『星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何を願えば届きますか。
どんな言葉ならきいてもらえますか。
あなたのいない星空の下で、
もう夜に潰されてしまいたいんです。
「バーボンをロックで」
そんな言葉が虚しく響く。
六畳一間に私は独り。
いつか言いたいの、
そう言ってた君のかわりに、孤独を背負って。
いっそ雨が降って欲しい。
君以外と見る星なんて、
ただの夜空なんだ。
飛んでいく君を
追いかけなかった私への罰が、
綺麗だと言い合った天の川で
溺れる君の夢。
生きてあなたといたい。
汚い君の字を見た途端、
もう誰もいない君の体に
透明な涙をひとしずく。
ごめんね、ごめんね、
出てきたのは唸り声だった。
闇夜で眩く、無数に花開くの黄金花。
そんな景色を背景に、君とグラスを傾ける。
私はそんな時間が、何よりも幸せなんだ。
---二作目---
願った、星に向かって。
貴方への想いが、届きますようって。
星に向かって、願った。
彼への想いが、星を伝って、届きますようにって
#星空の下で
262作目
「星空の下で」
君に電話をかけた
街明かりで星の消えた空を眺めて
コール音が耳元で鳴り響く
頬を冷たい風が撫でていった
しばらくして
君の声がした
いつも通りの優しい声
聞き入ってしまった
君の声と共に聞こえた
車の過ぎ去る音
君も今、外にいるんだね
君からは月は見えたかな
ここからじゃ 見えないや
君の見る月が
きれいだったらいいな
君と見える景色は違うだろうけど
同じ星空の下
きれいだねってもし言えたら
どれほど素敵だろうか
星空の下で
え?
お母さんの初デート?
プラネタリウムだったねえ
当時は定番だったわけ
もうすんごく
好きな人だったから
前の日の夜眠れなくてさ
そうなの
初デートなのにぃ
寝ちゃったのよぉ
ありえないって?
大丈夫なの
その人も
寝てたから
ただ今を生きる。どれだけ素晴らしい事か、、
夢を追いかけていたあの時期も
枯れるほど泣いたあの日も
全てから逃げたくなるようなあの夜も
友達だったあいつも
もう消えようとしていた自分も
今近くにある小さな小さな幸せ1つで思える
全てそれでよかったと
多くは課外活動やプラネタリウムがそのイメージを持つ気がするし、実際私も星空といえばで真っ先に思いつくのはそのどちらかだと思う。海や砂漠なんかもあるのかな、知らない世界の方が多いだろうから普通はこれ、みたいなのはわからないのだけども。
ただ私の記憶に残るのは、友人と食べ放題に行った帰り、都会なのか田舎なのかその中間地点のような、車が走り街灯が多く光る明るい街の中で、微かに存在を主張する星を見つけられた数を競ってはしゃいだ夜であって、満点の星とはかけ離れた空の下で、あの子とまた笑い合うことが出来たなら、それはとても喜ばしいことだと思った。
『星空の下で』
人間が死んだら
お星様になるんだって
善意を尽くした人の星は
美しく光輝くと信じられている
これじゃ…
【 人間性の無い薄情者】の星は
一生永久に世界に出る資格がないみたいだ。
星空の下で
「俺がどんな顔をしてるか、わかるか」
いつもいかつい顔をしている親友が背中越しに言う言葉は、怒っているように聞こえた。
「わかるか」
俺は軽くそう返す。
もともとコイツは、そういう奴だ。
相手が自分をどう思っているかを訊くことで、相手の目を通して自分を見る。
なんでそんなことをするのか尋ねたことがあるが、詳しいことは忘れた。ただ、回りくどいという感想だけが残っている。
「わかるわけねえよ。転校するから、寂しいんだろうなとは思うけど」
星空の下、親友の歪んだ顔が振り返る。
「俺だって、お前とずーっと一緒に、バカやってたかったよ」
「わかってんじゃねえか」
星空の下、年の節目には連絡を取り合おうと誓い合うのだった。
今夜は星が見えない
早く迎えに来てくれないかな
夜空を見ては思う
たまには言ってもいいよね
誰にも言えないこと
星が出た夜だけにするから
星空の下で
星空の下で
昔、他人の目を避けて夜道をよく歩いた
星空の下で1人歩くとすごく気持ちが落ち着いた
今、早朝のあまり人のいない時間を好んで歩いている
今だに考えながら歩いている他人の目の何が嫌なのかを
今、あなたは何をしていますか?
