『梅雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「雨は髪がうねるから嫌いなんだよね」
窓の外を見て彼女は零した。確かにこの時期は湿気で蒸し暑いし、朝は降ってたのに帰りにはすっかり止んでて傘がお荷物…なんてことはざらにあるし、女子からしたらせっかくセットした髪が崩れてたまったもんじゃないだろう。
けど、雨上がり、空にかかった虹を見て僕に1番に報告してくれる君が、水溜まりに反射するその姿が、どうしようもなく愛おしいから。
嫌いじゃないよ、この季節も。
ー 梅雨 ー
お題:梅雨
【季語:卯の花腐(くた)し】
・卯の花腐し来ぬ友思い空仰ぐ
・満員の車内卯の花腐しかな
・広縁の卯の花腐し本を読み
***
【ひとりごと】
プレバト!!を観ていても、俳句の本をいくら読んでも、今ひとつ俳句の詠み方がわからない今日この頃。
俳句の講座で、「俳句とは座の文学だ」と教わったのだけれど、一人でああでもないこうでもないと無い頭を捻っても、ちいとも良い句は生まれないのだろうなとひとり思う。
かといって、自治体の俳句サークルみたいなものに所属するとして、場にいるのは確実にご年輩の方々な訳で……。
結社なんかに所属するのはすごく力のある人たちなイメージがあって、なんだか気後れもするし……。
仕事で年配の方に接する時の距離感なら分かるけれど、趣味の集まりの中では一体どう接するものなのかなと考え出すと、なかなか勇気が出ず今に至る。
#梅雨
「はぁ…」
盛大に溜息をつく私を見て、彼がゲラゲラ笑い出す。
「もう、笑わないでよ…」
「ごめんね。でもあまりにも感情漏れていたから…」
そう言ってまた笑い出す。
今日は初めての結婚記念日で出かける予定だったのに、朝から雨が降っている。
「天気予報は晴れだったのに…」
「確かに。まさか土砂降りになるとはね…」
初めてデートした公園へ紫陽花を見に行く予定だった。
付き合って初めての記念日から毎年行っている思い出の
場所だ。
「今まで雨なんて降った事なかったのに…」
「まあまあ、きっといい事あるよ。
お家でお祝いしよっか。
材料とかケーキとか買いに行こうよ」
「…うん」
この日を楽しみに1週間頑張ったから、中々気持ちが
切り替えられない。
梅雨の時期だからしょうがないけれど、
今まで晴れだったから初めての結婚記念日も同じ場所でお祝いしたかったのに…。
私が切り替え苦手だから、彼にも申し訳ない気持ちで
どんどん負の連鎖になっていく。
「切り替えなきゃ…」
無理矢理、笑顔を作ってみる。
せっかくの記念日なのに、可愛くない…。
「わあ…!」
沈んだまま出かける準備をして、玄関を開けると
虹がかかっていた。
「ねえ!見てみて!」
「おお〜!いい事あったね」
「…うん!」
「公園行く?」
「ううん、お家でお祝いがいい」
「いいよ、特別バージョンだね」
「うん!」
彼はいつだって私の心を晴れにしてくれる。
これからきっと雨が多くなるけれど、
2人で楽しんでいこうね。
梅雨
梅雨は雨もだし、
髪のうねりとか、
生乾きのにおいとかが嫌だ。
雨は傘が好きじゃない。
傘をささなくていいなら雨も好きになる。
【梅雨】 6.1
遅刻しそうになって慌ててドアを開ける
「いってきまーす」
「あ、おはよう!そろそろ梅雨の時期だね」
『そうだね」
「そっか〜梅雨かー髪うねるの嫌だなー」
『髪がうねってもあなたは可愛いよ」
「もうありがとう〜笑」
《あら、○○さん誰と喋っているの?》
「あ!○○さんおはようございます、ただの独り言ですよ」
《そうなのね、行ってらっしゃい》
「はーい」
.......もうすぐ貴方が無くなって1年しかもこの梅雨の時期に
一緒にいたかったけどわがままはだめだよね
私も前に進まないと、、
いつまでも止まってらんないわ、
うん、そうね、ありがと、ありがとう、
......『うん』
【梅雨】
雨音が響いて
色とりどりの傘が開く
雨音に混ざって聞こえる溜めた息
それを傍目にくるくると回る傘
雨粒が弾けて楽しげなリズムを奏でる
薄暗い世界に幸せを生む音
傘を持っていない僕は
視界を世界を遮るものがなくて
偶々その音に出会えた
じんわりと身体を包む温度でさえ
僕に何かを伝えようとしているようで
触れられないきみを感じて
この雨粒を全身で受け止めていた
2024-06-01
梅雨の時期は偏頭痛のオンパレードで辛すぎる。ガンガンするし最悪だ。雨が降らなくても曇り空なだけで痛い。梅雨じゃなくてもなるけれど梅雨はレベチに頻発する。五月病が長引いてる所に来るとダブルパンチでヤバい。ヤバいとか表現出来ないのが逆に面白くなってくる。吐き気も来るしもうね、涙も止まらんし目を開けるのも無理すぎる。あーあ、早く梅雨あけろー。暑っつい夏が来るけれどそこはもうギリ許すからお願いどっか行って!!
