『楽園』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
住めば都
住めば楽園
楽園にするには
自分次第
お題
楽園
社会人生活は地獄だ。3月に大学を卒業して、4月から働き始めた私はそう思った。朝6時に起き、寝ぼけながら支度をして会社に行く。朝から夜までまで拘束され、会社のために動き続ける。この生活があと50年ほど続くと思うと憂鬱である。
しかし、この生活は本当に地獄なのだろうか。考えてみるといい面もある。例えば、学生の頃よりも多くのお金が手に入る、お金が貯まれば海外旅行にも行ける。週5日精一杯働くからこそ、休日の趣味の時間や家族、友人と過ごすことがより幸せに感じる。その他にもたくさん良いことがあるだろう。
この生活を地獄と考えるか楽園と捉えるか、それは自分次第だと感じた。私は、社会人として未熟だ。まずは自分のやるべきことに律儀に取り組み、この人生が光を放つよう努力しよう。
ある古い書物の一節にて。
楽園、それは地獄の事を指すのか、それとも天国の事を指すのか、それともなんでもある島の事を言うのか。
本当の楽園は誰も知らない。今から400年前楽園と呼ばれた場所があった。「パラディーゾ島」だ。資源、食べ物、黄金、自然、農業、産業全てに置いて楽園と言っていいほど豊かな場所だ。
国民は平和主義なため、戦争は無かった。
だが、流行り物により他国から安堵の声と安否の声が止まらなかったそうだ。
「楽園」、なにを楽園と呼ぶのか。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
私にとっての楽園は多分死後の世界なんだけど、死んでみたら死んでみたで現世の方が良かったって思うこともなきにしもあらずだしそもそも本当に存在するのかも確かじゃないよなぁ。
おい楽園ってなんだよ!!!
『楽園』
父と母 引いて歩く 小さい手
ねずみの国は 晴天の先
楽園
GWそれは甘美な響き。
長い休みで体と心を休ませながら…
ゲームしたり!漫画読んだり!携帯いじったり!酒飲んだり!
夜遅くまで起きて朝遅く起きる!何も言われない自由な一時!この時のために溜めにためたドラマやアニム!映画も見る!
何畳もない小さな箱の中、手に届く位置にジュース!お菓子!リモコン!充電器も忘れるな!
まさに今この瞬間、この小さな空間こそ楽園…!
はぁ〜〜〜〜神〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
そんな楽園も一瞬で終わる。
ぎゅーぎゅーの満員電車に揺られながら次の理想郷、お盆までもそもそと生きる…。つらぁ
自分の幸せのためにも誰かを思いやる
誰かが困っていると、自分も幸せになれないから
そんな慈悲慈愛にあふれた楽園を創造したい
【楽園】
生きていたら、辛いことや苦しいことはある。
悩みや不安だって、それなりにある。
苦手な人とコミュニケーションをしないといけないこともある。ストレスが溜まって、心を痛めてしまう。
それでも、大好きな友人達と話せるし、やりたい仕事があるし、好物が食べれるし、趣味も楽しめるし……。
だからこそ、私は生きているし、生きていられる。
地獄を楽園に変えることは、きっと誰にでもできることだと、私は思っている。
「だいじょーぶ?」
もう酔ってたんだろう。場違いな僕を心配して覗き込むその顔はほんのり色づいて。
「……ごめん、大丈夫だよ。こういう場、慣れてなくて」
「飲んだ?」
「いや。飲む気になれない」
「あのね、こういうとこでは無理にでも飲まなきゃ。飲んで酔うの。みーんな酔ってる中でひとりだけ酔わない側でいるから辛いんだよ」
全然分からないような良く分かるような理屈を口にしながら、君はバーテンに「パラダイス」と注文する。
そうして差し出された、オレンジ色の楽園。
酔ってこの孤独が緩和されるとは到底思えないけれど、少なくとも君と同じ脳の状態にはなれるならと、一気に飲み干す。
そうして噎せる様に泣き笑いながら背をさすってくれた君のことを、とても強い人だと、そう思った。
きっとこの人が持っている強さは、南国の暖かさと陽の光と海風を感じるこのカクテルそのものなんだと。
君がくれた言葉の意味を、ちゃんと分かってなくて、ごめん。
君だって、同じだからあの場所で酔っていたのに。
ごめん。
僕に朝は似合わなかった。
夢から覚めたんじゃない。最初からずっと、歪な夢を見ていたのは僕だけだった。
「じゃあね。……風邪、引かないで」
未練を、中途半端な優しさで残して。
あの日手渡された楽園を、君に返して。
朝が来たら、君だけが目覚める。
#楽園
君が笑ってこっちを向いてくれて
いつもいつも
名前をよんでくれて
毎日電話をかけてくれて
自分は友達から省かれて
辛いことを
私にだけ話してくれる。
そんな君がいることが
ほんとにしあわせ
『楽園』
楽園ってどんな場所かな?
