最初から決まってた』の作文集

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最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/7/2024, 12:34:07 PM

『最初から決まってた』

パレットに、水彩絵の具を広げる。青と黄色、そして緑、茶色。頭の中にある風景を抽象化した自分なりのイメージを、これらの絵の具で表現していく。

「ちいちゃんの絵は相変わらず、よくわからないんだよなぁ」

デイケアで一緒だった坂野さんの口癖を頭の中で反芻しながら、私は画用紙を絵の具で埋め尽くしていった。何とでも言うがいい。自分の頭の中身がわかり辛いものであるということぐらい、私が一番よく知っている。

精神科デイケアに通い始める以前、私は部屋に引きこもっていた。今思えば、私は有り余るほどの想像力を自身で扱いかねていたのかもしれない。両親に無理矢理部屋から引き摺り出され、精神科に連れて行かれた時は、絶望のあまりに自殺を考えた。入院を免れ、代わりに強制的に通わされたデイケアも、どこか物足りなかった。

周囲への反発を抑え切れなくなった私が選んだのは、絵を描くことだった。普通の絵ではない。ただ目の前にあるものを描くだけのデッサンや水彩画では、私が抱くイメージを表現するには足りなかった。週一回の絵画療法の時間に、私は怒りに任せて自分の脳内に広がる情景を描き続けた。

最初は自分のためだった。最初から失敗することが決まっていた人生の中で、自分の感情をどうにか鎮めることしか考えられなかった。しかし、描いているうちに段々と余裕が出てきた。今度は誰かのために描いてみよう、と考える自分が、私の中でその存在を大きくしていった。その頃、私は障害者アートのコンクールで入選し、プロへの道を歩み出すことを決意した。そして、晴れやかな気持ちでデイケアを去った。

少しでも多くの人に私のことを知ってもらえなければ、誰かのために絵を描いても、思いが届くことはない。

誰かのため。かつての私のように、まだ夜の中を歩いている誰かのため。

思いを形にするべく、私は一枚の絵を完成させた。

得体の知れない緑色の雲間から、黄色い光を放つ太陽が顔を出している絵。タイトルは、夜明け。

未だに、デイケアのスタッフや通所者たちは、私の絵を理解できないようだ。私としては、以前よりもわかりやすい絵が描けるようになってきているつもりだ。だが、写実的に描くことしか知らないデイケアの人々の目には、やはり私の絵は異質なものとして映るらしい。

「千奈」

名前を呼ばれ、私は借りているアトリエで作業していた手を止める。

だいぶ色褪せたミントグリーンのTシャツと、ダメージジーンズを身に着けた男性が立っていた。最近は多忙で、なかなか会えなかった。だから素直に嬉しい。

「本当に、成長したな。こんな立派なことを成し遂げて。俺、心から嬉しいよ」

私の頭に手を置いて、歩夢は言った。歩夢は、私が引きこもっていた頃にイメージの力で作り出した、架空の男友達だ。

「歩夢は変わらないね。昔、優しくしてくれてた頃のままだよ」

私が言うと、歩夢は照れ臭そうに笑った。そして私の頭を撫でながら、目の前の絵に視線をやる。歩夢の横顔は出会った時と全く同じだった。図々しさの中に、大らかな優しさが滲み出ている。

「こうなること、最初から決まってたのかもしれないな」

歩夢が言う。口元に得意そうな笑みを浮かべながら。

「千奈は、俺に歩夢って名前をつけてくれただろ? 夢に向かって歩む。そういうことを、千奈は望んでたんじゃないか?」

私は、失敗作としての人生を歩んでいくことが最初から決まっていたのだと思っていた。しかし、無意識のうちに夢を見続けていたのだ。きっと、最初から決まっていた。私は夢に向かって歩んでいくのだと。

「千奈の絵、わかりにくい奴にはわからないんだろうけど。でも俺は、そのわからない絵が好きだ」

そう言いながら、歩夢は優しく笑った。

8/7/2024, 12:33:21 PM

そう思わないと
足元から崩れ落ちそう

----

『もしも』『たられば』なんて
存在しないとは言えども
誘導されなかった方に未練が残らぬよう
精一杯強がるんだ

----

そもそも何も決まっていない…?


