『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は直ぐに最悪と言う
お茶がこぼれて「最悪」寝落ちしてしまって「最悪」授業が長引いて「最悪」
でも本当に最悪なことってなんなんだろうね
最悪なのは戦争に巻き込まれ
家族、親しい人が次々と倒れていく事だ
そう考えると今日までの人生は上々だ
最悪だと思う状況は何だと思いますか。私は、今のところ最悪と思ったのは一度だけです。
その一度は、一家心中手前までいった時の事です。今だから言えるが、一歩間違えたら死ぬ状況が1ヶ月も続いていて苦しいと思う事しかできませんでした。
皆さんの、最悪は何ですか?
友人が亡くなったこと、知り合いが逮捕されたこと、親が自分の事を忘れてしまったこと、自分が余命宣告されたこと、不味い料理を当ててしまったこと、高速道路で渋滞に巻き込まれたこと、ここには書かれない最悪が貴方たちの中にあることでしょう。
今一度、一緒に自分を見つめ直すのも最悪を乗り越えるのに必要なことだと私は思います。
最悪の先にある自分を見てみたい。
お終い
最悪だ。大雨で職場へ向かう電車が遅れ、ようやく来た電車は激混みで息もできず、ほうほうのていで会社にたどり着けば、昨日メールで送信したはずの資料がなぜか送れていなくて、その資料を会議で使うはずだった上司から怒られ、よく確認してみれば宛先のメールアドレスが一文字間違えていて、あわてて上司に報告しようとしたら商談中で連絡がつかない。とにかく誤送信先にお詫びとメールを削除してほしいと連絡を入れて、ここでようやく昼休みだ。
家で作ってきたおにぎりを取り出してみれば、満員電車で押しつぶされて平べったくなって、ささやかな楽しみとしておにぎりに入れていた唐揚げも崩れてしまっていた。
「大丈夫?」
隣の席の先輩が、見かねた様子で話しかけてきて、
「あっ、こういう時って『大丈夫?』って聞いちゃいけないんだよね。『大丈夫です』しか言えなくなっちゃうもんね。えーとなんだ。『大丈夫じゃないよね?』」
返答に困った私は、「はあ」としか言えない。
「まあ、誤送信先が社内で良かったよ。おれなんか、社外宛でやらかしたことある」
「本当ですか」
「いっときは有名人だったよ」
先輩はカバンをごそごそ探って、小さな箱を私の机に置いた。
「キョロちゃん?」
おなじみチョコボールのその箱は、フタがちょっとだけ開いていて。
「あっ」
銀のエンゼルがこちらに微笑みかけている。
「やるよ。おれいっぱい持ってるから」
【お題:最悪】
最悪だよ
どうしたの?
席替えで周りに話せる友達がいない
話せるようになってみたら?
みんな話がつまらないから
私、無理なんだよね
あなたが最悪って思っても
誰かは最良だとおもっているよ?
でも、私からしたら最悪だよ
へー、だからなに?
え?なに、ムカつくんだけど
うん。私ね席替えをしてあなたと
近くになったこと、最良だよ
私の友達を虐めて追い込んだ
あなたと近くになれたんだから
これから、よろしくね?
楽しくしようね?
最悪
いつからだろう。『最悪』が口癖になった。
友達に陰口を言われ始め学校に行けなくなった。
何もかも失って、同じような毎日を過ごす。
家に籠って夕方に起きてご飯も食べずスマホを見て、
夜中に活動し始めて朝方に寝る。
そんな生活だった。それでも罪悪感がない訳では無い。
どんどん鈍っていくのだ。
最初の頃は毎日息を殺すように泣いていた。
学校に行けなくなり起きれなくなった自分が嫌だった。
他人と同じ事をなぜ自分だけ出来ないのか、
つい最近まで出来ていたのに急に出来なくなること
どらだけ辛い事か、身に染みて最近わかった気がする。
『はぁ、最悪だ。。』
最悪
最悪だ
こんな顔誰にもみられたくなかったのに
誰にも
恥ずかしすぎて頭が痛い
視界が滲んできた
熱い暑い
あーもう嫌だ
ほんと最悪だ
あぁ、雨か。
心の中で呟いたか、口に出したかは分からないけど、心底残念な気持ちだった。
雨がリズムなんてもんを気にせず、ただ怒りを募らして、地面を叩きつける。
ただ、わたしは、机に油性マジックで書かれた罵詈雑言を、消毒用のアルコールで雑巾を濡らして、掠め取ろうとする。
わたしは昨日死んだはずなのに……
出入り禁止の屋上に深夜に入って……
飛び降りて、やっと苦痛から解放されたのに……
何故か生きている……
死んだのに、何故か
死と比べて、造作も無い机に書かれた罵詈雑言が、妙に気になった。
教室に入ってきた、わたしをいつも虐めてた女子グループは、見かける度鼻で笑うのに。今日は無視した。
わたしは、どうやら地縛霊になったらしい。
死んだのに、この場に囚われ続けるんだ。
雨漏れかな?