この星空の下で。
満天の星空の下で。
姿を見ることすら叶わないあなたと、
ここであなたを待つことしかできない私。
あの日のことを覚えていますか?
あの星とこの星、赤い星と、その星。
屋根の上に二人寝転がり、星と星を繋いだこと。
私たちだけの星座をかたどって、
二人して笑い合ったこと。
同じ場所に居られなくても、お願い。
同じ星空を見ていたい。
あの日繋いだ星と星のように、
私たちもまた、繋がれることを信じていたい。
「星空の下で」
張りつめた心が、破けてしまいそう。
この星空の下で悲しみを吐露して、
ずっと引きずっていた自分の物語を、瓦解させて閉じてしまおうと思う。
あるいは綴じてしまおうと。
ふたりでいれば何もいらないなんて、思ったことはなかった。
ふたりでいさえすれば、幸せだなんて思ったことも、なかった。
でも、ふたりでいることが大前提だった。
それは今も…
でも思う。
ふたりって、なんだろう?
ひとりってなんだろう?
私が私の中の鏡に君を写しているだけなら、何の意味もない。
この星空を鏡に写してもうひとつ持っていても、何にもならないように。
こんなにきれいな実物。
こんなにきれいな実物の君。
私が私のために利用出来ない本当の、本当の君だけが欲しい。
だから…
本当に君を観るために、私は私の物語を閉じる。
それもきれいだったけれど
この星空の下の、君にはとてもかなわないから。
星空の下で
拝啓、私の親友へ。
幼かった頃、初めて会った時のことを覚えていますか?
あの時は、とても綺麗な星空が広がっていました。
あれは、運命だったんだと思います。
だって、あなたが星になったのも、あの日みたいなとても綺麗な星空の日だったから。
私も、今からいきます。
貴方に会いに、星になるために。
2024/04/05 〈星空の下で〉
星空の下で君と夜を明かしたい。
2人とも何も言わずに手をつなぎながら
静寂に、大自然に包まれたい。
そのぬくもりを感じただけで私の心は幸せでいっぱいになるというのに。
あなたはそれを良しとしない。
いつかこっちを振り向いてよ。
いつまでも待ってるからさ。
星空の下で
毎日願った。
毎日欠かさず、
色んなおまじないを調べたり、
確率を求めたり、
たくさん願った。
そして今日が運命の日、
クラス発表。
結果は彼と同じクラス。
放課後彼と話した。
『良かったね同じクラスで』
多分、星空の下で二人で笑ってた。
#星空の下で
星空の下で
手を合わせて
祈り続ける
遠くはなれた地で
頑張ってるあなたに
わたしの想いが伝わるように
空は繋がっている
同じ星を見ていることを信じて
星空の下で
星空の下で
真っ暗な空を照らす幾千もの星。
人は亡くなって星になるとはよく言うものだ。
そんな考えを持つと、時に星空が残酷に見える。
でも、大きさは違えど一つ一つ輝いていて、
それが何故か羨ましくも感じる。
でも、私には死ぬような理由も勇気もないから。
生きたまま輝いていたい。
星空の下で、星のような人に。
星空の下で
眠れない夜
ベランダに出て見上げてみる
あの星はまだあるのだろうか
遥か彼方から瞬く光
数多の星に明日を願う
そんな僕です
星空の下層には
紺色のだとしますかと
赤きゅうりが植わっていて
トカレフダンゴムシも棲んでいる
空気を吸って
吐いて
上!
ごらん
あれがウジャラストラバだよ
【星空の下で】
長い別れを目前に
星空の下で指切りをする
必ずまた会うために
誓いを立てたのだ
いつかちゃんと叶うよ、とでも言うように
僕らの遥か上空で
流れ星が一筋流れた