(最初から決まってた)

8/7/2024, 12:30:01 PM

偶然、出逢って。


偶然、お互いに好意を持って。


そして、恋人同士となって。


でも、この偶然は、“偶然“なんかじゃない。


遥か昔から。最初から決まっていた。


そう知った君たちは、どんな反応をするのかな。

8/7/2024, 12:27:45 PM

多分、最初から決まってた。
大切な人を失うことも、裏切られることも。


「分かってたよ。あんたなんだろ。」
 
ゆっくりと振り向く顔に感情がないことが怖くて、何も言えなくて、

こうなることも多分、最初から決まってて。


「その包丁で刺したのか。何度も。」

その顔に感情が戻った時、俺は尋常じゃない恐怖を感じた。

「ふふふ。ざまぁみろよ。」
「全部全部全部お前のせいなんだよ。お前のせいで彼女は死んだんだ。」
「気分は、どう?」

分かってた。分かってたのに。助けられなかった。



「私が死ぬ時はあなたのせいじゃないのよ」
「全部全部私のせいなの」

8/7/2024, 12:27:37 PM

ずっと、この店を守っていくものだって、そう決まってるものだって思ってた。

 今は、お店を守りたいって思って、そうしてる。

 結局、私はこの店が好きだから、この店を守りたい。
 
 でも今の店は、昔とは少し違っている。

 たくさんの色とりどりの花にあふれ、光を反射してきらめいている。
 濡れ羽色の美しい羽飾りも増えた。

 それが昔からそうであったかのように、私の心に馴染んでいるのが嬉しい。



『最初から決まってた』

8/7/2024, 12:25:31 PM

【最初から決まってた】
僕らが出会うのは産まれた時から決まってた。

8/7/2024, 12:25:14 PM

最初から決まってる運命なんて、とんだ茶番でしかないだろう。

8/7/2024, 12:25:08 PM

かわいいかわいい我が家のいぬ。
激しく雨がフロントガラスに叩きつける中、きょうだいと一緒に車に揺られながら新しい家族を迎えに行く。
きみはとても小さくて、他のいぬたちが人間に近寄る中、
ようやくご飯にありつけていた小さい小さいきみ。

車も怖がっていたね。
大きな音も怖くて、ピアニカの音にも驚いてすみっこに逃げてしまったね。
雷のときはもう大変だった。
大丈夫だよって撫でてもさっぱり安心してくれなくて、部屋中に逃げ場を探してたね。

いろんな季節をいっしょに過ごして、
いろんな場所にいっしょに行って、
いろんなことをずっと共有していくと思っていた。

もちろん知っていたよ
知っていることと、経験することはまるで違うことを
初めて知ったよ。

最初から決まってた。
私よりどんどん成長してしまうこと。
私を置いて先に虹の橋を渡ってしまうこと。

#最初から決まってた

8/7/2024, 12:25:06 PM

このゲームの勝敗は最初から決まっていた。
友達の勝里とゲームをした。
何のゲームかはいいとして、その勝敗は初めっから決まってたんだ。
なんたってそのゲーム、勝里が作った謎のゲームだから!w
もう説明もできないぐらい謎のルールがあって、俺には到底わからなっかた。
だからフルボッコにされた。
マジで「時間返せ!」って感じ。
で、最後にこのゲームをざっくり説明するね。
なんか「類義語か対義語かゲーム」って言って、お題の言葉の対義語か類義語を言って、勝里が良かったと思う方が勝ちっていうホントにやる意味ない謎ゲーム。ww

8/7/2024, 12:24:56 PM

最初から決まっていた

最初から決まっていた?

ならば、壊そう、諦めるな

8/7/2024, 12:24:55 PM

最初から決まってた
あの人に会うこと
何も言わずに去ること
新しい世界が広がったこと
自分で選んだつもりになるけど
この流れは最初から決まっていた?

8/7/2024, 12:23:38 PM

全ては最初から決まってた
私が君を好きになる瞬間も
その恋が終わる時も

8/7/2024, 12:23:01 PM

最初から決まってた


ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が一大ブームになったのが何ともう8年前。びっくりです。

いつも投稿を読んでくださる貴方様にはご存知の通り、私は大変捻くれている故、ブームの間は知らぬ存ぜぬをかましておりました。そして、ブームが鎮まる前にそっと追いかけて、しれっと話題に乗ろうとする“知ったかツンデレ女子”です。
それはどーでもいいとして。

主人公の2人は、仕事として夫婦を演じる「契約結婚」をしたのですが、途中から互いに好意を持ち始め、結果「本物の夫婦になる」ってあらすじでした。だった、ような。(端折りすぎ)

私なら、そんな結婚しません。
「したくない」ですね。何もかもが最初から決められてる「契約結婚」とか「偽装結婚」とか、どんな事由があったとしても、しなきゃいい、そんなもの。です。
互いにとって都合がいい結婚て何でしょう。
そんな愛も何もない2人なら、しなきゃいいんです。

(社会をよく知らない世間知らずおばさんの勝手な意見です。不快な方は読み飛ばしてくださいね。って、ここまで書いといて言う?)


