『星座』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【星座】
星座なんて、私にはオリオン座くらいしかわからない。
そもそも近眼が酷くて、たとえ眼鏡をしていても、はっきり見えるのは明るい星だけ。
だけど星が好きだと君が言うから。
一緒に夜空を眺める。
見えないなりに目を凝らす。
「ほらあれが」と指差す君の声を聞く。
この街は空が狭くて、地上が明るすぎて、星が見えにくい。
だからと言うわけでもないけれど。
楽しそうに語る君のキラキラした顔。
それが星空よりも美しく見える。
星座
星座は88あるらしい
昔の人が
生き物や道具に見立てたものだ
昔は電気もなく
夜は果てしなく暗かった
そして
テレビやスマホもなく
ただ長くて暗い時間を過ごしていた
だから
天上で光り輝く
多くの星たちを眺めて
見立てゲームでもしていたのだろうか
秋の夜長
虫の声を聞きながら
天体観測でもしてみようか
雑誌を立ち読みする時、ついつい見てしまう星座占い。
全体運や仕事運、恋愛運、ラッキーアイテムまで見て一喜一憂。だけどその場限りの感情で、結局占いが当たっていたかなんて分からないまま。検証したことないのよね。と思いながら、テレビで今日の占いランキングをやってるとつい自分の星座が何位かチェックしてしまう。やっぱり占いは楽しい。
星座を探して空を見上げても
何もみつからない
だけど下を見たら君がいた
君は私の太陽
私は君の回りをまわってる
君の引力に魅力に
いつも惹かれている
君は地面にただごろめてる
星座
「星座みたい」
万華鏡をくるくる回しながらそう言った彼女
「なんでそう思うの?」と聞くと、
「え?だってそう見えるから まーくんには見えない?」と
万華鏡をくるくる回しながら言った
どんぐりを沢山集めて、これで机つくるんだと言ったり
ツリーの飾りで使った松ぼっくりを繋げて、汽車と言った
まあちょこっとずれているだけなのだが、周りには彼女が異端児に見えるようだった ぼくはそんな彼女が大好きだ
「ぼくにも星座が見えるよ」
ぼくがそう言うと万華鏡から目を離し、「いっしょだね」
とにこにこしながら言った やっぱり好きだなあ
「星座」
朝食の紅茶を飲みながら
テレビで星座占いを見るのが日課
山羊座と蠍座の順位をチェック
準備中の旦那に
ラッキーアイテムを叫ぶ
息子は離れているので
心の中で ″今日もがんばれっ(๑و•̀ω•́)و ″
で...
牡羊座の内容を見逃してしまう毎日...(笑)
星すら見えないこの地域
今日も沖縄で見た満点の星空を思い浮かべながら
街の灯りで消えてしまった見えない星空を視る事にしよう
青年はソファで雑誌を見ていると、当たり前のようにある星座占いに目が行った。今回は時事的な占い結果ではなく、相性占いの特集が組まれていて、つい気になった。
「そう言えば、何座だっけ?」
隣で青年に体重を預けてぼんやりとしていた恋人に声をかけると、彼女は身体を起こしながら首を傾げた。
「? 私はおひつじ座です」
「俺はしし座」
ペらりとページをめくり、しし座とおひつじ座の相性を見ていく。彼女も気になったのか、雑誌が見えるような体勢で青年に体重を預けた。
「えっとなになに? エレメントも同じで相性抜群。お互いを尊重し合い良好な関係を築けます。だって!」
その内容にお互いに目を丸くし、同じタイミングで声を出して笑ってしまった。
「正直さ。星座の相性とか関係なくて、俺は君の個人を見て好きになったんだけれど、なんか裏づけられちゃったね」
くすくすと笑いながら彼女も首を縦に振る。
「私も、あなた個人を好きになったのに背中押してもらって凄く嬉しいです!」
青年は雑誌をテーブルに置いて、彼女の腰に腕を回した。
「星座なんで実際関係ないとは思うけれどね。でも色々相性が良いというのは納得しちゃう」
青年はそう告げると、彼女の額に優しくキスを贈った。
おわり
一四二、星座
星座
ずいぶん前に
十三星座占いというものがあったが
真贋のほども分からないまま
いつの間にか忘れ去られた
今もってよく分からないが
新しい十三番目の星座が加えられた
私は胸の奥でワクワクしていた
もともと射手座なので
新しい星座に当てはまるかもと期待していたのだ
果たして十三星座占いでは
実にまさしく私の誕生日によると
十三番目の新たな星座が当てはまったのだった
ところが私のロマンチックな想像とは違い
その星座の名は
蛇使い座
であった
私が心からガッカリしたのは言うまでもない
花も恥じらううら若き乙女が
蛇使い座だと
星座は?
と聞かれたときに
別の意味で頬を赤く染め
蛇使い座だと言わなければならないのだ
私は心中穏やかではいられなかったが
流行り廃りがあるもので
ほどなくして十三星座占いは
人々の記憶から忘れ去られて行った
だというにもかかわらず
今日ここでこうして
暴露する羽目になったのだった
でき得ることならば
話題になることなく
速やかにそっと忘れてもらいたいテーマなのであった。
完
(星座。)🦜
お日様が、
沈んだ 暗い・・
夜空に🦜
(いろんな星座が
みえるよね。)🦜
・双子座、 ・サソリ座
・水瓶座 ・オリオン座
✣男性には、獅子座が、
女性には、おとめ座が、
良く似合うと思うよ。🦜
(でもね。)
「すずめ座、は
余り聞かないけど、
有るんだよ。」🦜
✣直接、すずめ座、とは
呼ば無いけど
《孔雀座。》の事なんだね。🦜
✣南極の
付近に、有って
一年中・オーストラリア
から観られる。
とっても、美しい星座だよ。🦜
✣特徴は、星座線が十字型で
首の処が一番明るいから
[ピーイコック、]
とよばれるんだよ。🦜
【名前に雀が有るし、やはり、雀座なんだよ】
雨空の星座
牡牛座 乙女座 獅子座…
そう言っても…
今夜は雨音が溢れて…
雨雲の上に星座達…
今夜の君は…
どんな想いを秘めてるの?
