最初から決まってた』の作文集

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最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/7/2023, 12:38:14 PM

最初から決まってた
 
 こうなることは最初から決まっていたんだ。

 離婚届に名前を書き終えた夫がぽつりと呟いた。
 あなた、結婚届を出すときにも同じことを言っていたじゃないと返したその瞬間。私は以前にも全く同じ出来事があったことを思い出した。
 それは今の私が生まれる前の私の人生での出来事。そしてさらに前の私の人生の出来事でもあり、輪廻はみんなが思うようなシャッフル再生ではなくて、ひたすら無限に続くループ再生なのだということを私は思い出したのだった。
 例えば、夏祭りですくった金魚を死なせてしまったこと。父が叔父さんの連帯保証人になってしまったこと。母があの男と再婚してしまったこと。私があなたと結婚してしまったこと。あのとき私たちがあの子から目を離してしまったこと。
 そうしたことの全てが既に何度も繰り返されてきていて、これからも繰り返される。そしてそのことに気がつくのはいつも手遅れになってからだった。私はゆっくりと、自分の胸に深々と刺さったナイフを見下ろし、最後のため息をつく。

8/7/2023, 12:37:40 PM

最初から決まってた

貴方はいつも私の一歩前を歩いていた。
無口で感情の読み取れない貴方を、怖いと思ったこともあった。
それでも時折、後ろを軽く振り向き私の存在を確かめる。
その行為だけで、私はあなたの優しさを感じることができた。

貴方がよく喋りよく笑うようになったのは、丁度一年前くらい。
突然の変化に驚きを隠せなかったけど、それまでほとんど貴方の笑った顔なんて見たことなかったから、私は嬉しくて仕方なかった。
それまで一緒に過ごした日々も、もちろん楽しかったけれど、貴方と一緒に笑い合える日々は今まで以上に幸せを感じられた。

当たり前に続くと思っていた日常が、一瞬で崩れてしまうなんて。
仕事中に掛かってきた一本の電話。
それは彼の死を告げるものだった。

彼は先天性の難病を患っていたらしい。私にそんな話をしてくれた事は一度もなかったけど。
思えば貴方には何度も振られていた。理由はいつも曖昧で、納得がいかない私は何度も何度もアプローチをして、半ば諦めたような形で貴方は私と一緒にいてくれるようになった。

貴方に変化が訪れたタイミングで、貴方は余命宣告されていたのね。貴方は私より先に逝ってしまう事をずっと知っていたから、最初から私を遠ざけていた。それでも不器用な優しさや愛情はたくさん感じていた。最後の一年は、貴方が最後に私に残してくれた精一杯の優しさだったのね。

8/7/2023, 12:33:57 PM

最初から決まっていたんだ。
僕ではないって。
それでも、それでも、少しだけ、
期待してしまっただけ。
放課後の校庭。
そういえば
憎たらしい夕日が嫌いであったことを
忘れていた。
高校三年の夏。
僕は顔を濡らした。

淡い期待を抱いてしまうということは
もう少し努力できたということです

8/7/2023, 12:25:20 PM

「最初から決まってた」


こどものころに

こうだったらいいなあ

と、なんの気無しにつぶやいた事とか

将来こんな事をしたいなあ
と、思ったこととか

すっかり忘れて人生のヤブを切り拓いたり
傷を作って手当てに追われたり
病に倒れて自分はここまでかと思ったり
草原に出て ふわりと涼しい風に気づいたり
無我夢中で生きてきた。

しかし今になって思うと 
こうだったらいいなあ
こんな事をしたいなあ
と願ったことは手に入っている。
きっと 自分が願ったことは
将来の自分からのメッセージで
闇雲に藪の中で半泣きになっているときも
膿んでうずく膝を抱えながら震えているときも
すべてが この場所へ
遠回りのように見えても
そうではなく
意味のある道をひとつひとつ辿りながら
ゆっくりと やんわりと導かれ
私がこう言うことも
最初から決まってたんだろう。



