『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きになっても良いのと
自問自答して
ひとつ枯葉を くしゃりと踏む。
くしゃり くしゃり くしゃり
右に左に 揺れながら
踏み終わる事なく 続く道。
自分の気持ちを、ひとつ潰していく
儀式のような。
それでも、諦められない
悪あがきのような。
くしゃり くしゃり くしゃり
いつのまにか、じわじわと…
溢れたものが涙になった。
【お題:枯葉】
ロザリオ
ガルシア大修道院の裏手にある小さな墓地。偶々、私はそこに迷い込んでしまった。墓石がちらほらと見えるその場所で、私はよく見かけるフードの後ろ姿を見つけた。
墓石の前で彼は膝をついていた。
「スピカ」
その後ろ姿に声をかけると、彼は振り返り赤と青の色違いの瞳と合う。
「ミル。どうしたの?」
「その、迷って……」
「何処へ行くつもりだったの?」
「中庭。ついさっきまで聖堂で司祭様と話していたの。それでふらついていたら、ここに……スピカは、誰かのお墓参り?」
「うん」
彼は頷いて墓石を振り返る。綺麗に保たれた墓石の前には彼が供えた白い薔薇の花束が置かれている。
「ここに、俺の母さんが眠っているんだ。俺を産んですぐに死んじゃったから」
「……そう、だったの」
沈黙が落ちる。秋の終わりが近く、近くの木にあった枯葉が一つひらりと落ちてきた。かさかさ、と音を立てて枯葉はスピカの足元に落ちる。
スピカは胸から下げたロザリオを指先で触れた。
「枯葉が全て落ち、雪が降り始める頃に俺は母さんの命と引き換えに産まれた。物心がついた時、母さんと親しかった一人のシスターがこのロザリオを渡してくれた。母さんの形見だって」
「お母様の……」
「うん。俺の大事な宝物なんだ」
小さく笑って彼はロザリオから手を離すと、その手を私に差し出した。
「中庭に行こう。話の続きはそこで。……じゃあ、母さん。また来るよ」
中庭には誰もいなかった。寒いから皆、外に出たくないのかもしれない。近くのベンチに腰掛けると、ひゅうっと冷たい風が吹いた。
「お母様はどんな方だったの?」
「シスターたちによると、病弱だったんだって。でも、誰よりも心優しくて敬虔なシスターだったと。それからこの頃の季節が好きだったんだって。とても静かで、枯れ葉がかさかさと立てる音が好きだったと。その後に来る冬も好きで、雪を見てはいつもはしゃいでいたって」
「とても純粋な方だったんだね」
「うん。だから、俺もこの季節が好き。静かで時折聞こえてくる枯れ葉の音が好き」
スピカは小さく笑うと、目を閉じて胸の前にあるロザリオを両手で握りしめた。
「母さんは命が終わる時まで、俺のことを愛してくれていたんだと思う。だから、俺は母さんに約束したんだ。母さんが繋いでくれたこの命を、俺は大切な人を守る為に使い、そしてその人たちと共に生きていくと」
「スピカ……」
「俺に出来る約束はそれくらいしかない。でも、来年もこの季節を迎えられるよう、全力は尽くす」
「……私もその約束を一緒にしても良い?」
「えっ?」
少し目を見開いてスピカがこちらを見る。
「私も大事な友達と一緒に約束をしたい。来年もこの季節を共に迎えられるよう、生きていくと」
スピカは少し呆気に取られたように目を丸くしていたけど、やがてまた小さく笑った。そして、私の手を掴むとその手をロザリオの方へ導く。
ロザリオを握ると、彼の両手が上からそっと握ってくる。
「なら、約束。この枯れ葉の季節を、また来年も一緒に迎えよう」
「うん、約束だよ。スピカ」
終わったんだ
僕は花ではなかったけど
命を使い果たした
途中で諦めることなく
命をまっとうできた
この終わった命はきっと肥やしになり
明日を作ってく
僕は終わった
終わった生命を静かに繋げて
新しい明日のために
ひらりと
夜の風に乗って
舞い落ちるのは
一枚の枯葉
「君はどこから来たの?」
そう聞いても
答えはかえってこないけど
君を乗せる風が
またひとつ
冬の訪れを感じさせる
「枯葉」
枯葉を踏むと童心に返ります
枯葉を踏むと耳障りのいい心地よい音がします
枯葉を踏むと秋を感じます
そんな秋も恋しい冬の季節
早く春が来てくれませんかねぇ
寒いのはどうにも苦手です
枯葉
パリッと乾燥したあの感じ。
冬のはじめに,枯葉を踏みながら歩くのが好き。
バリッジャクッバリッジャクッ
買ったばかりの冬服を着て、顔の半分はマフラーに隠す。まだ寒さに慣れていない朝。
リズムを刻んで歩く。
耳の上が冷たい。
黙々と枯葉を踏みしめて歩く通勤時間。
誰か気付いているかしら。
私が今、この時間を楽しんでいることを。
サクサクと歩く度音を立てる。
秋は少し好きだが、冬は嫌いだ。
獣も虫も眠りについてしまう。
静寂だけが、凍える寒さが......。
冬は嫌いだ。
だが、秋の舞踊る枯れ葉や、生命が受け継がれる。
そんな音は......。
嫌いじゃない。
この枯れ葉もいずれ育つ木々のための栄養になるのだから 。
じゃあ、人間は????