そこに私は住んでますか?
……
夢でのみ巡り逢う楽園の人よ…
愛しい人…
君の心に僕は住んでいますか…
楽園の人 やはぎわたる(安全地帯)
〈星座〉
「ねー星座の性格って知ってる?」
「意味?なんだそれ?」
「ふふっ、」
「私は獅子座だからね!積極的に!」
「あんたは、獅子座なんだからもうちょっと
シャキッとしなさいよ!」
「あ?」
「まぁ意味でも調べてみたら?」
「じゃ!」
「おい!、、もう、」
「えーとっ、獅子座、獅子座あっこれか!」
「えっ!好きな人には積極的?
これは、、どう言う意味だ?」
星座
大昔の羊飼いたちがつづった
星の物語が
古代ギリシャをへて
神話と結びつき
それらが現代にも引き継がれているって
人類の歴史がちゃんと繋がってるから
なのかな
失われたものも多いだろうけど
あとは星のならびが変わらないからこそ
かもね
ちなみに星座占いは好きです
当てはまらないなあと思いつつも
太陽星座と月星座
両方チェックするとわりと納得できたり
そういうのが楽しいのです
「星座」
星座占いとか、血液型占いとか。最近ではMBTI診断とか。
晴れ女、雨男とかもあるかな?
何か根拠があるのかもしれないけど、それでマウントとる人が、鬱陶しい。
人間百人いれば全て違ってて、それが一万人でも十億人でも一緒。全ての人が違う。
傾向はあるかもしれないけど、たかだか10や20に分類して語れる話じゃない。ましてや血液型なんて4だよ?分けれるわけないし、なのにそこで勝ち負けなんてあるわけないのに、一人で勝手に勝ち誇ってる。
占いに限らず、本人の努力でどうにもならない所でマウント取りたがる人って、何なんだろうね?
自分の努力でもぎ取った物がないんだろうね。人から、家族から、与えられた物でしか、自分を誇れないんだろうね。
そう思うと、なんだか可哀想になってきて。
最近ではマウントとる人がいたら、「ああ、この人私に負けてる、って思ってるから必死に優位を示したいんだな。勝ってる人は優位を示す必要もないし、そもそも下位の人を相手にしようとしないよね?可哀想~」って思ってたら、腹が立たなくなってきた。
どうせ自分が嫌いな人って、根本的な所では自分の人生に関わらないから、だったら、自分のストレスがないように考えた方が楽。
って言うか、そんな人相手にするだけ時間と気持の無駄だと思う。
世の中の悪く言われがちな分類に属してる方。
気にする必要なんてないよ。
腹立てる価値もないからね。
深い青色した布に
たくさんのキラキラを並べてみる
コレはあんなだ
アレはこんなだ
みんなと作業するのは
とても楽しい時間だった
そうして出来上がったものを
ぱぁっと広げてみたけど
どうだろう
君からはどんなふうに見えるかな
君たちのいう夜空に広げた
僕たちの想いが届き
深い暗闇のなかでも
僕たちのみている大切な
君たちの想いが
満ち足りたものでありますように
星座
私はさそり座
少し気が強いけど、みんなから好かれてるから
いいよね♪
俺は牡牛座
つえぇやつが好きだ!!
いつでも挑んで来い!
あたちたちはふたござ!
仲良しで天真爛漫なの!!
元気いっぱいはいいよね!
おひつじ座だよぉ〜
きょうも眠いねぇ、
一緒にお昼寝しちゃおっかぁ
__なんて
「星座って、どんな子なんだろ」
なんて、夜空を眺めながら思う
素敵
星座って、とっても素敵
何故かオリオン座しか見付けられないの…
----
シリウスの星のかけらの女の子と云えば…
思えばそれがきっかけだったかも
(星座)
降り注ぐ真夜中の星賢治の詩
冬の星座は聖歌のように
♯星座
「犬?」
「ちがう。」
「壺?」
「ううん。」
「……つばが異様に小さい麦わら帽子?」
「ちがうよ!」
レイチェルはジルが見せた紙一枚とにらめっこしていた。
事の発端は単純で、彼が絵を描いたというのだが、それはなんだか不安を煽るような奇怪な形をして、何を表しているのかが分からない。
数個ダメ元で尋ねてみたがやはり当たらない。
「そんなに分からないかなぁ。」
ジルは不貞腐れるようにして唇を尖らせた。
「星座を見ている気分。頼りない点同士をどうにか繋げて何かを見出そうとする感じ。」
「心外だなぁ!」
「お前の絵心そんなもんだよ。」
そうしてレイチェルはもう一度そのへんてこな一枚絵に視線を移した。
大まかな形で言えば卵型のそれ。
しかし上部分にはおぼつかない線でぐるぐると塗りつぶされており、先がやや尖った卵の中には何か滑稽な模様は加えられていた。
それを形容できる語彙をレイチェルは持ち合わせておらず、ただ『変』として片付ける以外の方法が思い付かない。
「で、結局これなに?」
「チェルだよ!」
自転車を走らせ着いた海岸で ふたり夜空をなぞって笑う
「星座」