『柔らかい雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ぼくは昨日きみにいちばんすきな映画をみせた、きみが何も言わずにただ泣いてくれて、ただよかった。あらゆるひかりに照らし出されて、きみのほおの雨が、朝をため込んだ川面のようにまたたき、きみを存在させる輪郭が危うくなる神秘的な瞬間が、またよかった。
柔らかい雨
いつからか、降り出したそれは止む気配もなく.
サアァッと静かに音をたてた。
小さく透明な粒が優しく弾けて消えていく。
…あぁ、このまま消えてしまいたい。
この身体ごと絵の具みたいに溶けてしまえたら。
そんなことを思うのは、虹になりぞこなった、僕たちだけかもしれないな。
春雨は、柔らかい雨だと思う。
秋雨は冷たい雨。
猫のひたいに
ひとしずく
小春日和の天気雨
#柔らかい雨
雨が降る中、今日も部活の練習に励む君。君を見ているだけでどんなに強い雨でも、柔らかい雨になるんだなぁ……
過去の私を
その雨で遥か未来へ運んでおくれ
いつかの私に会うその日へ
柔らかい雨じゃ力不足だ
君を引き止める理由になり得ない
僕はいつだって何かのせいにして
枕を濡らしてきた
水溜まりを避けたはずが泥はね
今じゃみっともないこんな様
やっぱり
やっぱり僕じゃ君の隣は役不足だ
触れたら、温かいのかな。
きっと、穏やかなんだろうな。
たぶん、困ってるかもしれない。
もしくは、嬉しいのかな?
”柔らかい雨”って、何となく浮かぶのは、
大好きな人の涙だったりするんだよね。
柔らかい雨
「柔らかい雨」
今日は暑かった
11月なのに 季節外れ
予想外 !
夕方から 雨降って
家の中から雨の音が聞こえてくる
風に乗って運ばれる雨は癒し
違う世界に繋がるから
最近 怖い夢ばかり見るようになって
それが何の意味なのかも分からない
誰かに相談しても笑われるだけ
そんな事ずっと考えてるだけでもおかしくなりそう
だけど
風が吹くと 自然と忘れる
今日は柔らかい雨が降っているから
気が紛れる
気分が晴れやかだった。
降り続く雨の中傘をさしてスキップをする。雨といってもざんざん降るものじゃなくて、どこか優しげで柔らかな雨だった。
世界が私を祝福している。
誰かを好きになるって、こんなに世界が変わって見えるのか。
優しい木漏れ日と一緒に降りそそぐ雨
その雨は静かで優しい
私もこの柔らかな雨のように優しい心を持ちたい
圧倒
終わりに近づく感じがして
なぜか雨に濡れても良いや、と思った
空にはそれまで見たこともない稲光り
それでも怖さはなく美しさがあった
全てを忘れて全身で感じる自然の中に
濡れているはずの体が
とても軽くなるのを感じた
※柔らかい雨
あの雨は、
きっと、泣けない濮のかわりに泣いてくれてるんだ
柔らかい雨
11月になっても、まだまだ夏日が続いて…そんな乾いた日々が、突然の雨…久々の雨は、霧雨の様な雨…柔らかな感じだが、春の様な温かさは無くて、冷たい無機質な雨…なのに、乾いた大地を潤す慈雨になっていく…ただの雨なのに、こんな顔を見せるなんて…
私にとって雨は
身体を濡らして冷やすもの、なので
「柔らかい雨」は
なにかとても残酷なものに思える。
[柔らかい雨]
【101,お題:柔らかな雨】
しっとりと頬を濡らす柔らかな雨
叩き付けるようなザァザァ降りじゃない
全てを包み込む 慈悲の雨
硬い石の床に ゴミのように棄てられた身体から
優しく体温を抜き取っていく
徐々に視界が狭まる
温かな布団で眠りにつく直前のように
彼女は静かに瞼を閉じた
柔らかな雨は 残酷なまでに美しく 溢れんほどの慈愛の雫
身体と魂の守護者
雨が降っていた。
細かい雨で触れると消えちゃうような。
顔をあげるとお日様が輝やいて。
キラキラしている雨だった。
その光が私の眼に映る。
その瞬間、『身体』は初めて魂を宿した。
――
私は歩く。
この身体を動かして。
せっかく神様がくれた身体。
使わなければ、もったいない気がした。
大丈夫。
何があっても。
だって、柔らかい雨が守ってくれるから。
柔らかい雨
柔らかい雨が降り注ぐ日は 心が穏やかになる
傘をさす必要もなく、肌に触れる雫はやさしく
ささやかな幸せを感じさせてくれる
空気中に流れる甘い香りが、日常の喧騒を一瞬忘れさせてくれる
柔らかな雨の音は、思考を整理し心を落ち着かせる。
窓を開け、心地よい風を感じながら、
静かな雨の中を散歩するのもいい
思い出がよみがえり、新たな気付きが訪れる予感がする
柔らかい雨は心を穏やかにし、
新たな希望を与えてくれる
「柔らかい雨」
私を包み込む
悲しみを洗い流すように
溢れ出る涙を
おおい隠すように
雨が静かに
降り続ける
柔らかい雨に打たれれば、私の心は浄化されますか。
なんだか、今日は疲れてしまいました。