ここではない何処かで、こんなことを発言しようものなら、思いっきり叩かれるでしょうが、ここはいい意味で一方通行だから書いちゃいます。

ただ、正当な結婚をしている夫婦でも、いわゆる「仮面夫婦」であればそれは「偽装結婚」になりうるのかな。

だとしたら、あれ?私、、、


end

8/7/2024, 12:20:33 PM

創作「最初から決まってた」

「よくここまで生き抜いたね」

太陽の光が届かぬ地下深く。魑魅魍魎を統べる魔の女王は玉座に身を委ね、一人だけ生き残った勇者を見下ろしていた。そして、艶やかな赤の唇を開く。

「貴方は確かに神に選ばれし勇者だよ。だけどね、それでもどうにもならないこともあるの」

魔の女王は手招きするような動きをした。すると、目には見えない斬撃が勇者を襲う。四方八方から受ける不規則な攻撃に困惑する勇者を、魔の女王は鼻で笑った。

「この迷宮に入って来た時点で貴方は終わる。理解するもしないも、貴方のそれは蛮勇だったの」

攻撃をさばききった勇者は魔の女王を見据え再度、剣を構えた。が、すでに勝負はついていた。勇者の胴体を一本の剣が貫いている。

「もう終わりにしよう、貴方もご苦労様。少しは楽しめたわ」

剣が引き抜かれ、勇者は膝から崩れ落ちた。虫の息になった勇者が何か呟く。その言葉に魔の女王は穏やかに笑った。

「答えは単純。結末は最初から決まってた。そして、我の味方が多かった、ただそれだけよ」

狩りの終わりを知らせる鐘の音が鳴った。迷宮のあちこちから集まって来た彼女の配下たちが、今夜はご馳走だと騒ぎながら勇者たちの骸を運んで行く。その様子を眺めながら魔の女王は、次なる獲物への策略を巡らせるのだった。
(終)

8/7/2024, 12:18:19 PM

久しぶりにここへ戻って参りました。

書くことは好きだけれど自分の性格上長く続けるのはなかなか厳しいので気分次第で細々と書いていければいいなと思っております。

私の最近の私生活なのですがずっと気になっていたカフェ&バーに行ってまいりました。
一人で行くのはなかなか勇気が要りましたが扉を開けたらもうこっちのもんじゃい。ってな感じに閉店間際まで居座りましたね。

家も徒歩圏内でいいお店で良かったなって感じで通うことが決定致しました。
あまり喋ることは得意では無いですが落ち着いた雰囲気とお酒に詳しくてお喋り上手なマスター。
そして陽気な常連客。
とても居心地がいい所でした。

家にいたくないなって思う時が度々あっていつもなら散歩がてらそこら辺を歩き回っていた私ですが金さえあればここに行こうと心に誓いましたね。

昨日2回目行ってきたんですがマスターや定員さんを観察していて思ったことはお客さんと喋りながらでもすごく周りを見ているなと。
ほんとに気配り上手で1人で感心してしまいました。

ひっそりと飲みながら常連さんとマスターと喋りながら。
大人の階段昇ったなと思う瞬間でもありました。

私はもうすぐ24歳になるんですがまだ大人としてはまだまだな部分が多々あります。
それでもまた明日頑張ろうと言えるような休息場所みたいな。
そんな風に自分で思える場所になっていったらもっと素敵だし人と繋がりを持てる場所でもあるのでコミニティーとしてもいいなと。

非現実的な空間とホッと出来る場所。
そんなとこを見つけられて幸せでございます。

話が変わりますが。
私は度々自分反省会を頭の中で開催します。
昔は大人はキラキラして何でもやれると思っていましたが今大人になって子供の方が生きやすいなて感じています。
でも、生きていかなければならないので仕事をやるんですがもう目標も生きがいも夢も全くなくて周りと比べて落ち込んで泣いてどうすればいいか分からないって時があるんです。

全部投げ出したいけど生きるためにはそんなこと出来なくてひとりぼっちで食べるご飯はあんまり美味しくなくて、でも社会人として体調管理もしなくちゃいけなくて。

色んなこと考えてぐちゃぐちゃになってもう死にたいって思っても勿体ないって思う自分と怖がっている自分がいて生きることも死ぬことも出来ない自分に飽き飽きして。

変わるなら自分を見つめ直して行動して経験しなきゃいけないって分かっているのにダラダラと時間だけが流れていっているそんな甘い自分にも嫌気が差して。

もう、人生って不思議で難しくってどう転ぶか分からなくってまるで生まれてから生きて死ぬまで自分自身の運命が最初から決まってたみたいな。

多分、まだまだ人生これから色んなことがあると思うんですが私も誰かにここに居てもいいんだよって言えるようなそんな場所を作れたらな、なんて。
ホッとできる場所を自分で作れたら最高だなと。

