『春爛漫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
春爛漫
レジャーシートをカバンに入れて、水筒、弁当も持った。忘れ物の確認は済んだ。
まだ楽しみはとっておきたいから、足元の花びらだけを見ていると、公園はどこも人でいっぱいだという、携帯が一回鳴った。
世界はきっとまた均衡の取れた状態になる。
冷えた身体を温めるために飲んだホットワイン。鍋で煮出したハーブの影響だろうか。頭がぼんやりして、身体が熱い。アルコールは余り残っていないと思うんだけど。
カノンは、いつもミレーヌと距離を取ろうとしてた。
ミレーヌもそれはよくわかっていて、彼がいつも淋しげに、だけど村の復興に惜しみない努力をしているのを見ていた。
野良仕事を手伝い、土壌を改善し、水質調査、水源確保、防風林や堀の設置、地盤の補強。地の精霊たちの加護といったいどうやって組み込んでいるのか分からないけれど、本来魔法はこういう使い方をするものなんだと心底感じた。
魔法は少なくとも、兵器でもないし、他国を脅かすものでもない、見せしめのために1つの村を潰すようなものでもないはずなのだ。
「傷だらけだよ…」
ミレーヌがカノンのほほに触れる。牧場作業のときの傷だろう。
少し言霊を唱えてふわりと傷を直す。ミレーヌの回復魔法は下手なのでは無かった。
掛ける相手が悪かったのだ。魔族に魔王の子、妖精にエルフ。まともに人間が居なかったのだから。
ベッドでカノンが下になり、ミレーヌがまたがっている。疲労困憊で身体は冷えているが、男からは今まで素振りをしてた熱気が残っている
「ミレーヌ、頼む離れて…」
「離れない。離れたくない…」
ミレーヌが身体を前のめりにし、ついにカノンは押し倒された形になった。
若い男の中ではいまだ活力がみなぎっている。それこそ眼の前の少女に無体をすることだって。
いやだ、そんな目でミレーヌと旅をしてきたわけじゃないんだ。ただ幼馴染で、ずっと一緒だっただけで。心配で。
「キスしよ…」
「えっ…」
「神聖な物の前での接吻は、契約なんだって。神様が見てる…」
契約ってなんの契約なんだ…。
外では土砂災害で唯一残った巨木が真冬の風に揺れている。
彼の濡れていた髪は乾きかけて治った肌は滑らかだ。その感触を感じながら、ミレーヌはそっと唇を寄せた。
柔らかい冷たい唇だった。
あまくぶどうのような香りもする。
みずみずしくて、急激に水を求める旅人のような気持ちになってカノンも彼女の唇を塞ぐ。唐突だったようで。
「んっ…」
くぐもった戸惑いの声が唇の先から聞こえる。
鼻にかかった乞われる様な声に、男の中の何かが耐えきれなくなってきた。
「ミレーヌ、警告はしたよ、それに応じなかった。いいね」
唇を離したら彼女の頬は真っ赤だった。
カノンの促しで顎をあけられ、深く優しくキスが始まる。ちゅっと吸い上げると、ミレーヌは浮かされたように恍惚とした。息が荒くなっていく。
「私と家族になって…」
「今だって家族みたいじゃん、同じ村で同じ家だし」
こういうこと、だよ。と、ミレーヌが男の手を持って自分のむねに触れさせた。
震えて、目は真っ赤になり今にも泣きそうだ。
カノンの指の感覚はやたらはっきりしていて、柔らかい乳房を否が応でも感じる。
体の奥に強いエネルギーが爆発的に増えてくる。知ってるこれ。男友達のヴィルと話した時、家族持ちのおっちゃん、酒場のおっちゃんが言ってたやつ。
「あっ…ん」
少し掴むと、弾力が返ってくる。
そうだ、ミレーヌはいつも野良作業や家事の邪魔になるからと、いつもサラシをまいていたのに、今日はどうしてこんなにふんわりと…
