『束の間の休息』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
毎日生きていると忙しくかなり疲れる
僕にとっての束の間の休息は一人の時間である。
休めることは、大事だ。
私の故郷は、乾燥した内陸の国で主に貿易で栄えた街だった。
ここの人々、いや、この辺り一体の人々は男も女もよく働く。
時間があれば、仕事を探し、交渉し、働くほどである。
それを見て育った子どもたちも、また、よく働く。
たまに、働き過ぎだと感じるほどである。
彼らは、贅沢を好まない。
これは、旅路の話しである。
私の旅路の移動手段は、荷が多い時はラクダ。普段は馬が多い。
しかし、私の案内人は皆、馬にも、ラクダにも、乗らない。
何故かと問うと、贅沢に慣れると困るからと、口を揃えた。
そして、彼らは僅かな空白の時間を見逃さない。
休む時は短くともしっかり休み、働く時は短くとも真面目に働く。
恐らく、その習慣が彼らを支えいるように感じた。
だから、この街やこの辺り一体は、貧しくとも栄えたのだろう。
と、ふと思った。
テーマ:束の間の休息 #329
目覚めたときには
僕の知っている世界ではなかった。
『束の間の休息』と思って眠ったはずなのに
起きた時代が1000年後で
僕の知らない世界が広がっていた。
目覚めた僕を沢山の人が見る。
でもその見物者は人間だけじゃなかった。
見たことのない世界
知らない機械
知らない人々……
僕は未来に来てしまった。
『束の間の休息』をしているうちに。
"束の間の休息"
いっぺん分かりにくい言葉のように聞こえる
でも、わたしにはその言葉には誰もがゆっくりする期間のことを指すと思う
人は、動きっぱなしはしんどくてずっと物事するのはかなりのストレスかもしれない…
だからこそ、束ぐらいの長い期間を休息する事もいけないことではないのだ
むしろ、誰もが必要な事なのだと
I.m.
右を見ても、左を見ても、君はいない。
束の間の休息。
彼女さえいなければ周りの人だって気のいい奴らだ。
ひと時自分を取り戻す。
食べたいもの、飲みたいもの、話したい人。
楽しい、嬉しい、美味しい!
ずっとこのまま私でいたい。
あ、こちらにいらしたんですね。
私もご一緒していいですか?
返答はにこやかに、勿論。
『束の間の休息』
なぜか ふっと
遠くに行ってみたくなった
行き先を決めず 電車に乗る
海が見える知らない町
波の音を聞きながら
ぼんやり眺める
たまには こんな日もいい
束の間の休息
充電完了!
美味しい魚料理でも
食べて家に帰ろう
#17 束の間の休憩
切り取った風景はなぜ
こんなにも美しいのか
受け取った現実はなぜ
こんなにも残酷なのか
2023/10/9
束の間の休息
今日は部屋を片付けていた。
いや、今月もだ。先月から始めた。
師走になってから慌ただしく片付けることと、少しずつよく考えて必要なものを選ぶことは天秤にかけるべきではないと考えた。
つまり十一月までは仕分け、整理、収納。
十二月には普段掃除しない場所に手をつけるという計画だ。
でもさすがに疲れた。
ゆとりを持たせたスケジュールではあるけれど、蔵書数、小物や雑貨類が多すぎた。
特にメガネとメガネケースと歴代のスマートフォン。両手に抱えきれない。
処分方法を検索しなければならないと考えると頭が痛い。
そんなときにくらいは休んでもいいだろう。
白湯を飲みながら果物をつまむ。
時期的に柿などいいかもしれない。
キッチンで包丁を持つと、今日は頑張ったなという実感が湧いてくる。
束の間の、日曜日最後の休息。
「お疲れさん」
そう、恋人が言いながら、缶ビールを差し出す。自分は飲めないのに、俺のために冷蔵庫に常備してくれているものだ。
礼を言い、缶を開ける。
「オレらって、こき使われてねぇ?」
苦笑しながら同意した。
