『梅雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「なんでこんなに雨の日って憂鬱になるんだろう。」
そう彼女は行っていた。
私は雨の日が好きだ。だから彼女の言っている意味がわからなかった。
今は言っている意味が分かるほどに成長した。
その彼女はくせっ毛で雨の日は髪型が決まらなくて悩むのだろう。
#梅雨
鬱陶しいはずなのに
なぜかどこかに
みずみずしさを感じさせるのは
梅だからか
水だからか
✳︎梅雨✳︎
雨が多いとテニスも出来ない、する事がない、頭が痛い、やる気が起きない、辛い、、、それでも頑張ろう、寝る前に自分を褒められるよう、そして一日を無駄にしないよう頑張ろう
「お前の声も聞きたないわ!!」
地面を滝の様に勢いよく叩きつける雨。
すっかり鏡に変わり、天井の黒い雲を映している。
今日は何もかもうまくいかない。
色んな人に怒られたし、
途中転んでびちょびちょだし、
彼氏と喧嘩したし。
神様、私は何か悪い事をしてしまったのですか。
特に彼氏とは最悪だった。
所詮すれ違い。ちゃんと話せばあのいつもの優しくてあたたかい日常が戻ってくるって思ってた。
でも、あいつは私が浮気をしてるって勘違いしてどっかに行った。
あー好きだったのになぁ
とか
もう戻ってこないのかな
とか
マイナスな事しか出てこない。
でも、
それも全てこの梅雨のせいだよね。
なんか頭痛くなってきたなぁ。
全て梅雨のせいだから。
お題:梅雨 2023/06/01
追記:檸檬味です。他の作品も見ていただけると嬉しいです。
梅雨
軒先の向こうを見上げると、真っ黒な雲から、雨がシトシト溢れてくる。予報では、暫く雨が続くと告げている。大きめの傘を差しても、結構びしょ濡れになる。
そういえば、あの日も、こんな梅雨空だった…ふっと溢れる溜息…毎年想出す横顔…傘の波を眺めながら、あの傘を探して仕舞う…
天気予報で梅雨入りが宣言される。ここから頭はフル回転だ。週間天気予報とにらめっこしながら、まるで雨の日の隙間を縫うようにしてときおり現れる晴れマークをチェックする。
明日から五日間ほど雨が続くならば、今朝はできるだけ早起きして、大量の洗濯物を端から並べるようにして、干す。干す。干す。我が家に乾燥機などという高価なものはない。このささやかな恵みのような太陽光を目一杯に活用するのみである。
え? コインランドリーがあるだろうって?
残念ながら我が家があるのはどこぞの片田舎。すぐそこら辺にそんな便利なものが建っているわけではないし、わざわざ車を走らせて遠くのコインランドリーまで向かうのも、ぶっちゃけ面倒である。
はぁー、まったく。
梅雨なんて、何がいいんだろう。
そんなふうに溜息をこぼしながら、洗濯物を洗濯ばさみに留めていく。
ふと見上げれば遠くの空に、薄ぼんやりとした小さな虹がかかっていた。
おっ、綺麗だなぁ。
思わずポケットに入れてあったスマホを構えた。
【梅雨】
梅雨
梅雨になると気分が落ち込む。
でも、雨はすき。
雨は何時でも、変わらない色をしているから
今年も憂鬱な季節がやってきた。
雨自体は嫌いじゃないけど、梅雨特有のジメジメとした感じが苦手だ。
しかも、うちの学校は古い鉄製の脚の机である。
空気が湿った時の、あの鉄のツンとした匂いも私は苦手だ。
…けど。
そんな暗い気持ち、すぐに吹きとんでしまった。
なぜなら…。
私はさっき配られた学校だよりに目を通す。
見出しに『体育祭』と書かれている。ちょうど一ヶ月前に、私の好きな人がリレーのアンカーを務めていた。
その写真が見出しの下に大きく載っていたのだ。
眩しいくらいの笑顔を浮かべている彼。
そんな顔を見ていたら、こっちまで明るい気持ちになって、なんだか梅雨なんてどうでも良くなった。
【2023/06/01 梅雨】
「雨って良いよね」
あの時紫陽花を見ながらそういった彼女。
その時の表情が儚げで消えてしまいそうで、思わず僕は彼女を抱きしめた。
「もぉ〜どしたの?」
「ううん。ただ、、好きだなって」
「何それ〜!もう照れるじゃん、、!」
表情が少し和らぎ耳まで赤くなった彼女は照れ隠しをするかのように傘で顔を隠す。
こんな時間がずっと続くと思っていた。
だけどそうは上手くいかなかった。
「、、花和?」
「、、、、」
「お、い、、?なぁ、嘘、だよな?」
ぐったりと倒れ込む彼女はもう息をしなくて頭が真っ白になる。
「、、なぁ!起きてくれよ花和!」
何度も肩を揺さぶるが彼女の瞳が開くことは二度となかった。
「ぁ、、うぅっ、くっああああ!!!」
彼女を抱きかかえたまま、泣き崩れる。
窓を叩き付ける雨の音が揺れる紫陽花が目にこびりついたまま記憶の1部となった。
