『最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『最初から決まってた』
20XX年X月XX日、飼っていた犬が○んだ。
あいつは人懐っこくて皆に可愛がられていた。
僕が小さい頃から一緒にいて、
一緒にたくさん遊んだ。
悲しい時は慰めてくれた。
「ただいま」と言えば「おかえり」と言うように飛びついてきた。
うるさいくらいに元気に吠えながら、いつも僕のそばにいてくれた。
最初からわかっていた。生き物はいつか○ぬ。
そう決まっている。かなりの老齢だと言われていたから、ちゃんと覚悟もしていた。
なのに、いざその時が来るとそれを認められずにいる。
「何であいつが」「認めない」「今じゃなくていいだろ」
…何で、今なんだよ。
今日じゃなくても、明日とか明後日とかでもいいじゃん…
楽しかった思い出、嬉しい気持ち。あいつが残していった
モノ一つ一つが、僕の心を締め付ける。
「何で…っ」
涙で視界が滲む。
「ワンッ」
あいつの声が聞こえたような気がした。
懐かしい、僕が落ち込んでいるのを慰めてくれているときの声色だった。
何だよ、悲しむなってか?
誰のせいでこんな…
あいつの今までの姿が浮かぶ。
「良いよ、やってやるよ。」
自然と笑顔になった。
僕はあいつの写真に向かって宣言した。
「僕がお前の分まで生きてやる!!いつかその時が来ることが決まっていてもそれまで精一杯頑張ってやる!!楽しい思い出とか土産話たくさん作ってやるから待ってろ!!!」
最後の方はあほぼ叫ぶ形のになってしまった。
あいつの満足そうな顔が頭に浮かぶ。
「ハハッまだまだこれからなんだから、こんなんで満足してんじゃねえよ。」
最後の涙が頬を伝った後、僕は未来に向かって歩き出した。
未来までの記憶を辿った途中の今
もう答えは出ているんでしょう
どうせ聞かないくせに 誰かに聞いてみる
澄ました態度で 一体 誰に向けて何を騙しているの
「何でもいい」という言葉
愛読書みたいに何度も使って
そうすれば選ばずに済むから
自分を守りたかったのかも
鏡の奥 見つめ返す 卑怯者
選ばされたみたいな顔して
実は全部選んでいた事
最初から決まってた
同じ年に、同じ国に生まれても、
縁がある事なんて、殆どない。
況してや、友達になるなんて、
どれ程低い確率なんだろう。
君と俺は、同じ国に生まれた。
君と俺は、同じ年に生まれた。
だけど。
お互いの身分を考えたら、
本当なら、お互いの生きる道は、
交わる事は無かった筈なんだ。
だけど。
残酷な運命が、君と俺とを巡り会わせた。
でも、
君に会った瞬間。俺は思ったんだ。
君と出逢うことは、
きっと、最初から決まってたんだ。
…って。
やっと会えたね。
俺の…運命の人。
最初から決まっていた
いくつもの選択を繰り返してきた
つもりだったけれど
あみだくじのように
スタートラインに立った時点で
ゴールは決まっていたのだろう。
ただゴールまで進めばいいのだろう。
余談_φ(・_・
「信じてあげたい」という言葉に違和感がある。
「信じる+あげる」って何?
自分がどうこうできないことを、相手に委ねてあげるってこと?
私、捻くれてるのか?
「信じる」という言葉が好きじゃない。
最初から決まってた
そんなことわかってる
それでも好きだったから、あなたに会い続けていました
やっぱりダメだったね
変えられないから、足掻くなって?