「やっぱ、そうだよな。オレらって年長組とはいえ、21歳だぜ? 勘弁してほしいよ」
おまえは、ぶーぶー文句を垂れる。でも、最近のおまえは、一時期の病みがなくなっていて、安心した。
ふたりで休んで、また明日がんばろう。
三連休中の日曜日、過ぎたら、三連休の日曜日がないです。今掃除をしてたら、友達との写真があった懐かしいなぁ。あのときは、一緒に遊んでたな。ありがとう。ヒーローになって世界を平和にしてください。。
テーマ[束の間の休息]
題名[懐かしい日]
束の間の休息
大会に向けて厳しい練習が続く
辛く厳しくても
彼らの真剣な眼差しは曇ることなく
ボールを追いかけていく
長い練習の後
疲れ切った顔をしながらも
少年のように無邪気に笑いながらグラウンドを走り回る姿は
束の間の休息を楽しんでいるようで
自然に微笑みが零れる
仲間と過ごす時間が
一瞬一瞬輝いて見えて私には眩しかった
彼らならきっと勝てるはずだ…
束の間の休息
静かな夜
喧騒を抜け出し
ひとり星空を見上げる
こうしていると
あの争乱も
緊張感も
血の匂いも
夢の中の出来事と感じる
だけど
明日も明後日もその先も
戦は続いていく
色々起こりすぎて
疲れは感じないが
休めるうちに休んでおくべきだろう
暑い
誰に伝えるでもなく口をついた。
腕に引っ掛けていたスーツのジャケットを無造作に自分のデスク備え付けの椅子の背もたれにひっかけた。
朝より重たく感じるそれは知らず知らずのうちに汗を吸っていたようで、腕を離れただけで楽になった。
今日は一日誤納品対応に追われていた。
先日入った新人に仕事を任せたところ、案の定とでも言おうか、無いはずの商品が残っていて、あるはずのものがなかったのだ。
それを届けて終わりかと思えばそこには他のところにあるべきものがあって、、と言うことを繰り返して、デスクに帰りついた頃にはすっかり日が落ちていた。
確かに任せたのは自分だがあんまりじゃなかろうか。
納品対応で遅れた他の仕事はまだまだ残っている。
が、取引先の営業時間はとっくに終わってしまった。
また明日頭を下げて回らなくてはならない。
束の間の休息
電子レンジの音が鳴る。
待ってましたと思い、それに反応して扉を開ける。
温かいホットミルクが入った白のマグカップを取り出すと、机の上に置いた。
湯気が立っているのを見つつ、棚からロイヤルミルクティーの粉末が入ったチャック式の袋を取り出す。
そして、ティースプーンも取りに行って準備完了。
マグカップに4杯、パラパラと粉末を入れて、よくかき混ぜる。
自身のオリジナル、ミルクたっぷりホットロイヤルミルクティーの完成。
忙しい半日の束の間の休息。一口飲むと、心も体もポカポカする。
ホッと息をついて、天井を眺めた。また昼から忙しくなるなと思いながら、一口飲んだ――
【束の間の休息】
それは、わたしだけがいる世界に
飛び込むこと
それは、見つけることが
容易いかは分からないもの
でも、一日
何処かで
休息がないと
疲れて動けなくなってしまうわ
私みたいに…
動くことも笑うことも悲しむこともすべて
そろそろ
私も……
休息がしたいわ
フフッ
”死体”だけになんてね
束の間でも…一瞬でも…
安らぎを分けてあげたい…
きっと泣いてるから…
ごめん…
そうしか知らない…
そうしか言えない…
今の君への想い…
昨夜、夢の中で君の悲しみに…
戦いを挑んだのに…
俺は…ただ…ただ…
必死に…
両手でガードするだけ
悲しみが次々に襲ってくる…
現実から君を守れない…
君の笑顔が…
雲ってゆく…
神様…
あなたは…いったい
あの子に…何のために…
…
神様なんていないよ…
あいつ何にも悪くないから…
世は不条理です
……
一束の時間が流れてしまう
指4本分、ほんの一瞬
なにができるの?100年10年
たった1年たった1日
非常に短いほんの一瞬
それよりかは余裕があるかも
1時間1分1秒それくらい
1秒以上4秒以下
