『月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「月夜」
月が綺麗な夜に、ふと思いだす本がある。
幼い頃初めて好きになった作家さん。
今でも特別な本。
「月夜」
月夜という言葉を聞いて思った。
最近、月を見ていないと。
久しぶりに月を見ようかな。
「ねぇ、一緒に月を見よう!」と彼に言った。
彼は頷いた。
外に出ると、肌寒く、ブルブルと震えた。
隣にいる彼が突然、手を繋いできた。
「こうすると、少しはあたたかいかな」
「あたたかいよ」
私は笑った。
空を見ると、月は綺麗だった。
「綺麗だね」
「うん」
手を繋いで彼と見た月を私は忘れないだろう。
《月夜》
狂う 狼男 冴える 銀盤 地上の霜に故郷を想う 二千里外故人心 めぐりあひてもすぐに雲隠れする 三五夜 凍りつくブランコの影 漱石の流儀で愛を告げてみる
懐かしき
己が骨子の
あの月夜
無くとも友への
想いさえあれば
「この余分は、ここに」
FGO宮本伊織が出来上がるその時
(Fateサムライレムナント・FGO)
部屋の明かりを消すと、月の光が窓から差し込んだ。今夜は月が明るいようだ。
ねるねるねるねを練ると、当然のように色が変わった。しかし、月明かりに照らされたねるねるねるねは、いつもとはちょっと違って見えた。いや、明らかに違っていた。
それ以来、僕はねるねるねるねを練るときは、必ず明かりをつけるようにしている。
(月夜)
月夜の晩、ふっと足元を見る。
「こんな夜なのに、影がある。月が俺を照らしてくれている・・・」
太陽もそうだけど、月夜もありがたい。何せ、電灯もいらず体外晴れて、洗濯も外干し出来るからだ。
北日本や雪国の方々にとってはあまり実感無いかな?
でも、俺ら沖縄地方の人間にとっては死活問題・・・そんなに生き易い土地じゃねぇんだよ、と。
石垣や宮古島食い物にしている企業や輩も増えたしな。
冬場も割と温かいから、市内の公園で野宿しても凍死することはまずありえない。ただ気をつけたいのは、油断して寝て、窃盗に会ったりゲイ君にヤラれること。
もう30年近く(もっとか)続いてるんじゃね?
沖縄はゲイ密度が高いんですよ。外人ゲイも多いし。何故か。基地関係もある?それで、病んでしまう人もいる。
心砕かれても、でも、月夜の散歩は清々しい。
朧月
いまだ冬の日
春分迄
あと何日と
数ふとき無き
【月夜】
ある日の夜、家のベランダから空を
見上げた。
家族はまだ帰ってきていない。
1人、静かな空間だ。
今日は天気がいいみたいだ。
月が暗い夜空を、街を照らしている。
これからもこの空が永遠に見られますように。
月夜
居酒屋でバイトしていた私
そこの社員だった、「片岡さん」
とてもステキな男性だった私は片岡さんが大好きだった
片岡さんも、私のことを気にかけてくれて
毎夜、車で送ってくれてた
お互い、彼氏、彼女もち
恋と呼んでいいのだろうか
私は就職のためバイトを辞めることになった
片岡さんも退職することになった
握手して別れたわたしたち
思い出すのは
車から見えた月夜の儚い恋心だった
【月夜】
次の月が美しく、流星群が降る日には
密かにある願い事を託してみようと思う。
東京だと綺麗に見えないかしら?
最高のスポットを探してみよう。
願い事、もちろん私自身も努力をするけれど。
最後は結局神頼み。
ねぇ、私の神頼み結構叶うのよ。
大きな夜空。月と星。
昔から好きなんだ。
「月が綺麗ですね」
彼女に言ってみたい
憧れの言葉は
流れる雲が…
途切れ途切れに月を隠して
僕の勇気に邪魔をする
#月夜
#103「月光の夜」
田んぼの畦道を一人で歩いている。視野の両端では、風が稲の穂を東へ東へ靡かせている。山の縁が黒ずんで、その上に紺碧の空が広がっている。月夜の下、蛍の光が星のように灯っている。
僕は夜の空気を深く深く吸い込む。月光を吸い込む。肌にそっと降った月光に、明日の感覚を思い出す。
お題:月夜
#月夜
星のナミダが
月明かりにキラキラ舞い踊る夜
誰にも内緒
泣いてるなんて知られたくない
だから大きな声で
歌いながら私も踊る
今日の人生の舞台は
無言劇…恋 第二幕
暗い夜空に、明るい月が一つ。何にも依らずただ一人で懸命に輝く姿ーー誰かを思い出す。
「やめろ」
そこまで考えて自分に言い聞かせる。月に他者投影するのは、流石にどうかしてる。でもな……
真っ黒な夜空を優しく照らす、道標のような月。変なこと考えたせいか、なんだか自分のことを見守ってくれているような気がした。
『月夜』
水たまりに反射した光が眩しくて
舌打ちしながら見上げた空には
嘘みたいな満月があった
青白い月、だなんてよく言うけど
今日の月はやさしいクリーム色だ
今日はシュークリームを買って帰ろう
#ある月夜の過ごし方
遠くの空でほわりと光る月に
何となく手を合わせてしまうことがある
いつからかは忘れてしまったけれど
多分大人になってからだと思う
願いごとを言うことは無く ただ手を合わせる
しばらく眼を閉じていると
夜のゆったりとした空気を五感で感じる
電気や太陽の強い光を浴びてくたびれた身体に
月の優しい光が流れてくるような心地よさ
心とからだ ほぐれていく
月夜
私は小さい頃から空を眺めるのが好きだった。
ただ、とても好きだとか詳しく調べたいだとかそんなわけではなくただぼーっと眺めるだけ。
それは夜空も例外ではなかった。
家族が皆寝てる中、部屋の窓から空を眺める。
月や星が見える日、雲のせいか真っ暗な日、様々な表情が見れる。
嬉しいのは流れ星だけれど、眺めるのが好きなのは、静かに輝く満月。
色々な物語や文章に出てくるくらいに、昔から月を美しい、とか綺麗だと思う人はいたのだろうか、とか
いつの時代の人も、世界中のどこかの人も誰かは眺めているのだろうかだとか私は考える。
ロマン、というのだろうか、を感じながら眺める。
そうして見ているうちにだんだん心が落ちついて、穏やかな気持ちになる。
穏やかなまま布団に入り、眠る。
また、眺めようかな。
月夜
君は僕が月夜に照らされたような瞳をしてると言ったね
その時から僕は自分の瞳の色を好きになった
今宵
空を見上げて
芽吹く生命の息づかいを感じる
また春が来る
儚く散った
あの日の夜桜と貴方に思いを馳せて
また一人涙する私を
優しく月が慰める
月夜