食べますか?
私は食べます。
量が減りましたよね。
ポテトチップスなんて空気売ってるんじゃないかと思うくらい少ない。
袋をしゃかしゃか振った時の軽さで、ほんのり寂しくなるんです。
でも、気付いたら買っちゃうんですよね。
不満があるのに。
これも欲望ですよね。
僕が彼奴の髪を切ってしまったのも、爪を剥がしてしまったのも、睫毛を抜いてしまったのも、内に秘める宝石を踏み砕いてしまったのも、全部僕の内の宝のままに体を動かした僕のせいだということは分かっているんだ。
だが、僕の苦悩も分かってくれないか。彼奴が視界に入る度に怒りと嫉妬で、白目をむくほど、鼻血が出るほど、不快な気分になるんだ。言い訳だとは思わないでくれ。君に理解はできないだろうが、事実だから。
彼奴の脳は僕が食べたいと思う。
あなたの声が、瞳が、指先が、足りない
聴きたたくて
みつめたくて
触れてほしくて
渇いている、貪欲な私の心は
どろどろとした欲望に埋められていく
「あなたが私に会いたいから、来てるんでしょ?」
あまりにも鮮やかにばっさりと鋭い切り口で切られてしまったので、バカみたいにぽかんと口を開けて絶句してしまった。もしここが川で鰻が泳いでいたら、多分私の口ににゅるりと入って喉の奥から満足げに顔を出して、居心地の良さに思わずため息をこぼしたに違いない。
欲望
どういう訳か、何かに夢中な人達は好きなものが関わってくると一般的な感覚を失う。
その感覚を知りたい時には、何かのオタクが集まる場所に飛び込んでみれば実感することができる。
私は、学校の温室の管理などを担うサークルに入っている。
大学の農学部のあるキャンパスのサークルだからかもしれないけれど、
軽い気持ちで入ってから、周囲の植物に対する熱量に驚いた。
例えば、部屋に植物を置きすぎて生活スペースがなくなり、もう1部屋借りたにも関わらず置く場所がなくなって電子レンジを買えなかったり、
年に数十万円を蘭に費やして、これはもう賭けと一緒だからとよく分からないことを言っていたりする
そういう人達のお話を聞くと、好きなものの面白さを熟知しているので本当に楽しい。
そこまで何かを好きになれることや興味を持てることはすごいことだと思う。
その面白さをもっと理解できるようになる頃には、今とは世界が少し違って見えるのかもしれない。
今日、出版社のオンラインショップで既に特典付きで購入していた本を
別の種類の特典欲しさにもう1冊近くの書店で
手に入れた私にもその素質はあると信じている。
欲望のまま生きて何が悪い?
好きなもん食べて
テキトーに寝てゲームしてアニメ見て
でも朝早く起きて仕事して
辛くて泣いてもそれでも今生きてんだから
プライベートは好きなように生きて何が悪いんだよ、
別に犯罪を犯すわけでもねぇんだから
別にいいじゃんそうしてないと
今にも壊れそうなんだよ吐きそうなんだよ
愛されたい抱きしめて欲しい
声が上手く出ないけど叫びたくて仕方ないんだ……
どれだけ喰うなと言われても、腹が減るのは仕方ない。
父親は目の前で、流れ弾で死んだ。
後から見つけて、衝撃を受けた。
芽生えた暗い要望に手を伸ばした。
この衝動になんて名前を付けようか。
ジェイドは奥歯を噛み締めて、袖で口周りを拭った。
「ジェイド、アレ見てよ。綺麗」
白い指先が示す方向には、黄色い正円。
「ホントだ。ベランダからでもこんなに見えるんだね」
「ねー」
何故か自慢げな彼女。
月よりも、鮮やかな首の白に視線を奪われる。
ダメだダメだ。
頭を振って意識を正す。
「ジェイド?」
覗き込まれているのに気づいて、背筋が痺れる錯覚が生まれた。
急いで顔を背ける。
「ごめん、ちょっと飲みすぎたのかも」
「たしかに結構飲んでたもんね。じゃあ部屋戻ろうか」
そうだね、と部屋に戻る。
彼女はベッドに仰向けに寝転がる。
僕に両手を広げて伸ばした。
何かが切れたような音が、聞こえた。
美味しいものは好きだけど、食べたらなくなってしまう。
そのことが悲しい。
窓から月光が差していた。
月光が照らす、赤色を頬張った。
止まらない涙を袖で拭って、食べ続けた。
腹は満ちていくのに、飢えて仕方がなかった。
2023/03/02
『欲望』
上手くいかない疲れた
“あ〜 本当にツイてない”
君は僕の隣でそう呟いた
君はいつも僕の隣でないものねだりを言う
君は僕よりも恵まれた環境にいると思うけど
それでも君はいつも“もっと もっと”と言う
僕にはその感情が分からない
たまに他の人が僕の隣に座り 似たような言葉を呟く
ことがある
そんな君たちの話を僕はじっと聞いている
君たちは僕が知らない世界をたくさん知っていて
そしてまだ知らない世界に恋している
僕は君たちが言う“欲望”とはそういう事だと感じる
“ね〜ね〜 聞いてる??猫ちゃん??”
君は僕を撫でながら話し続けている
僕と君たちの違いはきっとそこにある
“欲望”は悪い事だと言う人もいるけど、僕たちにとっ
てはそれが人間なんだと思う
果てしない“欲望”の中を生きているからこそ
彼らはどんどん世界を変えていく
それが良いことなのか悪いことなのか難しいことは分
からない
ただ僕が分かるのは
そんな君たちの話を聞くのは嫌いではないということ
『欲望』より
遠くもなくて
近くもないのか
誰にも分からない
欲って夢だ。
叶えようと無我夢中になってると
手に入らないんよね。
絞って考えれなくなる。
自分には毎日受験前。
休んだら罪悪感で苦しくなる。
何にもないところに年に2日だけでも行きたい。
敵は多いから減らしたい。
優しくするとなぜか敵が増える。
頼ってと言う人ほど
頼ると2回目から面倒くさがられる。
自分を含め人間って面倒。
やだな。
頼りたくなる。
これも欲望。