『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
満ち欠けを繰り返す月。
月に願いをかけるなら、新月の日が良いという。満ちてゆく月の力を借りて、願いを叶えるというのだ。
でもそれで願いが叶うなら、人は今まで一体幾つ願いを叶えたことになるのだろう?
……本当に願いが叶うならば。
月に願いを
嗚呼、あの月は私のことが見えているのでしょうか。
毎晩空を見上げては貴方を見つめています。
月を見上げるのが私の1番幸せな時間。
隣に光る星よりも貴方が美しい。
もし、願いをするのならば、この想いが月に届け。
ただそう思いながら今日も貴方を見つめる。
嗚呼、あの少女は私のことが見つめてくれている。
毎晩空を見上げては私を見つめている。
少女には私が美しく見えているのだろうか。
私は綺麗ではない。醜い傷だらけの姿なのだ。
もし、願いをするのならば、私を嫌いにならないで。
ただそう思いながら今日も少女を見守る。
嗚呼、お月様 お月様
どうか願いが叶うなら
私たちを お助け下さい
厄災が 私たちの思い出を 踏み荒らしています
あなたがお望みであるのなら
この身も心も 命さえも 捧げましょう
嗚呼、お月様 お月様
どうか願いが叶うなら
あの哀れな娘を お助け下さい
彼女には 病弱な両親がおります
あなたがお望みであるのなら
私は悪になり 不幸になっても構いません
嗚呼、お月様 お月様
何故ですか 話が違います
あなたに命を捧げた彼女は還らないのに
もう二度と 助からない命なのに
私は悪になり 全てを失ってしまいました
常に牙を剥く危険な狼は
あなたに再び祈ることすら許されないのですね
この運命は 必然であったのか
それとも本当に 月の気紛れなのか
どちらにしようが 月は満ち欠けを繰り返す
時間と共に その光を纏いながら
月は今宵も私たちを見下ろし
見守っているのだ
嗚呼、お月様 お月様
どうか願いが叶うなら
続く言葉は 口から出ない
けれど 今宵も命あるものは
明るく眩しい朝とは違う夜を
孤独に 不安に 残酷に思い
跪くのである
___ 4 月に願いを
愛は吹雪く、惨めな君よ。月に願いをかけられそうかい。初めて会った頃のこと思い出しても何も変わらない。いつかの話が多すぎて荷馬車はもう動かない。辺り一面ぬかるんで、君、そこで何してるの。私はぬかるみに足を取られても、初めて君と話したときのように、今を生きている。
月に願いを
神さまは、何処に居られるのであろう?月に居られるのかもしれない。願いを言の葉にのせて送りだす。やがて神さまのもとに届き、願いをかなえてくださる。我に権力を与えてくださいと祈れば、王権神授となる。昔はそれでもよかったのかもしれないが、民衆の願いも変化してきて、そうたやすく王権神授とはいかないようだ。民衆も幸せを享受できるようになったのかもしれない。喜ばしい限りである。しかし権利と義務があるので、人びとの幸せも長くは続かないのかもしれない。
『月に願いを』
思えば不自然な話だ
空に浮かんでいるのであれば、ソレはなんだって良いはずなのに
虚空を漂う気儘な雲でも無く、燦然と輝く太陽でもない
ソレは瞬く無数の星々でも良いのであって
どうして人々は月に祈り、願いを託したのか
そんな事、考えたって分かりはしないのに
眠ってしまうその時まで、暗き空に浮かぶ蒼き月に思いを馳せた
中2
月に願いを
ああ、神様ああああ仏様ああああお月様あああ
もう一回人生をやり直していただけませんかああ
そして、クレーンゲームで取れなかったのに
ギリギリまでお金を入れ続けた私に
罰を与えて分からせてあげてください!!