机には、雨粒が降り注いだ。
最悪だと思っていた
その直後は
そんなときに
思い出す言葉がある
「人間万事塞翁が馬」
高校時代、予習できていなくて
放課後職員室に呼び出され
復唱させられた文言
最高な出来事は滅多に起きないのに、
最悪な出来事は度々起きる。
しかも、最悪の記録は随時更新中ときた。
良い方の記録こそバンバン更新させて欲しいものだ。
最悪
起きることはただの事実で
良いも悪いもないらしい
口癖のように最悪と言っては
もっとも悪い状態を更新してたのは
自分だったんだなあ
嬉しいなあ楽しいなあ幸せだなあ
もっとも良い状態を更新するおまじない
新学期になって、新しい友人ができて、もちろん君にも新しい友人ができた。その子はすごくスキンシップの多い子だった。私はそれが憎かった。これまで私が我慢していた君が嫌がることを、何も知らないと盾にしていたのだから。もちろん嫌がっているので少しは嫌われているだろう。けれど、論点はそこではなく、断りきれない君をいいことにその汚い手でべちょべちょ触るなということ。
その女がいつになっても憎く、”最低の悪魔”だった。ことあるたびにあの女といるんじゃないかと悩んでは、君はそんな人じゃないと正気に戻る。私が一番なんだと、自分に信じて思い込ます。
数日後、君と一緒に帰ると「新しい友達ができたか?」という話題になった。君は「できたよ、けど、スキンシップの多い子で。その子だけじゃないけどさ、あんまり話したくないんだよね。疲れる」ときっぱり言ってみせた。その軸がある君がすごく愛おしくて、私だけという優越感に酔ってしまった。今まであれほど想い悩んできた悪魔なんて塵とさえ化さない。君の愛しい一言で、思い出すことも無くなった。どれだけ嫉妬心に蝕まれたとしても、君への愛は揺るぎなく、君は”最高の天使”なんだと確信した日だった。
“最悪”
8月31日
彼女が消えた。
何処にもいない。いや、当たり前なのかもしれないけど。
自殺したんだ、屋上でさ、首切って。
でも死んだ訳ないよ、彼奴の事だから。
どうせいつか、ふらっと、おはようって。
は、はは。
今日って一番自殺が多い日なんだって。
言ってくれれば、話聞いたのに。
分かってやれなくてごめん。
言ってくれれば、抱きしめたのに。
そのまま腕に閉じ込めてやりたいよ。
は、はは。
寂しいな。悲しいな。悲しいってこういうことか。
帰って来いよ、この、馬鹿野郎。
9月1日
皆変わらない。あのグループは今日も前から二列目の席で笑いあっているし、眼鏡の彼は今日も本を読んでいる。
今日も温い風が頬を撫でた。
ただ、彼女が居ない。それだけ。
悪口は伝染する
というより
「苦手」が伝染する
僕は苦手に耐えられなくて友達に打ち明ける
たまたま苦手が共通だった
他の人もその人が苦手だった
でも理由はわからない
理由はわからなくとも伝染は広がってく
もう抑えきれない程に
【最悪】
✂ーーーーーーーーーーーー✂
いつも通り連絡が来た
〔つかれたー〕
〔それなー〕
送信し、ふっと横をむくと
階段をおりるその子がいた
【運命感じた】
『最悪』
今日は寝坊で一日が始まった。最悪。
朝食のおみそ汁こぼしちゃった。最悪。
学校に遅刻して怒られちゃった。最悪。
そういえば宿題も忘れちゃった。最悪。
昨日受けたテストの点が悪かった。最悪。
部活で道具を壊しちゃった。最悪。
だから友達を呆れさせちゃった。最悪。
あーあ
今日はいろいろやらかしちゃって最悪だった。
最悪だった。
でも伸びしろあるってことじゃん。
そう考えると、明日も頑張ろうと思えちゃうな。