その意味を知って、カノンは一気に体を入れ替えた。
「きゃ」
小さな悲鳴が上がった。とっくに衣服ははだけていて、柔らかい肌が覗いている。吸い寄せられるように重ねる。
「とめれ、ないよ」
「うん、いいよ。来て、ください…」
消え失せるような優しい声に引き寄せられてまたキスをする。
触れてみたかった素肌に恐る恐る触れて、あまりの心地の良さに沸騰する思いだった。本能に突き動かされるように、身体のあちこちに口づけていく。
「ずっと、一緒にいて…。…あっ…」
「うん、ずっと一緒だ」
小さな頃水遊びしていた時は真っ平らだったのに。いつの間にか育った優しい双丘にいじらしいような愛が溢れていた。夢中で、でも壊さないように指先のすべてで包む。温かい。
流石に両膝の奥へ支配を進めると、ものすごい抵抗が感じられた。
「こわい?」
「だい、じょうぶ…」
いつの間にか涙がこぼれていた。それにカノンは怖気づかない。
柔らかい脚にキスをして、よく締まった尻を撫でる。どうしてこんなに彼女の緊張を解す手順を知っているのか。自分でも説明がつかない。
「ミレーヌ、かわいい。綺麗だ」
「えっ、だって…」
戦闘の傷跡や野良仕事の傷を気にしているのか。丸みを帯びた身体のラインが本当に神々しくて愛くるしい。好きなだけしゃぶり尽くして溶かしたいような、このまま飾って毎日眺めたいような気持ちになる。
いたわるようにそのすべてにキスをしていく。これが証明になるのならいくらでも。
「やぁ…」
ため息交じりの甘い声をもっと聞きたい。
初心者同士の2人は長い長い時間をかけてやっと1つになった。カノンも汗だくで、ミレーヌはあまりの異物感に震えている。
それでもやめると言わない…
「カノ…」
白い手が夜の世界を泳いでいた。
繋がったまま身をかがめると
「ひとりじゃないよ」
意味はわからないけど頷く。
小さく動くとまた、苦しげな声がした。
なんて温かい。ぎゅうと包まれる優しさにこれまでの世界が一転した。
膨張した熱をどうしたらいいか分かっていながら、未知が恐ろしい。それでもミレーヌの温かい心地よさは堪らないものだった。
春爛漫
春や桜には申し訳ないけど、以前は日本酒のTVコマーシャルというのがたくさんあって、細かい内容は覚えてないけど、最後に男性の声で「美酒・爛漫」と言ってシメるのがあった。
他にも「やっぱり俺は菊正宗」とか「カッパ黄桜」(なぜカッパ?)とか「酒は大関心意気」「松ちーく梅」「会津の良さは酒の良さ、花春」とか、けっこうたくさんあった。
そこから地酒ブームになって、もちろん発掘されるような地方の蔵元は全国CMなんか打たないし、美味しんぼとかの影響もあって大手蔵元のCMが減って、いつのまにか「大関○(マル)」も見かけなくなってしまった。今ではおしゃれな日本酒のCMぐらいしかないような。
最近は、お酒のコマーシャルといえばサントリーとキリンがタレントにビール飲ませて、どれも似たように「美味い」しかメッセージがない、広告代理店が思考停止したCMばかりになってしまって。
ということで、春、花、お酒、爛漫。
ちなみに「美酒爛漫」は秋田銘醸(秋田県湯沢市)
(動画で見直したら、花春は出演してる女優さんが美人)
春爛漫 日々燦々
機能に思えた機微が消えていく
様子のおかしいティーパーティー
こころ煮詰まった小石のスコーン
物足りないなら、おひとついかが
「春爛漫」
学校の桜も綺麗に咲いた
庭の小さな花も咲いた
暖かな風が頬をかすめる
今日はまさに春爛漫
𖧷春爛漫𖧷
世間はね(笑)
わたしは彼と離れた5年ほど
なにをやってたんだろうと
ふと振り返ってしまった!