梅雨
気が滅入る雨。そう言われがちだが、よく見れば良いこともある。まず、あじさい。日本は青いあじさいがよく見られる。心が安らぐ気がする。次に、雨の音。室内にいるときの雨の音は、とても優しく、心地よい。気が滅入るより、落ち着くのほうが梅雨にあっていると思う。
「梅雨」
最近梅雨入りしても梅雨ってかんじがしないわねと毎年のように思っていたような気がするが、去年の梅雨の感想なんて一年後には忘れているのである
今日から6月。梅雨の季節になった。雨は、どちらかと言うと好きかな。雨の音って、落ち着くから。
8.
梅雨は嫌いではない。
雨の匂いは好きだ。
湿っぽい気温も、嫌いではない。
でも、梅雨は、私の彼を殺した。
あの日、雨さえ降らなければ。
天気予報は晴れだった。
あの日、雨のせいで防犯カメラが壊れなければ。
事件の証拠は消えず、犯人も捕まっていたかもしれない。
あの日、雨で車が渋滞しなければ。
私の彼は、助かっていたかもしれない。
梅雨は嫌いではない。
でも、あの日を境に憎いほど大っ嫌いになった。
梅雨は好きだ。雨音、雨の匂い、傘の羅列。いろんなものが夏の始まりを示していて楽しくなる。頭が痛くなるけど雨は好きだ。
お休みなさい(いつも♥ありがとうございます。)
🕊️🌿🐠
No.8「梅雨」
こんばんは、今日から6月に入りましたね。
6月といえば梅雨の時期で、雨が降り湿度が高くジメジメした日が続くので、外出や洗濯などに困ることが増えます。
そんな6月の私の楽しみは、紫陽花やアガパンサス、山桃といった植物の鑑賞や、カルガモの親子を見つけることです。
写真撮影が趣味なので、季節の歩みをしっかりとカメラに収めることが楽しく感じますが、雨の日にカメラを持ち出すのは難しいので、天気予報と睨めっこしながら過ごすことになります。
工夫して過ごすのは嫌いじゃないので、色々な楽しみ方で梅雨のジメジメを吹き飛ばしていきたいです。
さて、ここからが本題。
先月(5月)は頑張ろうと計画していた事がダメになってしまって、体調を悪くしてしまいました。
何とか踏ん張って踏ん張って迎えた6月。初日に2ついい事がありました!
