『梅雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
梅雨の雨の中
ひとり歩く
この傘の中に君がいたなら
ぼくの肩は
濡れてもかまわないのに
梅雨
「今日から、梅雨のシーズンとなるでしょう」
テレビから聞こえてくるその言葉に僕はテンションが上がった。「やったー!梅雨だ!」
僕は雨が好き。だって、雨の日に外に出ると雨が大合唱してるから。晴れは人がいっぱいいてそれも、それで大合唱だけど、なんだか居心地が悪い。
でも、雨の日には人も少ない。最高だ。
みんなは梅雨が嫌いらしいけど、僕にはなぜ嫌いなのか分からない。
今日もいつもの長靴を履いて、傘を持って、外に出る。「わぁ」いつもより、多い雨に僕は感動する。
あちらこちらから止むことなく音が聞こえてきて、大合唱より大大大合唱のほうが合ってるぐらいだ。
僕は、傘をさして、道路に出る。傘が水をはじいて音が出る。それもまた、楽しい!自分が下にいるから、まさに特等席で、大合唱を聞く。
今度は、長靴で歩く。すると、地面の水が「ピチャピチャ」鳴る。大袈裟に歩くともっと大きな音が鳴る。水溜まりに入ると、1番おおきな音がする。
これで、僕も大大大合唱の仲間入りだ。
普段友達が苦手だから、この友達はとても大切となる。だから僕は雨が好き。
fin
梅雨入りっていつなのかな。多分まだだよね。最近、調べるほどではないけど、ふと疑問に思うことが増えてきた。私がGoogleを開く前にはまず選択肢が3つある。今、選択肢が'3個ある"って打ちかけたけど、これも、ちょっと気になる。3つ?3個?どっちでも良いんだろうけど、なんとなく気になる。その3の内容は❶今すぐに答えを知りたい時 ❷気になるけど調べるほどでは無い時 ❸他の人に聞きたい時。勿論、Googleを開く時は❶の時だけ。これ、説明してる意味あるのかな。こんなん当たり前じゃんね。調べたい時だけ調べるものだよね?
私は一体何を言いたかったのだろうか。頭の中の記憶のポケットがあまりにも小さすぎる。脳内の中に15センチ程の部屋があるとしたらポケット…本棚は1ミリくらいだろう。この例えだって自分でも分かりずらいなって思う。なんだろう。自分は何が言いたかったんだろう、ってことをよく思ってる。ってことだけは記憶してる。前に"留守番電話"って単語も20秒くらい経っても出てこず、しかも大嫌いな電話越しだったから焦りに焦りまくって「あ、あのーえーと……えー………あ!留守電!!!」みたいなこと言っちゃったし。職場の人相手に😇忘れたい…忌々しい記憶とまでは言わないけど、こんなこと覚えていたく無い。また電話嫌いが増すじゃんね。てか、なんで電話の呼び出し音って「とぅるるるる」なのかな。アレ、すごく心臓に悪く無い???超怖いんだけど。出なかったら出なかったでご用件を言わなきゃいけないから凄く緊張するし。はあ…めんどうだ。バイトの応募、全部メールでやらせてくんないかな。indeedで【応募する】ボタン押しても、それで完了ってわけじゃないじゃん。電話かかってくるじゃん。しかもいつかかってくるかわからないし。超怖い。出たく無い。「とぅるるるるる」が怖い。だから自分から電話かけるって選択肢しかないんだけど、「電話しなきゃ」って思ってから多分2週間は経ったよね。いやあね、言い訳させてもらうと、木曜日、意を決してお電話したわけですよ。ネットの方々にお背中を押してもらい、「無事に電話かけられたら報告しても良いですか?」「良いですよ、がんばって」って。応援してもらったから。かけたのに、「担当のものは外出をしておりして、帰ってくるのは6時頃になると思いますので、また後日お掛け直しください」みたいなこと言われちゃって。ホッとした気持ちもあったけど、「せっかく電話かけられたのに…」って悲しくなったよね。