皆さんも日々お疲れ様です。
無理していませんか?
泣いていませんか?
人は1人でいると段々自分の存在意義を見失ってしまいます。
疲れたら休んでいいんですよと伝えたいのですが私がそんなことを言った所で実際皆さんが楽になる訳でもないですしむしろ人によっては不愉快になられる方もいるかもしれません。

人それぞれ感じ方も捉え方も違って人間関係も難しいですよね。

大丈夫と自分を鼓舞してたまにはゆっくり休んでくださいね。

久しぶりに書いたらこんな長文になってしまいました。
支離滅裂な日本語をここまでかけるなんて私はなんて暇人なんだろうか。

あやふやで始まってあやふやで終わろうと思います。
なんて、私らしいんだ。

ここまで読んでくださって方ありがとうございました。

また、暇な時書きますんでまた皆様に会えたら涙ちょちょ切れます。

ではまた。


【⠀最初から決まってた ⠀】

8/7/2024, 12:18:00 PM

最初から決まっていた

人生のシナリオ…
神様だけが知っている

それぞれの人生模様
グラデーションのように
混ざり合い…

必然的に起こる…

その都度、振り回されて
…神様のイジワル…

8/7/2024, 12:17:13 PM

決まってた
わかりきってた
結末は
いつか自分の
かてとなる





最初から決まってた

8/7/2024, 12:17:04 PM

この街も変わらないな。
忘れちまったのか?ハンバーグだよ。

この頃、蒸し暑くて内から油が染み出てたり、日差しで表面が焼けて小麦色になってるよ。

カーン。ハンバーグ!

今日1番笑ったのは、小池百合子師匠がプロ野球の始球式で骨折し、当分はリモートワークすることだ。私はボウルの中でこねられながら思った、ボールで骨折して、記事になるのはごめんだね。生地だけに。

カーン。ハンバーグ!

最近はコバエが生ゴミの周辺に卵を産んでいる。
殺虫より繁殖が上回っている。殺虫剤という名の油をひいて、コバエと卵で作ってやろうか。ハンバーグだよ。

最初から決まってるんだよ、熱々の鉄板ジョークを提供するってな。師匠のネタをハンバーグのタネにするってな。憎いね。肉だけに。

ハンバーグ!!

8/7/2024, 12:16:10 PM

【最初から決まってた】


これは長くなりそうな予感


まずパチンコ

同じ絵柄が揃えば当たり

揃うか揃わないか

様々な演出がその行末を盛り上げる

この演出が出れば揃う確率大幅アップ

みたいな事だけど

実際のところは

その演出以前

スタートの所で既に抽選は終わってる

そんな話を聞いた事がある

考えたら

あみだくじなんかも同じだ

決めた時点でどこにたどり着くのかは決まってる

まだ結果が見えてないだけで


そんな話を聞く以前から

実はそうだと思うようにしてる事がある

それは人の寿命

近しい人が居なくなってしまうあのつらさ

それを何度か知ってしまったある頃から

病気であれ

事故であれ

事件であれ

自らそれを選んでしまった時であれ

それがまだ若かった時であれだ


あの時自分がこうしてれば

もっと早くに気付いていれば

あの時引き留めていれば

そんな想いに囚われ動けなくなる


だけど何度目かのある時ふと思った

果たして自分は何様のつもりだと

そんな大きな事を

もしかしたらなんて言いながら

自分がどうにか出来るつもりでいるのかと

そもそも出来るなら

そうなる前にやってれば良かったのだ

それを怠っておきながら

結果が見えた時にだけおこがましい事を言うのは

なんだか違うんじゃないか

と思った

自身の事もままならないクセにだ


それ以来

きっと人の寿命は最初から決まっていて

なるべくしてその時を迎えると思うようにした

当然、悲しみに動けなくなる時間はある

だけど

そこで後悔に費やす時間は

残った大切な人達のために使おうと思った

結果は見えない

だけど変わらない

それは明日かもしれないし

自分の番かもしれない

後悔に費やす時間が

次の後悔を産むかもしれない

自分は大した人間では無い

出来ない事も多い

だからせめて

出来る事に注力しようと思った

出来た事を出来なかった

あの日の後悔を繰り返さないように

8/7/2024, 12:13:56 PM

ぽつんぽつん
何かが落ちる音がする
だいぶん大きな水たまりになったそこに
心地の良いテンポで
波紋を広げながら
落ちていく

あの時あの手を取っていなかったら
今もまだ何も知らない夢見る少女でいられただろうか

ぽつんぽつん
溢れ落ちる命の音に身を任せて
私は静かに瞳を閉じた



【最初から決まってた/魔法少女】8/7

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