枯れ葉のように人のために散ることは出来るのだろうか。
サクサクと枯れ葉が囁くように鳴った。
秋の枯れ葉に身を包み冬に骨身をさらけ出す
春夏秋冬 泉谷しげる
枯れ葉が温かい事を知ってますか?
ふかふかしてます!
草木は枯れて地べたで重なりあい
虫たちと寄り添いながら春を待ってます
泉谷しげるさんの別の曲
「永遠の約束 」
永遠の約束を果たすまで自分と向き合う…
自分と内面と向き合い約束を果たす歌です
妻には涙を見せないで
子供に愚痴を聞かせずに
男の嘆きはほろ酔いで…
酒場の隅に置いてくる
目立たぬように はしゃがぬように
似合わぬ事は無理をせず
人の心を見つめ続ける…
時代おくれの男になりたい
「時代おくれ 」河島英五さん
思うようには行かないものだ…
呟きながら階段を上る
夜明けのドアに辿り着いたら
昨日のニュースと手紙があった
折れた体をベッドに投げたし
君の別れを何度も見つめてた
伝えきれない事ばかりが
悲しみの顔で駆け抜けてく
心の鍵を壊されても譲れないものがある…
プライド…
「PRIDE」 飛鳥 涼
キャノンボール「枯れ葉」何てのもあったなぁ…
昔ビーグル犬を飼っていたときは、いつも雑木林に散歩に行っていたんだ
冬は、降り積もった落ち葉のなかに、わざと膝くらいまで入ってガサゴソ鳴らしながら歩くのが楽しかったな
犬は普通に土の上を歩いて、飼い主だけ葉っぱの中に入って喜ぶっていうw
もう遠い思い出で、今は雑木林に行くこともないけど
枯葉
枯葉舞う
渇いた心のよう
枯葉舞う
乾いた音のそう
枯葉舞う
か細い涙のよう
枯葉舞う
掠れた声のよう
枯葉舞う
微かな風のよう
枯葉舞う
悲しい私のよう
新しい若葉が芽生えるまえに
枯葉となりやがて落ち葉に変わってく
自分の役目の終りを悟るように
物悲しげに思えるけれど
枯葉は誇らしげに
春から秋への季節の間
青々と生い茂り
やがて静かに枯葉となる
その散りゆくさまも、また
美しく 優雅に舞って
人生も若さだけが美しいのではなく
どう終りを迎えるかが
本当の美しさかもしれないと
枯葉
色褪せて、落ちてしまったそれを拾い上げる
見上げると大きく枝を広げた樹木
着飾っていた葉はほぼ全てが役目を終えたらしく
枝に残っているものは少ない
落ちてしまったものは
本当に役目を終えてしまったのだろうか?
もしかしたら
枯れて、土になって、樹木に栄養を与え
また枝葉になるのかもしれない
命は巡り行く
だから決して、終わりなどではない
そう、思いたい
#枯葉
カラカラと乾いた音を鳴らして、枯葉が舞った。
空っ風に吹かれて、ひとひらだけ残っていた葉っぱが木から落ちた。
秋から冬にかけて、毎日のように枯葉が家の前を舞う。
そんな光景を見られる時間はあとどれくらい残ってるだろう。
僕の命もきっと、あの枯葉のように空っ風に吹き飛ばさてしまうんだろうなぁ
テーマ 枯葉
はらり はらり
落ち葉がちらちら
はらり はらり
雪がずんずん
はらり はらり
ページをペラペラ
銀世界を舞う音の鼓動
その耳はまだ生まれない
春の芽吹きに澄まされる
はらはらと、枯葉が舞い落ちる。
それをわたしは眺める。なんとも言えない切ない感情が胸に溢れる。
この葉も、ちょっと前までは明るい緑色だったのに、すぐに老いて枯れてしまう。
もし葉に感情があったとしたら、この葉は幸せな人生を送れたのだろうか。
葉がついたばかりのころ、どんなに未来にわくわくしたことだろう。葉の色が濃くなってきたころ、どんなにがむしゃらに時間を楽しんだことだろう。葉が黄色に近づいてきたころ、どんなに残りの時に思いをはせたことだろう。そして、茶色くもろくなって、地面に落ちる寸前、この葉は何を思ったのだろう。
もし、わたしたちも木に生えた葉で、最後には枯れて落ちてしまうとしたら、わたしはどう過ごそうか。
他のどの葉より綺麗な色を目指す?他のどの葉より長く生え続けることを目指す?