あ、また気になったんだけど、電話を"かける"、電話を"する"どっちが正しいのかな。どっちでも伝わるから多分どっちでも良いんだけどさ。黒電話時代は電話を"回す"って表現もあったよね、たしか。なんか聞いたことあるから。あーあ、やだな。早くニート卒業したい気持ちもあるけど電話がとても嫌だ。もういっそのこと応募ボタン押して待とうかな。それもアリだよね。一応言うとね、ポスティングっていうチラシをポストに投函するバイトをしてるんだ。でもね、チラシ1枚の単価0.2円とかなの。だからね、月1,000〜2,000円しか稼げなくって。最近推しのライブ行ったりグッズ買ったりでお金の消費が激しいからさ、口座からお金がするすると消えていくの。悲しいよ。だから働かないとって思ってる。本当に。いやだね、こういう人間。下手したらカメムシとか、「家に入られたらちょっと困るな、ほら、とっとと出てっけ」レベルの虫と同じレベルだよ。カメムシくらいなら、虫嫌いの私にも窓開けて新聞紙とかに乗っけてポイってできる。だからなんですかって話だけど。ニートのうちに韓国語の勉強とか、何か資格取ったりとか、動画作るの好きだからそれ極めたりだとか、こういう時間がある時にこそやっておいた方が良いことあるのにね。なんもしてない。毎日5・6時に寝てお昼すぎに起きる。なんならオールして昼間ちょっとうとうとしてまた深夜に寝る…みたいな生活。だめだよね。
というかここにいる人たち凄いね。ポエマーとか小説書いてるひとばっか。すごいわ。私は自分のことを文章にするので精一杯。うまく纏められないし何を言いたかったのか思い出せない。ついさっきのことなのに。あ、ちなみに今日の夜ご飯はすき焼きだったよ。お肉が硬くて少しぽそぽそしてて美味しくなかったからね。覚えてる😌いつからこんな人間になっちゃったかな。まあ、全てはあの月が原因なんだけどね。
しばらく灰色続き 青色だけじゃ味気ない
だから虹を架けよう 空と空を繋ぐ なないろを
僕も雑草も同じ雨が好きな者同士
分かり合えるんじゃないか、仲良くできるんじゃないかと自問自答してる
毎年、草刈りという答えしかでないのが残念だ
梅雨
嫌いな人も多いけど、僕はこの季節が好きなんだ。
傘と雨が涙を隠してくれるから。
/「梅雨」
梅雨
ザーザー
ジトジト
出かけるのも億劫で
憂鬱で
苦手な季節
しかし
蛙は合唱し
紫陽花は綺麗に色付く
やはり
恵みの雨なのだ
長靴で入る水溜り
傘にあたる雨音
子どもの頃のほうが
楽しみ方を知ってた気がする
必要な憂鬱
梅雨は雨が降るから嫌だなぁ。
雨音が、屋根を突き破って私を穿ちそうで嫌だなぁ。
布団をかぶる。起きたら梅雨の季節ごと終わっていたらいいのに。
悲しいかな数週間単位で続くなんて。
梅雨は、憂鬱になる。
私は、このままだと耐えきれない。
純粋な目で見れない。
視界に入れたくない。
優しく居れない。
記憶を捨てたい。
ああ。もう嫌だ。
やめよう。
むいてないものをやるのは。、
なれないものに憧れるのは。
身の程を弁えない行動が自分を苦しめる。
責任なんて負いたくない。
苦しい。
やりがいが見合ってない。
「梅雨」
雨がたくさん降って
傘をさせるから嬉しい
雨がたくさん降って
音が消えるから楽しい
傘の中で歌いながら人とすれ違う
聞こえていないと
寂しいな
梅雨
梅雨は好きですが
梅雨が明けると
・・・今年の
夏も熱中症にならない
ように気をつけたいです
(梅雨。)🦜
梅雨時は・・。
雀に
とっても
《巣立ちの、季節。》
だから
「これからは
自分の、力で
生きて、行くんだ。」🦜
【少し、不安もあるけど、
恋も、するし、
・僕の、知らない世界が
待ってる。
希望の、
季節なんだ。】
梅雨は嫌いだ。
髪が、湿気でぼさぼさになるから。
朝に頑張ってセットをしても、家を出たら、ぼん!
