『梅雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
梅雨
この時期がもう来ましたか…
偏頭痛が酷くなるぅ。
私はあなた(梅雨)のことを非常に嫌うでしょう。
#梅雨
「あっめあめふれふれー!」
「あめあめっふれふれーっ!!」
「何してんの」
「梅雨の妖精は梅雨の時期に入ったら雨を降らせないといけないの」
「あめあめっ!!ふれふれー!!!」
「雨降ったら頭痛くなるんだけど。」
「痛くならない雨降らせられねぇ?」
「んな出来るわけないでしょ」
「なんかない?こさえもーん」
「な゙ぁに?なづ太くん(((」
「って、変な事させるなぁっ!」
「やったのお前だろ」
「とにかくっ!頭痛くなりたくないなら、こさめから当分離れることかな」
「こさめが中心だし」
「いや、それはやだ」
「こさめが俺の元気の源だし」
「へっ?///」
「…ふはッ笑」
「…もぅっ、ばか!」
小さい緑たちからこぼれる雫
みんな静か 水の音
夏の匂いになってきた
【梅雨】
梅雨空に喜ぶひとを初めて見た。
「うわ!めっちゃ降って来たじゃん、お前の傘に入っちゃえ」
カタツムリが、お気に入りの葉っぱを発見したような
雨の似合う笑顔のひと。
今年も今日から梅雨入り。
雨降りの結婚式で
私の花婿さんは照れながら笑ってる。
遠くの方に雨の匂いがする
もうじき降るだろう雨は
憂鬱だけど
落ち着く音をしている
*梅雨
癖っ毛の私にとってこの時期は憂鬱では無い
確かにジメジメして髪がおかしくなるけど…
でもそんなの関係ないの。
「あ、今日めっちゃ髪くるくるしてるなw」
『もう本当に嫌になるよ』
「でもこういう髪もお前には似合うよな」
「俺好きだわ」
『あっそ』
貴方のその言葉を聴けるのだから。
ー梅雨ー
梅雨
淡い雨に濡れる
色鮮やかな紫陽花
人々を魅了する
…
ずっと…
見ていたくなるの…
僕は雨が嫌いだ。
ジメジメじとじと、僕の体温変えてゆく。
雨になんか負けるものかと、僕はいつも傘を持たない。
僕は雨が嫌いだ。
雨の日は決まってあの子が
「一緒に帰ろう」
僕を誘い、同じ傘に招き入れる。
僕は雨が嫌いだ。
小さな傘に二人きり。
「離れてたら濡れちゃうよ」
触れ合う肩はどこかもどかしく、どこか照れくさい。
僕は雨が嫌いだ。
心地の良い時間はすぐに去り、別れの時間はやってくる。
僕の火照った体も、雨のせいですぐ冷える。
上げて落とされる気持ちはもう嫌だ。
僕は雨が嫌いだ。
今度晴れたら僕から誘おう。
「雨じゃなくても一緒に帰ろう」
雨の予報はまだまだ続く。
お題「梅雨」
『梅雨』
鈍色の 雨が続けば 続くほど
遠く感じる 夏空と君
会いたいと 言うのは勝手 梅雨色の
画面にうつる デートの誘い
梅雨
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
梅雨入りのニュース。もうそんな時期か。雨は苦手だ。
そういやあいつは雨が好きだったな。なんてことを唐突に思い出す。雨音を聞くと落ち着くらしい。
あいつが死んだ時も雨が降っていた。何も知らない大人たちは「こんなときに雨だなんて。梅雨だもんねえ。」とかほざいていたのを覚えている。違う。あいつにとっては、好きな雨音を聞けて幸せだったはずだ。
雨が降るとあいつを思い出してつらくなるから、雨は苦手だ。でもあいつが降らせているような気がして、繋がっているような気がして、少し不思議な気分になる。
梅雨
つゆ。梅の雨と書いて、つゆと読む。
梅の季節が去るころに桜がさく。
桜が散る頃には、また新しい花がさく。
花の命はめぐっていくの
かもしれない。
梅の雨を受けて
今度は、紫陽花がさく。
梅はなぜ涙をこぼしていると
人は思い、その雨に梅雨と
名付けたのか。
ふと疑問に思った。
春の終わりを告げる雨。
今日も静かに降っている。
@梅雨
私は雨が好きだ。
ポツポツ、ザーザー降る音も。
雨の匂いも。
じめじめとした空気も。
雨は私を静かな世界に連れてってくれる。
私は雨が大好きだ。
街がカラフルに染まるのも。
いつもと違う格好なのも。
傘に入れてくれる優しい君も。
君が生まれた日に落ちた
雨が地中に染み込んで
また出会えるまで
およそ
20年以上かかるらしい
20までもの歳月に
君はどんな冒険するだろう
僕は一緒に行けるかな
同じ景色見れるかな
もしも
ないとは 思うけど
不本意にも 一緒に行けなくったって
いつだって 僕が
君を愛してるってこと わすれないで
君がひとりぼっちに感じる日だって
体ごと傍にいなくても
心だけは君の側に寄り添っていたい
君はひとりじゃない
知ってるでしょ?