タイムリミットは1年。長くも短くも感じられるこの時間、わたしはどう使う?
人間だって同じだ。わたしは残りの寿命をどう過ごすべきか。枯れてしまうまでの短い時をどうやって消費するか。
わたしは枯葉を踏まない。1年間、どんな生き方であったとしても、この葉はちゃんと生きたのだ。
その証をそっと踏み分けながら、わたしはすこしずつ、枯葉になっていく。
それは、いつのことだったか
誰から聞いたのかさえも
忘れてしまったのだが、こんな話がある
皆一様に芽吹きを心望み、
若木が逞しく大木へと育つのを期待していた
しかし
若木には心があり、優しすぎた
自分の足元に
芽を出した名も無き雑草たちが、大木へと育てと自分を見守る者たちに蹂躙される
ひどいときは
小さな雑草たちが、自分のために引き抜かれ
祈りを捧げられるときに
容赦なく地面にのめり込まされる
それでも
小さな草たちは芽吹く
まるで
心優しい若木を守るように何度でも顔を出す
小さな雑草たちに守られながら
中木になった若木は
必要な場所だけ地面を残され
あとは草が生えぬよう整地されてしまった
手入れがされていないと判断され
地面から芽吹いた小さな雑草たちは
こまめに抜かれる
もう芽吹くことも
許されない小さき草たち
若木だった木は涙を流すように
葉を茶色に染め、
はらり、はらりと散らし始める
いままで
守ってくれていて、ありがとう
強く根を張り、君たちを守りたかった
さいごに
捧げられていた祈りの力で
君たちが生きていけるようにする
その日の
草木も眠る丑三つ時
若木だった木は、
勝手に蓄積していた力で雄叫びをあげる
地面は割れ
魔を呼び寄せる
さあ
今のうちに芽吹く用意をして
夜明けと共に
前人未踏の地を作らねば
…だけど、ごめんね
ほんの少しだけ残った力で
生き残った罪もない者たちに
命を繋いでいけるだけの実はつけるよ
その時だけは、
踏みつけられても許してほしい
若木だった木は力を振り絞り
すべての葉を実に変え、
早くも芽を出しかけた小さな草に託した
そして
夜明けと共に
命からがら逃げてきた人々の目の前には
もう
雑草とは言えない巨大な茂みと、
たわわに実をつけた草花、
それと朽ち果てた木があったそうだ。
「鬼の木伝」
枯葉。
特に思い入れはない。
季節?
秋?
掃除?
あ。。。
放課後の掃除当番。
校庭の掃き掃除。
悪戯好きのアイツらの企みで、気になってたあの子と二人でする羽目になった。
「さっさと終わらせよっか?」
「おう。。」
ヤツらの文句を言いながらも、気のない返事。
あとはドキドキして頭の中は真っ白だった。
そんな彼女も今では二児の母。
嘘をついた。
枯葉、思い入れがあった。
枯葉
私の目の前にある木々は、身につけていた葉をどんどん削ぎ落としていき、そして少しの時が経つと、枯葉となった葉が脱ぎ落とした衣類のように散りばめられていく。
まるで…人間の生活を表現しているようで面白い。
そう思った。
この話を君にしたら、首を傾げられてしまった。
そりゃそうか。側から聞いたら訳分からんこと言ってるもんな…
でも、それでいいんだ。
「君と話せること」これが一番重要だから。
アスファルトの上では
ただ風に舞うだけの枯葉でも
土の上では
雨を浴び
日を浴びて
柔らかくなり
やがて土へ還ってゆく
あたしも散る時は
土の上へ
舞い降りたい
枯葉
芽吹き、蕾になって
花が咲く
老いて、つかんだ枝を放すように
枯葉は道に落ちていく
そんな自然の儚さを
どうして人は美しいと言うのだろう
きっと人もこんな終わりかたで
ありたいと思うのだろう
朽ちてなお、枯葉の色は輝きて