だからこそ
どんなに今が痛くても
どんなに今が辛くても
この言葉を口にするまで
エンディングを見るまで
生きねばならない。

「すべてが最初から決まってたんだろう。」

8/7/2023, 12:21:52 PM

物語は
書かれてしまった時から
終わりが決まってて

ゲームは
始めてしまった時から
終わりが決まってて

私の人生も
生まれてしまった時から
終わりが決まってて

その全てに作り手がいて

その道中をどうするのか
きっと楽しそうに眺めてて

みんな誰かのおもちゃにすぎない。

誰もが誰かを利用してて
そんなことすら
決まってて

–最初から決まってた–

8/7/2023, 12:18:08 PM

「最初から決まってた」

私は、運命は最初から決まっている、そう思っている。
だから、なるようになる、という言葉がしっくりくる。

いやそんなものはどうにでも変えられると思う人もいるだろう。
ただ私は、その変えられると考えること自体も、
変えられたとしても、全て、
用意されたレールの範疇なのにと思う。

運が向いている時はついてるし、
そうでない時はとことんついていない。
それはもう決まった波の繰り返しだと思う。

ただしそれは、平等とは言えないと思う。
人によって大小があるように、
それもまた運命として
この世に生まれたときから、定められているのだと思う。

#25

8/7/2023, 12:14:46 PM

大丈夫だ。大丈夫だよ。
結局みーんな、末路は一緒

この世で誰もが知ってる不変




#最初から決まってた

8/7/2023, 12:10:44 PM

出会う人も、学校も、仕事も、好きになる人も、人生で起こる嬉しいことも、辛いことも、最初から決まっていたとしたら、どうだろう。

8/7/2023, 12:10:28 PM

先のことなんか分からない 
 いつどこで何があるか分からない。
 ただ一つ確かなのは、
 人間誰しも、いつかはあの世へ行くことだ。

            「最初から決まってた」

8/7/2023, 12:09:18 PM

小さな枠組みは御勘弁
         ボクらは自由な旅人さ 


       ホンモノorイツワリ
       ケイケンorカンカク


    地球に生を受けてから
         どんなときも探してた


       決められた道でなく
       決めてきた道なのだ


       何を思い何を感じて
       どう生きていくのか


       思い出すだけでいい


    この長い長い道程は
      自分自身に出会う旅なのだから



          『最初から決まってた』

8/7/2023, 12:08:19 PM

もしかしたら今の状況は最初から決まってた事なのかもしれない。
仲間が入院して目覚めないまま。
恩師は保護対象を庇い意識不明。
家族だって、絶対安全なところにいる訳じゃない。
どうするのが正解なのか、だったのか。
もう分からないんだ。
「必ず平和な世界は戻ってくる。」 貴方はそう言いましたね。
それは貴方だから言えた事だったんじゃないですか。
今の僕にはこの戦況をひっくり返せる程の力がない。
この世界を救えるほどの力を、僕は持ち合わせてないんだ。 貴方なら、もしここに立っているのが貴方だったなら、今こうはならなかったはずだ。
なんで僕なんだ、何も出来ない自分が悔しい。
救えるはずの命さえ、救えない。 守れない。
僕は無力だ。

「まだだよ。 まだ、君はまだ変われるよ。」
頭の中で誰かが呟いた。 囁かれたんじゃない、呟いたんだ。 嗚呼、そうだった。
僕は、僕らは、全部まとめて幸せに出来る、全部まとめて助けられる、そんな人になりたかったんだったね。
「まだ、僕は負けてないぞ。」
どうかそこで見守ってて欲しい。
まだ弱かった過去の僕。

8/7/2023, 12:08:15 PM

『最初から決まってた』

そんなの「別れ」に決まってる
だから君を大事にするんだよ

8/7/2023, 12:07:38 PM

産まれたらいつか死ぬなんて、決まりきっていたことなのに。
どうして涙が止まらないんだろうか。

8/7/2023, 12:00:40 PM

最初から決まってた

結果は最初から決まってたんだ
全部決まってる、俺なんかじゃどうしようもないほど
そうだ、じゃあもう全部やめてしまわないか?
だってそうだよ、どれだけ努力しても苦しんでも、
変わりっこないゴールがもうしつらえてあるんだ
何もかも無駄に思えないか
俺が何をしても変わらないんだ
それならいちばん楽な道を行こう
とことん逃げて、逃げて逃げて逃げて
「最初から決まってた」
魔法の言葉で諦めちゃえばいい
それなら納得出来るんだろう?