やなこった。足掻いて足掻いて、
最後は笑顔でハッピーエンドを迎えてやるよ
_最初から決まってた
初めから分かっていた。決まっていた、と言っても良いかもしれない。
これまで幾度も、その言葉に騙され、裏切られてきたのだ。信じた心を踏み躙られてきたのだ。
それでも。
今度こそはと、そんな希望を持ってしまった自分の負けなのだ。
そう。
『こちら側のどこからでも切れます』という言葉に——。
お題『最初から決まってた』
最初から決まっていた
君とは結ばれないということ
告白のための手紙はゴミ箱に
捨てられたのに
この想いは捨てられないようだ。
最初からきまってたこと
もうすぐ産まれてくるあなたには、
両親をはじめに、祖父母、おじおば、それから年の離れたいとこ達に愛されていることを知って欲しい
私たちはみんな、あなたの味方。
それは産まれてくる前から、そして産まれた瞬間から
あなたの味方が両手では収まりきらないほどたくさんいることを忘れないで
あなたはきっと無事に産まれてくる
夏が過ぎて涼しい秋を楽しみ、冬を乗り越えたなら
きっと暖かい日差しが降り注ぐ日に
あなたが産まれて、私たちと会えるからね
その日を楽しみにして待ってるよ
『最初から決まってた』
「ごめん、別れよう」
ごめんとか言うなら別れようって言わないでよ、なんて頭の中で言葉を投げつける。臆病な私には実際に口に出すことなんて出来なくて、そっかとしか言葉が出ない。
「なんで?」
「好きな人がいるんだ」
「それって、いつから?」
「三年前から」
私と付き合う前から。
最初から何となく分かっていた。この人は私のことを見ていない、私を通して違う人を見ているんだと。
俯きがちに震えた声で彼に聞く。
「私のことは好き?」
訪れた静けさに私の意思とは反した笑みがこぼれる。無言ってことは肯定だ、と漫画思考の強めな脳みそに嫌気がさす。
「じゃあなんで付き合ったの」
彼女と似ていたから、と文ではなく単語で返される。呆れて言葉も出ない。
弧を描いた口に沿って、涙がおちた。
最初から全て決まっていた。
私たちは、はじめからこうなる運命だった。自らの手でつかんだ幸福も、握らされていた銃口も、今となっては1フレームにおさまってしまうだけの過去だった。
貴方の腕の中は、そらにゆるい曲線を描きだすみどりの丘陵のにおい。
貴方のてのひらは、ぎこちない祈りを神におくった無垢な少女のたましいのかたち。
手繰った未来が光を反射しないことに気づいてしまったとき、貴方はやわらかくわらって、とおくないて。
No.7【最初から決まってた】
10. 最初から決まってた
人生なんて最初から
決まっていると信じたい
後悔せずに暮らせるからね
ただし未来までもが鮮烈に
見えてしまうのはご遠慮さ
どこでやめても同じだからね
曇った硝子では向こうが見えず
まだ待ってみてもいい気がして
息をゆるしている
今をゆるしている
《最初から決まってた》
夜店の金魚は長生きしないということも 羽化したばかりのこのセミが数日後には仰向けに地面に落ちているだろうことも 就職氷河期世代が報われることは今後もないだろうということも 死の次にくるのは忘却だけだということも いつかは地球は太陽に飲み込まれるのだということも 命に貴賤はないことも 弱肉強食の原理は覆し難いということも 生きてるだけで誰もがえらいということも
最初から決まってた。最後まで決まってた。君は今日死んで、僕は死んだことを知っても泣かない。だから、決まってたから、自分を追い込む必要も、自分に引け目を感じる必要も無い。ないはずなのに、泣きそうで泣けないこのもどかしさは、どうすればいいの?