僕が君を大好きだってこと
9
梅雨と言えば雨。
「雨がふる」
と言えば飴じゃないってわかる。
でも
「あめ」
だと、どっちだかわからない。
アクセントが違うらしい。
正直なところ正しい言い方がわからない。
無アクセントの地域の住人だから。
橋と端と箸の違いを聞かれるとこまっちゃうよね。
雲も蜘蛛もいっしょでしょ。
そして自分がなまってることに気づきにくいの。
まあ、しゃーない。
梅雨
大雨のあの日
言葉なんていらなかった。
雨の音に消えたあの鼓動も。
すべて幻だったのかもしれない。
今日は雨
昨日も雨
明日も雨
雨、雨、雨……
飴ならいいのに──
傘にポタポタ
肩に足元にポタポタ
……ダメだわ、ベタベタになるじゃない……
小雨はそうめん
大粒はうどん
……だったら、いいのに
下に氷の入っためんつゆ構えて
キャッチして
流しそうめんならぬ
降りそうめん
──ダメだわ
太るし、食欲が追いつかない!
雨ばかりで憂鬱にならないように
こんな風に気分転換して……ね?
(2023.06.01/梅雨)
梅雨。
今年の梅雨は早いらしい。
私は梅雨が好きだ。
悩みも何もかも雨に流されていく。
でも雨粒が道路に叩きつけられる音は聞きたくない。
痛い思い出を思い出す。
雨が降っているのに温度は高い。
暑い、暖かい、寒い、冷たい、。
ポツポツ…ザァァ……
61テーマ【梅雨】
梅雨。
梅雨。
梅雨が
一番出にくい。
傘は買ったけど
やっぱり
ジメジメするのが嫌。
今日と明日は
逢えないから
明後日が楽しみ。
「ねーもう最悪ぅ」
ギャルのような口調でそう述べたオダ。くるくると自身の髪の毛を弄っては私の髪を心底羨ましそうに見詰めてくる。天然パーマらしいその髪は連日の雨の湿気で更にうねりを増していた。
「カサキが羨ましい。このストレートヤロー!」
「そりゃあ……仕方ないでしょ?」
「いやっ そうだけどさぁ!!」
ぎゃいぎゃいと騒ぐ其奴。余程私のストレート髪が羨ましいのだろう。ぬるい優越感に浸る。嗚呼、此奴に羨ましがられるのはこんなにも快感になったのか。パーマを羨ましがっていた部分もあったが、こんな気分になれるならストレートがいいな。
「かさきい、聞いてよお」
「えっなに?」
「嫌いな奴に会っちゃったのお…」
それは私もだ。休日の、バス停で。
「そうなの?誰?」
「…オキ」
「オ、オキ、オキさんって、」
「地元のヤンキーのパイセンだよ……」
そう、私達は地元が同じだった。オキというのはヤンキーの先輩。よく後輩達がパシられていて、私は媚びを売り何とかしていた。まあ、悪い意味でもいい意味でも此奴は正直だから媚びを売るなんて事出来ていなかったのだが。
「オキ、…さん、どんな感じだった…?」
「アイツなんかキモかった」
「どういう風にだよ、!」
キモいだけでは分かんねーだろ、と付け足すと、納得したように話し出す。
「なんか痩せ細ってて面影ゼロだった」
「マジ?あの、あのオキが!?」
ビビった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
刺咲 絞憂です。
ヤンキーのパイセン、オキ登場!!
お題︰梅雨
どこか上の空で、雨の音を、窓を伝う雨をただぼうっと。きらきら街頭が雨水を照らすから、それがきれいで。薄明るい窓をぼんやりぼうっと。今日だって明日だってきっと雨が続いて。自分の輪郭が雨で霞んでいくから、ただ穏やかになれる気がして。憂鬱な日々だってしっとり濡らして流してくれる。悲しいほど穏やかになれる。悲しいほど寄り添ってくれる。梅雨。