もちろんそれなりに
精一杯だったんだと思うけど
時間の流れる速さ、その残酷さに
悲鳴をあげた(心の中で)
本当の意味の一歩を
進まないといけないと思えた
いつもの得意の思うだけかもだけど
記しておこう…。
美しい笑顔が咲き乱れ
新たな芽吹きに命が宿る
溢れる笑顔は花びらのようで
伸ばした手は残酷に切り裂いてゆく
震える指は生命の宿木
柔らかな春の日差しが
あなたを幸せで包みますように
_春爛漫 4.11
新小学校、
新中学校生、
新、高校生や社会人達も、せわしなく、新しい生活を始めている。
春なんだな、新年度だな、と、思う。
これから、色々な事が、人生が、待ち受けているんだよね。でも、頑張って。貴方は、一人じゃないから。
桜や春の草木がもゆる月でも、俺は何となしに、寂しさや儚さを感じる。
みんな、これからの事に不安とかあるよね。俺も同じ。それも毎年だ。
でも、季節季節の、慕情や風流とか、そういった気持ちは忘れないでいたいと思う。正月や、お盆でもね。
皆の人生に、幸あれ。
(春爛漫)
春爛漫
囀る鳥を見送りながら
風の彩りに手を伸ばす
少しだけ歩みを早めて
舞う花びらを追いかけて
まだ見ぬ君を探しに行こう
春の香りを纏いながら
目の前に広がる色とりどりのチューリップ畑。
どのチューリップも、ピンと背筋を伸ばしながら空に向かって花を咲かせている。
見ているだけで元気が貰えて、気力が湧く。
チューリップ畑の近くには桜の木が何本か立っていて、春爛漫!って感じだ。
「かーのじょっ!一人?俺と一緒に花見しなーい?」
春を堪能している途中なのに、頭が春な男がナンパしてきた。
相手にすると調子に乗るので、無視して別の場所へ移動する。
「ちっ!ノリわりぃなぁ。まっ、あんま可愛くなかったしいいや」
背後から、春男の嫌味な言葉が聞こえてきた。
言い返してやろうと振り返るが、春男はもういない。
さっきまでチューリップや桜で癒されてたのに……。
春爛漫から、春波乱になってしまった。
冬の雪深い景色も綺麗だけど
春の花が咲き誇る景色も
心が躍る
春爛漫
春爛漫
どう言う意味?
と尋ねても
誰も答える人はいない
桜の吹雪の中
私は1人寂しく
ほとりに座る
昨年はドタバタ
今年は満喫する予定!
楽しみ\(^o^)/春爛漫
暖かい空気が暖かい。
いつも歩いている枯れた草むらが、ポッポッと新芽が見え隠れしてる。
振り返ると、暖かい陽射しに包まれて手を伸ばしている。
よく見ると、福寿草が頭を出して来ている。
暖かい空気が暖かい。
脳内がピンクに染まるほどの吐息
貴方はまさに春の化身だ
#春爛漫
桜の季節に旅に出ると
様々なソメイヨシノに出会う
少しの場所の違い
標高の高さの差
早くも葉桜のもの
先の方に蕾を残す
勢いのある桜
春爛漫の時期は短い
2026年の今
知らない場所で出会えた桜
枝先にまで花びらが
満ち満ちて
重たげにさえ見えるこの桜に
両手を伸ばす
捧げるかたちで
千の巡りを経ても、春は爛漫と咲く。
それはあなたの心の欠片を知っているから。
あなたが春を咲かすから。
はじめの一歩
るーずりーふの1ページ
らんどせるの固さ
まんかいの花道
#春爛漫
春爛漫、と言われると
何かが始まる気がする。
でも本当は、
もうほとんど満たされていて
あとは静かに
こぼれていくだけなのかもしれない。
「春爛漫」
花菜咲き桜の花びら舞う土手で足元見れば菫が揺れる