実話です笑
月に願いを、、、、
月に願いを
月は空の上から見守ってくれている
ただそれだけでいい
月が願いを聞いてくれたところで
月には私の願いはわからないと思うけれど
聞き流してくれたらそれだけで
あとは自分でなんとかはするから
ひとまずは
空の上から眺めててくれてるだけがいい
月に願いを
〈月に願いを〉
月が静かに浮かぶ夜空を見上げながら、私は心の中で願いを込めた。月の輝きが私を包み込む中、深い静寂が広がっていく。私はそっと目を閉じ、深呼吸をして、心を落ち着かせた。
月の美しさに心を奪われながら、私は自分自身に問いかけた。この美しい光景を目の前にして、私は何を願うべきなのだろうか。私が願うことは、自らの成長と向上、そして周りの人たちの幸福であった。その思いを込めて、私は月に向かって手を伸ばし、願いを祈った。
月は静かに微笑むように輝き、私の願いが届いたかのように感じられた。私は月に対して感謝の気持ちを込め、その美しさに心を打たれながら、静かに立ち去った。
月の輝きに包まれたその瞬間、私は自分自身と向き合い、自分の内面に問いかけ、自己成長に必要な気づきを得た。月に願いをすることは、自分自身を見つめ直し、心を整える大切な瞬間であると感じた。私は今後も、月に願いをすることで、自分自身の成長と周りの人たちの幸福を願い続けるだろう。
帰り道の夕空に
輝く金星そして細い細い月
朝寝坊して大遅刻
見上げた青空 白い三日月
塾へと急ぐ道の向こう
目に飛び込んだ 大きな満月
眠れない夜の人気ない街
見慣れぬかたちは 更け待ち月
いつもそこにあるから
いろんな場面とともにある
ずっと見ていて
地球とわたし
「月に願いを」
#116
37月に願いを
三日月って、シュレッダーにかけたカスみたいだね
二人で手をつないで夜道を歩いていると、彼女にそんなことを言われた。シュレッダーのカス。僕には無い発想だったのでなるほどと感心する。確かに細くて頼り無くて、何かのカスみたいに見えなくもない。空を眺めて歩きながら、この人とずっと一緒にいられますようにと、願った。細くて小さなお月さまは、果たして僕の願いを聞いてくれるだろうか。
月に願いを
「月が綺麗ですね」
あなたが好きですって意味があるとかないとか。
あの子が意味を知ってるかどうかも怪しいけど、まあ、知らなかったらそれでもいい。知ってたら、返事もらえるかも。
まん丸い月。今日は一段と輝いて見える。ああ、緊張するなぁ。カサつく唇を動かす。
「つ、月が綺麗ですね」
どうか、この恋が叶いますように。月に願いをこめながら
「ふふ、月はずっときれいでしたよ」
お月様にお願いをした
お願いをしても変わらない
「現実だから_」
ただ私は夢が見たかっただけ
私の人生に首を突っ込む人は
きっと今の人生をありがたく
思えてない人なんだろうなって
自分の人生を作るのは自分自身しかいない
例え思い通りに行かなかったとしても
あなたが選んだ道は不正解なんてないよ
大丈夫、焦らない。1歩ずつだよ
【月に願いを】
蒼月の月。水面に映るのは恐ろしいくらい綺麗な蒼い月。今日は入学式の日だ。年に一度の特別な日。
音が紡ぐ小さな世界。
問われれば答えよ。
ここは学び舎。
自分自身をみつけ、様々な事柄を学び成長する場。
不安も、心配もあるけど、何より楽しみだと思う心が僕を前へ進ませる。
鏡は聞いた。
「本当の心をみせよ。」
「さぁ。月の鏡に導かれしものよ。」
「知慮深く、慎重で、探究心の塊。」
「其方の寮はーーーー。」
ここは願いを叶える魔法の学び舎。ここは選ばれたものしか入学が許されない隠された場所。
僕は願う。年に一度の蒼月の夜に。
「どうかーーー。僕のーーーー。ますように。」
あの人が幸せでありますように
あの人がすてきな女性と家庭をもって健康に暮らしていますように
傲慢な私が手放した幸せ
後悔はないけれど
傲慢だからこそ祈らせてください
あの満月のように何もかけない
あなたが満ち足りていますように
もう二度と会うことのないあなたがあなたらしくありますように
どうか 月に願いを
月に願いを
叶わない恋だけど
月が輝くこの瞬間までは
あなたを好きでいさせて
月の満ち欠けが
あなたとのタイムリミット
月明かりがわたしを照らして
その瞬間だけは確かに存在できる
あなたとわたしが交わり
わたしは満たされる
ほんのひと時の幻想だけど
それでもあなたがわたしの光
あなたは太陽で
わたしは月
決して交われない関係で
でもあなたがいなければ
わたしはそこに存在出来なくて
ただあなたを見つめることしか出来ない
もし叶うのなら
どうかどうか
傍に居させてもらえませんか
そんな願いが空に消えてゆく
わかってる
この願いは叶わないことも
届かないことも
だからその瞬間までは
月明かりに照らされてる
あなたを抱き締めさせて
お月様。
今だけは私を照らさないで。
傷ついて泣いている姿をどうか照らさないで。
「月に願いを」
『月に願いを』
幾千の夜を超えて
今、君に願う
どうか どうか
あの子の道を照らしておくれ
銀色の柔らかなひかりで
闇夜を照らす 君に願う
あの子の未来を照らしておくれ
月……か。
僕の月はずっと新月のまま。
いや、もしかしたら僕には月を見る
資格なんてないのかな。
だからずっと、現れないのかも。
「今日……は満月か。」
ニュースを見ながら呟く。
こんなもの見たって、僕には見えないのだけれど。
去年の1月22日。
あの日から心に穴が空いたようで。
何も、綺麗なものが見えなくなった。
いや、『見れなくなった』の方が正しいのかもしれない。
ねぇ、1つだけ願ってもいいかな?
僕に月を見せてよ。
#4 『月に願いを』
~月に願いを~
願った所で何も叶わない事はもうわかっている。
それでも願わずにはいられないのは、他に頼れるものがないからだろうか。
空に光の線を残しながら消えていく星から視線を外し、そのそばで輝く月を見つめる。
変わらず光を反射するその姿にほんの少しの祈りの言葉を贈る。
不思議と心が軽くなるのを感じながら瞼を閉じた。