『暗がりの中で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ー暗がりの中でー
俺に欠けてる秩序ってやつと
お前に欠けてるモラルってやつを
買いに行こうぜ地下のマーケットへ
明日があると信じて
明日は青空だって信じて
買いに行こうぜ地下のマーケットへ
「暗がりの中で」
暗がりと聞いて浮かぶのは、
真っ暗な闇よりも
そこに差す僅かな光
暗がりの中で____
暗がりでないと歩けない。
心の底から喋れない。
もらい泣きせずにいられない。
でも泣いて泣いて 泣いてないで、
笑おうね。
傷を抉らずにいられない。
幸せな道を選べない。
生きることも普通にできない。
でも泣いて泣いて 泣いてないで。
笑おうね。
また泣いて泣いて 泣いてないで。
笑おうね。
「暗がりの中で」
我が家では、小学校4年生まで、就寝時間が21時と決まっていた。夜は家族そろって、居間でテレビを見ていた時代の話である。
その時間になると、子供は部屋に追い返され、電気を消されて強制的に寝るしかない状況にさせられる。そんな暗い部屋で、私が密かに楽しんでいたのが、ラジオの深夜放送である。
関西以外の方には分からないかもしれないが、当時関西の深夜放送で人気だったのが、「MBSヤングタウン」という番組で、嘉門達夫や原田伸郎の話を、布団の中で笑いを噛み殺して聞いていたものだ。
ただ番組を最後まで聴く体力がないので、ラジオをつけたまま途中で寝落ちしてしまい、朝起きたら名前も知らないおじさんの、名前も知らない番組が流れてるのが常だった。
YoutubeもNetflixもアマプラもない時代。
たまにはラジオもいいかもね。
何も出来ずに終わる。
表では気取って、
羨む程に華やかで、
どうしようもなく、
擦り切れて無くなる。
本当の私は何処にも居ない。
残された文字の羅列を、
「暗がりの中で」見た。
私が吐き出す理想には、
辿り着けそうにない。
今日がまた終わる。
伸ばした指の先さえ見えない暗がりの中で
ふと思い出す話。
昔の人は、暗闇を恐れた。
今の人は、本当の暗闇さえ知らない。
人知を超えるものはたしかに存在すると知り
今ある平穏に胡座をかかずに
正しく畏れることは
実はとても大切なことではないだろうか。
暗がりの中で
ハピネス らららん ランデブー
るるるん ふわふわ ルンルン気分 らららん
るん るん るん
[暗がりの中で]
もがき苦しんでた
暗がりの中
何も見えない闇夜
僕は彷徨っている
どこへ向かえばいいのか
何を求めて進めばいいか
明確な答えがない
でも答えがなくても
僕は進むしかない
たったひとつ
その先に光る
あの光に向かって…
僕の道標として
ずっと光っている
君という光に向かって…
書く習慣を始めて、
改めて日本語の難しさと面白さを噛み締める。
「暗がり」って何?「暗闇」とはどう違うのか?いろいろと考えた。
私なりの解釈をしてみる。
「暗闇の中」では、途方に暮れて何もできない。
「暗がりの中」では、他人に隠れて、あんな事やこんな事ができる♡
この解釈、どうかな。
#暗がりの中で
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暗がりの中で…
僕は行く先を見失った…
どれくらい深い闇なのかも…
どれくらい続く道なのかも…
分からない…
もがき苦しみ…
僕は力尽きる…
そんな僕を照らしてくれる物などなく…
そんな僕を導いてくれる光もない…
『暗がりの中で』
手探りで歩く
一寸先は闇
君が居ない
それだけで
暗がりの中で
前も後ろもよくわからないくらいの暗がりの中で、ずっとさまよい続けていた。
だんだんと黒が濃くなって、気がついたときには光はどこにもなかった。
自分の手すらも見えない黒の中で境界線が曖昧になる。自分が黒の中に溶けていくようで。
あれ、私何をしていたんだっけ。
まって、私ってだれ?
