『梅雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつもは自転車で駆け下りる道を
傘を差しながら歩く。
雨は憂鬱だけど、
歩く道の先に、歩いてきた道の後ろに、
貴方がいないかを探す。
少し、ほんの少し。
雨道でのひとつの楽しみになっています。
#6【梅雨】
2024.6.1
降り止まぬ雨
昨日も今日も、多分明日も降り続けるのだろう
そんな雨に打たれたくないからちょっと雨宿り
隠れる場所を探す途中で見えた人に一目惚れした私
「雨に当たり続けると死んでしまう」なんて嘘をついて
その人の家に転がり込む
梅雨が明けるまではここにいようかな
そう思い数年、
まだ雨は降っている、が
その人は雨が好きになってしまったようだ
降りそそぐ五月雨
いつもより緑が青々しく感じる
花たちも踊っているかのように鮮やかで…
葉の先から雫が落ちる様を
一心に見つめてみる
弾かれて飛んでいくのもあれば
水玉に吸い込まれて
大きな雫となって落ちていくのもいる
なんとも言えないような
不思議な気持ちになってくる
楽しいような可笑しいような
そんなくすぐったさを感じて…
雨が少しだけ好きになった。
- 梅雨 -
#梅雨、わたしの過ごし方
アホ毛フィーバーになるから朝もシャンプー
梅雨からの猛暑に向けて胃腸を労わりはじめる
濡れた地面怖いからヒールは寝かせる
料理のレパートリーがあっさりと和食に傾く
いつもより眠いから睡眠時間増えがち
メンタルも湿気りがちだから天気のせいにする
たまの晴れの日は喜びで小躍りする
霧雨に 濡れ濡れ歩く 歩道橋 鞄の中の 折り畳み傘
お題「梅雨」
不可侵が 叶わぬならば 一色に 染まってしまえ 私の純真
お題「無垢」
今日は、雨降ってる。昨日は、曇りだったのに雨だって悲しくなる。梅雨の日なんて、さいやくしかないんだよ。
#梅雨
梅雨なんて大嫌い
くせっ毛の私からしたら
最悪の日
なのに
「髪くるくるで可愛い」
あなたのその一言で
自分の髪がこんなにも愛しい
雨がざあざあと降っている。その音がなんだか自分の心をも表しているように見えて、彼女は密かにため息を吐いた。
バスに乗れば先は短く感じる。何かを先延ばしにしたいときにはいつもより遅く着くバスに乗ることが習慣となっていた。
「お母さん、見てみてー!」
視線を窓の外から車内に移せばはしゃいだ少女とぼーっとしている弟とお母さんが見えた。少女が人さし指で指した先には指で描かれた猫。
幼い頃やっていた雨が降って湿った窓に息を吐いてそれを指でなぞる遊び。今はもうやらなくなったな、と思い出す。
そういえばあの頃の猫はどうなったんだろう。小学生の時拾った黒ぶちの猫は1週間過ごした後にそろそろ離さなくちゃね、と母親が言い始めたときにいつの間にかいなくなっていた。
そうつれづれと考えているうちに運転手の放送が入る。
ー次は、采岡駅前ですー
ぴ、と赤い停車ボタンを押した。
「お前はあの猫の子供?」
なあ、と鳴く子猫の喉を撫でる。黒ぶちの子猫は雨の中気持ちよさそうに目を細める。
バスを降りた直後、いつもの帰り道に子猫がいるのを見つけたのだ。
試しに、と思って頭から尾へ、ぐるうり、と撫でるとどうやらお気に召さなかったらしい。猫はそっぽを向いてとっとと歩き直した。
まあいいか。曇っていた心がちょっと晴れやかになったのを感じて、口元には知らず知らずのうちに小さな笑みが浮かんでいた。まだまだ雨は降っていて、季節は梅雨だけれど。あの子猫がかつて拾った猫に似ていて、ひょっとしたら子供だったりして。そう考えると自然と足は弾んだ。
梅雨
雨が嫌いな私にとって梅雨は本当に1番嫌いな季節かもしれない…
人の心と季節は大きな関係性があるように思えます
私が好きな季節は春と秋かな~
過ごしやすいからかも…
冬に生まれた私は冬が嫌い
夏は暑くて外に出るのも嫌になる…
皆さんお体気をつけてお過ごし下さいね~
良い週末を♪
梅雨
梅雨は苦手
くせ毛で髪がうねうねするし
行き先についたらボロボロ
ヤレヤレ
日本のいいところは四季があること、なんて言われるけれど。
四季なんてなくていい。ただ過ごしやすい気候がずっと長く続けばいい。願うのはそれだけだ。
せっかくの休みは雨だ。仕事の日は気持ちいいくらい晴れているのになぜ。嫌になってしまう。
【お題:梅雨】
降りしきる
視界が白い透明なカーテンに遮られ
ザーザーと雨の降る音が
耳を覆う
先も分からぬ
道を進み
砂利を踏みしめ
痛みを誤魔化し進む
足裏は砂と雨と血で
汚れに汚れ
傘もなく服もなく
真っ裸で進みゆく
男は涙を流しながら
道をゆく
梅雨の雨に撃たれ
拳を握る
男は想う
【目標とは、先の道標とは】
何も考えずに生きたからこそ
裸も同然、身に纏うスキルも無い
雨先に見える建物に、人にすがろうとしても
男の姿を見て戸を閉める
現代とは、そういうものだ
人の先は降りしきる梅雨、又は霧
若い時に服を来ていれば
身なりを整えていれば
人は受け入れてくれる
まずは傘になり得る知識を得なさい
そして服というスキルを得なさい
それが貴方の助けとなるでしょう
梅雨の時期の通勤通学は結構大変だけど、傘をさしてイヤフォン外して無心で雨音聴きながら歩く道のりが結構好きだったりする。
梅雨と書いて、ねるねるねるねと読む。
すなわち、梅雨とは、色の変化の季節なのだ
梅雨
自分が誕生日の6月。
もう1年経ったのかと思う。
本当に1年はあっという間だから、今この瞬間を楽しまなくちゃと思っている。
来年は受験生、だから勉強は頑張りたいでも部活は楽しみたいと思う。
先輩達が引退していく梅雨の時、時期代表となる私たちは精一杯、後輩たちを引っ張っていかなくてはならない。
そこをしっかり意識して生活していきたいと私は思う。
梅雨
植物にとって
恵みの季節
私にとって
お風呂のカビゴンとの
闘いの季節
いろいろやってるんだけど
負け続きなんだよなあ
青梅雨を 散らして進む 獣道
【梅雨】
日々、くもり、雨。
梅雨は
空も、気持ちも、どんより。
ふと空を見上げて
落ちてくる雨を見ていた。
一瞬、雨が止んだ。
振り返る。
差しのべられた傘と、君がいた。
「一緒に帰ろう」
2人で入る傘は、狭いし濡れるのに
なんだかとてもあったかくて
雨の日も悪くないかもとか
調子のいいこと考えたりして。
もうすぐ、晴れるね。
#梅雨
梅雨はそう
あなたに会いたく浮かぶ眼に
貯まる涙と思ってほしい
梅雨
あーまた雨
梅雨だー
体調悪い
いいことなにもない
けど
梅雨がないと
作物がない、水不足それは困る
仕方ないよな
この世にいらない季節なんてない
…そう、思い生きていきます