これからの授業では、作文を書くのが始まりました。
授業の先生は、なお先生が
「最悪~!」と口にする。
そんなにしょっちゅう最悪があるのなんて、たまらない。
きっとその瞬間、最悪と思いつい口から出るのだろうか。
#25 最悪
(二次創作)(最悪)
最悪だ。起きたら8時だった。6時に起きるつもりだったのに。畑に出たら昨日芽が出ていたはずの作物が全滅していた。今日からインディゴの月であることを忘れていた。垂らしていた釣り糸が途切れて勢いのまま川に落ちた。大きな魚が掛かっていたのに。どうにか自力で這い出したところをセピリアに声を掛けられたまではよかった。彼女の厚意に甘え農場にお邪魔したタイミングで社会の窓が全開であることに気付いた。
最悪だ、最悪だ、最悪だ。
僕のドジは今に始まったことではないが、ここまで連続になるのは流石に初めてだ。
「あーはっはっは!アンタ、ホントにドジなんだねええ!」
挙句、ベスタがもう堪えきれないとばかりに大笑いしている。セピリアは乾いたタオルを渡してくれたがちょっと動きがぎこちない。そしてマッシュ、先ほどから僕をしきりに睨んでくる。恥ずかしいやら申し訳ないやら居た堪れないやらで、僕の感情は先ほどからフル回転だ。
「話には聞いてたけど、どうせホラだろうと話半分だったんだよ。でも今日のアンタを見ると、あながち嘘でもなかったね!」
「それはまあ、僕がどんくさいタイプなのは認めるけ……いやちょっと待って、誰から聞いたんですか」
「ロック」
「やっぱり!」
僕は天を仰いだ。ロックというのは宿屋の放蕩息子なのだが、一日中遊び歩いているせいか、僕のやらかしに出くわす頻度も高い。まあ、あいつに助けられた場面もあるから大手を振って否定はしないが……だからと言って言いふらすなよドラ息子。
ベスタが淹れてくれたコーヒーを啜って身体を温める。砂糖とミルクが入っていて、仄かに甘いのが心に優しい気がする。それにしても、どうして今日からインディゴだってのを忘れてたんだろう、僕。季節が変わったら、その季節に合わない作物は枯れるのは牧場主としての常識なのに。
ああ――最悪だ。
「最悪」
たくさんある。母親、実習、自分の気持ち
最悪なこの状況を抜け出すにはどうするか考えている
・バイトを始める
・お金を貯めて一人暮らし
この期間を耐え凌ぐしかない
「最悪」
声に出してはいけない言葉。
私が最悪だと思うのは、幸せの反対だと思うのは、それは私である。
最悪
出かける予定なのに雨が降った、大切なものが壊れてしまった、思いもよらないトラブルが起きた、何かに邪魔をされた。
その時
最悪
を口に出す。
上手く予定を立てていれば、気をつけていれば、上手くやれれば、運が良ければ。
そう出来なかった。と私は
最悪
を咲かす。
私は
最悪
の土壌だ。
最悪
の種は、膨らんで、育って、毒を振り撒く花を咲かせる。
爽快感、花を咲かせなければ私ではないとすら錯覚させることができる。
花は一度開けば加速度的に咲き誇り、土壌を腐らせる。
他を淘汰して、自らが咲きやすく組み換える。
咲かすのが易いから、さらに増えていく。
「あなたって最悪な人ね」
気づく。
素敵なものを遠ざけて、他をも取り込む強大な毒花畑になっている。
幸せの反対になっている。
私以外が美しいと思えない、毒花の聖域になっている。
最悪
運良くその醜さに気付くことができたなら、最後に言葉にするそれは、自戒になるだろう。
そうして崩れていった人をすら、もっと綺麗な花を咲かせればよかったのに、と心に留めるだけにするべきだ。