1つ目、ずっと放送されたらいいなぁと思っていたドラマの放送が決まりました。
放送開始は少し先なのでもうしばらく待つことになりますが、5月頑張ってよかったぁ~と思えたことが収穫です。
そして2つ目、初めて本を読んで泣きました。
図書館で見かけて気になって借りた本なのですが、今までやこれからの私を肯定してもらえるような、大丈夫だよって言ってもらっているような、とても素敵な内容の本でした。
手元に置いておきたいと思うので、なるべく早く購入したいと思います。
6月初日から良いスタートを切れてとても嬉しいです。
皆さまにとっても素敵な6月になりますように。
---あとがき---
今月もよろしくお願いします。
また書きに来ますね。
読んで下さってありがとうございます。
『梅雨』
雨は嫌い
だけど降った後の匂いは好き
たまに出る虹に
それを見てはしゃぐ施設の子
1個くらいしか変わらないのに
子供のように喜ぶ
だから嫌いだけど好き
矛盾しまくったな笑
#38
夏が来る前に…
急にマジになると笑われそうだから…
いつも言えなくなる…
石川よしひろさん
……
若い頃に土曜日の昼前中古レコードチェーン店
店のホール天井に吊ってある
BOSEの黒いスピーカーから流れていた
優しく強く歌声が…
「同じ波に漂う様に…♪」と
店員さんに聞いたら有線放送からと言われた
流れてた時間をメモして
家に帰り有線放送問い合わせて
石川よしひろさんの曲だと知った
アルバム
BURGER STREETの4曲目は
私の宝物です
………
いつか…
この梅雨を越えて
いつか…
夏がやってくる前に
この思いを…
いつか…
梅雨に力をつけて
いつか…
あいに行きたい
いつか…
いいや…
いますぐにでも…
あいに行きたい…
梅雨の雨の中を…
あいに行きたい…
キミにあいたい…
ねぇ…
みーちゃん…
あいたい…
会うと向き合うと
マジ照れるから…
いつも…
上手く照れを隠せず…
ブッキラボウになってしまう…
嫌いでないから…
いつもごめん…
ごめん…
ごめん…
ほんとに愛してる…
梅雨を越えて…
愛に向けて…
君に向けて…
梅雨
(本稿を下書きとして保管)
2024.6.1 藍
梅雨
人には鬱陶しい季節である。
しかし、我々が食する穀物や野菜にとっては、
育つにには大事な季節である。
人も割り切って、このしっとりした季節の中で、
精気を養うようにすればいいのではないか?
そして、育った夏や秋に、穀物や野菜を食して、
また精気を養っていけば、相乗効果が生まれる。
穀物や野菜にとって大事な季節なら、甘んじて
過ごそうではないか。
日本特有の季節である梅雨を。
傘が必要になる時期
梅雨は野菜やお米にとっては
恵の雨だけど
人間にとっては落ち着くって人もいれば
落ち込む人もいる。
好きな人と一緒の傘に入れば
好きな人といれれば
そんなこともないんだろう
家で二人の時間を作ってくれる
いい時期でもあるのかもしれない
「梅雨」
つ ゆ
口をすぼめて、よんでみる
まだあおい
まだかたい
まだ眠ったままの
まだなんにでもなれると夢見る
手のひらに ちょこんとまるまった
梅の実よ
あなたはこれから
なにになってゆくのか
紅く染められ
人々の眉を顰めさせるのか
酒に浸され
人々を酔わせ惑わせるのか
あなたの未来は
この梅雨がおわる頃に
決まるのだろう
あの空に虹のかかる頃に
決まるのだろう
「梅雨」
『ごめんね。』
きっとこの言葉は、彼女には届かない。
「ごめん。私のせいで。ねぇ、何か言ってよ。」
僕の体を揺する彼女。僕は何も言えない。言えても聞こえない。なぜなら、僕はもう死んでいるから。
あれは僕が生きていた時だった。彼女とのデートの日。僕は張り切りすぎて、集合時間の一時間も早く来てしまった。彼女を気長に待ちながらいた。そして、約束の十分前に彼女は現れた。信号を駆けてくる彼女。僕も近くに行こうとした時だ。赤信号にも関わらず、車が突進してきたのだ。このままでは彼女に打つかる。そう思った瞬間、体が勝手に動いたのだ。彼女を死なせたくない。その思いで、僕は彼女を庇った。そして、体に衝撃が走った。気が付いた時には、僕は死んでいた。
雨音が響く。梅雨の時期か。僕が呑気に思っている時、目の前では彼女が自殺しようとしていた。何度も辞めるよう叫んだが、彼女には聞こえない。ならば、彼女の好きにさせようと思った。
『好きだよ。』
僕がそう言った時、彼女がこちらに振り向いた。そして、何か呟いた。しかし、雨音のせいで聞こえない。それでも確かに届いたのだ。彼女への愛は死さえも消せない。彼女は満足そうな顔で、飛び降りた。
『何考えてるの?』
僕が思い出に浸っていると、彼女が不思議そうに聞いてきた。僕は何でもないよと、微笑みながら答えた。そういえばと思い、僕は彼女に聞いた。
『そういえば、あの時なんて言ったの?』
『あぁ。梅雨送りは一緒にしようねって言った。』
そうだったのか。彼女への愛おしさが溢れてくる。僕は雨音に負けぬ声で言った。
『世界で一番愛してる。』
『私は宇宙一好きだよ。』