………。

そうやって諦められてたら
楽だったんだろうけど
相変わらず愚痴吐いて進んでる
進んでしまってる

8/7/2023, 11:57:42 AM

最初から決まってた


「あのね、うちの子、勉強がすごく得意でね、テストではいつも十位以内に入るくらいなのよ」
「うちの子はね、将来医者になるのよ」
「レールを敷いてる…?嫌だわ、私はあの子にいい暮らしをしてほしいだけよ」

 親戚が集まると、両親の周りでは大抵このような話になる。うちの子、というのは俺のことだ。

 そして、この話題の後は必ず親戚に囲まれて、真面目な顔で説教される。

「あんた、家で息苦しくないの?」
「親の敷いたレールで満足しちゃあいかんぞ。世界は広いんだ」
「最初から何もかも決まってる人生なんて、つまらないだろう」

 こうなると、俺が親に言われて医者を目指しているという前提で話は続いていく。親に逆らい、医者以外の進路を選ぶ方が評価される。

 ふざけるな、とよく思う。

 確かに、うちの親は歪んでいて、子どもは親の飾りだと思っている。それは子どもを縛ることであり、それに苦しんでいる人がいることも分かる。

 でも、俺は本当に医者になりたいんだ。
 勉強だって、好きでやってる。今通っている中高一貫校だって、親が望んだところでもあるが、自分も望んだ学校だ。俺はこのまま、医者になるために突っ走って行くんだ。

 最初から決まってた道が、俺の進みたい方向とぴったり合っていた。ただ、それだけなのに。

8/7/2023, 11:55:25 AM

わたしがタヒぬこと
母も父も
中絶を繰り返す
今まで幾度も
幾人のわたしを
あの2人は消した
そしてまた今回も
まだ15歳の
母と父は。
同じ道を選んだ

/♯最初から決まっていた

8/7/2023, 11:49:12 AM

最初から決まっていたんだよ運命というものは、

君はそう言い放ったが、私は続けた。


慌ただしく波乱に満ちた青春は

一夜限りの栄光と一夜限りの憂鬱の繰り返しだ

その荒れ狂う波は、次第に静かに穏やかな朝を迎える


もうあなたなら大丈夫だ 行けるはず

よく耐えたね

これからの運命はあなたが決めるんだ

あなたの幸福というもののために。

8/7/2023, 11:49:02 AM

最初から決まってた

私が出来損ないだったこと

#最初から決まってた

8/7/2023, 11:48:57 AM

自分の小さな動きが未来に響く

過去の小さな失敗が未来に大きく響く

バタフライ効果のような人生

逃げ道は閉ざされた今

『努力は報われる』と言う言葉があるならば

それは本当に凄い人だけだと思う
かと言ってもそれは僕基準の凄い人の話


最初から始まっていたものはなんだろうか

いつから僕の考え方はこんなに曲がっていたのだろうか

曲がり過ぎて終わりの見えない道

終着点は自分でつくろうか…
自然に来るのを待とうか…

僕の人生お先真っ暗





今日の空は闇

8/7/2023, 11:46:30 AM

カビだらけの風呂を掃除した。

何か変わるかと思い、
出来るだけ自分の精一杯の心で掃除した。

鼻の感覚が麻痺したが、スッキリできるのならそれでいいと思った。

自分が、とか、相手が、とか、関係なく、
目に入ったから掃除した。

今日は朝早くから車を走らせ、疲労もあると思ったんだけど、関係なかったみたい。

ある人からのメッセージで、「死なないから大丈夫。」と言う言葉を目にしたが、私には非常に不愉快に思い、友達でもなんでもない、ただの勧誘の人だったので、「不快です。二度と連絡して来ないでいただきたい。」と返信した。

私には全く心に響かない言葉ばかりで、ただの自己満足の言葉にしか聞こえて来なかった。

世の中確かに自己満足の世界はあるが、私と同類ではない事だけはわかったので、さようならを告げた。

最初から決めてた。とあるが、
勘違いではないでしょうか。
と問いたい。

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