私を形づけるものがわからなくなって、自分が本当に存在しているのかさえもわからなくなる。
流れ落ちたはずの涙も見えやしないから、何が本当なのかわからなくなってしまった。
それでも歩くのはやめられなかった。止まってしまったら今度こそこの黒にのまれてしまう気がして。
今日もありもしない出口と光を探してさまよっていた。
人生には
暗がりがあり
その暗がりの中で
どうすることも
できないときがある
暗がりに
自分から迷い込んだり、
暗がりに閉じ込められたり
でも心配しないで
その中で見つけた光こそ
本当の自分を生きる光
あなたらしく生きる光
だから自分を責めないで
題「暗がりの中で」
もうどれくらい
明かりのない夜を
過ごしているだろう
モニターだけが
照らす部屋は
無機質さだけが
ぼんやりと浮かんで
時々電気を点けるけれど
訳も無く怖くなって
またすぐに消してしまう
音を立てないように
声を出さないように
大声で笑わないように
大声で泣かないように
暗がりの中で
今日もまた
時が過ぎるのだけを
ただじっと待ってる
いつまで続くのか
分からない
孤立無援の毎日
助けは呼べない
もう
誰にも
また嫌いな
冬が来る
人生の早送りボタンは
何処にあるのだろう
「暗がりの中で」
暗がりの中で私は思う。
この大きな空でふわふわと飛べたのならどれだけ気が楽なことか
そう思うのはあの人を思って泣いた夜の日。
合唱フェスティバル本番
クラスで歌う最後の虹、終わった後隣の先生のクラス覗いてに「どうでした?」
って聞いたら凄く良かったって言ってくれて本当に嬉しかった 良い先生だな、
暗がりの中で声がした。
なんて言っているのかは分からない。
けど、なんとなく分かる。
あれは私の声だ。
少しだけ震えている声。
何かに怯えているということは明らかだった。
けど、私にはどうにも出来ない。
だから今日も見て見ぬ振りをした。
すべて失ってしまった。
守るべきものも、夢にまでみた未来も
穏やかだが、確かに暖かく
俺を取り巻いていた何もかもを……。
一筋の光すら届かない暗がりの中では
闇と同化し自らの体すら認識することはできない
何も視えない
何も聞こえない
手を前に伸ばしているのかわからない
歩いて、前へ進めているのかもわからない
闇の中に光はない
すべてを失った絶望の中
けど、けれども……
慈愛に満ちた笑顔
熱く輝かしい友情
色彩で彩られた風景
道標のように浮かぶ
俺の思い出は失ってはいない
それらは俺の体の内側から光を生みだし
暗がりに溶けてしまっていた俺という
どうしようもない人間の輪郭を形作ってくれる
085【暗がりの中で】2022.10.28
かけ布団の中にもぞもぞともぐり込む。これで、インスタントに暗がりが一丁あがり。冬の布団はしっかりと綿がはいって分厚いから、遮光もしっかりきく。たったこれだけのことで、気分は洞窟探検だ。
「だけど、アレのなにが面白かったのかねぇ……よくわかんないや」
と兄貴は、お猪口の日本酒をちょっとだけすすった。
「あんな暗がりの中で、ナニしてたんだっけ?」
「さぁ……オレもよく覚えてない」
わはははははは、ほろ酔い加減の兄弟ふたりで声をあわせて笑った。
「懐中電灯で、ほら、手のひらとかすかしてなかったっけ」
「あー……あったかも。なんか、いつも、電池が勿体無いって、おふくろが……」
いいさして、はっとして、写真立てのほうを向く。老いてもなお笑顔がチャーミングだった俺たちの母親が写っている。
「……いまどきだったら、布団にもぐってスマホの持ち込みかねぇ」
「ですよねー。翔太がすでにそうだわ」
「翔太、いくつだったっけ?」
「もうすぐ五歳」
「五歳かー。布団の中でのスマホ、楽しいだろうなぁ。やってみたかった」
「いますぐやったら?布団ひいてやろうか?」
「バーカ」
兄貴に頭をしばかれた。こんなのいったい何年ぶりだろう。
「明日は納骨か。おふくろ、これからずっと、暗がりの中なんだな」
「うん。さびしいな」
「懐中電灯持たせてやろうかな?」
「なにいってんの。いまはスマホの時代だよ。もうすぐ三途の川のむこうにもアンテナ立つから。いつでも通話できるぜ」
俺は酒をあおった。おろした空の猪口を、兄貴が満たしてくれた。
と、そのときだ。スマホが鳴った。俺たちは、びくっとした。よく見ると、翔太のおもちゃのスマホだった。まさかね、とふたりで顔を見合わせながら、
「もしもーし、おふくろか?」
もちろん、返事があるわけない。ほっとするような、期待ハズレだったような。
俺たちは期せずして同時に猪口をとった。それから、それぞれめいめいのやり方で、鼻の奥をツンとさせるなにかと一緒に、酒を飲みほした。
私の母は私がどんな姿になっても愛してくれると言った。今、私はとある事情で横になり、化粧もしてもらい、暗闇の中で過ごしている。あぁ、こんなにも綺麗になれるなんて、自分でも見たかったなぁ。さぁ、そろそろお披露かな。暗闇の窓が開き、少し眩しいくらいの光が差し込む。みんなが私を覗き込んでいる。その顔は涙でいっぱいだった。みんな、綺麗だね。大好きだよ。また遊ぼうね。また会おうね。元気でね。と、声をかけてくれた。こんなにも沢山の人から素敵な言葉を貰えるなんて、最高の最後だ。ただ、私は一つだけ。お母さんに聞きたいことがある。こんな姿でも。もう二度と会えなくても。私を忘れずに愛してくれますか?
解説
暗闇の中。というのは棺桶の中。みんなが最後に彼女に声をかけている。お母さんがどんな姿でも愛してくれると言ったから、最後に棺桶に入ってもう会えない彼女の姿でも愛してくれるか彼女は知りたかった。