人生で使えるカードなんて最初から決まっている
他の人より目が小さい
他の人より鼻が低い
他の人より背が低い
他の人より勉強ができない
他の人より運動ができない
最初からある程度決まっている
これを言い訳と捉える人もいる
逃げていると捉える人もいる
でも頑張ってそれに抗って
疲れて辛くてもう立ち上がれないなら
逃げたっていい
他のカードを使えばいい
誰だって弱いカードだけ持っているわけじゃない
強いカードを効果抜群な相手にだけ使えばいい
この運命は
「最初から決まってた」
そのことに気がついたのは珍しく雲一つ無い青空が広がっていた冬の日だった。
「ちょっと、けい!」
「けい」とは僕の名前だ。そして僕を名前で呼ぶのは家族以外では一人しかいない。
のそりと机にうつ伏せになっていた重い頭を持ち上げる。そして持ち上げた頭をそのままキープしながら声の主を見上げる。
僕の前で仁王立ちしている彼女はクラスのムードメーカー的存在で僕の唯一無二の幼馴染みだ。成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗。
僕とはなにもかもが正反対な彼女。別に羨ましくなんかない...はず。うん。
彼女の欠点は、嘘がつけないこと。
嘘つくのは基本的にはしてはいけないことだが、彼女は誰に対してもフレンドリーだ。フレンドリーなのはいいことだ。助け合える存在がいるということだからな。
ただ...いや、この話はやめておこう。そろそろ彼女がしびれを切らしてしまうからな。
改めて無意識に俯いていた顔を上げる。
少しイライラしている様子だ。
「けい!聞いてるの!?」
「...聞いてない。何?」
正直に答えると呆れたのか「はぁ」とため息を吐かれた。ごめんなさい。
呆れた表情のまま、一つ一つ丁寧に説明してくれた。
話してくれたことを簡潔に一言で言うと、
「大学何処に行くのかが決まっていない」
とのことだった。
「違うわよ!大学はもう決まっているわよ!」
「...まあ、今の時期に決まってなかったら大問題だよね」
「何でそのことが分かっているのにさっきの一言のなるのよ...」
僕たちは今高校三年の冬の時期。大学も決まっている人が大多数。もちろん僕も大多数の中の一人だ。頑張った。ものすごく。うん。
僕と彼女は何故か大学が同じだ。そのことを初めて知ったときはついつい驚きで夜しか眠れなかった。しかも両親は当たり前のように平然としていた。解せぬ。
だが、なんだかんだ言って少し楽しみだ。彼女も心なしか気分がよさそうだった。
「ねえ、けい。今度の木曜日空いてる?」
木曜日は確か何も予定はなく暇だった気がし、彼女の言葉に頷く。
「後少しで高校も卒業でしょ?だから、最後の高校生活の思い出として遊びに行かない?」
高校の思い出。体育祭や文化祭とは別のプライベートでの思い出。いいかもしれない。
だが、僕らは幼馴染みだ。高校生活の中でだったら何回か複数人で遊びに行ったこともあった。
「それは、クラスの人とかと一緒でしょ?あたしが言いたいのは二人だけの思い出をつくりたいの!」
彼女に先ほどのことを伝えるといろいろ説得されるようにあれこれ言われ、最終的に頷くことになった。
何故そんなに僕との思い出が欲しいのかは分からなかったが彼女が楽しそうにしているのを見て「まあ、いいか」という気持ちになった。僕は知らず知らずのうちに彼女を甘やかしていることにはこのときは気づきもしなかった。
そしてだんだんと迫ってきている運命の日にも...。
『ごめん。急用ができたの』
電話越しに言われたこの言葉。伝えられた日は彼女と遊びに行く予定だった木曜日の朝だった。
僕と彼女は朝九時から駅前に集合する約束をしていた。幼馴染みだから家が近いから迎えに行くと言うと待ち合わせをすることに憧れていたことを伝えられた。そうそうこういう機会もないしたまにはいいか、とまたもや彼女の意見を受け入れる。
そして今日の朝、集合時間五分前に集合場所に着いた僕に彼女から先ほどの電話の内容が伝えられた。
そして今に至る。
「急用?急用なら、仕方ないね。今日の埋め合わせはまた今度にしよう」
『...』
「?どうかした?」
彼女からの返答が返ってこない。その代わり電話越しに何やら誰かの声が聞こえてくる。
内容までは聞こえないが声の高さからして女子だろうと分かる。
通話を切らないことからまだ話すことがあると分かる。ただ、当の本人の声が聞こえない。
「...ひ」
『ごめん!えっと..き、切るね!本当にごめん!...ごめんね』
彼女に話しかけようとすると急いでいるのか慌てているのか分からないが早口に謝られ通話を切られてしまった。
スマホを耳から離し、通話が切られ真っ黒になった画面をみる。
そしてふと疑問に感じることがあった。