きれいで、楽しくて、いつまでもいたくなるような、そんな場所?
でも、僕はもう行けないよね
こんな体じゃ
どこにも行けない
無数の管が、僕を縛り付けている
「楽園」
穏やかな陽の光のもと
花々が咲き乱れ、蝶が舞い
蟻とキリギリスがともに遊び
羽虫と蛙たちが羽音とその喉で唄いあい
大勢のゴキブリ達とアシナガグモの群れが
夜の社交場でダンスをする
そんな生き物たちが住まうところを
楽園というならば
自分にとっては
安心して目を閉じられる
このベッドこそが
ら く え ん
大好きなあなたと一緒のときを過ごせるのなら、
いつでも楽園。
大好きなあなたと一緒にいる空間なら、
どこでも楽園。
〜楽園〜
楽園ってどんなところだろう。
人々が怯え、震えることのない安寧の世界。
何も悩むことのない平穏な世界。
欲求は大体何でも叶う極楽な世界。
そんな世界があったら、行ってみたいな。
……だけどそれって面白いのかな。とは思う。
俺に楽園を教えてよ
色んな楽園を知りたいから
俺を止めようとしないで
楽園を探しに行かないか?
もちろん君も一緒に
手を繋いで行こうよ
まだ見ぬ楽園へ
─────『楽園』
〜楽園〜
死後の世界は、楽園なのだろうか。
死後の世界は2つあるんだって。
それは天国と地獄。
自分が死んだら、自分はどっちに行くのだろう。
死ぬなら、死んだ後はせめて楽になりたい。
死後の世界は楽園なんだろうか。
ああ、そこでやれば絶対成功すると思ったんですね。
そうですね、その場所でやってた人は凄かったですもんね。
そこをそのまま譲り受けて、同じようにやれば良いと。
あなた、この道何年ですか? 20年。
私、門外漢ですけど、その仕事ってそんなに甘いもんですか?
ですよね。
そういう方、多いんですよ。
いわゆる楽園幻想。
どこかに素晴らしい楽園がある。そこに行けば万事オッケーみたいな。
違うんですよ。
自分がいる場所を楽園にする事なんです。
前の人にとっての楽園はあなたにとって、楽園かどうかなんてわからないんですよ。
さぁ、作りましょう。自分の楽園を
そして・・・
あ、帰っちゃった・・・
まだ続きが・・・
そしてまた壊し、そしてまた造る。
それが人生です。
そこまで、聞かずに・・・
またどうせ来るか。
楽園
苦しみがなく、楽しさに満ち溢れた場所。
行ってみたいな
苦しみがないんだって
そんな最高な場所あるんだね
行ったら少しは楽になるかも
行ってみたいな
〈楽園〉
命の源、食料と飲み物と、
通信機器やお気に入りの書籍まで、
詰めるだけ詰め込んだ荷物を持って。
全て手の届く範囲に広げて設置。
時間を忘れて好きなものだけ堪能するロフトの上は、
休日の小さな楽園。
【楽園】
永遠に広がるかのように思える、果ての見えない花畑。
それを一瞥すると、彼はふんと鼻を鳴らした。
がさがさと柔らかな若葉を踏み荒らしながら、桃色の花びらを散らしながら、彼は脱出する為の出口を探し出す。
暖かな陽気、色とりどりの花、澄み渡る青空。
誰にとっても素晴らしい場所だろう、一般的に見れば。
彼は蟀谷に青筋を立てながら、楽園を探す。
こんな場所は、我が恋人には相応しくない。
夜の闇の中、か細い星の光よりも尚静かに笑うあの人。「吸血鬼」と呼ばれるあいつの為の楽園を探さなければ。