『桜散る』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『桜散る』(創作)
俳句
①日陰にて暑さ凌ぐも桜散る
②久しぶり桜散るころ会いたいね
③桜散る刹那の夢か花の舞い
桜は春の季語なので季重なりにならないようにしました。
桜散る。受験とか、夢とか、挑戦の挫折を現すことが多いかもしれないこの言葉は、私に夏、初夏を連想させる。
この季節になると学校のチャイムの音とか、理科室の匂いとか、音楽室の雰囲気とか、生徒の声とか、いろんなものが「夏」を私に思い出させる。冬になって癒えた傷や、淋しくて堪らなかった思い出を封印したものが一気に溢れ出て私に「季節が進みませんように」と願わせる。
もう、秋や春のように淋しい思いをしたくない。
お休みなさい。
桜散る
今年は咲くのは遅く、散るのは早かった。
満開だ!と思えば
あっという間に桜吹雪。
また来年。
そう思いながら手帳にはさんだ桜の押し花を見た。
桜散る
1年という歳月はあっという間に過ぎていく…
春が過ぎたら夏が来て、
夏が過ぎたら秋が来て、
秋が過ぎたら冬が来て、
冬が過ぎたら春が来る。
今年の桜は殆ど散ってしまったけれど、
来年の桜はまた直ぐに咲いてくる。
当たり前の事かもしれないけれど、
四季がある事で、私達の日常は鮮やかに色付いている。
オレが綺麗に育てた桜も、
もう少しで散ってしまう。
「いやぁ、やっぱ桜は散るの早いっすね〜」
「早いね…」
別れと出会いの季節に、いつもそばにいる桜。
「あ、主様。」
「ん?なに?アモン。」
「髪に桜の花びらがついてるっすよ。」
「え、どこどこ…?」
「オレが取ってあげるっすから、ちょっと動かないでくださいっす。」
「あ、ありがと…」
そう言って、主様についている桜の花びらを取る。
「ん、取れたっすよ。」
「ふふ、アモンもついてる。」
「え、どこっすか?」
「なーんて、嘘だよ。」
「オレを騙したっすね〜?」
なんてやり取りも、全部…オレの夢の中の話。
桜と一緒に、オレの気持ちも散ってしまえば
辛い想いも、この主様の想いも、無くなるのだろうか。
「ハハッ、なんて、無くなるわけないっすね。
さーてと。」
主様に贈るっす。この桜を。
どうか、オレたちとの別れが来ても。
忘れないでくださいっす。
桜散る
桜道
葉桜残る
通い道
まさに絶景
自転車通学の学生さん
散歩する人達
この時期だからの絶景
お題 桜散る
短歌
桜散る何もかもがおしまいだ
藤子不二雄も二度と見ない
【桜散る】
足元が ピンクの絨毯になっている
「せーのっ」
打ち上げられた花びら
パラパラと ピンクを広げていく
くるくる回りながら 落ちていく様子が きれいで
ずっと見ていたいと思った
封筒を開けるのが怖くて
封筒を懐中電灯ですかして
考えたら
同じ事なんだから
開けるほうが普通なんだけど
でも
何通も
サクラ散る
悲しいこと
透かしてみたが
合格の文字も
サクラ咲くも
サクラ散るも
ない
ない
ない
あー
またダメ
仕方ない
開封する
シロウサギ ブジ シマ ワタル
日本だな
優しい桃色の花が咲いています
散っていく姿は
綺麗でもあり 切なくもある
今日も平和ですね
お題『桜散る』
ほうきとちりとりを持つ、一人のおじいちゃん。
道路を埋める花弁を、せっせと片付けている。
春の欠片を集めて、夏を迎える準備をする。
その様子が何だか微笑ましかった、今日という日。
〝桜散る〟
卒業式まで、あの高校に在籍してなくて、よかった。
って、どういう意味だ?
恋人の一人言を聞いちまった俺は、困惑してる。
そういや、あの人、一度高校を辞めてんだよな。確か、通信制のとこに切り替えたって。
あの高校ってのは、私立の女子校の方だろう。
今度、本人に訊いてみるか。
楽しかった。その、楽しかった過去にしがみついて、変わろうとしない。仕方がない。
いつだって、過去は曖昧になり、美化され、やがて思い出されなくなる。わたしたちの中ではなかったことになってしまう。
しかしそれは、良い一面もあるだろう。
過去への執着が消えると、『今』を爽快に駆けることができる。要するに、楽しくなる。
そしてまた、1年が過ぎ去る。
こどもの私は、その先のことを知らない。今、私は楽しかった去年に戻りたいと思っている。しかし、こどもそのものに戻りたいという人もいるだろう。
皆違う今を生きている。そして今は、いつか儚く散る。そしてまた、未来の自分の糧となる。
桜のように、美しい過去となる。
桜散る
河川敷
過ぎ去りし日々
胸焦がし
悔いて遅しと
花笑ひ散る
難end
『桜散る』
知ってる?
桜が散るという意味を…
受験生の前で言うのはやめた方がいい。
桜散る季節は
自分の感情に
かき回される
悲しいときは
花びらがなくなっていくのが
辛くなる
嬉しいときは
葉桜になっていくことが
未来への希望に感じる
桜にはパワーがある
桜散る
桜散るこの季節があなたがいなくなってから3巡目。
薄いピンク色のカーテンにあなたが包み込まれていたのを今でも、鮮明に覚えている。
桜散る
私の新生活の
楽しみと不安が
最近
桜と共に
散っていく
他の桜は
散っているのに
あの桜だけ
まだ満開
私のこの
切ない気持ちを
ギリギリまで
残そうとしてくれているのかな?
私の辛い気持ち
全部 桜と共に
散って欲しい
桜散る。
道がピンクに染まる。
その上を行く。
新たな生活に向かって。
桜は散る時が1番美しい。 そんなこと誰が言ったんだ。桜は満開の自分を見て欲しくて満開になる。それなのにそれを知らずに散り際が美しい。馬鹿げてる。人間だってそうだ。努力しているのを見て欲しい。でも結局見られるのは結果だけ。そんな世界は滅びゆく時が美しい。