『月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
月も星も大好きです!
ロマンがありますよね!←
『月夜』
空にプカリと浮かぶのは、少し太ましい三日月型のお月さま。
まるで夜の闇を渡る一艘の船。
あなたが好きなお月さまの形。
月影は清かに、月が渡り行くのを静かに見守る星たち。
暗い夜道をささやかに照らし、瞬く星々の邪魔をしない穏やかな光。
それは、密やかなる想いを、孤独や心の傷を、優しく包む様だとあなたは云う。
月は満月に限ると思っていた自分も、あなたの影響を受けたのか、三日月も良いと思うようになっている。
夜空に浮かぶ三日月を見上げて、愛しいあなたを想うのだ。
鏡よ鏡よ鏡さん
世界中で一番
美しい人は誰?
大切なことを
キミへ伝えるよ
人を見るときには
肩書き学歴を外す
年齢の数字も外す
何か見えたかい?
月が美しい夜には
人の心が見えるよ
歩きやすいように
見失わないように
『月夜』
#月夜
「なんでお月様は着いてくるの?」
手を繋いだ子どもが尋ねてくる。
「そう?お月様着いてきてる?」
保育園のお迎えの帰り道。
冬なので暗くなるのも早い。
そんな中ちらちら後ろを振り返りながら不安そうな顔をしている。
「うん!絶対着いてきてるよー」
「ちーちゃんがちゃんと帰れるか、お月様も心配してるのかもよ?」
「そーなのかなー?おうちまで来る??」
「お月様大きいからなー!おうち入れるかな?」
眉間に皺を寄せる小さい顔が可愛らしい。
「そしたらご飯作ろ!」
「何作るの?」
「オムライス!」
「まんまるの?」
「まんまるの!」
「お手伝いする?」
「する!」
手を引かれるようにして走って帰った。
朧月夜になると
月が綺麗ですね
と君が微笑んでくれたことを思い出す
あれは何年前の朧月夜だったか
君はもういない
目の前が霞んで見えるのは
朧月夜だからに違いない
「お月様に夜で、つくよっていうの」
隣に引っ越してきた女の子は、ふふんと得意げに宙に字を書く。小学三年生くらいだろうか。ハーフアップにした髪が、ちょっと背伸びした感じがして可愛い。
「素敵な名前だね」
「そうでしょ!」
月夜ちゃんはぴょんぴょん跳ねて、俺に抱きついてくる。
「お兄ちゃんは? 名前なんていうの?」
「名前? 朝にお日様で、あさひっていうんだ」
「ふふふ、すてきね!」
わたしと反対! と月夜ちゃんは嬉しそうだ。
確かに、月と日、夜と朝。狙ったかのように正反対の名前だ。性格はどうやら、「名は体を表す」とはいかないらしいけど。
「これからよろしくね、あさひお兄ちゃん!」
「よろしくね、月夜ちゃん」
頭を撫でると、また嬉しそうに飛び跳ねる。
これから賑やかになりそうだな、と月夜ちゃんの髪飾りを見て笑った。
私みたいな月が、虫喰いの空に浮かんでいる。
私と違うのは、ただ一つ。
それでも、他人のために闇を照らしているという事。
カリッ
月白色の金平糖は、ほのかに日本酒の味がした。また食べたくなって、手に持っていた巾着からもうひと粒取り出し、口に含む。舌の上で転がすと、ひんやりとした心地よい感触がする。やがて、すーっと消えていき、程よい甘さが残った。
【未完】
【223,お題:月夜】
満月は特別な力がある
それこそ、新たな世界へと手を引くような
引きずり込まれるような魅惑的な光
恐ろしくも美しいその光に人々は惹き付けられる
"月夜"
入浴を終えて日記をつけた後フルートと《overtuRe》のページを一枚の横長の紙に纏めて印刷したプリントを手に処置室に入り、スイッチを押して室内の明かりを点けて窓辺に立つ。
ふと窓の外を見上げる。
よく晴れていて、綺麗な月明かりが夜闇を照らしている。
だがその月はとても細い。そのせいか、月明かりがあると言っても、他の明かりが無いと暗くて動きづらい──処置室の明かりを点ける前はとても暗く、月明かりも微かにしか無くて少し怖かった──。
──三日月より細い気がする。この月にも、名前があるのか?
