『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
嫌いな食べ物:がセロリから父親のつくるおにぎりになった
薄情恩知らずのプロフィール欄になった
父と私の関係はとても歪で複雑なので
つい最近、この寵愛と停滞の関係性を説明するためには、言葉とかそういうものよりも、このおにぎりのしょっぱい味以外に適しているものはなかろうということに、気がついてしまったのだ。
だから今度会うおさななじみには、その口に父のおにぎりを放り込んで、一からの説明をなしに手っ取り早くしたいとは考えている
水分ひたひたの海苔 本当にどうしようもない無力味なのである。
最悪
クソ食らえと
蹴り上げた空き缶
電柱に当って跳ね返って
頭に当たる
最悪
弱虫の涙が
溢れそうで
夕焼け空見上げて
きったね…と呟く
最悪
憧れた夢は報われず
都会の藻屑
次は誰を追い出すのか
何が宝…と嘆く
最悪
握りしめた拳を
使えずに空回りする度
何かに怯えて震え
情けねえ…と叫ぶ
最悪
あんなにあんたを
憎んだ全てが
やり切れず沁みて
あゝあゝ…と涙する
最悪
時は流れ
春夏秋冬
最悪は最高の想い出にかわる
全ては想い出にかわるまで
時は偉大な作家である
2024年6月6日
心幸
最悪
そう呟いて舌を打つ
勝手に何かを呪いたくなる
そんな自分を嫌悪する
果たしてそこはどん底か
場所を変えて眺めてみる
まだ這い上がれる所かも
まだまだやれるかもしれない
一度思った最悪は
自分の心で変えられる
「最悪。」
天気は雨。
今日は朝から散々で、本来起きる時間から2時間も前に目が覚めて、それから10分おきに目が覚めて、結局寝た気はしなかった。寝起きから頭がズンと重くて鈍い痛みが鼓動を打つ。胃が受け付けなくて朝ごはんは抜き、2日前から始まった女の業のせいでお腹も痛い。カッパ着てチャリ漕いで家を出たはいいがだんだんシャレにならないくらい体調が悪くなってきて、チャリを降りてコンビニに逃げ込み、今に至る。
イートインスペースに雪崩込むように座り、突っ伏す。
こういう日に限っていつも途中で合流する奴らは早く家を出たらしい。もー最悪。もー嫌だ。今日はもう帰りたい、帰って寝てたい。朝からなんかダメだな今日は。
最悪。
何度も口にする。
これが最悪であれと、これ以上悪くなってくれるなと願いを込めて。最悪、と思う。突っ伏して視界が暗転すると気が緩んだのか眠気が襲ってくる。こんなとこで、最悪だ、最悪だなぁ。と思いながら私は意識を手放したのだった。
【最悪】
どこでもドアをどう使う?
仕事の出来る先輩が聞く。
……女湯覗く、ですかね。
ウケを狙ってみた。少しウケた。
俺だったら、莫大な資産を貴方の国にもたらします。と大統領に売り出すよ。
これが正解だよ。という先輩の顔に、
そんなガチな答え用意してたんですか?という顔を返す。
じゃあ、ガチなやつ考えてみる。
全部犯罪じゃねーか。
どこでもドア、便利過ぎて最悪な使い方ばかり思いつく。
ガチで考えちゃ駄目なやつだったか。
…女湯覗くのも犯罪じゃねーか。
【最悪】
思ってもないこと言っちゃった
自分がイヤになる
信じてもらえないかもだけど
君のこと大好きなんだ
言葉にするの上手くなくて
ごめん
人間はすぐ最悪という
最悪は最も悪いということだ
つまり人間は、最悪を常に更新し続けているのである。
何年か前に言った最悪は、今ではちっぽけなものだということ
『お前を殺してやるよ。』
私はこの言葉に強く惹かれていった。
『人間を殺すのは辞めなさい。』
私が叱ると、彼は鬱陶しそうな顔をした。私と彼は、天使と悪魔だ。天使は死者を救い、悪魔は死者に罰を与える元人間。それなのに、彼は生きている人間を殺してしまう。許されるはずのない事だ。
『お前には関係ないだろ。彼奴等は死んでもいいんだ。』
『死んでいい人間なんていません。』
『善人ぶってんじゃねーよ。』
彼はそう言って、立ち去った。
私には秘密がある。本当は彼の事が好きだ。自由奔放に生きる彼に惹かれた。自分とは真逆な彼が好きだ。この気持ちは伝えれない。天使と悪魔だからだ。交わってはいけない、二つの生命。あぁ、こんな事なら悪魔になりたい。
『おい。何やってんだ。』
彼が私に聞く。私は今、人間を殺した。もう天使は疲れた。彼と共に生きれるなら、悪魔に堕ちたいと思った。
『これで私は、善人ではなくなりましたね。』
『そんな事はない。お前は死ぬまで天使だ。』
やめてよ。そんな事言わないでよ。
『俺はお前を殺す。そうしたら、お前は天使のままだ。』
何て無茶苦茶な事を。私は思わず笑ってしまった。
『駄目ですよ。天使殺しは、大罪です。』
『俺は沢山の人間を殺した。罪の意識なんてね―よ。』
彼の大鎌が、私の首に掛かる。痛みはなかった。ただ終わるという感覚が、宙を舞った。
彼は、最悪の大罪人。そんな彼を愛し、罪を犯した私は、最悪な天使。最悪な二人の間には、最高の絆があった!