彼女は通話を切る直前に「ごめんね」と言っていたことだった。
彼女は通話中に何回か僕に謝ってきた。
一回目は急用ができて約束を守れなかったこと。多分三回目も同じ理由だろう。
二回目は途中無言だったことにたいしてだろう。
そして四回目の「ごめんね」。この四回目は先ほどの三回とは少し..というかだいぶ違った。声は弱々しく少し震えていた。まるで泣くのを我慢しているようだった。
彼女は小さい頃人間という生き物が怖かった。今では考えもしないだろう。
僕と初めて会ったときは彼女の母親のあしにしがみつき離れようとする素振りを見せなかった。
ただ僕もまだまだ小さく彼女の行動を見ても緊張しているとしか思わなかった。だから、早く仲良くなってたくさん遊びたくて朝から彼女の家に訪ねていた。
最初の方は距離を詰めすぎて泣かせてしまったりもした。その時は僕も泣かせてしまってパニックを起こしたりもした。
それでも僕は諦めずに彼女の家を訪ねた。そのおかげか彼女のなれてきて少しずつだったが話してくれるようになったときは思いっきり喜んで彼女を驚かせてしまったこともあった。ただただ、そんな些細なことでも嬉しかった。
彼女から家を訪ねできたときは驚きと嬉しさで泣いてしまったりもした。
そうしてめげずに頑張ったおかげか今のフレンドリーな彼女がいると言っても過言ではないと両親が言っていた。
だが、彼女は一つだけ昔から変わらないことがあった。
それは、自分一人で不満などをため込んでしまうことだった。
何故ため込んでしまうのか分からないがただ、これだけは分かる。僕では頼りない、役不足だということ。
あくまで自分がただ単に感じたことで実際のところは分からないが。
だからこそ自分から彼女に寄り添いに行くのも大切なのかもしれない。
今度会ったときに何か困っていることがあるか聞きに行こう。そう一人決意した。
今思えば、このときに彼女に電話をかけたら良かったのかもしれない...。
キーンコーンカーンコーン...
授業の終わりのチャイムが鳴る。
それと同時にうるさくなる教室。
僕はそんな中一人頭を抱えていた。なぜなら朝から彼女と会えていなかったからだ。こんなことあるかってぐらいだ。
彼女を探しているものの見かけることすらできないでいた。今までは彼女から僕の教室を訪ねていたため、彼女がよく何処に行くのかなんて分からなかった。今までの自分を恨む。ぐぬぬ。
そんな自分とは裏腹に教室の窓から見える空は雲一つ無い快晴だ。去年の冬はほとんどの日が曇りだったのに。
もしかしたら僕たちがもうすぐ卒業だからかな...なんて。
もしそうだとしたら最高の年でいい思い出になるな...と呑気に考える。
毎日が平和過ぎて平和ぼけしているのかもな。少しスリルがあったらいいのに...そう思っているときだった。
─きゃぁああああ!!!
廊下の方から悲鳴のような声が学校中に響き渡った。
教室内にいた人達は何事だと廊下に集まっていく。僕も同じように皆に続く。
そして、その日が来た。
僕は廊下の窓から見えた光景を瞳にした瞬間悲鳴のような声をあげた。
「ッ!!ひなたッ!!!」
そこからの記憶はあまり覚えていなかった。必死だった。彼女のもとに着いたときにはもう手遅れだった。
彼女の手は冷たかった。
それを肌で感じたときに気づく恋心。叶わないこの気持ちに。
泣いた。思いっきり。この恋が叶わないからではない。自分が鈍かった。自業自得だ。
ただ、何もできなかった。
気づけなかった。
後悔する。
あのときにこうしておけば...と。
だが、それはすべて過ぎ去った過去のこと。
今更後悔しても意味がなかった。
後から知った。彼女はいじめを受けていたこと。そんな素振りを見せない彼女は強かった。
今思い返せばいろいろなことが分かった。
だからこそ、前を向こう。
彼女との思い出が教えてくれたことを胸にしまって。彼女とともに。
私が君に片思いして、結局最後には何もなかったかのように離れ離れになることは、最初から決まってたのかもしれない…。
運命は
最初から決まってた。
もしあなたがそれに気がついたのなら
その瞬間
自分で運命を動かす権利があなたに与えられたのではないか。
行動を起こした未来と起こさなかった未来
すでに目の前には2つの選択肢と2つの未来が見えている。
ではどちらの未来を選ぶかで運命も自由に変えることができるはずではないか?
運命は自分だ。
『最初から決まってた』
吸い込まれそうな大きな瞳。
よく変わる表情。
クールに見えて秘めた情熱がある。
努力家だけどそうと見せたがらない。
警戒心が強いのに一度気を許すととことん優しい。
俺と目が合うとはにかんだように笑う。
君に恋に落ちることなんて。
最初から決まってた。
このアプリを利用になっている皆様
今日は描くテーマがどうしても
思いつきません。許してください。