それだけの時間で君は何をする
世界を救う?ご冗談を
思うに全く、どうにもならない
何かを成すには短い時間だ
けれどもだ、失うには十分だ
命、友人、未来、希望
4秒もかからずそっと消えてゆく
あの日の夢も貴方も僕も
ああ、つかの間を祝福したまへ
ああ、つかの間に出会いと別れを
#つかの間に
束の間の休息
僕は動物園の飼育員をしている。担当している動物はライオン。ネコ科の動物だが、体重は150kg以上ある。昼間はほとんど寝ているが、エサの時間になると牙を剥き、大きな肉の塊を貪り尽くす。
エサを置く時や、檻の中の掃除の際は、ライオンを別の部屋に移し作業する。
百獣の王、ライオン。襲われたら必ず死ぬだろうが、毎日世話をしていると可愛くなる。
今日もエサの準備、檻の中の掃除、エサやり、一日中働きっぱなしで疲労が溜まっていた。
束の間の休息。小部屋に入ったライオンを檻に戻す作業。いつもの慣れた作業だった。考えなくても体で覚えている作業。
なのにこの日は手順を間違えた。
背後からメスのライオンに襲われた。首を噛まれ、噛まれたまま中を舞う。戯れているのか、お腹が空いているのか、僕を離さない。
意識が薄れ、抵抗できなくなる。
目が覚めると、病院のベッドだった。助かった。
ただ、右手はなかった。
あーもう飼育員は無理だな。
大好きな仕事だったのに、、、。
後に、最終決戦日と呼ばれる日。
沢海と優人は、人型の漆黒獣に囲まれていた。
「優人、これ突破できるか?」
「難しいね…だけどやってみる」
アイコンタクトを取り、同時に攻撃をする。
優人の盾で敵を突き飛ばし、沢海の放った矢で、道を作る。
思わぬ攻撃に、漆黒獣達は動揺していた。
「今だ!」
沢海の声と同時に、2人は包囲を突破する。
そのまま、空いた部屋に転がり込む。
周囲にある家具を、扉の前に置き、バリケードを作る。
優人は、背負っていたリュックから、宝玉を取り出し、床に置く。
宝玉からは、淡い桜色の光が輝いている。
「これは?」
「優花さんから貰ったんだ
この周囲には、漆黒獣が入って来れないんだって。」
「へー便利な道具だな てことは、暫くは休憩出来るってことか。」
「うん そういうこと」
優人が喋りながら、リュックサックの中を、ゴソゴソと漁り、何かを取り出す。
「はい、ジュース。」
「お!助かる〜喉カラッカラ、おまけに糖分も足りて無かったんだ。」
沢海は、嬉しそうにジュースを受け取り、キャップを取って、早速飲み始める。
「ぷは〜!戦い疲れた体に染み渡る〜」
気持ちよくジュースを飲む沢海を、優人が微笑ましそうに眺めていた。
「沢海くんさ、変わったよね。」
「え、そうか? 寧ろ前の状態に戻ってないか?」
「えっと、確かにテンションは、通り雨が降る前と変わらないけど。」
「なんというか、色々相談してくれたから…変わって見えるなって。」
少しの間の沈黙が訪れる
「そう…だな ちゃんと説明しようって、決めてたからな。」
「嬉しかったよ 言ってくれて 信頼されてるなって感じたから。」
「おう 勿論」
ガタガタと扉の外から、物音が聞こえてくる。
どうやら、漆黒獣が来てしまったらしい。
「おっと、休憩は終わりか。」
沢海が立ち上がり、弓を取り出す。
漆黒の色をしているが、矢は綺麗な白色だった。
「ジュースありがとな 美味かった」
「それなら良かった」
優人も立ち上がりながら、リュックサックを背負い、盾を取り出す。
漆黒の色をしているが、真ん中に白いエンブレムが描かれている。
「さて、あいつに会いに行くか。」
「うん。ちゃんとあのことを教えてあげなくちゃ。」
宝玉を拾い上げたその瞬間、扉が破壊される。
束の間の休息が終わり、2人の少年達は、親友に会いに行くために戦いを再開した。
お題『束の間の休息』
ぼんやりとしている
なにも考えたくない
ただこの金木犀の甘い香りだとか
秋めいた空だとか
今はそういうのだけでいい
束の間の休息