僕のありがとうはありがとうではない。投げたゴミが外れた時、イヤホンを家に置いてきた時、洗濯物を干すハンガーが足りなくなった時、僕は最悪とつぶやく。それと同じだ。
「最悪だ……」
空を仰いで、私はそうこぼす。その先には、屋根に激しく打ち付ける雨。や、この音は雹か霰かもしれない。まあ、その辺りはどうでもいい。どちらにしても、今の問題は手元に傘がないということ。置いていたはずの傘も、どこの誰かが勝手に持っていったのか見当たらない。足でも生えていれば別だけども。
「これを走っていくのか……」
絶対痛い。痛いどころの騒ぎでもない。それをしたら多分明日は青あざ多数で下手すると職員室三時間コース、おまけに親があらぬ嫌疑をかけられてしまう。
「仕様がない、やむの待つか…… 」
……いや、待てよ。これは『傘の代わりになるもの』があればいいのか。そして、幸いなことにまだ衣替え直前、ブレザーは意外に生地が厚い。なら。
「あだだだだだたっ……」
甘かった。ブレザーを傘代わりになんてショ糖を通り越してグルコースもトレハロースも通り越してキシリトール並みに甘い。痛いしおまけに冷えたせいかお腹痛くなってきた。
家まであと七百メートル。それは、今までの人生で最悪の七百メートルだった。
2024/06/07
今日は女の子の日でもあったから、運動しなかった!はっはっはっ
まぁそゆう日もあっていいよね!
今日も平凡な毎日を暮らしたさ(運動抜きで)
まぁ明日は少し体を動かすよ。。。。びぎぇ
今日はここまで!!おやすみなさーい
昨日までのお題
せっかくいい感じの文章が浮かんできたのに
仕事忙しくなって
あとで にしてたら
お題変わっとるやん
最悪
いや、言い過ぎか(笑)
もっとも悪いて
次頑張ります
「今日何食べました?」
「さんまの塩焼きとほうれん草と人参のサラダと……」
寝る間際の今日の報告会。
離れていてもこの瞬間だけは近くに、すぐそばにいるように感じられる。
そう思っていたのに。
「……なあ」
先程まで楽しげに授業は眠かっただの、中庭に猫がいてだの話していたのに、珍しく言い淀む声。
暫くの沈黙にどうしました?と促せば、あー、うー、と電話の向こうで頭を抱えているよう。
今日に限ってどうしたんだろう。
お互い明日の朝も早いので、そろそろ寝ないといけないが。
ひとつ、息を呑む声。
「寝るまでこのまま電話繋げててもいい?」
一息で言いきった可愛いわがまま。
もう明日が来るなんて『最悪』だと思った。
泥の底を這いずり泥に溶け出してゆく感覚。
色々とやりたい事は山積みなのに
動かない身体に舌打ちする余力すらない。
全部壊してしまおうか。最悪の気分。
#最悪
日常で降りかかる不運や失敗に思わず「最悪!」と叫ぶことがある。
もしかしたらそれは、「これ以上悪い事はきっと起きない」という無意識の暗示というか、祈りというか、そういうものなのかもしれない。
本当におぞましいものや悪いものを見た時、混乱して、自分の常識や価値観が揺さぶられて、自分が知る世界の中にそれを落としこもうとして、でも叶わなくて、言葉を失くすと思うから。
END
「最悪」
「最悪」
ジェットコースター乗車中に大地震が起きたら?
空高く飛んで、運良く彼女と一緒に死ねるのかな。
「最悪」
好きな人を親友にとられた。
わたしは絶対に好きな人を言わないタイプだ。
大親友でも好きな人は絶対に言わなかった。
それが悪になったのか、好きな人をとられた。
わたしは親友より可愛くなる努力をして、たくさんファッションを勉強して、
苦手なメイクも、ヘアセットも頑張って彼のために尽くした。
それなのに、彼は彼女の方がよかったみたい。
努力したわたしが馬鹿みたい笑
悔しいはずなのに笑顔がふと溢れて、一緒に涙も溢れる。
あーあ、親友に好きな人の名前教えれば良かった。
「最悪」なんて残酷な言葉を雨の降る空に呟いた。
最悪最悪最悪。
バスを逃したしICカードに残金がなかったし遅刻したしペンがどっか行った。
なんかそういう何もかもダメな日ってある。
ダメな日は通りすぎるのを待つに限る。
そう、ただ時の流れを意識して。あと数分。日付が変わるのを見守って。
あとは寝るだけ。きっと明日は大丈夫。
まあダメな日って続くこともあるんですけどね。
人は今日を精一杯に生きている。
誰1人手を抜いている人なんか居ないと考えるのに、その枠の中に自身が入ることを許せない自分がいる。
夜更かしをしてしまう。朝は寝過ごして、授業に遅れてしまう。課題の締切に間に合わない。お金に余裕は無いのに外食をしてしまう。忘れものをしてしまう。
「変わりたい」なんて口で言っても動かないし動けない。
今日も友達を支えに生きる。
いつか変われるといいな
・7『最悪』
カヨはただただ玄関先で叱責を受けるだけだった
長年、元夫が幼い頃から見守っていただの
恋心を抱いていた、向こうもそうだった
結ばれなかったのはお前がいたからだ、それは世間体だ
なぜ病気の彼を放っておけるのか等、
暴言は暴走となりカヨは
じじい暇なんだなとぼんやり思った
【続く】