気になってポケットからスマホを取り出し、検索タブに【今日の月】と入力して検索マークをタップする。
一番上に出てきたサイトをタップすると、すぐに出てきた。
「……?『有明月(ありあけづき)』……?聞いた事ねぇ名前だな」
初めて見る名前に首を傾げる。そもそも読み方は『ありあけづき』で合っているんだろうか。
画面をスワイプしてスクロールすると、その他の月の名称も出てきた。三日月はそもそも新月の後に見られる月の形で、新月の手前であるこの月と全く違うものらしい。
いくら記憶を遡っても、この名前を理科の授業で習った記憶はおろか、教科書でこの名前を見た記憶すら出てこない。
──まぁ、ここまで細かな事は流石にやってないか。
有明月の他にも、見た事の無い名前があった。
「なんて読むんだ、これ?『さらまちづき』?『こうたいづき』?」
──後で調べるか……。
説明には、満月を過ぎた月の名前らしい。
ちなみに【更待月】と書かれている。
「みゃあ」
不意に足元から鳴き声をかけられ、視線を下げるといつの間にかハナが足元に来ていた。
「みゃあん」
そこで「あっ」と声を出し、ここに立った目的を思い出す。
窓辺を譜面台にしてプリントを広げフルートを構えると微かな月明かりの下、練習を始めた。
私は月夜が大好き。
なんにも考えずに、ぼけーっとしながら見るのが好き。
でも、なんだか、今日の月は、ぼやけて見えます。
なぜ???
私が泣いているからでしょ??
月夜
弥生の夜は、まだまだ寒くて…昼間は、少し春めいてきたけれど…窓越に見える、月明りも、冷たい光をしている…
こんな夜は、人恋しくて、いつもと同じ部屋なのに、ちょっと寂しく、ちょっと肌寒い…だから、無性に君に逢いたくて…スマホに手を伸ばして、君にメッセージ送ろう…とする…けど…
月夜
「お母さん、バナナ」
と君の小さな指が
夜空に浮かぶ三日月を指す
思わず笑みがこぼれた
今夜も
あの日と同じ
大きくて明るい三日月
二十歳の君は
何を思っているのだろう
月夜
(本稿を下書きとして保管)
2024.3.7 藍
月が綺麗に見える夜がいいな
そんな風に思ってしまうのはなぜだろうか…
月夜。とてもきれいだと思う。月の形にもよるけど。満月だったらテンション上がる。クレーターがはっきり見えるから。餅つきのウサギには頑張ったら見えなくもないけど、言われないと思わないよなーって毎回思う笑古代からの洗脳笑かぐや姫学校でビデオ見たけどすてまる兄さん?軽くイケメンだった。唯一の大人笑
翁の慌てよう凄いよね、ひーめ‼ひーめ‼うちもあれくらいでかい声でコーチングしなきゃなー。普通に大声出すの結構エネルギー使うよね。だって何もしてないのに、動いてないのに、超疲れるもん。なんで?まじで申し訳ない、本当に。みんなのほうが走って疲れてんのにね。話大分逸れたけど、クレーターさ、蟹のほうがわかるかも。中国だっけ?🦀にみえるの。ヨーロッパかな?女性の横顔に見えるのって。ほぼ反対側だと見え方も大分変わるんかな。てか月の裏側絶対地球から見れないの悲しくね。
まぁでも月夜って聞いたら快晴の満月🌕イメージするわなー。
他の星も結構見えるから最高。満月見る度に大猿化のシーン浮かぶ。弾けて混ざれ‼満月見る度にブルーツ波1700万ゼノかーって。
戦闘力10倍ってすごいよね。大猿になっても界王拳とか超サイヤ人ってなれんのかな。大猿の状態で。したら戦闘力爆上がりだよね笑
オーラ出てんのおもろい。
月夜の日ってさ、
今晩は月がきれいですね、
君のほうがきれいだよ みたいなあるよね笑
これ実際に言う?言わんよね。
きれいだ!
きれいじゃないよ!
きれいだ!
きれいじゃないよ!
きれいだ!
きれいじゃない…
きれいだ!
私きれいじゃないよ!
きれいだ…
(レインボーのクセスゴのネタ)
月夜
夜空の中で輝く月は、周りの星を凌駕し圧倒的な存在感を放つ。昨日まではそう見えていたのだけれど、今日は誰からも嫌悪され、遠ざけられているように見えてしまった。だから夜は嫌いなんだ。顔を背ける。あの人の帰りを夜にあらわれる同士と共に待つ。いつまで経っても帰ってこないから、もう今日を終えることにする。お付き合いどうも。おやすみなさい。
月夜
美しいけれど、どこか儚さがある言葉。
「儚い」が一番似合う言葉。
月夜
空高く輝く白い光
夜の闇を青白く染めて
温度などないはずなのに
少し冷たく
さらりと肌を滑るよう
そんな月夜もいいけれど
水平線からふわりと浮かんだ
黄金の果実
夜空に甘い汁がしたたりそう
香りなどないはずなのに
甘く芳醇で
しっとりと包み込むよう
そんな月夜もとてもいい
月夜
澄んだ夜空の下、飲み会帰り、駅までの道を2人で歩く。
3月の夜はまだまだ寒い。
吐き出した白い息を追って視線を上げると、きらきらとした夜空の中に満月が輝いていた。
息を呑む気配がして隣を見遣ると、俺と同じようにこいつも空を見上げていた。
今日は先程まで仕事の同期たちとの合同の打ち上げだった。
皆忙しい身でもあるので、なかなか全員揃っての飲み会は貴重だ。
どうでもいいようなくだらない話で大盛り上がりして、それなりに楽しい時間だった。
こいつも終始楽しそうで、それはもう素晴らしい飲みっぷりを披露して場を沸かせていたのは記憶に新しい。
「今日は月がきれいだねぇ〜。帰ったら月見酒でも飲もうかなぁ」
…ん?今こいつ何て言った?まだ酒飲むのか?聞き間違いかな…
「そうだ!これからさ、どっかコンビニでお酒買って月見酒しようよ!僕ん家のバルコニーとか、その辺の公園とかでさ!」
聞き間違いじゃなかった。しかも俺も付き合う流れになってない?