途端にやる気がなくなって、どうしようもない。
それに翌日の朝に準備する気力がなくなるのだ。
だから私は、じめじめの梅雨が嫌いだ。
雨だ。
考え事が溢れ出す。
こういう日は
虚しささえ感じる時がある。
わかりきった結末のある日々は
寝て起きれば、忘れてしまう。
死んでもおなじだ。
これからは逃れられない。
このコメディーを
少しでも楽しく生きる他ない。
暇つぶしという人生。
皆同じはずなのに、
人は小さくもろく壊れやすい
人々は考えた
自然の動物や災害に脅かされず
大木もやがて朽ちる
人も同じ
協力しささやかながらも
幸せに生きていこう
自然を崇拝し神をみる感性は
心のゆとりから生まれ
太陽光を崇める洞察力
自分の中や他人にも神をみる謙虚さ。
私の大好きな日本人の姿である。
辱められたのか雲に覆い隠れた太陽は、涙を流す。
あの暑くていけ好かない太陽だって、涙を流すもの。
それは、私たちもおなじ。
みんな、普段は弱い部分を見せないで上手く隠して生きている。それが辛いと知っても。
皆は無理をしすぎて、自分の痛みに気づくのが遅くなっている。既に遅し、機能不全ダウナー気味。
みんな、乾いた土を潤してくれる雨を欲しがっている。
芽が出ないと、生きにくいと嘆いている。
大丈夫、雨はいつか降る。乾いた土もいずれ湿る。
覆い隠れる太陽もいつか顔を出す。
今、眠る強い芽はいつか綺麗な花を咲かす。
傘なんていらない。
〖梅雨〗
昼間なのに少し暗い。紫陽花に雨がかかっている。
そんな様子が、昔は好きだった。
だから、今は少し苦手なのだ。
でも、今の僕には新しい傘がある。
とっても素敵な、お気に入りの傘だ。
なるべく長持ちしますように。
なくしたりしませんように。
きみと一緒に入るのを楽しみにして、
僕は傘を開いた。
雨はあまり好きでは無い。雨が降ると何故か暗い気持ちになるからだ。だから私はあまり梅雨が好きでは無い。
【梅雨】
ひと雨ごとに
緑濃く艶やかになっていく
ひと雨ごとに
夏へと近づいていく
ひと雨ごとに
世界は灌がれ
美しさを増していく
『無垢』
「見ろよ、生まれるぞ」
目の前の卵が小さく揺れ始める。
その揺れは次第に大きくなり、やがて殻にヒビが出来始め、殻が少しずつ剥がれていく。
そしてその中から、うろこに覆われたトカゲの体を持ち、背中には小さな翼が生えた生物が出てくる。
ドラゴン――の子供である。
「おおー、ちっちゃい! 可愛い!」
ドラゴンの誕生を、俺の隣で見ていたクレアが感嘆の声を上げる。
普段の聖人じみた態度から想像も出来ないほどはしゃいでいでいるクレアを灰めてみた。
世間から聖女として崇められる彼女だが、人間らしい部分もあるという事か。
少しだけ人間らしいところを見れて、安堵する。
「見てください、バン様。
この可愛らしい瞳、小さい手、
くう、可愛すぎます」
クレアが、目のまえの子供のドラゴンを前にして、子供のような笑顔を見せる。
この小さなドラゴンの目では、クレアは
正直、ここまでテンションが高くなるとは少しだけ嬉しくもあり、そして少しだけ腹が立つ。
このドラゴンの卵、実は俺がダンジョンの奥で拾ったもので、そしてクレアはそのことに最後まで反対していた。
拾ってから毎日小言を言われる日々。
なのにこの有様はどうだ?
「あ、歩きましたよ。 すごい、えらい」
ここまで掌返し、そうそう見れるものではない。
「チビ太、こっちですよ」
「え?」
「名前ですよ。
ほら、チビ太。
あなたの名前はチビ太ですよ」
「……違う名前にしよう」
「なぜですか!」
クレアがすごい剣幕で迫ってくる。
なんでここまで入れ込んでるんだ。
お前、さっきまで興味なさそうにしてただろ?
「こいつはドラゴンだ。 すぐに大きくなるからチビ太は駄目だろ」
「あ、確かに……
いい名前だと思ったのですが……」
「てことで俺が名前を考えているから――」
「龍太、こっちにいらっしゃい」
俺の言葉にかぶせるように、クレアが次なる命名案を出してくる。
「ほら、龍太、龍太、龍太」
あいつ、なんども繰り返して刷り込もうとしてやがる。
どうしても自分で名前を付けたいらしい。
まあいいさ。
名前はそこまで重要じゃない。
命名権はくれてやる。
だが、教育方針は俺が決める。
俺はこいつをトレーニングさせる。
そして世界一強いドラゴンに育てるのだ。
今、冒険者たちの仲で、ひそかに広がっているドラゴンバトルというものがある。
育てたドラゴンを互いに戦わせ、優劣を決める熱いスポーツ。
俺たちはそこで王になる。
そして勝つためには、幼いころからのトレーニングが欠かせない。
幸いにしてこのドラゴンは健康状態が良い。
この調子ならば、今日からでもトレーニングを……
ドラゴン、もとい龍太を見ていると、視界の端でクレアが俺の顔を覗き込んでいることに気づく。
「どうした?」
「どうしたではありません」
クレアは龍太を、俺の視線から庇うように移動する。
「なにか、邪なことを考えていませんか?」
「邪な事?