そして僕は今日も君を求め彷徨う。
「今、会いに行くからね」
そして僕は飛び降りた。
ENDお題「梅雨」
きらい、、。
「そうだよ‼︎6月なんてきらい‼︎」
「だって、、だって6月は祝日がないんだもん!!」
「また、そんなこと言って、。はぁ、学校に行きたくないだけだろ笑」
「ちっちがうよお父さん‼︎ただ、休みがほしーなぁーなんて??、」
「そうかそうか、、。なら、良いこと教えてあげよう。」
「確かに6月には祝日がない。でもな、それで良いんだ。それが、良いんだ。6月は幸運の月だから。」
「幸運の、、月?、。」
「そうだ。幸運の月だぞ6月は。だから、願え、自分の思考が現実となるから。引き寄せの法則が最も働くのは、梅雨である6月なんだ。」
〜梅雨〜
⚠︎フィクションです。
梅雨は意外と好き。
辛い時、人目を気にせず泣くことが出来る
きっと誰も気づかない
そんな私の傘の中に友達は入ってきてくれた
気づかれないようにしていた事に気づいてくれた
梅雨は好き
だって、友達の優しさに気づけたから
雨が降る。季節が巡る。あの頃を思い出す。
少し大きなセーラー服に身を包んだあの頃を。
君の学ラン姿が好きだった。進学してブレザーになった時、いつもと違うむず痒さに少し浮き足立った。
好きだと。一言。喉からつっかえて出てこない。
私がうじうじしている間に。君はふわふわした可愛い女の子と幸せそうに笑ってた。
紹介してくれてどうもありがとう。
そっかぁ、君は背が低くて胸が大きくてふわふわした、私と正反対の子が好きだったのね。
心の雨を洗い流すかの様に。雨が降る。
梅雨は好きでは無い。髪が言う事を聞かないから。でも今は、私の心も言う事を聞かない。
また巡る。巡り巡って季節が変わる。
左手に光る指輪に触れ、梅雨に出会った貴方のお陰で、今度は、梅雨を好きになる。
#梅雨
右腕を頬につけながら、外をみた。グラウンドは黒色に染められ、空も黒い。
ふと朝の天気予報を思い出した。
テレビに映るのは、美人な天気予報士が「例年よりも梅雨が来るのが早いです。休日まで降り続けるので・・・」とか言っていた。
私は、天気のなかでは、雨は好きな方だ。くもりより雪よりも好きな方だ。
農家の方も好きだな、雨はとよく分からないことを考えていると、授業が終わる音が鳴った。
先生が教科書を閉じ、今日の号令係に挨拶をするよう促した。数分後には、担任が来た。担任の先生は前の席に座る生徒に用紙を渡している。
用紙が届くと同時に、担任から「来週のこの曜日に回収するから、書いてこいよ。自分の将来だからよく考えてこいよ」と言って、担任は帰りの挨拶をして教室から出で行った。
その用紙は、進路調査表の紙だった。
私は、クリアファイルに挟み、鞄にしまい教室をでた。
【梅雨】
雨が降ると陰気になるの。暗いと気分が曇るから。私は外で泣きたくない。雨は隠してくれないけれど。誤魔化してくれるから。梅雨は嫌いで雨も嫌い。けれど、私を助けてくれる。誤魔化しきかぬ君の前まで。いかなきゃいけない何度でも。これで何度目、もう飽きた。
「君が泣くから僕は救われない。」
6月。
紫陽花が雫を髪飾りにして揺れはじめる。
そこに雨粒シャワーでご機嫌なカタツムリが登場だ。
水たまりのステージではカエルの合唱コンクールが大盛況!
てるてる坊主たちもドレスアップして踊る踊る。
さぁ!パーティーは始まったばかり!
梅雨
梅雨入りと聞くと、終わったら夏がやってくるなって。。
ジメジメもやだな、地味に暑い。
なんとかならないものか。湿気。
なんか気分上がらないなぁって思ってるんだけど
最近いい事が沢山あってさ。
ダンス始めたり、試合決まったり、まあ色々
でもやっぱなんか悲しいし寂しいんだよね
雨って面白い
四六時中、空は蛇口が開きっぱなしのようだ
あっちはどれだけ水を垂れ流そうが電気を垂れ流そうが一銭もかからないから羨ましい
#梅雨
「梅雨」
ジメジメして、外に出るのがもっと嫌になる。
雨には慣れっこなのに...。
雨上がりの校庭には
紫陽花があった
みんなはもう新クラスに馴染めているのに
私は馴染めないまま2ヶ月がたとうとしていた。
もう少しで夏休み
早く馴染まないと孤立しそうで怖い、、、
クラスから1人残されてしまうような感覚だった。
ある日副担任の先生から呼び出しを受けた。
その翌日に放課後職員室に行ったら
ちょうど先生が出てきたところだった
クラスに馴染めてないのかな?って心配で声をかけてくれたみたいだった
孤立しそうで怖いって伝えたら慰めてくれた
先生が話し相手になるよって
雨ばかり降っていた心にひとつだけ鮮やかな花が私の中で花開いた。
お題[梅雨]
No.40