「…お前、さっきまでたらふく飲んでたよな?」
聞き捨てならない台詞が聞こえて思わず突っ込んだ。
俺の顔はたぶん真顔になっていただろう。
「ん〜〜?飲んだけどさぁ〜、二次会的な?やっぱり大勢でわいわい飲むお酒もいいけど、月を眺めながら静かに飲むお酒も違った美味しさがあるじゃん?わかる!?」
「ごめん。わからんわ。パスで」
俺は酒がそこまで好きでもないから美味しさがどうとか言われてもわからん。あとこれ以上こいつに付き合うのは疲れる。
俺の食い気味の返事が面白かったのか、こいつはケラケラと受けていた。笑いのツボがわからない。
かと思えば、路地裏から出てきた猫を目ざとく見つけて、ふらふらと追いかけていく。
急展開についていけない。が、放っておけるわけもないので仕方なく付いていく。
鼻歌を口ずさみながらご機嫌で前を歩くこいつを見て、見た目に表れないため気づかなかったが、これは相当酔っていることを確信した。
猫を追いかけるこいつを追いかけていくと、小さな公園に行き着いた。
こいつが猫に向かって「おいでおいで」をしているうちに、近くの自販機で飲料水を買う。
戻ると猫はもういなくて、あっさり振られてしょぼくれてる奴がぽつんとベンチに座っていた。
「あれ、猫どこいった?」
ペットボトルの水を渡しながら聞く。
これなに?みたいな目で見てきたが、「飲め」と言ったら素直に受け取って一口飲んだ。
「一瞬来てくれたんだけど、プイってされてどっか行っちゃった…。お酒臭かったのかなぁ」
まぁそうだろうな、とは言わずに「ドンマイ」とだけ言っておいた。
足が疲れたので隣に座る。
なぜか嬉しそうにニコニコされた。
「…あのさ。お前、オフで飲むときはいつもこんな感じなの?」
普段から陽気な奴ではあるが、あまりにも喜の感情が全面に出ているので思わず聞いてしまった。
「こんな感じって?」
相変わらずニコニコしたままである。その感じだよ、と言っても伝わらない気がしたのでちゃんと説明することにする。
「いつもより割り増しで感情が出るというか、素直というか、ふわふわ?ふにゃふにゃ?してる」
「ん〜〜?自分だとあんまりわかんないけど、そうなのかな?仲良しの人と飲むお酒は楽しくて好きだから」
なるほど。仲良い奴と飲むとご機嫌度MAXになるのか。
じゃあ今の状況はつまり、
「俺との飲みも楽しいってこと?」
「当たり前じゃん!いっちゃん楽しいよ」
俺が言わせたのか、言わされたのか。
しかし何より、笑顔で即答してくれたことが嬉しかった。
思わず、ふふ、と笑みが溢れる。
ニヤけた顔を見られたくなくてごまかすように空を見上げた。
綺麗な満月が見えて、俺もなんだか月見酒というものを飲んでみたくなった。
「…なぁ、やっぱり俺も月見酒する」
拒否した手前、今更誘いに乗るのも罰が悪くてぽつりと呟いた。
「んぇ?」
はずだったが、ばっちり聞こえていた。
めちゃくちゃびっくりされたのがそれはそれでショックなのだが。
「なんだよ、その反応」
「いや、珍しいこともあるんだなと思って」
もしかして、拒否されること前提で誘ったのかこいつ。
まぁ、確かに自分からは誘わないし、ソロ行動多いけれども。
「で、何で急にOKしてくれたの?」
何で、と言われると正直明確な理由はなかった。
こいつとサシ飲みもいいかなとか、もう少し話していたいなとか、ほんの少しそう思っただけだ。
ただ、それを素直に話すのはなんか違うような気がしたので。
「別に。…月が、綺麗だから」
今はまだ、月が綺麗なせいにしてしまおう。
月夜が建物を照らす
本来灯っているはずの電気は消え
月明かりのみが道標となっていた
そんな夜に君と出会った
電気が消え
周りの人間も消え
おかしいはずの空間で
月夜に照らされた銀色の髪が
宝石のように輝いていた
お題『月夜』