馬鹿を言え」
「では何を考えていたか、言葉に出来ますか」
クレアが俺の目をまっすぐ見る。
俺が嘘をつこうものなら、糾弾するつもりなのだろう。
だが俺は嘘をつくつもりはない。
邪なことなど一切ないからだ。
「そいつに戦いを教えて――」
「天罰!」
「ぐは!」
クレアがすぐ側にあった分厚い本で俺を殴る。
クレアのバカ力と本の重量の相乗効果によって、俺に少なくないダメージが入る。
つまりめっちゃ痛い。
「いって、何も本気で殴ることは無いだろうが」
「いいえ、こんなかわいい龍太を、悪い道に引き込もうとする人は天罰が下って当然です」
「どこが悪い道だ。
ドラゴンは戦ってなんぼだろうが!
逆に、他の道があるのか?」
俺は痛む頭をさすりながら、クレアを睨む。
「この子には戦いに無縁の生を送ってもらいます。
平穏に暮らして、家族を作り、やがて私に孫の顔を見せてもらうのです」
「さすがに人間と一緒にするな
ドラゴンは闘争本能が強いから、戦わないと逆にストレスになる」
「詳しいですね」
「当たり前だ。
ドラゴンバトルのために、色々調べたからな」
「ドラゴンバトル……
そういえば、そんなことも言ってましたね」
そう言うと、クレアは目をつむる
クレアが何か考えるときの癖だ。
しばらくのあと、結論が出たのかゆっくりと目を開ける。
「あなたの言い分は分かりました。
闘争本能を発散させるのが、この子のためになるならそうしましょう。
ですが――」
クレアは目を大きく見開く。
「ドラゴンバトルとやらには、絶対に参加させません!
龍太は、私と一緒に愛と平和を世界に伝えるのです」
「ドラゴンが仰せつかるような使命じゃないだろ
与えるのは恐怖だ」
「なんてこと言うんですか!
こんなに可愛いのに!」
「いやいやいや、今の時点で人殺せるくらいには強いからな」
生後一日でも、なんの訓練も受けていない一般人が手も足も出ないほど強い。
そんな危険生物の前で言い争いが出来るのは、俺たちがレベルの高い冒険者だからであり、いざとなれば抑え込む自信があるからだ。
決して、普通の人と俺たちを同列にしてはいけない。
「だからこいつは戦いに身に置いた方が幸せ――」
「させません!」
二度目の分厚い本によるチョップが繰り出される。
そのチョップは、一回目と同じ軌道を描き、そして同じ場所に命中する。
「やめろ、とりあえず暴力に訴えるな。
お前聖女だろうが!」
「我が子のためなら悪魔にもなります」
「手に負えねえ」
コイツは駄目だ。
普通の説得では聞き入れまい。
それにこれ以上は俺の体が持たん。
次やられたら、病院送りだ。
「分かった、こうしよう。
龍太のことは龍太でに決めさせる」
「いいでしょう」
クレアは少し離れたところに龍太を置く。
「よし、龍太。俺のほうに来い。
世界一強いドラゴンを目指そう」
「龍太、こっちですよ。
あなたも平和に過ごせるほうがいいですよね」
龍太は不思議そうに、俺たちを見比べる。
正直どこまで理解しているか分からない。
だがあのまま言い合っても俺が負けるだけ。
しかしこういう勝負ならば、俺でも半々で勝てる。
こい龍太。
一緒に世界を目指そう。
俺の想いが通じたのか、龍太は俺の方を見る。
やったか?
だが見たのは一瞬だけだった。
非情なことに龍太はクレアに向かい、クレアの足にじゃれつく。
やはり母性か……
「これ決まりましたね」
クレアは勝ち誇った顔で俺を見る。
「龍太、私はあなたの事を信じていましたよ」
クレアは、龍太を抱き上げる。
「愛と平和を世界に伝えましょうね」
無理だと思うけどなあ。
だけど勝負に負けた以上、俺に口出しする権利は無い。
とはいえ、ストレス発散のバトルは許可が下りている。
その間だけ、ドラゴントレーナーの気分を味わおう。
それくらいは許してくれるはずだ。
「ほら、高い高い」
俺が打ちひしがれている間も、クレアは龍太と遊んでいた。
眩しくてほほえましい光景。
こういうのもいいな、と柄にもなく思う。
これが子を持つって事か……
それに気づくと無性に龍太と遊びたくなってきた。
とりあえず高い高いしたい。
後で変わってもらおう。
俺の夢は破れたが、こういうのも楽しいだろう。
意外とイクメンパパ路線も悪くなさそうだ。
ジメジメとした梅雨の時期が来た。
風が生ぬるくて、ちっとも好きじゃない。
小さな雨具を着て
水たまりに飛び込んで
てるてる坊主をつりさげて
梅雨は毎年来るのに、
いつから大人になったんだっけ。